7月10日〜7月16日に投稿したなう
羽仁進監督+今陽子トークショー シネマヴェーラ渋谷『恋の大冒険』『彼女と彼』と最近観た映画の短評
- 左幸子、岡田英次、山下菊二、長谷川明男、五十嵐まりこ、堀越節子、市田ひろみ、穂積隆信、蜷川幸雄新興団地に住む主婦が、隣接するバタ屋部落の火事をきっかけに部落の男に引き込まれていく。閉塞する団地生活になじめず境界を越えていく女を演じる左幸子、不穏な雰囲気を増幅させる武満の音楽が素晴らしい。羽仁進の問題意識が見事に結実した傑作であり、発足直後のATGで配給された。◎ベルリン映画祭特別賞・主演女優賞・国際カトリック賞受賞(シネマヴェーラHPより)主人公の主婦役左幸子さんが絶品の演技。声高に差別問題を訴えるのでなく新興団地の綺麗な日常生活、すぐ側にある被差別部落の生活を描き、そこを行き来する主人公の行動の変化をサスペンスフルに見せる。心の奥に沈んで忘れられなくなる作品となった。川島雄三監督の『しとやかな獣』と並ぶ1960年代前半の団地生活を描いた傑作と思う。脚本:清水邦夫、音楽:武満徹、撮影:長野重一、編集:土本典昭、というのもすごいなあ。『恋の大冒険』1970年監督・脚本:羽仁進共同脚本:山田宏一、渡辺武信撮影:奥村祐治、つじゆうすけ美術:和田誠音楽:いずみたく
- 出演:ピンキーとキラーズ、佐良直美、由紀さおり、前田武彦、土居まさる、大矢茂、左卜全、藤村有弘人気絶頂だったピンキーとキラーズを主演に、恋を求めて東京にやってきた少女が巻き起こす騒動を描いたミュージカル・コメディ。脚本に山田宏一と渡辺武信が参加し、ゲスト出演も超豪華! 和田誠のイラストを実写と合成するなど実験的手法が光る怪作であり、70年代テイスト満載の傑作エンターテインメント。(シネマヴェーラHPより)これは驚きました。和製ミュージカル・コメディ。洒落てて、面白くて斬新。羽仁監督、いずみたく氏、和田誠氏、キャスト、他のスタッフの今までにない映画を作りあげるのだという思いが結実しています。音楽はジャズやポップス。
予算が少なくてお金はかけていないそう。セットが作れないから上野公園の中で歌って踊ったり、東京の街中でのシーンがゲリラ撮影。上野の橋の上をカバのザブ吉(作り物)歩かせたら、本物の上野動物園のカバが逃げ出したと勘違いした人が警察に通報してしまった。警察が駆けつけた時にはザブ吉は車の中に押し込んで片付けてあったので、カバが通らなかったか?と聞かれても、見てないとシラを切ったそうです。多摩動物公園の中をザブ吉が歩くシーンがあり、トラが檻の中でソワソワしてる感じがリアルだったのですが、トラも本物のカバに見えたらしく、本当に興奮してしまった様子がカメラに収められていたのでした。今陽子さんはこの頃平均睡眠1〜2時間だったそうです。ガキンチョだった私はピンキーはカッコイイ素敵なお姉さんに見えていたのです。でも今見ると十代の陽子さんは可愛らしいです。今も若々しく声は全然変わらず、パワフルなピンキーさんでした。劇中陽子(役名)が熊倉一雄さん山田康雄さんらテアトルエコーの方達とアニメのアテレコをする場面があり、カバのキャラクターの声を作ります。トークショーでは歌も披露してくれましたがカバの声でも歌ってくれました↓羽仁監督の映画では子どもたちがとてもいきいきと活躍します。本作では子どもたちが可愛い動物が描かれたTシャツを着ているのですが、監督が和田誠さんに一晩で描いて欲しいと頼んで和田さんが徹夜で描かれたそうです。撮影後子どもたちはそのシャツをもらって大喜び。監督は僕も1枚欲しかったけど図々しいと思いとても言えなくて、もしあの時もらっていたらすごいお宝になったのになあと笑っていました。お話はまだまだたくさんあったのですが、私が書くのはこのくらいで失礼します。迷竹(まいたけ)ラーメンの怪しい社長を演じた前田武彦さん悪役演技がハマっていました。ちゃんと悪者なのに滑稽な可笑しみがあって。今年のイタリア映画祭の時フランチェスコ・ブルーニ監督、ピフ監督、エドアルト・レオ監督がトークセッションでコメディ映画を語りましたが3人とも映画は泣かせるより笑わせる方が難しいと言っていました。日本でもかつてはコメディ映画が多く作られていたのに上手く継承されていないように感じます。『恋の大冒険』は東宝映画です。DVDは出ていません。東宝はなかなか出さないらしいです。羽仁監督が交渉に行ってもあそこは事務仕事してる人ばかりで色々回されて結局話が通らないんですよと言っていました。東宝は稼いでいるのだから昔の映画のDVDも出せばいいのに。『戦旗はためく下に』も、絶対出すべき。↑クリックで私の記事そして恒例の(笑)今陽子さんにもらったサインと2ショットです先週〜今週劇場鑑賞した映画でまだ短評書いていない作品『草原の河』
幼い女の子ヤンチェン・ラモの目を通して描く
現代チベット。
若い両親と小さな娘
家族のつつましい生活から
チベット問題も見えて来る素晴らしい作品。
1本で書きたいところ。
『パーソナル・ショッパー』
オリヴィエ・アサイヤス監督の映画では
女優が輝く。
『アクトレス~女たちの舞台~』に続き
クリスティン・スチュワートが素晴らしい演技。
幽霊が出てくるホラーは
フランス映画では珍しいです。
(EUフィルムデーズで観た
アルノー&ジャン=マリー・ラリユー監督
『パティとの二十一夜』にも
幽霊出てきたけど
怖い幽霊じゃなかった。)
「カリコレ2017」
『さよなら、ぼくのモンスター』
シリアスな家庭環境の中で
ゲイなのを隠している主人公が
自分を受け入れ
映画の特殊メイキャップアーティストになる
夢の実現に踏み出すまでを繊細に描いた。
ステファン・ダン監督の自伝的作品。
「カリコレ2017」
『ウィンター・ドリーム 氷の黙示録』
『ブルーバレンタイン』
共同脚本のジョーイ・カーティスの監督作品、
配給会社が熱帯美術館なのでチョイスした。
主演のポール・シドゥは以前は
アマール・シドゥ名で活動。
インド系の人じゃないかな。
インド映画のヒーロー物と
B級SFの融合狙ったのかな?
珍品だと思う。
午後ロー映画
(テレビ東京「午後のロードショー」)
好きな人にはオススメかも。
一時期のジェリー・ブラッカイマー映画みたいな
オープニングロールから笑えてしまったんだけど。
コーエン兄弟みたいにウケ狙いで
ブラッカイマー風
やってたのかな?
シアター・イメージフォーラム
「ブラザーズ・クエイの世界」
『クエイ兄弟とレシュ・ヤンコウスキⅠ』
クエイ兄弟の名声を確立した『ストリート・オブ・クロコダイル』に続き、ポーランドの作曲家ヤンコウスキと組んだ珠玉作品。
・『ストリート・オブ・クロコダイル』(1986年/21分)
・『失われた解剖模型のリハーサル』(1988年/14分
・『捧げもの』(1989年/1分)
・『櫛(眠りの博物館から)』(1990年/17分)
・『人為的な透視図鑑、またはアナモルフォーシス(歪像)』(1991年/14分)
・『スティル・ナハト3 ーウィーンの森の物語』(1992年/4分)『21世紀のクエイ兄弟』
ロンドン科学博物館の医学コレクションを取り上げた『ファントム・ミュージアム』や、アメリカで撮影された近年の作品を上映。
・『ソングス・フォー・デッド・チルドレン』(2003年/23分)
・『ファントム・ミュージアム』(2003年/12分)
・『ワンダーウッド』(2010年/3分)
・『涙を流すレンズを通して』(2011年/31分)
・『正しい手:F.Hへの捧げもの』(2013年/25分)(イメージフォーラムHPより)
松濤美術館で開催中のクエイ兄弟回顧展「クエイ兄弟-ファントム・ミュージアム」に合わせたイメージフォーラムでの特集上映。美術展は昨年神奈川県立近代美術館葉山でやった時観に行きました。松濤美術館でやるって知らなかったし。でも葉山館好きで遠いけどよく行くからからいいんだ(苦笑)『ストリート・オブ・クロコダイル』クエイ兄弟の作品はヤン・シュヴァンクマイエル作品と雰囲気似ているものもあるけどシュヴァンクマイエルみたいに神経引っ掻いてきて疲れるということはない。7プログラムあってコンプは難しそう昨日はキネカ大森の2本立てで『ハードコア』『ナイスガイズ!』『ハードコア』は封切りで観ていて2回目だけど『ナイスガイズ!』を観たかったから。
7月公開新作映画観たい(観た)③ハートストーン/甘き人生/ハローグッバイ/十年/獣道/台湾萬歳他
7月公開新作映画鑑賞予定・鑑賞済みの映画③
7月公開鑑賞予定新作映画①←クリック
7月公開鑑賞予定新作映画②←クリック
7月14日(金)〜22日(土)
公開映画から私が観たい(観た)作品ご紹介
映画の題名クリックで作品の公式サイトへ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活
映画.COM参照)
7月15日(土)〜
イタリア映画祭2017で鑑賞済
鑑賞済
鑑賞済
PFF2016で鑑賞済
7月21日(金)〜
東京国際映画祭2016で鑑賞済
監督 マウゴジャタ・シュモフスカ
出演 ヤヌシュ・ガヨス
マヤ・オスタシェフスカ
ユシテイナ・スヴァワ
2015ベルリン国際映画祭で
銀熊賞(監督賞)受賞の
ポーランド人女性監督マウゴシュカ・シュモフスカ作品
ポーランドのアカデミー賞であるイーグル賞で
作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞を受賞
ユニークな人物描写や超自然的なエッセンスを織り交ぜ
父と娘の再生を描く。
一般公開されてよかった。
イタリア映画祭2017で鑑賞済
監督 マルコ・ベロッキオ
出演 ヴァレリオ・マスタンドレア
ベレニス・ベジョ
バルバラ・ロンキ
原題は「Fai bei sogni」
(いい夢をごらん)
イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオが、
ジャーナリストマッシモ・グラメッリーニの
ベストセラー自伝小説を映画化
1960~90年代の古都トリノと首都ローマを舞台に
ひとりの男の人生を通して激動の戦後イタリアを描く。
1969年マッシモ9歳の時、突然母親がいなくなり
父からも真実を知らされず喪失感に苛まれる。
90年代にジャーナリストとして成功したが
心の傷がいえずにいたマッシモは
苦悩を理解してくれる女医エリーザと出会う。
ベロッキオ監督作品としては今までで一番観やすかった。
大好きな名優ヴァレリオ・マスタンドレアが素晴らしい演技。
今年はイタリア映画祭で本作と「花咲く恋」(ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で
助演男優賞受賞)
そして『おとなの事情』と3本彼の出演作を観られた。
『おとなの事情』パオロ・ジェノベーゼ監督の
「The Place」に出演で撮影中。
監督 榊英雄
出演 窪塚洋介
降谷建志
市川由衣
ある女性を守るためにコンビを組むことになった
都会のアウトサイダー2人の奔走を描く
硬派なサスペンス・ドラマ
鑑賞済
監督 廣木隆一
出演 瀧内公美
光石研
高良健吾
廣木隆一監督が自身の処女小説を映画化。
震災から5年が経った福島で市役所職員として働きながら
週末は高速バスで東京に行き
デリヘル嬢をしている主人公。
廣木監督『さよなら歌舞伎町』のリベンジ?
