第73回ヴェネチア国際映画祭
第73回ヴェネチア国際映画祭が
8月31日~9月10日の日程で開催中です。
以前は書いていた
海外の映画情報や映画祭ウォッチ記事は
あまり反応がないので書かなくなりました。
でも自分は興味があり
観た映画の感想記事より書きやすく楽しいので
よろしければ読んでください。
オープニング上映された
コンペティション部門の
『セッション』のデイミアン・チャゼル監督
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン共演の
ミュージカル映画
『 La La Land ラ・ラ・ランド(原題)』が
とても好評でした。
この作品は2017年アカデミー賞に
間違いなく絡んでくる作品です。
天才肌のジャズピアニスト・セバスチャン(ゴズ)と
映画スターを目指しているウェイトレス・ミア(エマ)の
夢の実現と恋愛の行く末を描く作品。
『セッション』でも音楽を担当した
ジャスティン・フルビッツが作曲、
リバー・フェニックス

『恋のドッグファイト』をミュージカル化した
「ドッグファイト」で作詞・作曲&脚本を担当した
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール
(2013年「クリスマス・ストーリー」で
トニー賞にノミネート)
が作詞を担当した
まずはゴズが歌う
「シティー・オブ・スターズ/City of Stars」版予告動画(トレーラー)
デイミアン・チャゼル監督と
エマ・ストーン
エマ・ストーン
ガールフレンドとデイミアン・チャゼル監督
ヴェネチア映画祭レッドカーペット記念キス!?
ヴェネチア映画祭レッドカーペット記念キス!?
こちらはエマ・ストーンが歌う
「ザ・フールズ・フー・ドリーム/The Fools Who Dream」版(トレーラー)
この作品は9月8日~18日開催の
トロント国際映画祭でも上映され
全米公開は12月16日。
来年この映画がアカデミー賞候補になったり
日本公開される頃には
私がこの記事書いてたことなど
誰も覚えていないでしょうけど、
トレーラーを見ておいてもらうと
印象に残る曲だと思います。
特にエマの「ザ・フールズ・フー・ドリーム」が
宣伝に多用されるんじゃないかな。
今年の審査委員長はサム・メンデス監督
審査員は
ローリー・アンダーソン(ミュージシャン・
アーティスト・映画監督:アメリカ)
ジェマ・アタートン(女優:イギリス)
ニーナ・ホス(女優:ドイツ)
キアラ・マストロヤンニ(女優:フランス)
ヴィッキー・チャオ(女優:中国)
ロレンソ・ビガス監督(ベネズエラ)
ジョシュア・オッペンハイマー監督(アメリカ)
ジャンカルロ・デ・カタルド(脚本家:イタリア)
コンペティション部門エントリーは20作品
トレーラーがUPされている作品は付けました。
『ブリムストーン(原題)/ Brimstone』
製作国:オランダ、ドイツ、ベルギー、
フランス、イギリス、スウェーデン
監督:マルティン・コールホーヴェン
キャスト:ダコタ・ファニング、
ガイ・ピアース
『ザ・バッド・バッチ(原題)/ The Bad Batch』
製作国:アメリカ
監督:アナ・リリー・アミールポアー
(『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~』)
キャスト:スーキー・ウォーターハウス、
キアヌ・リーヴス
『ノクターナル・アニマルズ(原題)/ Nocturnal Animals』
製作国:アメリカ
監督:トム・フォード
(『シングルマン』)
キャスト:ジェイク・ギレンホール、
エイミー・アダムス
『ジャッキー(原題) / Jackie』
製作国:アメリカ、チリ
監督:パブロ・ラライン
(『NO ノー』)
キャスト:ナタリー・ポートマン、
ピーター・サースガード
『アライヴァル(原題or英題) / Arrival』
製作国:アメリカ
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
(灼熱の魂/プリズナーズ/ボーダーライン)
キャスト:エイミー・アダムス、
ジェレミー・レナー
この作品もアカデミー賞に絡んでくるでしょう。
ヴェネチア映画祭での上映でも高評価。
『アライヴァル』予告動画(トレーラー)
『ラ・ラ・ランド(原題)/ La La Land』
製作国:アメリカ
監督:デイミアン・チャゼル
キャスト: ライアン・ゴズリング、
エマ・ストーン
(J・K・シモンズがカメオ出演)
『ザ・ライト・ビトウィーン・オーシャンズ(原題)/ The Light Between Oceans』
製作国:アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド
監督:デレク・シアンフランス
(ブルーバレンタイン/
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命)
キャスト:マイケル・ファスベンダー、
アリシア・ヴィキャンデル、
レイチェル・ワイズ
今度はライアン・ゴズリングでなく
マイケル・ファスベンダー

漂着した赤子を実子として
育てようとする夫婦。
この共演でファスベンとアリシアは
実生活でも付き合い始めた。
この作品もアカデミー賞に絡んでくるかもしれません。
『ザ・ライト・ビトウィーン・オーシャンズ』予告動画(トレーラー)
『オン・ザ・ミルキー・ロード(英題)/ On The Milky Road』
製作国:セルビア、イギリス、アメリカ
監督:エミール・クストリッツァ
キャスト:モニカ・ベルッチ、
エミール・クストリッツァ
戦争に翻弄された牛乳配達の男の人生を
3つの時代から描く。
クストリッツァ監督が自ら主演。
私的には
生きてる監督で一番好きな
クストリッツァ監督に
ぜひ金獅子賞受賞してほしい!
