『ヒューマン・ハイウェイ』
原題:Human Highway
1982年製作 アメリカ映画
新宿シネマカリテで鑑賞
↓『ヒューマン・ハイウェイ』予告動画
↓HUMAN HIGHWAY (Director's Cut) トレーラー
監督:バーナード・シェイキー(ニール・ヤング)
脚本:バーナード・シェイキー、
ディーン・ストックウェル、
ラス・タンブリン、
ジェームズ・ビシアーズ、
ジャンヌ・フィールド
製作総指揮:エリオット・ラビノヴィッツ
製作:L.A.ジョンソン
撮影:デヴィッド・マイヤーズ
美術監督:マイケル・マイナー
プロダクション・デザイン:ジェームズ・ビシアーズ
編集:ジェームズ・ビシアーズ
出演:ニール・ヤング
デニス・ホッパー
ラス・タンブリン
ディーン・ストックウェル
ブージー・ボーイ
シャーロット・スチュワート
サリー・カークランド
ジェラルディン・バロン
Devoのメンバー↓
マーク・マザーズボウ
ジェラルド・V・キャセール
ロバート・マザーズボウ
ロバート・キャセール
アラン・マイヤース
≪日本初公開!世界のどす黒い危険な闇映画≫
第3弾『懲罰大陸☆USA』
第4弾『ヒューマン・ハイウェイ』ディレクターズ・カット版
今年の闇映画は、社会派だ!
ニール・ヤング幻の反核映画が、
33年を経て<ディレクターズ・カット版>として日本初上映!!
DEVOのメンバーが働く核廃棄物処理場のある街が
ボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌えないほど
放射能で汚染されている中、
ガソリンスタンドで働く自動車修理工は
夢の中でネイティヴ・アメリカンと一緒に
歌ったりコンサートを開き、
隣接するダイナーのウェイトレスは
気まぐれでコックは狂っていたが、
最後には原発事故が起こり地球が終わってしまう...
ニール・ヤングが300万ドルの自己資金を投じ、
完全なインディペンデント映画として
1978年にサンフランシスコと
ニューメキシコ州にて撮影が開始。
狂ったコックを演じたデニス・ホッパーは
撮影現場にナイフを持参、
そのナイフで行ったトリックで
女優のサリー・カークランドは怪我をし、
後年デニス・ホッパーを訴えた。
初公開時は88分だったが、
長年なんとなく「未完成」である
との思いを抱いていたニール・ヤングは
2014年のトロント映画祭にて
突如ディレクターズ・カット版を発表、
80分に短縮され、全体のテンポも
よりスピーディーな編集がなされている。
(公式サイトより)
これは、新宿シネマカリテの企画で、
8月に紹介した『懲罰大陸☆USA』 ともに
レイト―ショー公開。
新宿でレイトショーって帰りがとても遅くなるので
時間的に厳しくて
行けなくて残念...
で、
『懲罰大陸☆USA』も観られなかったのですが、
この『ヒューマン・ハイウェイ』は、
先週は19時からの上映になったので、
25日の最終日に観に行きましたよ。
『ヒューマン・ハイウェイ』の前に観たのが、
『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』で、
アナ・リリ・アミリプール監督が、
セルジオ・レオーネとデヴィッド・リンチが
まるでイラン・ロックを奏でたようにしたかった
という映画でしてね。
私はとても気に入った作品だったのですが、
なんとその後観たこの『ヒューマン・ハイウェイ』には、
リンチ師匠『イレイザーヘッド』の
メアリー役シャーロット・スチュワートと、
『ブルーベルベット』のフランク役デニス・ホッパーが
出ているというね(o^-')b
まあ、個人的で勝手な嬉しい偶然ですが。
そして『ヒューマン・ハイウェイ』は、
おまけに翌日観た『草原の実験』とも
テーマがリンクしていたのでした...