脚本があのA大先生じゃないからいいのかも。
震災から5年後の福島をリアルに描き
キネ旬ベストテンに入って来そう
PFF2016で鑑賞済
↑
クリックで私の記事へ
監督 柴田剛
出演 ギ・あいうえおス
ヒスロム
AbRabbi-油火-
音楽を奏でるように映画を作るバンド
“ギ・あいうえおス“の制作過程をドキュメンタリーのように撮影し
フィクションとして編集した実験的ロードムービー。
アピチャッポンもびっくりな
観たら忘れられないヘンな映画。
柴田監督の大阪芸術大学時代からの友人山下敦弘監督が
「だから何?って言った者負けな不思議な映画」と。
リンチやヘルツォークなど
柴田監督の好きな要素が詰まっています。
監督 ロバート・グリーン
出演 ケイト・リン・シエル
ステファニー・コートニー
マーティ・ストーンロック
1974年TVの生放送中に拳銃自殺した
キャスター・クリスティーン・チャバックをめぐる異色ドキュメンタリー。
彼女を演じることになった女優のケイト・リン・シールが、
役作りのために事件の真相へと迫っていく姿をスリリングに捉える。
2016サンダンス国際映画祭ドキュメンタリー部門脚本賞受賞。
アップリンクで公開中早めに観る予定。
監督 内田英治
出演 伊藤沙莉、 須賀健太、 アントニー
『下衆の愛』の内田英治監督のオリジナルブラックコメディ。
ある地方都市を舞台に、
新興宗教、ネグレクト、風俗産業といった
大人たちの真っ黒な世界に翻弄されながら
生き抜いていく若者たちの姿をパワフルに描く。
アダム・トレル氏の
サードウィンドウフィルムズを応援したいので
ヤンキーは苦手ですが(^▽^;)観ます。
鑑賞済
監督 スティーヴン・カンター
出演 セルゲイ・ポルーニン
イーゴリ・ゼレンスキー
モニカ・メイソン
早熟の天才と呼ばれるバレエ界の異端児
ウクライナ出身の
セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー。
セルゲイ本人の苦悩だけでなく
天才を支える家族の過酷な状況が描かれ
思わず涙が溢れた。
私はバレエ映画、ドキュメンタリーが好きですが、
バレエに関心がない人が観ても
印象的な作品になっています。
写真家ハービー・山口
セルゲイ・ポルーニン写真展
『ビギニング・オブ・ジャーニー』
Gallery X BY PARCO行きました。
監督 グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン
出演 バルドル・エイナルソン
ブラーイル・ヒンリクソン
ディルヤゥ・ワルスドッティル
アイスランドの俊英
グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督
長編デビュー作の自伝的ラブストーリー。
自然が広がる漁村を舞台に、ふたりの少年の揺れ動く感情と、
刹那的な美しさを繊細なタッチで捉える。
タイトルは“Heart“と“Stone“を組み合わせた監督の造語で、
“温かい感情“と“厳しい環境“を意味している。
公開待っていた作品
監督 菊地健雄
出演 萩原みのり
久保田紗友
渡辺シュンスケ
もたいまさこ
渡辺真起子
『ディアーディアー』菊地健雄監督による青春ドラマ。
孤独や悩みを抱えるふたりの女子高生が、
認知症のおばあさんとの出会いを通して
成長していく姿をみずみずしく描き出す。
監督 ロバート・エガース
出演 アニヤ・テイラー=ジョイ
ラルフ・アイネソン
ケイト・ディッキー
第31回サンダンス映画祭監督賞受賞のファンタジーホラー
1630年ニューイングランドに移住したキリスト教徒の一家が
娘が魔女だという疑心暗鬼に陥り狂気に飲み込まれていく。
『吸血鬼ノスフェラトゥ』のリメイク版
監督 クォック・ジョン
ウォン・フェイパン
ジェヴォンズ・アウ
キウィ・チョウ
ン・ガーリョン
香港の10年後をテーマにした
『エキストラ』『冬のセミ』『方言』『焼身自殺者』
『地元産の卵』5編のオムニバス。
香港の未来と人々の不安をあぶり出していく。
わずか1館の上映館から口コミで広がり
香港のアカデミー賞にあたる香港金像奨最優秀作品賞受賞。
先週のアジア映画記事でも紹介した作品。
監督 酒井充子
『台湾人生』『台湾アイデンティティー』に続く、
酒井監督台湾ドキュメンタリー完結編。
“変わりゆく台湾“を描いた前2作に呼応するかのように
台湾の原風景が色濃く残る台東縣を舞台に
“変わらない台湾“の姿が尊敬の念を込めて描かれる。
海と大地に向き合い、汗を流し、
まっすぐに生きてきた人々の姿が映し出される。
前作2本観てます。本作も勿論観ます。
東京国際映画祭2016で鑑賞済み
監督 ジュン・ラナ
出演 パオロ・バレステロス
ジョエル・トーレ
グラディス・レイエス
2016東京国際映画祭コンペ部門で
最優秀男優賞と観客賞受賞のフィリピン映画。
ミスコンで優勝したトランスジェンダーのトリシャが突然死。
彼女は生前、埋葬前に幾夜も行われる儀式で
毎回異なるセレブの装いをしてほしいと語っていた。
友人達は願いをかなえるために奔走する中で
常に自分らしく、美しくあり続けたトリシャの
色鮮やかで少し変わった人生を思い起こす。
人情味豊かなエンタメLGBT作品です!
監督 マレーネ・イヨネスコ
出演 マチュー・ガニオ
アニエス・ルテステュ
ウリヤーナ・ロパートキナ
世界最古にして最高峰のバレエ団
“パリ・オペラ座“のドキュメンタリー。
356年に渡り世界中から愛されてきた
夢と伝統はどのようにして守られてきたのか。
エトワールの過酷な練習風景や舞台裏を追いかけると共に
伝統を受け継ぎ、次に伝えていく者たちの真実に迫る。
監督 ベン・ヤンガー
出演 マイルズ・テラー
アーロン・エッカート
ケイティ・セイガル
二階級制覇を果たした元チャンピオン・ボクサー、
ビニー・パジェンサの伝記ドラマ。
悲劇的な事故で首の骨を折り、
歩くことさえ無理と言われながら劇的なカムバックを果たした、
壮絶なボクシング人生を描きだす。
カリコレでロベルト・デュランの伝記映画
エドガー・ラミレス主演
『ハンズ・オブ・ストーン』もある。
監督 藤井秀剛
出演 杉山樹志、 田中大貴、 宮下純
宮沢章夫による戯曲『14歳の国』を原案に
中学生の“性“をめぐる衝撃の実話と
教育現場における教師と生徒の
シリアスな問題を描き切ったスリラー
監督 ニコラ・ブナム
出演 ジョセ・ガルシア
アンドレ・デュソリエ
カロリーヌ・ヴィニョ
真っ赤な新車でバカンスに出掛けたら
ブレーキが制御不能になってしまったコックス一家の
スリルとハプニングに満ちた爆笑ドライブ
監督 三宅唱
出演 森岡龍、 渋川清彦、 石橋静河
ユーロスペースレイトショー公開後
翌週日本映画専門チャンネルで放送
その他
イメージフォーラム
「ドゥミとヴァルダ特集」
シネマート新宿
「ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク」
など
今週劇場鑑賞した映画
彼女と彼
恋の大冒険
ナイスガイズ!
ハードコア(2回目)
ウーナ
彼女の人生は間違いじゃない
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン
プリズン・エクスペリメント
めだまろん ザ・レジデンツ・ムービー
7月17日〜7月23日に投稿したなう
ハートストーン/狂覗/めだまろん/ウーナ/ローラ/プリズン・エクスペリメント/チェレンコフ光 他
7月19日〜21日に観た映画
アイスランド映画
グズムンドゥル・アルナル・グズムンドソン監督初長編作品
田舎の漁村に住む思春期の少年少女達
家庭環境に問題を抱えた2人の少年の友情と恋と葛藤。
ソールとクリスティアンは幼馴染の親友。
2人の関係性の変化と成長が
切なくじんわり心に沁みます。
ソール(バルドル・エイナルソン)
クリスティアン(ブラーイル・ヒンリクソン)
ソールは『スタンド・バイ・ミー』の
リヴァー・フェニックスに見えるカットがよく出てきて
ドキッとしました。これは狙ってるでしょう。
↑まだチョイポッチャリな
『スタンド・バイ・ミー』のリヴァー
↑『ハートストーン』バルドル・エイナルソン
↑実際はリヴァーより今風に可愛らしい
バルドル・エイナルソンは
田舎にいそうな男の子になりきっています。
定型な!?フワフワヘア美少年にしている
ブラーイル・ヒンリクソンは
ゲイを自覚していき
叶わぬ切ない恋心のクリスティアンを
見事に演じていました。
ソールの姉2人
ガールフレンドの2人の少女、
ソールとクリスティアンの親達の描写も
良かったなあ。
『好きにならずにいられない』グンナル・ヨンソン
『ある戦争』『メン&チキン』などのデンマーク人俳優
ソーレン・マリンも出演。
これは1本で書きたい作品です。
(だけど時間がない)
ノーザンライツフェスティバル2017で観た
アイスランド映画
「スパロウズ」
突然レイキャビクから
閉鎖的な田舎で暮らさねばならなくなった
少年の葛藤。
こちらも良かったけどLBGT要素がないから
一般公開はなしかなあ。
切ない少年の心情と
アイスランドの自然の光景が
切り離せなくなる2本。
『ウーナ』
ルーニー・マーラさん主演で
ベン・メンデルソーンとリズ・アーメッド。
『ローグ・ワン』じゃん。
違うよあれはフェリシティ・ジョーンズ!
『2007年に第31回ローレンス・オリヴィエ賞(新作演劇賞)を受賞した
「ブラックバード」を映画化。
13歳の時、父娘ほど歳の離れた隣人レイと許されざる恋に落ちたウーナ。
2人は互いに愛し合っていたが、レイは少女と関係を持ったことで逮捕され、
4年間の服役の末に町から姿を消した。
一方、ウーナは大人になった現在も未だにレイのことが忘れられないまま、
行きずりの男と関係を持ち、抜け殻のような日々を送っていた。
そんなある日、レイの居場所を突き止めたウーナは、
15年ぶりにレイと再会を果たすが……。』
原作戯曲は密室劇。日本では2009年に
演出栗山民也、出演伊藤歩、内野聖陽で上演。
(映画.COMなど参照)
映画は密室劇ではないです。
これはタブーに挑戦的な映画ですが、
モラル的なことなどをごちゃごちゃ
考えてる余裕ないくらい
ルーニー・マーラの鬼気迫る演技と
ベン・メンデルソーンの本心読ませない
上手い演技に見入ってしまいました。
説明されない登場人物の心情を
観客それぞれが想像する作品。
福島の市役所で働くみゆきは
東北大震災の津波で母を失い父と仮設住宅で暮らす。
週末には高速バスで渋谷に行きデリヘル嬢をしている。
広瀬隆一監督が自身の小説を映画化。
『さよなら歌舞伎町』のリベンジかな。
震災から5年後の痛々しい福島のリアルな生活の現場と
何事もなかったような賑わいの東京・渋谷の街を行き来する。
安易な共感など寄せ付けない、
浮遊感を湛えたみゆきの生き様を瀧内公美が好演。
セルゲイ本人の苦悩だけでなく
天才を支える家族の過酷な状況が描かれ
思わず涙が溢れた。
私はバレエ映画、ドキュメンタリーが好きですが、
バレエに関心がない人が観ても
印象的な作品になっています。
本作見た方には
10月28日公開『ポリーナ、私を踊る』
オススメしたいです。
写真家ハービー・山口
セルゲイ・ポルーニン写真展
『ビギニング・オブ・ジャーニー』
Gallery X BY PARCOにて
「es エス」「エクスペリメント」でも描かれた
悪名高きスタンフォード監獄実験は
被験者として集めた18人の男子学生たちを
それぞれ9人ずつ看守役と囚人役に分けて刑務所生活を再現し
「立場」や「役割」が人に与える影響を調べた。
2週間の予定が暴力が蔓延し5日間で終了。
原作となった心理学書「ルシファー・エフェクト」
を忠実に映像化。
エズラ・ミラー、マイケル・アンガラノ、
タイ・シェリダン、ビリー・クラダップなど。
何度も映画化されてる題材だけど
緊張感のある作品になっていました。
もそうでしたが
「命令」に従っていると
普通に良識のある人間も
残忍な行為を平気でするようになる恐ろしさ。
このテーマは今後も様々な形で映画化されて欲しい。
実話の映画化でもこの2本はよくある
あのもういい加減やめてほしいラストの演出してません。
ついにザ・レジデンツの正体が
暴露される的な映画じゃないですが、
40年以上活動している彼らの先鋭的な活動の軌跡や
関係者、影響を受けた人々の証言など充実した内容。
でもレジデンツに興味ない人が
無理して見る映画ではないと思うよ。
余計な御世話か。
『アメリカン・バーニング』
って邦題ついてますが
原題「American Pastoral」
(pastoralは田園詩)
で、同名のフィリップ・ロスがピューリッツァー賞
受賞した小説が原作。
監督降板を受けて
ユアン・マクレガーが
主演と監督兼任した長編初監督作品。
1960年代のアメリカで
絵に描いたような成功と生活が
無残に崩れていく主人公の人生。
ユアン、ジェニファー・コネリー夫婦の娘が
ダコタ・ファニング。
デヴィッド・ストラザーンが作家役。
キャストの演技はしっかりしてるけど
名作である原作を頑張ってうまくまとめようとしすぎたかな。
アカデミー賞狙ったのかもしれない本作ですが。。。
ローリングストーン誌のご意見番トラさんこと
ピーター・トラヴァースの2016年ワーストテン
に選ばれちゃったりしてたなあ。
記事はここ←クリック
でもユアンのことは昔から応援してるので
ちゃんと観ましたよ。
監督業も次はがんばれユアン!
『ローラ』1961年
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
撮影:ラウル・クタール
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:アヌーク・エーメ
シングルマザーの
キャバレーの踊り子をアヌーク・エーメが
魅力的に演じています。
『ローラ』はオリジナルフィルムが焼失してしまい
本作は見つかったネガからデジタル修復したもの。
初日のトークイベントで
ゴダール「勝手にしやがれ」「女は女である」
ルネ・クレマン「太陽がいっぱい」などをパリで買い付け
50年以上映画に関わって活動している
映画評論家の秦早穂子さんのお話を聞きました。
ドゥミの映画は政治的なメッセージとは無縁そうに見えるけど
実は当時の文化相アンドレ・マルローを
目立たないように批難しているシーンがあったのだが
今回のデジタル修復版では失われていることを教えてもらいました。
製作当時の時代背景を考慮しないで
今、自分が生きているところから
感情的に作品を語ることへの危惧。
若い時には分からなかった作品のことも
時を経て観たら解るようになったりする。
そんな人生の旅とともに映画がある。
映画の観方に関して鋭く深い示唆のあるお話でした。
もうますますこんなブログをなど
どうでもよくなってるんだな。
『狂覗』アップリンク渋谷で
藤井秀剛監督と映画の原案「14歳の国」作者
宮沢章夫氏トークを聞いた。
宮沢氏が描いた、生徒が体育の授業でいない間に
こっそり教室で持ち物検査やってる教師達の
思い込み正義感の滑稽さは映画にも生きていた。
予想以上にホラー感溢れるスリリングな演出で面白かった。
eigajikou@eigajikou#狂覗 #アップリンク渋谷 藤井秀剛監督と原案「14歳の国」作者宮沢章夫氏トーク。司会担当森役の田中大貴さんがいじられたりのトークが愉快だった。宮沢氏が描いた正義と信じて生徒には秘密の持ち物検査やってる教師達の滑稽さは映画にも生き… https://t.co/TeZymhwyPW
2017年07月23日 00:18
eigajikou@eigajikou『狂覗』は「教師」の駄洒落でもあるけどデ・パルマ『ミッドナイトクロス』の原題「Blow Out」からも来てるそう。ということはアントニオーニの『欲望』(原題「Blow-Up」)まで遡って『狂覗』の映像はブロー・アップ感出して狙ったのか聞いてみたかったけど聞きそびれた。 #狂覗
2017年07月23日 03:09
藤井秀剛@fujii_shugo@eigajikou はじめまして!欲望までは想定なかったです。好きな映画ではありますがw来場、有難うございました!
2017年07月23日 09:49
藤井秀剛@fujii_shugo@eigajikou 嬉しい感想を恐縮です!もっと勉強して良い映画を作ります!
