園子温展『ひそひそ星』
トークショー
園子温 & 会田誠(現代アーティスト)
「元気のない会田が園さんに元気の秘密を聞く」
ドキュメンタリー映画
『園子温という生きもの』にも出てくる
2015年に
Chim↑Pom(チム・ポム 現代アーティスト集団)が
高円寺のキタコレビルに開いたギャラリーGarterで
行われた園子温の個展には行けませんでした。
今回『ひそひそ星』の公開に合わせて
ワタリウム美術館で開催中の(7月10日まで)
園子温展『ひそひそ星』に行きました。
個展は大きく3つのパートに別れていました。
一番大きなインスタレーションは
映画の中にも登場した
障子紙の向こうでひそひそ話している
その障子紙の間に架けられた
「あの世」と「この世」の架け橋。
であるという、
「橋」という作品です。
とても壮大な作品でした。
静かな空間で本当に
「あの世」と「この世」の間にいるような
不思議な気分になるインスタレーションです。
次に大きい作品は
「土台」の上から去っていくハチ公の
インスタレーションです。
壁には詩が書かれています。
そして25年前に
高円寺のおんぼろアパートで
園子温監督が描いた
『ひそひそ星』の絵コンテ555枚全部と
鈴木洋子が届ける荷物のインスタレーション。
コンピューターきかい6・7・マーMもいました。
園子温監督の過去作品の資料もありました。
監督が使用した台本や、
25年前の『ひそひそ星』の企画書などです。
トークショーは
対談相手が
斎藤工、
綾野剛、
二階堂ふみ、
『園子温という生きもの』大島新監督
というそれぞれの企画がありましたが、
私が参加したのは
現代アーティストの会田誠さんが
対談相手の
「元気のない会田が園さんに元気の秘密を聞く」
でした。
友だちが少ないという監督と
中が良いChim↑Pomのメンバーも来ていました。
(エリイ、卯城竜太さんなど)
『園子温という生きもの』の中でも
園子温監督は衝撃的な発言をしていましたが、
トークは飲みながらということもあり、
「これ、ツィッター、フェイスブックだめよ」
って言いながら
某お正月映画の裏話など驚きの真実、
本音がボロボロ出てました。(^o^;)
あの映画の3はないよという話も。
監督も会田さんも酔っぱらって
本音トークで面白かったです。
園子温監督は毒舌でしたが、
自分の映像への拘りが尋常でない事は
自信を持って語っていました。
アートへの参入は真摯な思いで取組み、
ワタリウム美術館の展示作品の制作は
大変な力の入れようだったそうです。
ミヅマアートギャラリーで7月6日から開催の
会田誠さんの個展
「はかないことを夢もうではないか、
そうして、
事物のうつくしい愚かしさについて
思いめぐらそうではないか。」
は今迄とはガラッと変わった
抽象画になるそうですよ。
小説の出版の準備もされているそうです。
1時間半のトークでたくさん話してくれましたが、
オフレコ話が多いこともあって
あまり書けないのですよ。(^_^;)
最後に質問ありませんかとなった時、
今まで私が川崎に越して来てから参加した
映画イベントのQ&Aなどでは、
挙手がいっぱいで自分が質問できたことは
なかったですが、
今回は挙手がなく驚きでした。
で、とっさに質問しました。(笑)
監督の俳優の演出法について。
俳優のバックボーンを一旦ぶち壊して
真っ白にするというのは
吉高由里子さん(紀子の食卓)から
やっているとのことです。
(シネマイーラの舞台挨拶では
質問がなくて私に振られることがありましたが、
今はもう浜松のお客さんも
積極的になってるのだろうか)
メモはたくさん取りましたから、
書ける事と書けない事、
整理して上手く加工もすればいいかと思うけど、
なんか面倒でごめんなさいです。
映画の感想記事もまだ
ちゃんとは書いていないし、
園子温作品集 ひそひそ星/園子温
↑この作品集の感想も書きたいところです。
気が向いて時間があったら書きます。(苦笑)
園子温作品集「ひそひそ星」に娘がサインを
もらっている所です。
サインをもらう娘がペンを持っているのは、
漢字を説明したら
「酔ってて分からないからここに書いて」と言われ、
娘が監督の腕に字を書いたんです。(笑)
おまけでシネマカリテに展示してあった
デザイン画。
今週劇場鑑賞した映画
『エクス・マキナ』
やっと見られて良かった!
アリシア・ヴィキャンデルの
ロボットに萌えたなァ(〃∇〃)
ドーナル・グリーソン
オスカー・アイザック
ソノヤ・ミズノ
もそれぞれ良かったなァ。
男の支配欲はロボットにも及ぶけど...
大作破っての視覚効果賞受賞は頷けました。
『二ツ星の料理人』
豪華キャストで
スリリングに描く
料理人の闘い。
個人的に
ダニエル・ブリュールが
冒頭にサラッと見せる
仕草に胸キュンでしたョ(笑)
『神様メール』
やっぱ神様が意地悪じゃあかんでしょ。
クレームなかったのが
奇跡じゃないかと思える。
でも神様は実はこんな存在かも
って思えて来ちゃう。
ブラックでキュートな作品。
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マット・ロス監督