草原の実験 感想 静かだけど衝撃度大。
とても可憐で美しい主演エレーナ・アンさんに
サインもらった!←クリック
ニール・ヤング幻の反核映画ってことですが、
狂った映画でしてね。
まじめな「反核映画」映画ではないです。
黒木和雄監督がこの映画を観たとは思えませんが、
私は黒木監督の『TOMORROW 明日』を想起したりして。
『TOMORROW 明日』は真面目な名作ですけど。
ニール・ヤングは演技をするのが
大好きだそうですよ。
ヲタクな自動車修理工を怪演。
まだ薬物中毒から完全には抜けていない
デニス・ホッパーは明らかにヘン。
サリー・カークランドに怪我させてしまった
というナイフさばきは人も刺しそうで
見ていてコワすぎ(笑)
まあ、とにかく
バカでエロくて
ハチャメチャで
狂っていて笑えました。
滑り込みで観られて良かった!(°∀°)b
パンフはなくてA3ペラ1枚の
プレスみたいなのが200円でした。
買う時は正直ちょっと高い(゚ー゚;
と思ったのですが、
石熊勝己さんが書かれた文章には
情報がびっしりで満足でした。
この映画についてや
関連情報を詳しく知りたい方は、
それを読んでね。(ってどうやってだ?(^^ゞ)
俳優や音楽の事はトリビアいっぱいで、
きりがないんですよホント。
この映画の撮影現場で
毎日うろついて手伝いをしていた若者がいて、
それは、俳優デビュー前のケビン・コスナー。
映画を撮影していたスタジオの管理人をしていたため、
雑用係で制作の手伝いをしていたそう。
彼はこのとき映画制作のノウハウを学んだとのこと。
その縁かどうか定かではないらしいけど、
後にケビン・コスナー監督・主演の
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で、
大量のバッファローが登場するその中の2頭を、
コスナーはニール・ヤングから借りています。
(ちなみに『ダンス・ウィズ・ウルブズ』の
原作者マイケル・ブレイクはヴィゴ・モーテンセンの家で、
この小説を書いていて、主人公のモデルは
ヴィゴって言われてますね!)
↓このどれかの2頭。
先週は音楽映画、
音楽が重要な要素の映画三昧でした。
『ヒューマン・ハイウェイ』は、
ハチャメチャなロック映画が
好きな人にしかおススメしませんけど、
興味がある方は機会があればご覧ください。
ニール・ヤングは鉄道模型が好きだそうで、
いろいろ走らせてましたよ。
シャーロット・スチュワートとジャック・ナンス
デニス・ホッパー
ニール・ヤングとシャーロット・スチュワート
音楽シーンの一番の見所は、
Devoとニール・ヤングの
My My, Hey Hey (Out Of The Blue)の
セッション↓
ニール・ヤングの
My My, Hey Hey (Out Of The Blue)↓
Hey hey, my my
Rock and roll can never die
There’s more to the picture Than meets the eye
Hey hey, my my.
最近、メジャーな映画を観ていないから、
読者を失っている感じで淋しいですが、
まあ、自分の道を行くしかないです。(苦笑)
昨日はアル・パチーノ主演の
『Dear ダニー 君へのうた』
観たんですよ。
ちょっとメジャーじゃないかしらん。
アル・パチーノはやっぱり格好イイ!
不良ロックスタージジィは、
彼というスターに許される役でした。
アネット・べ二ング、
クリストファー・プラマー
も渋くて素敵な役でした。
他の共演者も好演で、
パチーノの歌も聴けて、
見やすい大人の映画でした。
いいひとときを過ごせました。
また、さくっと書きたいナァ。
デニス・ホッパーが2010年3月
ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム入りした式典で。
ジェームズ・ディーンとネコ(=^・ω・^=)
特撮感あるでしょ?(笑)
シャーロット・スチュワート
『イレイザーヘッド』の
撮影当時のニール・ヤングと
昨年2014年トロント映画祭での
デニス・ホッパーとヴィゴ・モーテンセン
『ジャイアンツ』のデニス・ホッパー
デニス・ホッパーが敬愛していた