2017年07月23日 19:39
というリプライを
ツイッターで藤井監督からもらったんだよ。
『朝日が昇るまで』
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016で
長編部門グランプリを受賞。
太りすぎて引きこもり生活の主人公フェデ、
写真店の息子、妹の尻に敷かれた義弟、
さえない3アミーゴスの友情が描かれた
じんわり素敵な映画でした。
フェデ役のルカ・オルテガ(38歳)
本職は作曲家で本作の音楽も担当してますが
演技も上手かったです。
フェデの妹役マーサ・クラウディア・モレノは
本作の演技で今年のアリエル賞(メキシコ・アカデミー賞)
ベスト・マイナー・ロール(脇役)女優賞を受賞しました。
すごくキツイ性格だけど
本当はとても兄のことを心配しているのを
チョイ見せが上手くてニクかった。
義弟役のマウリシオ・イサクは
助演男優賞にノミネートされました。
この日はシネマカリテで
『朝日が昇るまで』見た後
原宿の太田記念美術館で
「大江戸クルージング」展
見て
最終日に滑り込み。
お客は7割方
外国人な感じでした。
次は新橋へ
新橋のTCC映写室には
初めて行きました。
荒島監督と『チェレンコフ光』
主演矢崎初音さん
シネマヴェーラ渋谷で
映写技術者をしてみえる
荒島晃宏さんの監督映画
新作『チェレンコフ光』と
『フィルム・フェチ』
新橋のTCC試写室で。
荒島さんはアメブロしてみえます↓
ツイッターで同郷だということがわかりました。
『チェレンコフ光』は
フィルム撮影の光の粒子を感じるファンタジックな作品。
長編小説の序章的な作品でもあり
小説を出版予定だそうです。
『フィルム・フェチ』は閉館した
老舗の浅草世界館で撮影されています。
私はこちらに来る前なので行ったことがありません。
お馴染みの方には懐かしく、
記録映像としても貴重ではないでしょうか。
出演されている谷口正晃監督もみえていました。
(実写版『時をかける少女』『シグナル 月曜日のルカ』など)
↑私の記事
斉藤 守彦@morihikosaitou荒島晃弘監督の新作「チェレンコフ光(ライト)」と「フィルム・フェチ」上映会。「フィルム・フェチ」ってもう撮影してから4年も経つんだなあ。まさに「新」と「旧」が入れ替わる狭間。フィルムとデジタルが共存した時代の記憶と記録。監督の隣の席で、ちょっとぐっと来た。嗚呼浅草世界館。
2017年07月23日 18:33
そして実は偶然荒島監督の隣で見ることになった私。
監督の隣には映画ジャーナリストの斎藤守彦さんが。
荒島監督は
昨年東京国立近代美術館フィルムセンターで開催された
(私も行きました)
『写真展 映画館. 映写技師/写真家 中馬聰の仕事』
に協力されて、トークイベントもありました。
↓全国の映画館をモノクロ写真で撮影した労作。
素晴らしいです。映画館好きな方には特にオススメです。
記録的な価値も半端でない。
映画館 中馬聰写真集 Amazon |
↑荒島監督の著書『映画館のまわし者』
映写や映画館の舞台裏について興味深い本ですよ。
映画見た後
日比谷図書文化会館へ
ネイチャーズベスト
傑作写真展
見に行ったのですが
日曜祝日は17時まで
って認識してなくて
もう、閉まっていたから
野外音楽堂のライブ
聞こえてきて
日比谷公園の噴水見ながら
しばらく黄昏ていた
日曜の夕方でありました
先週荒島監督の現在の職場
シネマヴェーラ渋谷で観た
羽仁進監督特集の記事↓
ブログ5周年のご挨拶/7月29日公開映画観たい作品一覧『ローサは密告された』『海辺の生と死』他
ブログ5周年を迎えました。
7月27日でブログ5周年になりました。
いつも読んでくださる方、
たまに覗いてくださる方、
偶然検索してく来てくださった方、
多くの方に読んでいただくことができて
今まで続けることができました。
どうもありがとうございます。
私は自分の仕事、やるべき事をしていない時間に
「映画」を映画館で観るのが好きです。
でも、美術展に行くことや
観劇、ライブも好き。
興味の向く事が多くて◯◯バカにはなれません。
私の生きがいは「生きること」です。
「映画」ではないです。(^_^;)
なぜブログをやっているのかと
考えると分からなくなってきます。
多分ブログを書くのが好きだからでしょう。
ブログ書くために映画を観ているのではなく、
映画を観るのが好きだからみているのだけど
観ている時にブログの事を意識してしまいがち。
それやをやめたい。
自由な気持ちで観たい。
ずっとそう思いながら吹っ切れなかった。
簡単に直りそうもないけど、
もっと映画を純粋に楽しみたい。
私はガン闘病してから、
時間を大切にして生きたいという意識が
とても強くなりました。
物の断捨離は40代で大分したのですが
今52になり、これからはもっと行動の断捨離をしていきたい。
まずはネットの使い方、使う時間を整理していきます。
映画1本ずつの感想記事がほとんど書けなくなっていますが
ブログは作品紹介中心で
自分にできる形で続けていくつもりです。
これからも読んでいただけたらとても嬉しいです。
今週末から公開映画の紹介記事がまだ書けていませんので
とりあえず一覧だけ載せておきます。
クリックすると作品の公式サイトへ行けます。
7月29日(土)〜
一番楽しみなのはフィリピンのブリランテ・メンドーサ監督
今週劇場鑑賞した映画
今週劇場鑑賞した映画
『ザ・ダンサー』
『バッカス・レディ』
『十年』
『天使の入江』
『5時から7時までのクレオ』
『ベンヤメンタ学院』
『丸』
『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』
カリコレ2017
『バーニー・トムソンの殺人日記』
『タンナ』
『シークレット・オブ・ハロウィン』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『ザ・ダンサー』
ダンサーロイ・フラーの人生描いた
五感で感じる素晴らしいダンス映画だった
ギャスパーが美しすぎた
7月公開鑑賞予定新作映画④ローサは密告された/海辺の生と死/静かなる情熱/ブランカとギター弾き他
7月公開鑑賞予定新作映画④
7月公開鑑賞予定新作映画①←クリック
7月公開鑑賞予定新作映画②←クリック
7月公開鑑賞予定新作映画③←クリック
7月29日(土)〜
公開映画から私が観たい作品のご紹介
映画の題名(一覧も各作品紹介の所も)を
クリックすると
作品の公式サイトへ行けます。
上映劇場などの確認にもどうぞ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活、
映画.COM、Movie Walkerを参照)
監督 ブリランテ・メンドーサ
出演 ジャクリン・ホセ
フリオ・ディアス
マリア・イサベル・ロペス
フィリピンのインディペンデント映画界を代表する
ブリランテ・メンドーサ監督が、
東南アジア最大といわれるマニラのスラム街で
懸命に生きる女性とその家族を描いたドラマ。
4人の子どもを持つローサは、
マニラのスラム街で小さなコンビニエンスストアを経営し、
地元の人々からも好かれている。
彼女と夫のネストールは家計の足しにするため少量の麻薬を扱っていたが、
そのことが警察に見つかり逮捕されてしまう。
ローサの子どもたちは腐敗した警察から両親を取り戻すべく奔走するが……。
メンドーサ監督作「サービス」にも出演した
ベテラン女優ジャクリン・ホセがローサ役を演じ、
2016年・第69回カンヌ国際映画祭で女優賞を獲得。
前回の記事にも書きましが、
今週末公開で一番観たかったのが
ブリランテ・メンドーサ監督の映画は
とても観たかったのですが
これまで観る機会があったのはオムニバス映画の中の
1作品だけでした。
オムニバス映画『アジア三面鏡 2016:リフレクションズ』
『SHINIUMA Dead Horse』
監督:ブリランテ・メンドーサ
『鳩 Pigeon』
監督:行定 勲
『Beyond The Bridge』
監督:ソト・クォーリーカー
『SHINIUMA Dead Horse』
北海道の牧場で不法滞在し働いていた
フィリピン人のマニー(ルー・ヴェローソ)は
「ばんえい競馬」のレースで当てるが、
入管の査察があり強制送還される。
故郷に帰ってみると家族はいなくなっていた。。。
ブリランテ・メンドーサ監督は00年代から、
もう一人のフィリピンを代表する
名匠ラヴ・ディアス監督とともに
ベルリン映画祭、カンヌ映画祭などで受賞を重ねてきました。
フィリピン映画は映画祭上映などが多く
私はまだ10本ほどしか観たことがないですが
昨年の東京国際映画祭では
ラヴ・ディアス監督の昨年ベルリン映画祭で銀熊賞した
489分の圧巻の作品
『痛ましき謎への子守唄』
メンドーサ監督の「SHINIUMA Dead Horse」
現在公開中のジュン・ロブレス・ラナ監督
『ダイ・ビューティフル』を観ることができました。
今年は10月にラヴ・ディアス監督が
昨年のヴェネチア映画祭金獅子賞した『立ち去った女』
公開なのでとても楽しみです。
(過去記事で書いたことありますが
ラヴ・ディアス監督昨年はベルリンで銀熊賞、
ヴェネチアで金獅子賞の快挙でした。)
『ローサは密告された』
ブリランテ・メンドーサ監督と
女優賞受賞したローサ役
ジャクリン・ホセ
監督 越川道夫
出演 満島ひかり、 永山絢斗、 井之脇海
極限まで追い詰められた夫婦の姿を描き、
小栗康平監督により映画化もされた島尾敏雄の私小説「死の棘」に、
敏雄の妻である島尾ミホの小説「海辺の生と死」や
敏雄による短編小説「島の果て」などの内容を織り交ぜ、
敏雄とミホをモデルとした男女が出会い、
2人が結ばれるまでの時間を満島ひかり主演で描く。
第2次世界大戦末期の奄美群島・加計呂麻島(かけろまじま)。
朔(さく)隊長率いる海軍特攻艇の部隊が島に駐屯することとなった。
国民学校教師であるトエは、島の子どもたちからも慕われ、
隊員たちとの酒盛りよりも島唄を習いたがる
朔という男の姿を好意をもって見つめていた。
ある日、トエは朔から「今夜9時頃浜辺に来て下さい」
と記された一通の手紙を受け取る。
その手紙にトエは胸の高鳴りを感じていた。
島尾ミホをモデルとした主人公トエ役を満島が演じる。
監督は「かぞくのくに」などでプロデューサーを務め、
「アレノ」で監督デビューを果たした越川道夫。
映画制作・配給会社スローラーナー代表の越川道夫監督。
プロデューサーとして
熊切和嘉監督『海炭市叙景』『夏の終り』や
鈴木卓爾監督『私は猫ストーカー』『ゲゲゲの女房』、
ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』等、
多くの印象的な個性派インディー映画を手がけてきました。
たむらまさき監督『ドライブイン蒲生』などでは
監督補も兼任でしたが『アレノ』で監督デビューしました。
アレノ 感想 山田真歩体当たりの濡れ場も熱演で新しい魅力発揮。
↑私の記事
満島ちゃんは『夏の終わり』でも主演。
↑私の記事
前にも紹介しましたが
「同じ時期に僕が戦時中の沖縄で生きた日本兵を演じて、
姉はその時代の奄美の女性を演じるのは先祖に
『お前たちが(当時の人の思いを)描いてくれ』と導かれている気がする」
↓琉球新報の記事より
命のかけら受け継ぐ 映画「STAR SAND」 満島真之介に聞く
『STAR SAND 星砂物語』←クリックで公式サイト
は、8月4日より公開です。
日本=オーストラッリア合作映画
監督・脚本: ロジャー・パルバース
出演:織田梨沙、満島真之介、
ブランドン・マクレランド、
三浦貴大、吉岡里帆、
寺島しのぶ、渡辺真起子、
石橋蓮司、緑魔子
主題曲:坂本龍一
監督 水本博之
「縄文号とパクール号の航海」「僕らのカヌーができるまで」
といったドキュメンタリー作品を手がける傍ら、
ストップモーションアニメの制作も行っている水本博之監督が、
95歳のシスターによる長崎の原爆証言をアニメーションで描いた意欲作。
長崎県・出津教会の95歳のシスター、橋口ハセさんが、
貧しかった子ども時代や原爆被害の救援に
駆け付けた当時の体験をカメラの前で語った。
その様子を4000枚の写真に印刷し、
長崎県大村市の人々が写真をなぞって絵を描き、
橋口さんのインタビューをアニメーションに仕上げた。
制作に関わった1000人以上の人々の手により、
1人のシスターの記憶を浮かび上がらせる。
水本監督による短編人形アニメーション
「いぬごやのぼうけん」と同時上映。
下北沢トリウッド←クリック
で公開中です。
監督 テレンス・デイヴィス
出演 シンシア・ニクソン
ジェニファー・イーリー
キース・キャラダイン
『遠い声、静かな暮し』などのイギリスの名匠
テレンス・デイヴィス監督によるドラマ。
没後に発見された1800篇近くの作品が高く評価され、
天才詩人となったエミリ・ディキンスンの謎多き半生を描く。
主演は『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズの
ミランダ役で知られるシンシア・ニクソン。
2016年ゲント映画祭でグランプリを受賞した。
これは必ず見たい作品ですが
岩波ホールがヘッド館なので
ジャック&ベティの上映待つため
観るのは大分遅れそうです。
監督・脚本・撮影・編集:岩切一空
出演:岩切一空、りりか、小池ありさ、
篠田 竜、半田美樹、不破 要、吉田憲明
大学入学後、誘われるがまま映画サークルに入った”僕”は、
部室に置いてあったカメラを借りて映像日記を撮り始める。
新しい環境の中、行く先々で”僕”の前に必ず現れる一人の女の子。
新入生?上級生?なんとなく気になってしまう彼女に、
”僕”は未完に終わった映画の続きを撮ってほしいと頼まれる。
新しい環境で次々と出会う女性に振り回される、巻き込まれ型主人公。
擬似ドキュメンタリーのような体裁をとりながらカメラを回し続ける”僕”は、
次第にまだ存在しないフィクションの一部になっていく。
POV方式で撮影されている。
岩切一空監督は1992年生まれ。
PFFアワード2016 準グランプリ&ジェムストーン賞(日活賞)
&日本映画ペンクラブ賞&観客賞(名古屋・福岡)
カナザワ映画祭 2016観客賞&出演俳優賞(りりか)受賞
新宿ケイズシネマでレイトショー公開。
ケイズシネマでレイトショー公開の作品て
後でジャック&ベティでかかる場合も
レイトショーのみでなかなか観る機会がなくて
残念なんですが気になっている作品です。
予告見てもこれじゃさっぱり分からんし(・Θ・;)
監督 ジョン・リー・ハンコック
出演 マイケル・キートン
ニック・オファーマン
ジョン・キャロル・リンチ
マイケル・キートンが、マクドナルドの創業者レイ・クロックを演じる、
実話をもとにしたドラマ。
1954年、シェイクミキサーのセールスマン、
レイ・クロックに8台もの注文が飛び込む。
注文先はマックとディックのマクドナルド兄弟が経営する
カリフォルニア州南部にあるバーガーショップ「マクドナルド」だった。
合理的なサービス、コスト削減、高品質という、
店のコンセプトに勝機を見出したクロックは兄弟を説得し、
「マクドナルド」のフランチャイズ化を展開する。
しかし、利益を追求するクロックと兄弟の関係は次第に悪化し、
クロックと兄弟は全面対決へと発展してしまう。
キートンが主人公クロックを演じるほか、
妻エセル役をローラ・ダーン、
マクドナルド兄弟役をニック・オファーマン、
ジョン・キャロル・リンチがそれぞれ演じる。
監督は「しあわせの隠れ場所」
「ウォルト・ディズニーの約束」のジョン・リー・ハンコック。
マクドナルドは食べないのですが
この映画は観ます。
監督 長谷井宏紀
出演 サイデル・ガブテロ
ピーター・ミラリ
ジョマル・ビスヨ
写真家として活躍する長谷井宏紀が
イタリア製作映画として手がけた監督デビュー作。
フィリピンを舞台に、
孤児の少女と盲目のギター弾きの旅を描いたロードムービー。
マニアのスラムに暮らす孤児のブランカは、
母親を金で買うことを思いつき、盲目のギター弾きピーターと旅に出る。
