『しあわせへのまわり道』
原題:Learning to Drive
2014年製作
アメリカ映画
TOHOシネマズ日本橋で鑑賞
浜松シネマイーラでは11月21日(土)~12月4日(金)上映
↓『しあわせへのまわり道』
↓「Learning to Drive」公式トレーラー
原題:Learning to Drive
2014年製作 アメリカ映画
監督:イサベル・コイシェ
製作:ダナ・フリードマン
ダニエル・ハモンド
原作:キャサ・ポリット
脚本:サラ・ケルノチャン
編集:セルマ・スクーンメイカー
撮影:マネル・ルイス
美術:ダニア・サラゴヴィア
音楽:ダーニ・ハリスン
ポール・ヒックス
出演:パトリシア・クラークソン
ベン・キングズレー
ジェイク・ウェバー
グレース・ガマー
サリター・チョウドリー
アヴィ・ナッシュ
サマンサ・ビー
マット・サリンジャー
ダニエラ・ラベンダー
実体験を綴ったエッセイの映画化である本作は、
陽光きらめく夏のニューヨークを舞台に、
突如結婚生活が破綻した主人公ウェンディの
哀歓を飾りたてることなく描き出す。
偶然出逢った"教官"ダルワーンとの会話には
機知とユーモアが満載。
落ち込んで凝り固まった
ウェンディの心がいつしかほぐれてゆく。
NYマンハッタンの
アッパー・ウエストサイドで暮らす
売れっ子書評家ウェンディ(パトリシア・クラークソン)
の順風満帆の人生は突然あっけなく崩壊した。
長年連れ添った夫がすきま風の吹いた夫婦関係を見切り、
浮気相手のもとへ去ってしまったのだ。
愛する本に囲まれるあまり、
愛するひとに寄り添っていなかったと
反省しても時は既に遅かった。
絶望のなか、車を運転できない現実に直面したウェンディは、
インド人タクシー運転手ダルワーン(ベン・キングズレー)
のレッスンを受けることに。
シク教徒で伝統を重んじる堅物の男性だが、
宗教も文化も階級も対照的なダルワーンとの出逢いは、
過去の想い出にしがみつくウェンディの心の針路を変え、
未来に踏み出す勇気を与えてくれるのだった……。
(公式HPより)
『死ぬまでにしたい10のこと』(03)
『あなたになら言える秘密のこと』(05)
『エレジー 』(08)
などのイサベル・コイシェ監督作品です。
『エレジー 』(08)でベン・キングズレーと
パトリシア・クラークソンは共演しています。
ベン・キングズレーが長い俳優人生で初めての
ベッドシーンを演じましたね。(ペネロペ・クルス、
パトリシアと)
この映画は、
“ニューヨーカー”誌に掲載された、
キャサ・ポリットのエッセイ「Learning to Drive」が原作。
キャサ・ポリットは
フェミニスト詩人、エッセイスト、評論家。
このエッセイに注目したプロデューサーの
ダナ・フリードマンが、
脚本家のサラ・ケルノチャンに脚色を依頼しました。
ダナから渡されたサラの脚本を読んだ
パトリシア・クラークソンが作品に惚れ込み、
『エレジー』で意気投合したコイシェ監督と
ベン・キングズレーに持ちかけた企画です。
『エレジー』の撮影が終わるころだったそう。
プロデューサーのダナは9年かけて
映画化にこぎつけました。
脚本を読んだ頃コイシェ監督は離婚手続き中で、
運転免許を持っておらず、
この脚本が前へ進む力を与え、
運転を習う決意をさせてくれたそう。
長い年月がかかったけど
映画化の夢がかなってうれしいと語っています。
コイシェ監督は脚本家でもあるので、
他の人が書いた脚本で撮るのは珍しいです。
編集はマーティン・スコセッシ監督の
デビュー作品から編集を手掛けてきた
ベテラン映画編集者セルマ・スクーンメイカー。
女性映画人たちの思いが詰まった作品です。
主人公のウェンディは、
ブロンクスの貧しい暮らしから、
努力して著名書評家になりました。
夫は教授になれず、
収入が安定しない大学教員なので、
娘と3人の家族の生活は
彼女の仕事の収入で支えてきました。
インテリで自立した女性であるウェンディですが、
夫が浮気相手との同居に踏み切り家を出たため、
彼女が守ってきた「しあわせな家族の生活」が
一気に崩れて激しく動揺します。
娘が大学を休学し田舎で農作業をしており、
会いに行くには車で行かなければならないのですが、
今まで車の運転は夫がしていたため免許がありません。
ひょんなことから夫と喧嘩別れして乗った
タクシーの運転手、敬虔なシク教徒のダルワーンに
運転を習うことになります。
パトリシア・クラークソンと、
ベン・キングズレーが
さすがに素晴らしい演技です。
