★2105年1月に観た映画
1.『毛皮のヴィーナス』
2.『タチャ 神の手』
3.『さよなら歌舞伎町』
4.『KANO 1931海の向こうの甲子園』
5.『ビッグ・アイズ』
6.『ジミー、野を駆ける伝説』
7.『さらば、愛の言葉よ 3D』
フランス=ポーランド合作映画
ロマン・ポランスキー監督。
エマニュエル・セニエとマチュー・アマルリックの演技を堪能。
ワンダに支配されていくトマ。
関係性の変化がスリリングで官能的で面白い。
役者の演技とデスプラの音楽、エデルマンのカメラで
96分間全く飽きない密度の濃さ。見事な脚色。
やはり枯れない人ロマン・ポランスキー。
韓国映画
カン・ヒョンチョル監督。
BIGBANGのT.O.P(チェ・スンヒョン)主演。
割引なし2千円均一でファンから稼げばいいってこと?
『サニー』カン・ヒョンチョル監督の
昔の東映テイストもある博打エンタメ作品。
どんでん返しはサービス過剰ながら見応え充分。
映画好きを遠ざける公開法はやめて欲しい。
↓『タチャ-神の手-』DVDトレーラー映像
日本映画
廣木隆一監督。
廣木監督は近年お涙ちょうだい系多く
今作は脚本荒井晴彦、中野太で
久しぶり普通の映画と期待し過ぎた。
冗長感ぬぐえず。
前田敦子出なければ作れなかったのか?
そうではないらしい。出番は少ない。
でも『メビウス』のイ・ウンウ(イ・ウヌ)の
体を張った演技が光る。河合青葉もイイ
ヌードも濡れ場も体当たりなイ・ウンウが光る。
主演染谷将太、
南果歩、河井青葉、村上淳など
脇役の俳優たちが好演の群像劇』
http://ameblo.jp/eigajikou/entry-11982441317.html
台湾映画
マー・ジーシアン監督。
永瀬正敏の繊細かつ迫力ある演技、
現役の野球選手や経験者によるガチな野球シーンに感動。
部活でソフトボールをやっていたから
生半可な野球映画には我慢できないのだけど、
野球シーンだけでも観る価値があった。
(『あん』のナガセもスゴク良かった!
今年はナガセのいい演技が見れた。)
『ビッグ・アイズ』
アメリカ映画
ティム・バートン監督。
芸達者なエイミー・アダムスとクリストフ・ヴァルツが
DVで自信を無くしたマーガレットと
口だけは達者なウォルターの不公平な関係を絶妙に演じた。
DV被害の実態や
女性が置かれた社会的立場の歴史を
考慮しない男性の感想が散見され萎えたなぁ。
(Jimmy's Hall)
イギリス=アイルランド=フランス合作映画
ケン・ローチ監督。
作品にそぐわぬ大仰な副題。
人生の宝になる教育と経験、読書体験の大切さ。
ローチの遺言的メッセージが込められている。
ゴダールもローチも現代社会における
ファシズムの到来を危惧し警告している。
マスコミのニュースに踊らされていてはだめ。
フランス映画
ジャン=リュック・ゴダール監督。
ゴダールの全く枯れてない瑞々しい感性に驚愕。
これぞ21世紀のアヴァンギャルド!
刺激的、挑戦的な作品。
観て感じて聞いて考えるゴダール流3D映像詩映画。
一番哲学的なのは
ゴダールの伴侶アンヌ=マリー・ミエヴィルの愛犬
ロクシーの目だったりする。
邦題の愛は余計。
今年は今日までに365本を劇場鑑賞しています。
でも、4月までは抗がん剤治療をしていて、
副作用で体調が悪かったため、
なんとか動ける時に気晴らしに映画を観に行きました。
1月は7本しか観ていません。
もう12月中旬なので
これから「なう」を編集して、
今年観た映画のまとめをして行きます。
劇場鑑賞した作品は全部「なう」と「ツィッター」に
投稿しているのですが、
たまに投稿忘れがあるので
見つけたら投稿して行きます。
実は今、ブログはスランプです。
映画は順調に観ているのですが(笑)
ブログ書くのは好きなので、
書き始めればいくらでも書けるけど、
ちょっと理由があって
感想記事が書き辛くなっています。
「なう」と「ツィッター」には投稿しています。
丁度もう12月中旬なので、
まとめを始めてみることにしました。
1本ずつの感想記事もできたらどんどん書きたいのですが...
ホントに情けないほど書けてないんですよね。
これじゃブロガー失格なんですけど。
短評はそのつどブログに書いて行こうと思います。
「なう」と「ツィッター」には引き続き投稿します。
40~50本以上観た月もあるので、
このまとめも年内に終わるのか自信ないですが、
読みに来て戴けたら嬉しいです。
今週観た映画の短評を前回の記事にも載せましたが、
一度アップしてから夜中に書き加えたので、
再掲しておきます。
★今週観た映画
『SAINT LAURENT/サンローラン』
先行企画だったが後発のジャリル・レスペール監督版が
イブ・サンローラン財団公認を得ため
こちらは却って自由に過激に作られた。
イブの苦悩にフォーカス。
ジャック・ド・バシャールもフィーチャー。
レスペール監督版の上品な本格派伝記とは明らかに違う別物。
こちらもギャスパー・ウリエルはじめキャストが好演なので
見る価値ありますよ。
『さようなら』
物語は深くて暗くて重い。
終末感漂う圧倒的な映像力。
見たことあるような景色なのに
光が寂寥感、終末感、SF感を出している。
いつしかアンドロイドのレオナ視点で
情景を見ていることに気付く不思議な体験をした。
『パリ3区の遺産相続人』
予想してたより重いドラマだった。
登場人物たちの抱えてきた人生の暗い秘密が
じわじわと分かってくる展開。
ケヴィン・クライン、マギー・スミス、
クリスティン・スコット・トーマスの
円熟の演技で見せる
パリでの大人の人間模様。
『カミーユ、恋はふたたび』
ひょんなことから40歳の自分のまま
16歳当時にタイムスリップ。
周りには若い自分が見えているらしい。
16歳の時に亡くなった母はまだ生きているから、
なんとか助けたい。
20歳の愛人との暮らしを選び、
自分と離婚する夫とも
高校時代と同様に出会う。
コメディーです。面白くて笑えます。
そして着地が甘くない所がまたいいのです。
泣ける話じゃないかもだけど、
私は涙がこぼれてしまった。(苦笑)
人生の辛酸を舐めてきた
40代以上の女性は特にグッとくると思う。(笑)
80年代に青春だった人は感慨ひとしおでしょう。
監督・脚本・主演のノエミ・ルヴォヴスキが
とっても味があります。
主人公は40歳の設定だけど、
50歳くらいに見えちゃって...
ルヴォヴスキ監督64年生まれでした。
いや~、同世代でした。(^o^;)
私の20歳の娘も観て面白かったと言っているので、
年代関係なく楽しめる作品としておススメします。
90年代のパートナーリサ・マリーと犬υ´• ﻌ •`υ
肖像画は『ビッグ・アイズ』
モデルの画家マーガレット・キーン作。
既に90年代からマーガレット・キーンと交流していました。
『毛皮のヴィーナス』
『タチャ 神の手』
T.O.Pのこんなサービスシーンもありましたョ(°∀°)b
『さよなら歌舞伎町』
「『さよなら歌舞伎町』感想
『KANO 1931海の向こうの甲子園』
『ジミー、野を駆ける伝説』
『さらば、愛の言葉よ 3D』
ティム・バートン監督と