ピーターから得意な歌でお金を稼ぐことを教わったブランカは、
レストランで歌う仕事を得てお金を稼ぎ、
計画は順調に進んでいるかに思えた。
しかし、そんな彼女の身に思いもよらぬ危険が迫っていた。
長谷井の第一回長編監督作品の本作は
日本人初となるベネチア・ビエンナーレ、
ベネチア国際映画祭の出資で製作され、
第72回ベネチア国際映画祭でソッリーゾ・ディベルソ賞、
マジックランタン賞を受賞。
チラシにエミール・クストリッツァの言葉が載っています。
楽しみにしていた作品です。
監督 トム・ムーア ノラ・トゥーミー
出演 エヴァン・マクガイア
ブレンダン・グリーソン
クリステン・ムーニー
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』の
トム・ムーア監督のデビュー作にして、
アカデミー賞最優秀長編アニメ賞にノミネートされたファンタジー。
“世界で最も美しい本“と称される『ケルズの書』を題材に、
聖なる本を完成させようとする少年修道士ブレンダンの冒険を描く。
『ケルズの書』のケルト文様が万華鏡のように動き出す圧巻の映像に注目。
夏休み向けアニメ映画で観るのは
本作だけになりそう。
監督 イ・ユンギ
出演 キム・ナムギル
チョン・ウヒ
イム・ファヨン
『無頼漢 渇いた罪』や『パンドラ』などで
演技派俳優として注目を集めている
キム・ナムギルが主演するヒューマン・ファンタジー。
妻を亡くした保険外交員の男が、
ひょんなことから昏睡状態の女性の霊魂が見えるようになり、
霊魂や周囲の人々との触れ合いの中で再生していく姿を描く。
ヒロインは『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』のチョン・ウヒ。
今週本作のヘッド館である
シネマート新宿の
《ハートアンドハーツ コリアン・フィルムウィーク》で
ベテラン大女優ユン・ヨジョンが熟女娼婦の主人公
『バッカス・レディ』を見ました。
お客さんそんなに入ってなかったけど
この『ワン・デイ』は初日から
お客さん入っているとのこと。
私は余裕があったらになりそうですが。
監督・編集:リラン・バクレー
出演:松本ヒロ(コメディアン)、
山口洋子(思いやり予算を被災地の支援へ)
呉東正彦(弁護士)、前泊博盛(沖縄国際大学教授)
日本の経済が困難な状況の中で、
なぜ日本人がここまでアメリカ軍を思いやらなければならないのでしょうか?
アメリカとの条約においては
一切義務付けられていない「思いやり予算」は、
1978年から始まり、
日本人が自ら働いて支払っている税金から在日米軍へ
6兆円以上が投入されてきました。
米兵一人当たり年間1500万円という膨大な額は、
ほとんどがアメリカ軍人の贅沢な生活を支援するために使われているのです。
この映画では、一人のアメリカ人の疑問から、
「思いやり予算」の不条理さと矛盾を様々な視点から鋭く、
そしてユーモアたっぷりに日本人に問いかけていきます。
横浜シネマリン←クリックでHP
〈特集上映 戦後72年〉映画で日本の未来を考える
7/29(土)~8/25(金)
戦後72年、今年も『野火』を上映していただけませんか、
という塚本晋也監督の呼びかけからスタートした
〈特集上映 戦後72年〉、
“戦後70年も経って、今更戦後でもないでしょう”
と仰った方がおられますが、
いやいや戦後はこれからもずっと続きます。
戦後100年、戦後150年と、
日本が二度と戦争をする国にならないよう、
年に一回、終戦の夏が来る度に思いを新たにすることは大切なことです。
共謀罪法案が国会で可決されました。
日本は一体どこへ向かおうとしているのでしょうか。
この特集上映は、世界と日本の平和をテーマにした映画を上映する事で、
これから日本が向かうべき未来が見えてくるのではないかと考え、企画しました。映画を観て、ともに考えるきっかけにしていただければ幸いです。
(シネマリンHPより)
上映作品
『標的の島 風かたか』
『コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方』
『ミリキタニの猫』『ミリキタニの記憶』
『野火』
↑クリック
上映会方式で全国で上映されていますので
題名クリックしてHP見てくださいね。
パート2もあり上映会がスタートしています。
今週劇場鑑賞した映画
『ザ・ダンサー』
『バッカス・レディ』
『十年』
『天使の入江』
『5時から7時までのクレオ』
『ベンヤメンタ学院』
『丸』
『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』
カリコレ2017
『バーニー・トムソンの殺人日記』
『タンナ』
『シークレット・オブ・ハロウィン』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『デ・パルマ』
『乱暴と待機』
『吐きだめの悪魔』
『キャットファイト』
『吐きだめの悪魔』『キャットファイト』
は今日見ます。
今週は16本見て7月の累計は今日で48本。
8月中旬から9月は実家の手伝いに通うため
今焦って観ておこうと飛ばしていますが、
見逃し作品がかなり出てきそうです。(・Θ・;)
若きブライアン・シンガーが参加してる↑
とむちんのホラー大作とかは見ないのだけど、
私なりにチョイスした今日観る
カリコレ上映のエンタメ映画
今週見た映画のまとめは
月曜にUP予定です。
7月24日〜7月30日に投稿したなう
サム・シェパードが亡くなりました。悲しすぎて茫然.....
So sad that Sam Shepard passaway.
サム・シェパードが亡くなりました。
ALSにより。73歳でした。
私のインスタ、ツイッターのアイコン、
サム・シェパード&パティ・スミスです。
生きてる俳優で一番好きな人でした。
ジャンヌ・モローに続きこんな悲しいニュース
…愕然…茫然…何を書いたらいいのかわからない。
2011年
2015年
パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ (デラックス・エディション) [DVD] 4,935円 Amazon |
パティ・スミスのドキュメンタリー映画
『パティ・スミス:ドリーム・オブ・ライフ』
でもパティと演奏シーンあります。
↑ジェシカ・ラングとの
この写真も大好き
とりあえずブログも手につかなくて
サム・シェパードの最近の出演作で
劇場公開されていない映画をポチッとしてた。
疑わしき戦い [DVD] 4,104円 Amazon |
ジョン・スタインベックの「疑わしき戦い」を
ジェームズ・フランコが監督・主演で映画化。
サム・シェパードとジェームズ・フランコ
ジェフ・ニコルズ監督の
『ミッドナイト・スペシャル』
公開待っていたのだけど。
DVDスルーで残念
ミッドナイト・スペシャル ブルーレイ&DVDセット(初回仕様/2枚組) [Blu-ray] 4,309円 Amazon |
コールド・バレット 凍てついた七月 [DVD] 4,104円 Amazon |
ジョー・R・ランズデールの小説
「凍てついた七月」を映画化したクライムサスペンス。
ジム・マイクル監督。2014年
ウィリアム・サロイヤンの小説
「ヒューマン・コメディ」をもとにした
『イサカ(原題) / Ithaca』2015年
メグ・ライアンの監督デビュー作
息子の息子ジャック・クエイドが出演
これは失敗作のようで
DVDリリースもなさそうで
BLOODLINE ブラッドライン シーズン1 DVD コンプリート BOX(初回生産限定) 10,080円 Amazon |
カイル・チャンドラー
ベン・メンデルソーンなど出演
TVシリーズ
『BLOODLINE ブラッドライン』
Netflixで時間作って観ようかしら。
今年のロサンゼルス映画祭
「US フィクション・コンペティション」部門で
ワールドプレミアされたカミラ・トマーン監督
「Never Here」が
最後の映画出演作品です。
これはいつか見ることができるだろうか。
サム・シェパード出演映画については
書き出せばキリがなく。。。
私にとって思い入れがありすぎて
簡単にできることではないです。
渋い脇役くらいの認識の人もいるかもしれないですが、
彼は劇作家、作家であり、
戯曲『埋められた子供』で1979年ピューリッツァー賞受賞。
ロバート・アルトマン監督『フール・フォア・ラブ』は
彼の戯曲の映画化で主演。
ミケランジェロ・アントニオーニ『砂丘』の脚本に参加。
ヴェンダースの『パリ、テキサス』の脚本も彼。
原作となったサムの『モーテル・クロニクルズ』には
学生時代、大きな影響を受けました。
モーテル・クロニクルズ Amazon |
パリ、テキサス デジタルニューマスター版 [DVD] 4,104円 Amazon |
『モーテル・クロニクルズ』の後日談に当たる
ヴァンダース監督『アメリカ、家族のいる風景』では
サム・シェパードが脚本・主演。
アメリカ、家族のいる風景 [DVD] 5,076円 Amazon |
『パリ、テキサス』は有名な名作だから見ている人
多いと思うけど、その続きとなる
『アメリカ、家族のいる風景』はどうでしょうか。見て下さい。
『ライトスタッフ』は皆さん見てますね?
ライトスタッフ 製作30周年記念版 [Blu-ray] 2,571円 Amazon |
天国の日々 [DVD] 1,500円 Amazon |
私のブログを長く読んでくださっている方には、
耳タコ、目タコでしょうけど、
サム・シェパードの監督作品『アメリカンレガシー』は
リヴァー・フェニックスの完成した作品の遺作です。
今、アメリカンレガシーでググってみたら
私の記事がアマゾン広告の次だったわ。嬉しいなあ。
↓
↑このリヴァー映画の3本の記事は
今見ても力入ってるワ(^▽^;)
リヴァーとサム・シェパード監督
何を書いたらいいのか分からず
書き始めて
こんな記事になってしまいました。
書きたいことはいくらでもあるのだけれど。
ブラピも大好きなサム・シェパード。
私の大好きなサム・シェパード。
もういないなんて信じられない。
ヴィゴ・モーテンセンもそうだけど
マルチな才能があって
ハンサムな知性派に弱いのです。
ハスキーボイスもたまらんの。
ティム・ロスと。
ティムも大好き。
『モーテル・クロニクルズ』読んで、
自分の風来坊気質を封印しようと決めた私。
間違ってた多分。
今更仕方ないけど。
さよならサム
海辺の生と死 感想満島ひかりヌードも有の熱演で加計呂麻島舞台に作家島尾敏雄と妻ミホの出会いを描く
『海辺の生と死』
2017年製作
日本映画
横浜シネマ・ジャック&ベティで鑑賞
トエの父は津嘉山正種さん
津嘉山さんの声はホントに
渋くて素敵
予告編
冒頭映像
メイキング映像
子どもたちが
スタッフやひかりさんになついていて
可愛らしいです。
『海辺の生と死』←クリックで公式サイト
監督・脚本 越川道夫
出演 満島ひかり、 永山絢斗、 井之脇海
川瀬陽太、津嘉山正種
極限まで追い詰められた夫婦の姿を描き、
小栗康平監督により映画化もされた島尾敏雄の私小説「死の棘」に、
敏雄の妻である島尾ミホの小説「海辺の生と死」や
敏雄による短編小説「島の果て」などの内容を織り交ぜ、
敏雄とミホをモデルとした男女が出会い、
2人が結ばれるまでの時間を満島ひかり主演で描く。
第2次世界大戦末期の奄美群島・加計呂麻島(かけろまじま)。
朔(さく)隊長率いる海軍特攻艇の部隊が島に駐屯することとなった。
国民学校教師であるトエは、島の子どもたちからも慕われ、
隊員たちとの酒盛りよりも島唄を習いたがる
朔という男の姿を好意をもって見つめていた。
ある日、トエは朔から「今夜9時頃浜辺に来て下さい」
と記された一通の手紙を受け取る。
その手紙にトエは胸の高鳴りを感じていた。
島尾ミホをモデルとした主人公トエ役を満島が演じる。
監督は「かぞくのくに」などでプロデューサーを務め、
「アレノ」で監督デビューを果たした越川道夫。
(映画.COM参照)
映画制作・配給会社スローラーナー代表の越川道夫監督。
プロデューサーとして
熊切和嘉監督『海炭市叙景』『夏の終り』や
鈴木卓爾監督『私は猫ストーカー』『ゲゲゲの女房』、
ヤン・ヨンヒ監督『かぞくのくに』等、
多くの印象的な個性派インディー映画を手がけてきました。
たむらまさき監督『ドライブイン蒲生』などでは
監督補も兼任でしたが『アレノ』で監督デビューしました。
アレノ 感想 山田真歩体当たりの濡れ場も熱演で新しい魅力発揮。
↑私の記事
満島ちゃんは『夏の終わり』でも主演。
↑私の記事
昨日のレディースデイに
横浜ジャック&ベティで観ました。
満席で丸パイプ椅子の補助席での鑑賞になり
155分の長尺はキツかった。(・Θ・;)
作家島尾敏雄と妻ミホの出会い。
舞台は第二次世界大戦末期の
奄美大島の南にある奄美群島加計呂麻島。
原作になっている島尾敏雄とミホの著書は以下のとおり。
島尾ミホ著「海辺の生と死」
海辺の生と死 (中公文庫) Amazon |
島尾敏雄著「島の果て」
島の果て (集英社文庫) Amazon |
島尾敏雄著「はまべのうた ロング・ロング・アゴー」
はまべのうた・ロング・ロング・アゴウ (講談社文芸文庫) Amazon |
島尾敏雄著「島尾敏雄・ミホ 愛の往復書簡」
島尾敏雄・ミホ - 愛の往復書簡 (中公選書) Amazon |
島尾敏雄著「死の棘」
死の棘 (新潮文庫) Amazon |
島尾敏雄著/梯久美子編「妻への祈り 島尾敏雄作品集」
妻への祈り - 島尾敏雄作品集 (中公文庫) Amazon |
この映画の参考文献
「狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ」
著者梯久美子氏が脚本監修で参加しています。
この本読みたいです。
狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ Amazon |
満島ひかり熱演です。
繊細な感情表現はもとより
子どもたちとの関わる自然な姿や
日常の中の佇まいも魅力的。
唱歌や島唄を歌ったり、
夜の海辺の岩場を歩き、泳ぎ、体を張っています。
そしてヌードも披露。
越川道夫監督前作『アレノ』で山田真歩が見せた
ような大胆濡れ場は残念ながら!?ないですが。
主な出演者はプロの俳優を使っているけど
子どもらなど地元の人たちも出演しています。
全体的にはロベール・ブレッソン風狙ったのかな。
ロケは加計呂麻島だけでなく奄美各地で行い
奄美大島で撮影した部分が一番多くなったそう。
奄美の美しい自然も舞台の第二次世界大戦当時とは
変わっているのでしょうけど、
風景、セットや衣装などで戦中の時代感が伝わってきました。
特に大ベテランの録音技師菊池信之氏が担当の音響が
素晴らしかったです。奄美の自然に包まれているような
美しい音響表現に唸りました。
(菊池信之氏は69年から小川プロダクションに所属。
小川紳介監督『ニッポン国古屋敷村』(82)
『1000年刻みの日時計ー牧野村物語』(86)
佐藤真監督『阿賀に生きる』(92)などの
傑作で録音担当。
青山真治監督、佐藤真監督、黒沢清監督、諏訪敦彦監督、
アッバス・キアロスタミ監督『ライク・サムワン・イン・ラブ』
などの多くの作品や越川道夫監督のプロデュース作品に参加しています。
今年の私の日本映画暫定ベスト3に入っている
沖縄を舞台に映画を撮り続けている高嶺剛監督『変魚路』で音響担当。)
『海辺の生と死』は静かな独特の雰囲気があり
丁寧な作風が伝わってきますが、
155分の長さは(補助席だったツラさを勘案しても)
正直なところ冗漫さが否めなかったです。
素材の総尺は14時間あり、
満島ひかりさんの一番お気に入りバージョンは
はじめに作った3時間半バージョンだそうです。
私はもうこの公開バージョンで充分(すぎ)です。
満島ひかりの演技は今年の賞レースに絡んできそうです。
越川監督は浜松出身で、
シネマイーラとも縁のある方です。
数度お話を伺ったことがあります。
プロデューサーとしての苦労が実って?