カンヌでパルムドール2回
『パパは、出張中!』
『アンダーグラウンド』
『ジプシーのとき』監督賞
ベルリンで審査員特別賞(銀熊賞)
『アリゾナ・ドリーム』
ヴェネチアでは監督賞(銀獅子賞)
『黒猫・白猫』
受賞していますが
最高賞はまだ取っていません。
8月30日にUPされたばかりの
『オン・ザ・ミルキー・ロード』のシーン動画
『ザ・ビューティフル・デイズ・オブ・アランフエス(英題)/
The Beautiful Days Of Aranjuez』
製作国:フランス、ドイツ
監督:ヴィム・ヴェンダース
(パリ、テキサス/ベルリン・天使の詩)
キャスト:レダ・カデブ、
ソフィー・スマン
ニック・ケイヴが本人役で出演
『ボヤージュ・オブ・タイム:ライフズ・ジャーニー』
90分ケイト・ブランシェット版予告動画(トレーラー)
『ボヤージュ・オブ・タイム:ライフズ・ジャーニー(原題)/
Voyage of Time: Life's Journey』
製作国:アメリカ、ドイツ
監督:テレンス・マリック
キャスト(ナレーター):ケイト・ブランシェット
ドキュメンタリー映画
90分尺版と40分尺のIMAX版があり、
40分尺のIMAX版はブラット・ピットがナレーター
IMAXブラット・ピット版予告動画(トレーラー)
『パラダイス(英題)/Paradise』
製作国:ロシア、ドイツ
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー
(暴走機関車/映写技師は見ていた)
キャスト:ヴィクトル・スホルコフ、
ユリア・ヴィソツカヤ
『ア・ウーマンズ・ライフ(英題)/ A Woman’s Life』
製作国:フランス、ベルギー
監督:ステファヌ・ブリゼ
(母の身終い/ティエリー・トグルドーの憂鬱)
キャスト:ジュディット・シュムラ、
ジャン=ピエール・ダルッサン
原作モーパッサン「女の一生」
『ザ・ウーマン・フー・レフト(英題)/The Woman Who Left』
製作国:フィリピン
監督:ラヴ・ディアス
キャスト:チャロ・サントス=コンチョ、
ジョン・ロイド・クルス
原作トルストイ「コーカサスの虜」
『フランツ(原題)/ Frantz』
製作国:フランス、ドイツ
監督:フランソワ・オゾン
キャスト:ピエール・ニネ、
ポーラ・ビール
エルンスト・ルビッチ監督
『私の殺した男』(1932年)リメイク
『フランツ』予告動画(トレーラー)
『ザ・ブラインド・キリスト(英題)/ The Blind Christ』
製作国:チリ、フランス
監督:クリストファー・マーレイ
キャスト:ミカエル・シルヴァ、
バスティアン・イノストローザ
『ザ・ブラインド・キリスト』予告動画(トレーラー)
『ラ・レヒオン・サルヴァヘ(英題)/La Region Salvaje』
製作国:メキシコ
監督:アマト・エスカランテ
キャスト:ルート・ラモス、
ヘスス・メサ
『スピーラ・ミラビリス(原題)/Spira Mirabilis』
製作国:イタリア、スイス
監督:マッシモ・D・アーノルフィ、
マルティナ・パレンティ
キャスト:ブレット・ブリングス・プレンティ、
モー・ブリングス・プレンティ
クラゲの研究をする日本人科学者も登場する
ドキュメンタリー映画
『スピーラ・ミラビリス』予告動画(トレーラー)
『エル・シウダダノ・イルストレ(原題)/
El Ciudadano Ilustre』
製作国:アルゼンチン、スペイン
監督:マリアノ・コーン、
ガストン・ドゥプラット
(『ル・コルビュジエの家』)
キャスト:オスカル・マルティネス、
ノラ・ナバス
『エル・シウダダノ・イルストレ』予告動画(トレーラー)
『ピューマ(原題)/Piuma』
製作国:イタリア
監督:ローアン・ジョンソン
キャスト:ブル・ヨシミ、
ミケーラ・チェスコン
『ピューマ』予告動画(トレーラー)
『ディーズ・デイズ(英題)/ These Days』
製作国:イタリア
監督:ジュゼッペ・ピッチョーニ
(『ぼくの瞳の光』)
キャスト:マルゲリータ・ブイ、
マルタ・ガスティーニ
『ディーズ・デイズ』予告動画(トレーラー)
それぞれの映画の内容は
シネマトゥデイ
が特集しているので
興味のある方は参照してください。
今年のカンヌ映画祭では
フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督
『Ma'Rosa マ・ローサ』で
ジャクリン・ホセが女優賞受賞。
国際的にも勢いのあるフィリピン映画、
制作が増えている
南米とヨーロッパ合作作品が
評価されるでしょうか。
審査員の半分が女性であることは
審査にどう現れてくるでしょうか。
生涯功労金獅子賞受賞の
イエジー・スコリモフスキ監督
イエジー・スコリモフスキ監督
今週劇場鑑賞した映画
『後妻業の女』
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』
『カンパイ!世界が恋する日本酒』
『さとにきたらええやん』
『カンパイ!世界が恋する日本酒』上映後
ジャック&ベティ1階横浜パラダイス会館で
映画に登場した南部美人を
飲む企画に参加。美味しかった(°∀°)b
鑑賞した映画の短評は↓
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に鑑賞後随時投稿しています。
ぜひ読んで下さい。
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