映画監督としての仕事も続き
今後の作品も楽しみです。
8月26日には最新作『月子』←クリックで公式ツイッター
新宿ケイズシネマで公開です。
『海辺の生と死』の半券割引で1300円!
これはお得。半券捨てずに利用しよう。
先週と今週劇場鑑賞した映画の感想
新宿シネマカリテ特集上映
カリコレ2017を観たため
鑑賞本数が多くなり24作品になりました。
短評も書いてなくて焦ります
『ブレンダンとケルズの秘密』
『しあわせな人生の選択』
『君はひとりじゃない』
『海辺の生と死』
『ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密』
『海辺のリア』
『ザ・ダンサー』
『バッカス・レディ』
『十年』
『天使の入江』
『5時から7時までのクレオ』
『ベンヤメンタ学院』
『丸』
『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』
カリコレ2017
『バーニー・トムソンの殺人日記』
『タンナ』
『シークレット・オブ・ハロウィン』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『デ・パルマ』
『乱暴と待機』
『吐きだめの悪魔』
『キャットファイト』
新藤兼人平和映画祭主催御手洗志帆さん監督の番組テレメンタリー2017ザ・ドキュメンタリーで放送
「新藤兼人平和映画祭」
を、2012年より手弁当で開催されている
御手洗志帆さんが
広島の母校「安田女子中学・高等学校」の
原爆被害を取材した番組が
テレビ朝日系列の「テレメンタリー2017」と
BS朝日「ザ・ドキュメンタリー」で放送されます。
お知らせギリギリで情けないです。
テレビ朝日系列「テレメンタリー2017」
「追跡!原爆影響報告書 ~隠された安田高女の記録~」
東京は8月6日(日)
朝4時30分〜5時
もうすぐ放送です!早起き苦手な方は録画してくださいね!
↓系列放送局の放送時間はここでどうぞ
テレメンタリー公式サイト←クリック
被爆後の広島・長崎で、被爆者の調査を行った米・合同調査団。
近年、その報告書『原爆の医学的影響』(全6巻)がネットで公開された。
長らく極秘扱いされていた第6巻目の中に、
特筆されていた “安田高等女学校の死傷者研究”
その学校は、取材ディレクターの母校であった…
そこには一体何が書かれていたのか?
原爆により315人の生徒が命を落とした
安田高女の“知られざる悲劇”と、
隠されてきた「原爆影報告書」の謎に迫る。
(テレメンタリー公式サイトより)
BS朝日ザ・ドキュメンタリー
「原爆が奪った女学生315人の青春
~アメリカ極秘文書に隠された真実~」
8月10日(木)
夜7時〜8時54分
ザ・ドキュメンタリー公式サイト←クリック
原爆報告書に、個人名は登場しない。
数字だけで表現される被爆生徒たち。
しかし、1人1人に家族がいて、かけがいのない青春が存在していた。
戦後72年、奇跡的に生き残った方々が語る衝撃の事実と、
米軍が総力をあげて行った「合同調査団」の真の目的は何だったのか、
被爆者の資料が冷戦下にどう扱われたのか追跡取材。
隠されてきた「原爆報告書」の謎に迫る!
番組の詳しい紹介←クリック
<第六回新藤兼人平和映画祭>←クリック
新藤兼人監督の没後5年となる
今年の8/14(月)、8/15(火)の二日間
東京・池袋の新文芸坐で開催されます。
主催は御手洗志帆さん
(後援:近代映画協会)
8/14(月)
第一部『一枚のハガキ』上映終了後(12:40頃)
柄本明さん(俳優、『一枚のハガキ』出演)
第二部『狼』上映終了後(16:35頃)
崔洋一監督(映画監督)
8/15(火)
『日本のいちばん長い日』新旧二本立て上映終了後(16:10頃)
半藤一利さん(小説・随筆家/『日本のいちばん長い日』原作)
料金・前売り情報など新文芸坐のページ←クリック
これは2014年の新藤兼人映画祭に
菅原文太さんが寄せたメッセージです。
↓その「第3回新藤兼人平和映画祭」
参加した時の私の記事↓
乙羽信子主演 、滝沢修、宇野重吉他「第3回新藤兼人平和映画祭」
御手洗さん毎年お手紙くれます。
昨日はシアターイメージフォーラムで
『ローサは密告された』
アップリンク渋谷で5日(土)から公開
『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』
『リベリアの白い血』
観ました。
3作品とも作り手の強い意志、熱い魂感じる力作でした。
映画の世界に引き込まれまた。
役者がみんな上手すぎるし、
街の息遣いを肌で感じられた映画。
半端でないエネルギーが込められている。
オラファーの作品制作に注ぐ情熱と
工程を記録。
オラファーが観客に視覚実験を
してくれたりでユニークな
ドキュメンタリー映画だった。
彼が出品する
横浜トリエンナーレ行くのが
さらに楽しみに。
配給の蔦さんと監督,脚本,編集:福永壮志監督
日本人監督として初めて
インディペンデント・スピリット賞の
ジョン・カサヴェテス賞候補になった
福永監督。
リベリアで過酷なゴム農園での
労働をしていた男(内戦時には兵士だった)
家族に今よりよい生活をさせるため
NYに渡りタクシー運転手として
働く様子を描く。
一人のリベリア人労働者の男のリアルな生き様を通して
グローバル化社会の歪みが描かれた力作。
★第21回ロサンゼルス映画祭 最高賞受賞
★第65回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品
★第31回インデペンデント・スピリット・アワード
ジョン・カサヴェテス賞 日本人初のノミネート
撮影監督の村上涼氏も
NYを拠点に世界での活躍を期待された逸材でしたが
リベリアでの撮影中マラリアにかかり、2013年に
悔しくも33歳で急逝されました。
『リベリアの白い血』に着想を与えた
村上さんがリベリアのゴム農園で撮影した
ドキュメンタリー短編映画『Notes from Liberia』
も上映されました。
この短編映画のことを含め
『リベリアの白い血』記事を1本でぜひ書きたいです。
先週と今週劇場鑑賞した映画
新宿シネマカリテ特集上映
カリコレ2017を観たため
鑑賞本数が多くなりました。
短評も書いてなくて焦ります
『ブレンダンとケルズの秘密』
『しあわせな人生の選択』
『君はひとりじゃない』
『海辺の生と死』
『ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密』
『海辺のリア』
『ザ・ダンサー』
『バッカス・レディ』
『十年』
『天使の入江』
『5時から7時までのクレオ』
『ベンヤメンタ学院』
『丸』
『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』
『ローサは密告された』
『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』
『リベリアの白い血』
カリコレ2017
『バーニー・トムソンの殺人日記』
『タンナ』
『シークレット・オブ・ハロウィン』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『デ・パルマ』
『乱暴と待機』
『吐きだめの悪魔』
『キャットファイト』
早稲田松竹
セルゲイ・パラジャーノフ監督特集
『アシク・ケリブ』
『スラム砦の伝説』
金曜日に
東京・谷中のギャラリーSCAI THE BATHHOUSE
(スカイザバスハウス:銭湯だった建物を改装)
アピチャッポン・ウィーラセタクン「Memoria」
へ行きました。
《メモリア》(2017年)は、
ウィーラセタクンが母国タイを離れて制作した
初の主要プロジェクトで、一連の写真や映像によって構成。
コロンビア西部のチョコで
ドキュメンタリーを撮影するために訪れたカナダ人俳優、
コナー・ジェサップとの協働による映像作品もありました。
コロンビアで制作しても
独特のアピ時間が流れていました。
「アピチャッポン・ウィーラセタクンの監督作品音楽集
『Metaphors』(CD) の一般発売に先がけ、
個展「Memolia」最終日の8月4日(金)のみ
SCAIの展覧会場にて先行発売会をいたします。」
ってことで、しっかりゲットしてきました。
Metaphors [HEADZ219] 2,700円 Amazon |
アピチャッポンの新作映画はコロンビアを舞台に制作。
こちらも完成が楽しみ。
カリコレ上映『さよなら、ぼくのモンスター』
主演コナー・ジェサップくん、
「Memoria」
オープニングレセプションにも参加したのかな。
その後東京国立博物館のタイ展へ
帰って作っておいた夕食の
タイカレー食べて
アピチャッポン、タイ展
と、タイ尽くしの1日
谷中で撮った
猫写真
モノクロにしてみました。
東京国立博物館と月
次は今週末から公開の作品紹介
できれば今日中にUPしたいけど、
今日も
ユーロライブに『STAR SAND 星砂物語』見に行き、
その後東京藝術大学創立130周年記念特別展
藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!
に行くので時間がヤバイ
7月31日〜8月6日に投稿したなう
7月公開新作映画観たい(観た)①リベリアの白い血/夜明けの祈り/ロスト・イン・パリ/山村浩二 他
8月公開新作映画鑑賞予定・鑑賞済みの映画①
8月4日(金)〜5日(土)
公開映画から私が観たい(観た)作品のご紹介。
また遅れてしまいました。
映画の題名クリックで作品の公式サイトへ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活
映画.COM参照)
鑑賞済み
鑑賞済み
鑑賞済み
鑑賞済み
監督 福永壮志
出演 ビショップ・ブレイ
ゼノビア・テイラー
デューク・マーフィー・デニス
本作は内戦の傷痕が色濃く残るリベリアで、
政府公認の映画組合と共に制作された初めての映画である。
後半には移民の街・NYに舞台を移し、
アメリカで生きるアフリカ系移民の日常が鮮烈に描かれる。
主人公・シスコを演じるは、自身もゴム農園で働いた経験のある
リベリア人のビショップ・ブレイ。
映画初出演ながら堂々たる演技で、
リベリアとNYで揺れる男の感情を見事に体現した。
また日本でも根強い人気を誇る
元バトルスのタイヨンダイ・ブラクストンが音楽を担当し、
映画を引き立たせている。
リベリア共和国のゴム農園で働くシスコは過酷な労働の中で家族を養っていた。
仲間たちと共に労働環境の改善に立ち上がるが、状況は変わらない。
そんな時シスコは従兄弟のマーヴィンからニューヨークでの生活のことを聞き、
より良い生活のために愛する家族の元を離れ、
自由の国アメリカへ単身で渡ることを決意する。
NYのリベリア人コミュニティに身を置き、
タクシードライバーとして働き出したシスコ。
移民の現実を目の当たりにしながらも、
都会の喧噪や多種多様な人々が住むこの地に少しずつ順応していく。
しかし、元兵士のジェイコブとの予期せぬ再会により、
リベリアでの忌々しい過去がシスコに蘇ってくるのだった…。
ニューヨークを拠点に活動する福永壮志監督の長編デビュー作。
★第21回ロサンゼルス映画祭 最高賞受賞
★第65回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品
★第31回インデペンデント・スピリット・アワード
ジョン・カサヴェテス賞日本人初のノミネート。
撮影監督の村上涼氏も
NYを拠点に世界での活躍を期待された逸材でしたが
リベリアでの撮影中マラリアにかかり、2013年に
悔しくも33歳で急逝されました。
『リベリアの白い血』に着想を与えた
村上さんがリベリアのゴム農園で撮影した
ドキュメンタリー短編映画『Notes from Liberia』
も上映されました。
この短編映画のことを含め
『リベリアの白い血』記事を1本でぜひ書きたいです。
一人のリベリア人労働者の男のリアルな生き様を通して
グローバル化社会の歪みが描かれた力作です。
福永監督は2016年にカンヌ国際映画祭が実施するプログラム、
シネフォンダシオン・レジデンスに世界中から選ばれた
六人の若手監督の内の一人に選出され、長編二作目の脚本に取り組む。
アイヌをテーマにした作品だそうです。
この映画については1本で書きたいところです。
『リベリアの白い血』配給・宣伝ニコニコフィルム代表は
『祖谷物語 おくのひと』蔦哲一朗監督で福永監督トークの司会も(左)
福永壮志監督(右)
鑑賞済み
監督 ヘンリク・ルンデ
ヤコブ・イェルゲンセン
出演 オラファー・エリアソン
デンマークの現代美術家オラファー・エリアソンを
追ったドキュメンタリー。
2008年、オラファーはニューヨークのイースト川に
4つの巨大な滝
「ザ・ニューヨークシティ・ウォーターフォールズ」を制作。
55カ国の140万人が滝を鑑賞し、
75億円超の経済効果がもたらされた。
現代アートの最重要人物として注目を集めるオラファーの過去作や、
制作スタジオでの様子を捉え、その芸術論に迫る。
オラファーの創作に向ける真摯な精神性と態度、
作品の制作過程を知ることができて
とても興味深く、
彼が出品している横浜トリエンナーレに行くのが
より楽しみになった。
この作品についての記事が長くなったので、
次の次にUPする予定です。
映画で制作過程が見られるのはこちらの
NYでの大規模インスタレーション
原作・脚本・監督 ロジャー・パルバース
出演 織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、
寺島しのぶ、ダンカン・ハミルトン、
石橋蓮司、緑魔子、
渡辺真起子、吉岡里帆
大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」では助監督を務め、
「明日への遺言」では小泉堯史監督とともに共同脚本を手がけるなど、
日本映画、日本文化に造詣が深い
アメリカ人作家ロジャー・パルバースが
太平洋戦争下の沖縄を舞台に書いた小説を、
自身の脚本、初監督作品として映画化。
1945年の沖縄。戦禍から遠く離れた小さな島の洞窟で
日本人とアメリカ人、2人の脱走兵と出会った16歳の少女・洋海。
戦うことが嫌になり軍から離れた敵同士の2人と
洋海の3人の間に不思議な関係が築かれていく。
しかし、隆康の兄・一(はじめ)が洞窟を訪れたことから、
事態は大きく変わっていく。
2016年の東京。大学生の志保は、卒業論文の資料として
教授から一冊の日記を手渡される。
その日記には1945年、戦時中に沖縄の小島で暮らす
16歳の少女が見聞きした事柄が記されていた。
洋海役は本作が映画初主演となる織田梨沙。
志保役を吉岡里帆が演じる。
主題曲を監督と長年の友人関係にある坂本龍一が手がける。
監督は、米国出身で、現在はオーストラリア在住の
作家・劇作家・演出家である、ロジャー・パルバース。
日本に住み、日本を行き来した約半世紀の間、
日本の文学や映画作品に数多く接し、
文壇・映画界をはじめとする著名な文化人らとの交友を重ねてきた彼の内奥には、
さまざまな日本への想いが存在している。
この映画は、そんな彼が初めて日本語で書いた小説を原作とし、
さらに72歳にして初めてメガホンを取った「日本映画」である。
沖縄の島で日・米の戦わない逃亡兵と少女の交流を
静的にミステリー仕立てで描く。
凄いキャストの中でも
主人公織田梨沙は凛とした存在感示していました。
逃亡兵は普通はヒーローにはなれませんが
『ハクソー・リッジ』とはまた全然違う
戦わない兵士の勇気を描いています。
この映画については次に1本でUPの予定。
監督 アンヌ・フォンテーヌ
出演 ルー・ドゥ・ラージュ
アガタ・ブゼク
アガタ・クレシャ、ヴァンサン・マケ―ニュ
1945年12月のポーランド。
赤十字で医療活動を行う若きフランス人医師マチルドのもとに、
悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。
修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、
ソ連兵の蛮行によって身ごもり、
信仰と現実の狭間で苦しむ7人の修道女だった。
そこにある命を救う使命感に駆られたマチルドは、
幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、
孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく……。
『ボヴァリー夫人とパン屋』のアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作は、
第二次世界大戦末期の悲劇的な事件によって
心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した、
医師マドレーヌ・ポーリアックの実話の映画化。
自らの危険を顧みず、無償の人道支援に身を投じたヒロインの勇気ある行動は、
世界中に不寛容の風潮が広まる現代において崇高なる感動を呼び起こす。
セザール賞で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞にノミネートされた話題作。
(フランス映画祭公式サイトより)
フランス映画祭2017でエールフランス観客賞。
アンヌ・フォンテーヌ監督と主演ルー・ドゥ・ラージュが来日
私は事情があって参加できずに残念でした。
ルー・ドゥ・ラージュは1990年生まれ。
私はジュリエット・ビノシュと共演した
ピエロ・メッシーナ監督『待つ女たち』(2015年)
(イタリア映画祭2016で鑑賞)が印象的です。
若手のホープです。
公開を楽しみにしていました。
近日中に鑑賞予定です。
2015年ヴェネチア映画祭
『待つ女たち』ピエロ・メッシーナ監督
ジュリエット・ビノシュ、ルー・ドゥ・ラージュ
『待つ女たち』ではロングヘアだった
ルー・ドゥ・ラージュですが
この時のショートヘアとても似合っています。
監督 ドミニク・アベル フィオナ・ゴードン
出演 フィオナ・ゴードン、 ドミニク・アベル、
エマニュエル・リヴァ
『アイスバーグ!』『ルンバ!』で知られる
ベルギーの道化師夫婦ドミニク・アベルとフィオナ・ゴードンの
製作・監督・脚本・主演による、夏のパリを舞台にしたコメディ映画。
雪深いカナダの小さな村で味気ない毎日を送っている
図書館司書のフィオナのもとに、
パリに住むおばのマーサから手紙が届いた。
フィオナに助けを求めるマーサのために、
臆病者のフィオナは勇気をふり絞ってパリへと旅に出る。
しかし、アパートにマーサの姿はなく、
セーヌ川に落ちたフィオナは所持品を全部なくしてしまうという大ピンチに。
さらに謎の男ドムにもしつこくつきまとわれる始末。
フィオナの前途多難なマーサ探しの冒険の旅がスタートする。
フィオナ役をゴードン、ドム役をアベルがそれぞれ演じ、
2017年1月に89歳で亡くなったフランスの名優エマニュエル・リヴァが、
おばマーサ役でコメディエンヌぶりを披露している。
ピエール・リシャールとエマニュエル・リヴァ
彼女の出演作品はまだポスプロ中の「Alma」
もあります。
『ロスト・イン・パリ』は
これも楽しみにしていた作品で明日観ます。
『頭山』でアカデミー賞アニメーション部門にノミネートされ、
映画芸術科学アカデミー会員としても活躍するアニメーション作家、
山村浩二による短編オムニバス。
『サティの「パラード」』『怪物学抄』を含む全9本を上映する。
ヘンデル、エリック・サティ、古事記、俵屋宗達などを題材に、
時空とジャンルが交錯する新たな映像世界が展開する。
山村浩二監督は
アニメーション作家、絵本作家、
イラストレーター、作詞家でもあり、
私はアニメのDVDの他、
絵本も好きでもたくさん持っています。
10年以上前、娘と名古屋シネマテークでの
ティーチインに浜松から参加しましたが、
若者から熱心な質問がたくさん出ていました。
こちらもとても楽しみ。
明日観ます。
監督 イェスパ・W・ネルスン
出演 ラース・ミケルセン
ソフィー・グローベール
ハーラル・カイサー・ヘアマン
コペンハーゲンの養護施設で起きた実話をもとに、
自分たちの手で未来を切りひらこうとする幼い兄弟の絆を描き、
デンマーク・アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門に輝いたヒューマンドラマ。
1967年。労働者階級の家庭に生まれた13歳の兄エリックと10歳の弟エルマーは、
病気の母親から引き離されて養護施設に預けられる。
そこでは、しつけとは名ばかりの体罰が横行していた。
さらにエリックたちは新しい環境になじめず、
上級生たちによるイジメの標的になってしまう。
そんな過酷な日常から抜け出すべく、
兄弟は施設からの逃亡を図る。
ラース・フォン・トリアー率いる製作会社
ツェントローパの俊英イェスパ・W・ネルスンが監督。
早く観たいのだけど来週以降になりそう。
以下の2本は余裕があったらかな。。。
監督 アキヴァ・シェイファー ヨーマ・タコンヌ
出演 アンディ・サムバーグ、
ヨーマ・タコンヌ、
アキヴァ・シェイファー
『40歳の童貞男』のジャド・アパトーが製作を担当した
爆笑音楽コメディ。
お笑いユニット“ザ・ロンリー・アイランド“が監督、出演などを務め、
人気絶頂のソロシンガーが調子に乗り過ぎて大ピンチに陥っていくさまを、
音楽ドキュメンタリーのパロディを盛り込みながら描く。
エマ・ストーン、リンゴ・スターなど超豪華なゲスト出演者も見もの。
監督 アテム・クライチェ
出演 クララ・ラゴ
アレックス・ゴンザレス
ベレン・エルダ
『ヒドゥン・フェイス』の脚本家アテム・クライチェが長編初監督を務め、
大ヒットドラマ『ナルコス』の製作チームが結集した近未来アクション。
汚染により死にゆく地球の代わりを見つけるため恒星間飛行の旅に出たヒロインと、
彼女が出会うエンジニアの青年の宿命を描く。
クララ・ラゴ、アレックス・ゴンザレスといった若手実力派キャストが出演。
スペイン=コロンビア合作映画。
予告映像一応貼りましたが
予告編やあらすじなどの前情報なしに
見るのが良いらしいですよ。
★今週劇場鑑賞した映画
早稲田松竹クラシックス
ルキーノ・ヴィスコンティ特集
『若者のすべて』デジタル完全修復版
『家族の肖像』デジタル完全修復版
2本とも観ていて、
『若者のすべて』はこのデジタル完全修復版も観ましたが、
『家族の肖像』のデジタル完全修復版を観ていなかったので
2本立てに行きました。
カリコレ
『すばらしき映画音楽たち』
『すばらしき映画音楽たち』
マット・シュレイダー監督
wowowでジャパンプレミア放送があったのですが、
カリコレで劇場公開。
映画音楽好きなら
音響がいい
劇場鑑賞おすすめですよ。
まあ、内容的には
「すばらしきハリウッド映画音楽」
ですが、映画音楽の舞台裏や
作曲家たちのインタビュー満載で面白いです。
グザヴィエ・ドランも私も(笑)
楽しみにしている
「Call Me by Your name」
ルカ・グァダニーノ監督
「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム」
8月公開鑑賞予定新作映画②海の彼方/コスタリカの奇跡/少女ファニーの運命の旅/チャルカ 他
8月公開鑑賞予定新作映画②
8月公開鑑賞予定新作映画①←クリック
8月11日(金)〜12日(土)
公開映画から私が観たい作品のご紹介
映画の題名(一覧も各作品紹介の所も)を
クリックすると
作品の公式サイトへ行けます。
上映劇場などの確認にもどうぞ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活、
映画.COMを参照)
1本ずつの記事の下書きが用意してあり、
仕上げてUPしたいのですが、
14日から実家の手伝いに行くため
パソコンが使えないので、
手間の掛かる新作紹介記事を
パソコン使えるうちに作って
UPしていきますね。
8月11日(金)〜12日(土)
今週は第二次世界大戦中
ナチスドイツ支配下が舞台の作品が2本あります。
監督 黄インイク
沖縄・石垣島に移り住んだ台湾移民たちをテーマにしたドキュメンタリー。
1930年代、日本統治時代に石垣島へと移住した台湾移民。
その中に、玉木家の人々もいた。
パイナップル栽培、水牛耕作という技術革新を日本へもたらした台湾移民は、
日本の敗戦によりアメリカの統治下となった沖縄で、
1972年の返還まで台湾人とも日本人とも認められない無国籍になってしまった。
台湾から最も近い「本土」だった八重山諸島(石垣島を含む10の島々)で、
88歳になる玉木玉代おばあは、100人を超す大家族に囲まれていた。
そして米寿を迎えたおばあは娘や孫たちに連れられて
長年の願いだった台湾への里帰りを果たす。
しかし、70年の歳月がもたらした時代の変化は予想以上に大きく…。
ある台湾移民一家の3世代にわたる人生に光を当てることで、
複雑な経緯を歩んできた東アジアの歴史を越え、
記憶の軌跡と共に人生最後の旅を辿る。
歴史に翻弄されながらも生き抜いてきた玉木家の「家族愛」にも迫り、
観る者に忘れていたものを思い出させてくれる。
黄インイク監督によるドキュメンタリープロジェクト
“狂山之海(くるいやまのうみ)“のシリーズ第1弾。
必ず観たいのですが、
横浜ジャック&ベティでの公開を待つので
遅くなりそう。
監督 マシュー・エディー
マイケル・ドレリング
出演 ホセ・フィゲーレス・フェレール、
オスカル・アリアス・サンチェス、
ルイス・ギジェルモ・ソリス
1948年に軍隊を廃止。軍事予算を社会福祉に充て、
国民の幸福度を最大化する道を選んだ
コスタリカの奇跡に迫ったドキュメンタリー
世界には軍隊なしで国の平和を保ってきた国々がある。
そんな数少ない国の一つで、
1948年に常備軍を解体した国がコスタリカだ。
コスタリカは軍事予算をゼロにしたことで、
無料の教育、無料の医療を実現し、
環境のために国家予算を振り分けてきた。
その結果、地球の健全性や人々の幸福度、
そして健康を図る指標「地球幸福度指数(HPI)」
2016の世界ランキングにおいて140ヶ国中で
世界一に輝いているのがコスタリカである。
またラテンアメリカで最も安全とされている国でもある。
『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』は、
1948年から1949年にかけて行われた軍隊廃止の流れを追いながら、
コスタリカが教育、医療、環境に
どのように投資して行ったのかを詳しく説明する。
アメリカでは公的債務、医療、そして軍事費が
日増しに増大していっていることとは対照的だ。
この映画は軍隊廃止を宣言したホセ・フィゲーレス・フェレールや、
ノーベル平和賞を受賞したオスカル・アリアス・サンチェスなどの元大統領や、
ジャーナリストや学者などが登場する。
世界がモデルにすべき中米コスタリカの
壮大で意欲的な国家建設プロジェクトが今明らかになる。
土曜日初日に渋谷アップリンクで観ます。
監督 ローラ・ドワイヨン
出演 レオニー・スーショー、
ファンティーヌ・アルドゥアン、
ジュリアーヌ・ルプロー
ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、
子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の
実話を映画化したヒューマンドラマ。
1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、
フランスも支配下に置かれた。
13歳のユダヤ人の少女ファニーは、
幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、
密告者によって存在が暴かれてしまい、別の施設に移動することに。
しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりのため、
移動中に引率者とはぐれてしまう。
見知らぬ駅に取り残された9人の子どもたちは、
ファニーをリーダー役に、
一路スイスを目指して子どもたちだけで移動を開始するが……。
実在の女性ファニー・ベン=アミの自伝を原作に、
フランスの名匠ジャック・ドワイヨンを父に持つ
ローラ・ドワイヨン監督が手がけた。
ローラ監督の母は映画編集者ノエル・ボワソン。
ジャック・ドワイヨン監督とジェーン・バーキンの娘
ルー・ドワイヨンは母親違いの妹です。
ローラ監督のパートナーは
セドリック・クラピッシュ監督。
この映画は月曜日に観ます。
ローラ・ドワイヨン監督とルー・ドワイヨン
セドリック・クラピッシュ監督と
ローラ・ドワイヨン監督
監督 島田恵
人類が直面している「核のゴミ処分」の
問題に切り込んだドキュメンタリー。
2013年のデビュー作「福島 六ヶ所 未来への伝言」で
注目された島田恵監督が手がけ、
約10万年以上も毒性が消えないという
放射性廃棄物の処理問題について考察。
高レベル放射性廃棄物の地層処分研究施設がある
北海道幌延町の隣町で酪農を営む久世薫嗣さん一家を中心に、
もう1つの研究施設がある岐阜県東濃地方、
フィンランドで建設中の世界初となる地下処分施設、
原子力大国フランスの処分計画地などを取材したほか、
新しいエネルギーや生き方にも言及し、
人類の未来を問いかける。
この映画は新宿ケイズシネマ、
横浜シネマリンで一般公開の他
上映会での上映も各地で行われています。
蒲郡での上映会が27日にあるので行く予定です。
監督 ショーン・エリス
出演 キリアン・マーフィー、
ジェイミー・ドーナン、
シャルロット・ルボン
ヒトラー、ヒムラーに次ぐ、
ナチス第3の男ラインハルト・ハイドリヒの暗殺を、
史実をもとに描いたサスペンス。
第2次世界大戦直下、占拠地域をヨーロッパのほぼ全土に広げていたナチスで、
ヒトラーの後継者と呼ばれたナチス高官ラインハルト・ハイドリヒは、
ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた。
ハイドリヒ暗殺計画を企てたイギリス政府とチェコスロバキア亡命政府は、
ヨゼフ、ヤンら7人の暗殺部隊をパラシュートによってチェコ領内に送り込む。
プラハの反ナチス組織や家族との接触など計画は進み、
不可能に思われた暗殺のミッションは成功。
しかし、ハイドリヒへの襲撃に憤慨したナチスは、
常軌を逸した報復を展開する。
イメージフォーラムで予告を10回以上観てます。(^o^;)
正直なところ不純な動機ですみません(^▽^;)
キリアン・マーフィー目当てで見ます。
監督 ジョン・ワッツ
出演 トム・ホランド、
マイケル・キートン、
ジョン・ファヴロー
ロバート・ダウニーJr.
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場し、
“マーベル・シネマティック・ユニバース“に加わった
スパイダーマンの新シリーズ。
トム・ホランドが主演を務め、ヒーロー気取りの少年が、
アイアンマンの導きにより真のヒーローへと成長していく姿が描かれる。
アメコミ映画は原則卒業してるのですが、
ジョン・ワッツ監督の前作『COP CAR/コップ・カー』
がとても面白かったので
観る予定でいます。
以下は「8月公開新作映画私が観たい(観た)」
作品今週以降公開作品一覧です。
題名をクリックで公式サイトへ。
内容紹介は③以降になります。
8月19日(土)〜
8月25日(金)〜
『わさび』『春なれや』『此の岸のこと』
鑑賞済み
★今週劇場鑑賞した映画
早稲田松竹クラシックス
ルキーノ・ヴィスコンティ特集
『若者のすべて』デジタル完全修復版
『家族の肖像』デジタル完全修復版
2本とも観ていて
『若者のすべて』はこのデジタル完全修復版も観ましたが、
『家族の肖像』デジタル完全修復版観ていなかったので
2本立てに行きました。
カリコレ
『すばらしき映画音楽たち』
『静かなる復讐』
『裁き』
『ロスト・イン・パリ』
『山村浩二 右目と左目でみる夢』
8月公開鑑賞予定新作映画③日曜日の散歩者/キングス・オブ・サマー/草原に黄色い花を見つける 他
8月公開鑑賞予定新作映画③
8月公開鑑賞予定新作映画①←クリック
8月公開鑑賞予定新作映画②←クリック
8月19日(土)〜
公開映画から私が観たい作品のご紹介。
来週から1ヶ月程実家の手伝いに通うので
映画はどれだけ観られるかわかりません。
なんとか工夫して少しでも観れたらいいなあ。
紹介作品いつ観れるか...なのですが、
通常通り紹介していきますね。
映画の題名(一覧も各作品紹介の所も)を
クリックすると
作品の公式サイトへ行けます。
上映劇場などの確認にもどうぞ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活、
映画.COMを参照)
8月19日(土)〜
監督 ヨハネス・ニホルム
出演 クリスティアン・アンドレン、
ヨハン・シレーン、
アンナ・ビエルケルード
難病を患いながらも懸命に生きる青年の姿を描いた
スウェーデン発のヒューマンドラマ。
頭の骨が変形する難病を患う青年リカルドには父がなく、
精神を病んだ母は自分とは別の施設で過ごしている。
また、特異な見た目のせいで差別を受け続けてきたことで、
いつしか自分が巨人になった不思議な世界を空想するようになっていた。
そんなある日、ふとしたきっかけでペタンクという球技を知ったリカルドは、
練習仲間との触れ合いを通じて変化していく。
ペタンクの大会で優勝すれば、いまは会えない母にも元気を与え、
一緒に暮らすことができると考えたリカルドは、
ペタンクに打ち込んでいく。
スウェーデンのアカデミー賞にあたるゴールデン・ビートル賞で
作品賞を含む3部門を受賞。
『怪物はささやく』に一脈通じる感じかな?
「いつも心はジャイアン」
じゃないです。
監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
出演 ニック・ロビンソン、
ガブリエル・バッソ、
モイーズ・アライアス
『キングコング:髑髏島の巨神』の
ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督が
2013年に手がけた長編デビュー作。
新緑に包まれた森の中の秘密基地を舞台に、
大人への1歩を踏み出そうとする少年たちの
友情と冒険心を大胆かつ繊細に描き出す。
日本映画のこの頃多いキラキラなやつとか
青空(地獄)映画←クリック
(by柳下毅一郎)
とか、食指が動かないけど
外国映画の青春ものは結構観ている。
『髑髏島の巨神』観てないのですが(^▽^;)
は、観たいです。
監督 クレイ・トゥイール
出演 スティーヴ・グリーソン、
ミシェル・ヴァリスコ、
ポール・ヴァリスコ
難病ALSを宣告されたNFLのスター選手スティーヴ・グリーソンが、
やがて生まれくる息子のために撮影した
1500時間に及ぶビデオダイアリーから生まれたドキュメンタリー。
家族のために生きたいと願うグリーソンと、
それを支える家族のきれいごとだけではないありのままの姿や、
ユーモアで乗り越えていく彼らの日常が映し出される。
もうね、「全米が泣いた」コピーはやめて欲しいし、
号泣必至とか書いてあると
思いっきり引けてしまう。
泣ける映画探して観てないし、
泣きたくて映画見ることもないので。
でも人非人じゃないです。
映画見て涙が溢れることだってありますよ
これ予告見ただけでもうるっと来て反則な感じ。
でも観ますよ。
妻で美術家のミシェル・ヴァリスコさんは、
「介護者は病気の世界では見過ごされがちだが、
介護者としての私が描かれているのが
この映画の特別なところ。
私の物語は、
映画を見てくれた介護経験のある
『あなた』の物語でもあるはずで、
私はそれを誇りに思っている」
と語りました。(毎日新聞8月8日夕刊より)
親が子供に残したドキュメンタリー映画で
今まで観た中で一番素晴らしかったのは
末期ガンの母親が息子と夫と過ごす日常を
冷静かつ繊細に記録した
ポーランドの短編ドキュメンタリー映画
『ヨアンナ』(2013年)アネタ・コパチ監督。
監督 ヴィクター・ヴー
出演 ティン・ヴィン、
チョン・カン、
タイン・ミー
1980年代半ばのベトナム中部フーイエン州の豊かな自然を背景に、
兄弟と幼なじみの少女の恋や成長を瑞々しく描いた青春映画。
ベトナムの新鋭ビクター・ブー監督がベストセラー小説を原作に手がけ、
同国で大ヒットを記録し、アカデミー外国語映画賞のベトナム代表作品にも選ばれた。
いつも一緒に遊んでいる仲良し兄弟のティエウとトゥオン。
12歳になる兄ティエウは、幼なじみの少女ムーンのことが気になっているが、
うまく思いを伝えることができない。
そんなある日、ムーンの家が火事で焼け落ちてしまう。
ムーンはしばらくの間、兄弟の家で過ごすことになり、
ティエウの恋心はますます募っていく。
しかし、ムーンはトゥオンと遊んでばかりで、
嫉妬したティエウは、ある取り返しのつかないことをしてしまう。
ベトナム映画で私がすぐ思い浮かぶのは
トラン・アン・ユン監督の
『青いパパイヤの香り』(1993年)
ベトナム=フランス合作
『シクロ』(1995年)
ベトナム=香港=フランス合作
ベトナム側からベトナム戦争を描いた
ベトナム=シンガポール合作
『コウノトリの歌』(2001年)
です。
のヴィクター・ヴー監督はアメリカ出身で
ハリウッドで映画制作に関わった後、
2009年からベトナムへ拠点を移して
年1〜2本のペースで監督作を発表してきたそうです。
本作どんなか興味深々。
なおトラン・アン・ユン監督の新作は
フランス=ベルギー合作9月30日公開
『エタニティ 永遠の花たちへ』
(フランス映画祭で鑑賞済み)
監督 ホアン・ヤーリー
出演 リァン・チュンウェン、
リー・ミンウェイ、
イアン・シェン
台湾のアカデミー賞と言われる金馬奨で
最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した注目作。
1930年代、日本統治下の台湾で、
日本語で綴る新しい台湾文学を作り出そうとした
モダニズム詩人団体“風車詩社“に焦点を当てる。
貴重な資料映像や今なお色あせない彼らの文学作品をとおして、
当時の日本と台湾の関係や政治的弾圧の側面を浮かび上がらせる。
ヘッド館のシアターイメージフォーラムで
20回以上予告を観たのではないかしらん。
やっと公開なんだなという感じですが、
楽しみにしていました。
監督 ラファ・モレス ペペ・アンドレウ
出演 サラ・バラス、
ティム・リース
現代フラメンコ界最高峰のダンサー、
サラ・バラスを追ったドキュメンタリー。
革新的な舞台演出やパフォーマンスで絶賛されるサラ・バラスが、
パコ・デ・ルシアら6人の巨匠たちに捧げた
『ボセス フラメンコ組曲』初演までの3週間と世界ツアーに密着する。
リスクを恐れずルールを破り続ける彼女の姿から、
踊り続ける苦悩や喜びが浮かび上がる。
本当は来日公演(2015年)観たかったけど映画で我慢(・Θ・;)
監督 エドガー・ライト
出演 アンセル・エルゴート、
リリー・ジェームズ、
ケヴィン・スペイシー
音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する
若きドライバーの活躍を描いたオリジナル作品。
天才的なドラインビングテクニックで犯罪者の逃走を手助けする
「逃がし屋」をしているベイビーは、
子どもの頃の事故の後遺症で耳鳴りに悩まされているが、
音楽によって外界から遮断さえることで耳鳴りが消え、
驚くべき運転能力を発揮することができる。
そのため、こだわりのプレイリストが揃ったiPodが仕事の必需品だった。
ある日、運命の女性デボラと出会ったベイビーは、
逃がし屋から足を洗うことを決めるが、
ベイビーの才能を惜しむ犯罪組織のボスに脅され、
無謀な強盗に手を貸すことになる。
本作プロモ来日中にロック大好きエドガー・ライト監督
お忍びでフジロックに参加。
自分でツイッターに写真投稿してた。
ここだけの話アンセル・エルゴート
タイプじゃないけど(どうでもいいことですね)
エドガー・ライト監督の映画は面白いので好きです。
監督 イ・ゲビョク
出演 ユ・ヘジン、
イ・ジュン、
チョ・ユニ
内田けんじ監督のコメディ『鍵泥棒のメソッド』を原案に、
名脇役ユ・ヘジン主演で製作された韓国映画。
100%の成功率を誇る伝説の殺し屋ヒョヌク。
たまたま立ち寄った銭湯でせっけんを踏み転倒したヒョヌクは、
頭を強打し記憶喪失となってしまう。
さらに、その場に居合わせた売れない貧乏役者ジェソンが、
ヒョヌクのロッカーの鍵をすり替えてしまい、
2人の立場が入れ替わってしまう事態に。
ヒョヌクが生来の完璧主義から、
真剣に役者としての成功を目指し始める一方で、
ジェソンはヒョヌク宛てにかかってきた電話を取ってしまい、
まさかのトラブルに巻き込まれようとしていた。
ユ・ヘジンが主演ですからぜひ観たいですが
予定的に封切りでは無理かなあ。(ノ_・。)
監督 オム・テファ
出演 カン・ドンウォン、
シン・ウンス、
キム・ヒウォン
3人の子供たちが謎の失踪をとげた事件。
時間と空間が止まった世界に閉じ込められ、
大人になって帰ってきたと主張する
心は少年のままのソンミン(カン・ドンウォン) と
唯一、彼を信じる1人の少女スリン(シン・ウンス)。
しかし、周囲の大人たちはスリンが
正体不明の謎の大人に振り回されていると心配し、
警察がソンミンの後を追う。
果たして本当にソンミンは時間の中に取り残されていたのか、
もしくはただの不審者なのか……。
これもできれば観たいけど無理かなあ。
「8月公開新作映画私が観たい(観た)」④
で紹介する作品一覧です。
題名をクリックで公式サイトへ。
8月25日(金)〜
『わさび』『春なれや』『此の岸のこと』
鑑賞済み
★今週劇場鑑賞した映画
『裁き』
『ロスト・イン・パリ』
『山村浩二 右目と左目でみる夢』
早稲田松竹クラシックス
ルキーノ・ヴィスコンティ特集
『若者のすべて』デジタル完全修復版
『家族の肖像』デジタル完全修復版
2本とも観ていて
『若者のすべて』はこのデジタル完全修復版も観ましたが、
『家族の肖像』デジタル完全修復版観ていなかったので
2本立てに行きました。
カリコレ
『すばらしき映画音楽たち』
『静かなる復讐』
このところ美術展に行ったメモを
ブログに残していないのですが、
良く行っています。
西武・そごうのモバイル会員(無料)
になると時々美術展や写真展などの
無料招待クーポンが来ます。
9日はそれ使い、
映画観るついでに西武渋谷店で
「大ラジカセ展」見ました。
の東京は最高気温37度にもなって
新宿も渋谷も熱風の中を歩いているようで、
昔ソフトボールの部活で炎天下練習している時の感覚が
蘇ってきました。(υ´Д`)アツー
峯田和伸のコレクション
映画のサントラテープ。
↑小中学生の頃使っていたのと
同じラジカセありました。
高校〜大学時代に使っていたのが
ソニーのこのでかいやつ。
10.8kg(・Θ・;)
20㎝ウーハー、5㎝ツイーター、
最大出力6W+6Wの12W。
すごく気に入ってたけど重かった(^o^;)
ステレオのアンプ、デッキ、
レコードプレーヤー、スピーカーも
このラジカセも引越しのたびに
荷物になってたなあ(;^_^A
昨日は新国立美術館
「ジャコメッティ展」
長くなるのでまたジャコメッティの
評伝映画『Final Portrait(原題)』
(ファイナル・ポートレイト)
スタンリー・トゥッチ監督
ジェフリー・ラッシュ、
アーミー・ハマー共演
絡めて書きます。
ジェフリー・ラッシュは今年のベルリン国際映画祭で
名誉賞受賞。
『Final Portrait(原題)』
(ファイナル・ポートレイト)
トレーラー
こちらもアーミー・ハマー出演
「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム」
(原題:Call Me by Your name)
日本公開してほしい!
こちらも今年のベルリン映画祭で。
アーミー・ハマー、ルカ・グァダニーノ監督
ティモシー・シャラメ
(サンダンス映画祭でプレミア上映
ベルリン映画祭パノラマ部門で上映)
8月7日〜8月13日に投稿したなう
少女ファニーと運命の旅/夜明けの祈り/コスタリカの奇跡/ジャック・ドゥミの少年期 観た美術展
『少女ファニーと運命の旅』
『夜明けの祈り』
『コスタリカの奇跡 積極的平和国家のつくり方』
『ジャック・ドゥミの少年期』
川端龍子展(山種美術館)
萬鐵五郎展(神奈川県立近代美術館葉山)
先週末から週明けに観た映画と美術展
ローラ・ドワイヨン監督
13歳のユダヤ人少女ファニーが
リーダーになり
ナチス支配下のフランスから
子どもたちだけで
スイスを目指す旅。
実話ものだから
結末分かっていても、
子どもたちの自然な演技と
サスペンスフルな展開で
画面を注視しました。
子どもたちの演出の上手さが
遺伝してる?と、
ジャック・ドワイヨン監督の
『ポネット』を想起しました。
個人的にラストの演出が
ちょっとナンなタイプしたが、
かなり控えめだったし、
それを補ってあまりある
子どもたちの演技の素晴らしさ。
こちらもフランスの女性監督作品で
実話もの。
アンヌ・フォンテーヌ監督。
第2次世界大戦末期に
ポーランドで
ソ連兵に陵辱された
ポーランドの修道女たちの
出産と修道院の存続を助けた
フランス人女性医師マチルド。
時代背景、宗教、信仰、
思想、哲学、
使命、愛、命、
複雑な要因が絡み合うドラマを
鮮やかにさばいてみせ、
ステレオタイプでない
女性の生き方の
多様性をも力強く描く
フォンテーヌ監督の手腕に感服した。
今年のマイベスト上位入り!
この特集では未見だった
ドゥミの『ローラ』『天使の入江』(嗚呼ジャンヌ・モロー!)
ヴァルダの『5時から7時までのクレオ』。
そして公開時に観た『ジャック・ドゥミの少年期』を再見。
ヴァルダの『幸福』はとても好きで3回観ています。
今回も観る予定でしたが
イメージフォーラムでは見逃したので
ジャック&ベティで観たいです。
この特集、ドゥミ作品の方が人気な感じもしますが、
私はぜひヴァルダ作品をオススメしたいです。
『5時から7時までのクレオ』
何という実験性に富んだ斬新さ!
2時間の流れの中で
クレオの不安も生き様も
体感できるリアルな展開と映像。
『幸福』を観て驚かない人は
いないんじゃないの?
美しく残酷で斜め上なしあわせ感がすごすぎる!
『ジャック・ドゥミの少年期』
死に行くドゥミの肉体を
深い愛情と冷徹さが同居した視線で
永遠にフィルムとに焼き付けながら、
彼の映画愛とその背景を語るという凄技。
デジタルリマスターで蘇った
美しい映像で観られて良かった。
映画が観られる日常のありがたみを痛感する時。奈良美智 for better or worse 他
8月14日〜8月20日に投稿したなう
新藤兼人平和映画祭主催御手洗志帆さん監督の番組テレメンタリー2017ザ・ドキュメンタリーで放送
「新藤兼人平和映画祭」
を、2012年より手弁当で開催されている
御手洗志帆さんが
広島の母校「安田女子中学・高等学校」の
原爆被害を取材した番組が
テレビ朝日系列の「テレメンタリー2017」と
BS朝日「ザ・ドキュメンタリー」で放送されます。
お知らせギリギリで情けないです。
テレビ朝日系列「テレメンタリー2017」
「追跡!原爆影響報告書 ~隠された安田高女の記録~」
東京は8月6日(日)
朝4時30分〜5時
もうすぐ放送です!早起き苦手な方は録画してくださいね!
↓系列放送局の放送時間はここでどうぞ
テレメンタリー公式サイト←クリック
被爆後の広島・長崎で、被爆者の調査を行った米・合同調査団。
近年、その報告書『原爆の医学的影響』(全6巻)がネットで公開された。
長らく極秘扱いされていた第6巻目の中に、
特筆されていた “安田高等女学校の死傷者研究”
その学校は、取材ディレクターの母校であった…
そこには一体何が書かれていたのか?
原爆により315人の生徒が命を落とした
安田高女の“知られざる悲劇”と、
隠されてきた「原爆影報告書」の謎に迫る。
(テレメンタリー公式サイトより)
BS朝日ザ・ドキュメンタリー
「原爆が奪った女学生315人の青春
~アメリカ極秘文書に隠された真実~」
8月10日(木)
夜7時〜8時54分
ザ・ドキュメンタリー公式サイト←クリック
原爆報告書に、個人名は登場しない。
数字だけで表現される被爆生徒たち。
しかし、1人1人に家族がいて、かけがいのない青春が存在していた。
戦後72年、奇跡的に生き残った方々が語る衝撃の事実と、
米軍が総力をあげて行った「合同調査団」の真の目的は何だったのか、
被爆者の資料が冷戦下にどう扱われたのか追跡取材。
隠されてきた「原爆報告書」の謎に迫る!
番組の詳しい紹介←クリック
<第六回新藤兼人平和映画祭>←クリック
新藤兼人監督の没後5年となる
今年の8/14(月)、8/15(火)の二日間
東京・池袋の新文芸坐で開催されます。
主催は御手洗志帆さん
(後援:近代映画協会)
8/14(月)
第一部『一枚のハガキ』上映終了後(12:40頃)
柄本明さん(俳優、『一枚のハガキ』出演)
第二部『狼』上映終了後(16:35頃)
崔洋一監督(映画監督)
8/15(火)
『日本のいちばん長い日』新旧二本立て上映終了後(16:10頃)
半藤一利さん(小説・随筆家/『日本のいちばん長い日』原作)
料金・前売り情報など新文芸坐のページ←クリック
これは2014年の新藤兼人映画祭に
菅原文太さんが寄せたメッセージです。
↓その「第3回新藤兼人平和映画祭」
参加した時の私の記事↓
乙羽信子主演 、滝沢修、宇野重吉他「第3回新藤兼人平和映画祭」
御手洗さん毎年お手紙くれます。
昨日はシアターイメージフォーラムで
『ローサは密告された』
アップリンク渋谷で5日(土)から公開
『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』
『リベリアの白い血』
観ました。
3作品とも作り手の強い意志、熱い魂感じる力作でした。
映画の世界に引き込まれまた。
役者がみんな上手すぎるし、
街の息遣いを肌で感じられた映画。
半端でないエネルギーが込められている。
オラファーの作品制作に注ぐ情熱と
工程を記録。
オラファーが観客に視覚実験を
してくれたりでユニークな
ドキュメンタリー映画だった。
彼が出品する
横浜トリエンナーレ行くのが
さらに楽しみに。
『リベリアの白い血』配給・宣伝ニコニコフィルム代表は
『祖谷物語 おくのひと』蔦哲一朗監督で福永監督トークの司会も(左)
福永壮志監督(右)
日本人監督として初めて
インディペンデント・スピリット賞の
ジョン・カサヴェテス賞候補になった
福永監督。
リベリアで過酷なゴム農園での
労働をしていた男(内戦時には兵士だった)
家族に今よりよい生活をさせるため
NYに渡りタクシー運転手として
働く様子を描く。
一人のリベリア人労働者の男のリアルな生き様を通して
グローバル化社会の歪みが描かれた力作。
★第21回ロサンゼルス映画祭 最高賞受賞
★第65回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品
★第31回インデペンデント・スピリット・アワード
ジョン・カサヴェテス賞 日本人初のノミネート
撮影監督の村上涼氏も
NYを拠点に世界での活躍を期待された逸材でしたが
リベリアでの撮影中マラリアにかかり、2013年に
悔しくも33歳で急逝されました。
『リベリアの白い血』に着想を与えた
村上さんがリベリアのゴム農園で撮影した
ドキュメンタリー短編映画『Notes from Liberia』
も上映されました。
この短編映画のことを含め
『リベリアの白い血』記事を1本でぜひ書きたいです。
先週と今週劇場鑑賞した映画
新宿シネマカリテ特集上映
カリコレ2017を観たため
鑑賞本数が多くなりました。
短評も書いてなくて焦ります
『ブレンダンとケルズの秘密』
『しあわせな人生の選択』
『君はひとりじゃない』
『海辺の生と死』
『ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密』
『海辺のリア』
『ザ・ダンサー』
『バッカス・レディ』
『十年』
『天使の入江』
『5時から7時までのクレオ』
『ベンヤメンタ学院』
『丸』
『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』
『ローサは密告された』
『オラファー・エリアソン 視覚と知覚』
『リベリアの白い血』
カリコレ2017
『バーニー・トムソンの殺人日記』
『タンナ』
『シークレット・オブ・ハロウィン』
『偽りの忠誠 ナチスが愛した女』
『デ・パルマ』
『乱暴と待機』
『吐きだめの悪魔』
『キャットファイト』
早稲田松竹
セルゲイ・パラジャーノフ監督特集
『アシク・ケリブ』
『スラム砦の伝説』
金曜日に
東京・谷中のギャラリーSCAI THE BATHHOUSE
(スカイザバスハウス:銭湯だった建物を改装)
アピチャッポン・ウィーラセタクン「Memoria」
へ行きました。
《メモリア》(2017年)は、
ウィーラセタクンが母国タイを離れて制作した
初の主要プロジェクトで、一連の写真や映像によって構成。
コロンビア西部のチョコで
ドキュメンタリーを撮影するために訪れたカナダ人俳優、
コナー・ジェサップとの協働による映像作品もありました。
コロンビアで制作しても
独特のアピ時間が流れていました。
「アピチャッポン・ウィーラセタクンの監督作品音楽集
『Metaphors』(CD) の一般発売に先がけ、
個展「Memolia」最終日の8月4日(金)のみ
SCAIの展覧会場にて先行発売会をいたします。」
ってことで、しっかりゲットしてきました。
Metaphors [HEADZ219] 2,700円 Amazon |
アピチャッポンの新作映画はコロンビアを舞台に制作。
こちらも完成が楽しみ。
カリコレ上映『さよなら、ぼくのモンスター』
主演コナー・ジェサップくん、
「Memoria」
オープニングレセプションにも参加したのかな。
その後東京国立博物館のタイ展へ
帰って作っておいた夕食の
タイカレー食べて
アピチャッポン、タイ展
と、タイ尽くしの1日
谷中で撮った
猫写真
モノクロにしてみました。
東京国立博物館と月
次は今週末から公開の作品紹介
できれば今日中にUPしたいけど、
今日も
ユーロライブに『STAR SAND 星砂物語』見に行き、
その後東京藝術大学創立130周年記念特別展
藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!
に行くので時間がヤバイ