ベン・キングズレー演じる
ダルワーンの年齢設定は多分50代です。
ベンは実年齢は71歳ですが、
ダルワーンはとても若々しくて
チャーミングですよ。
この映画は、
下ネタトークがたくさん出てきて面白いですが、
下品ではありません。
主人公の人生再生を描く映画は、
それこそ掃いて捨てる程ありますが、
この映画は「自立した大人の再生ドラマ」で、
よくある甘えた自分探し映画とは違う
と、私は思います。
シク教徒へのいわれのない差別、
移民の厳しい生活も描かれています。
インドの故郷に住む妹が推薦する
ジャスリーン(サリター・チョウドリーが好演)
がアメリカにやってきて渡米翌日に
見合い結婚するダルワーン。
彼と妻との関係性の変化、
2人それぞれの変化など、
描かれるのは主人公ウェンディが
再生していく姿だけではありません。
脚本が良く、名優の説得力のある演技で、
爽やかな後味の作品です。
女性映画人の思いが込められているだけあって
フェミニズム的にも評価したい
地に足の着いた女性の描かれ方です。
このところ元々苦手なシネコンから
足が遠のいていました。
この映画はヘッド館が
TOHOシネマズ日本橋で、
約1年ぶりに行きました。
地味な作品はシネコンで掛かると
すぐ上映回数が減って観に行きにくくなるので、
公開週のうちの1日に行っておきました。
昨日のレディースデーで
『わたしに会うまでの1600キロ』も観ました。
良くできた作品だしリースは好演で
評価が高いのも納得できます。
ただ、個人的な問題もあって心にはフィットせず、
自分の好みでは『しあわせへのまわり道』の方が好きです。
原題はLearning to Driveで
運転の学習。
車の「運転」だけでなく
自分や人生の運転の仕方を学ぶ
という意味も含まれてるかな。
「しあわせ」「幸せ」がついた邦題は多過ぎて、
どれがどれやらだから、
もったいない気がします。
ただ、内容的には合っているのですョ。
しっかりした爽やかな大人映画の佳品として
おススメしたいです。
シク教徒のターバンを巻いた姿は、
日本ではインド人のイメージによく使われますが、
インド全人口の2%くらい。
中央政府から弾圧を受けて先鋭化した時期もありましたが、
もともとはイスラム教とヒンドゥー教の対立を越えた、
平和主義、平等主義を掲げて16世紀に登場した新宗教。
カーストや人種、貴賤、男女の差別も否定されます。
ダルワーンは元大学教授でしたが
政治犯として長く収監された過去がありました。
現代インドでは勤勉で正直なシク教徒の気風を
冗談のネタにするそうです。
こんな感想だけでは記事としては
特徴もないかなと思うので(笑)
ちょっと差別化でトリビア系のネタをご紹介しておきますね。
『しあわせへのまわり道』では、
有名人の二世の関わりもありました。
まずはウェンディーの娘ターシャ役は
メリル・ストリープの娘の1人、
グレース・ガマー。
J・D・サリンジャーの息子の
マット・サリンジャーがピーター役で出演。
ジョージ・ハリスンの息子
ダーニ・ハリスンが
自分のバンドThenewno2のメンバー
ポール・ヒックスと音楽を担当。
↓Thenewno2のライブで歌うダーニ。
ジョージと似てます。
下の動画は、
英ジャガーの2014年スーパーボウルのコマーシャル『ランデブー』。
出演は『マイティ・ソー』ロキのトム・ヒドルストン、
『アイアンマン3』マンダリンのベン・キングズレー、
『グリーン・ランタン』シネストロのマーク・ストロング。
監督はトム・フーパー(『英国王のスピーチ』)
音楽はアレクサンドル・デスプラ
(今年のアカデミー賞ではオリジナル作曲賞に
『イミテーション・ゲーム』と
『グランド・ブダペスト・ホテル』の2作品で
ノミネートされ、グラ・ブタで受賞。)
↓Jaguar Super Bowl spot with F-TYPE Coupé
↓トム・フーパー監督解説のメイキング映像
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、
ロキが出ないから観る気がうせて
スルーしてしまいました(苦笑)
ジェイソン・ステイサム、
パトリック・スチュワートもいるし、
イギリスはカッコイイ禿げ俳優の宝庫!?
原題:Learning to Drive
2014年製作
アメリカ映画
TOHOシネマズ日本橋で鑑賞
浜松シネマイーラでは11月21日(土)~12月4日(金)上映
↓『しあわせへのまわり道』
↓「Learning to Drive」公式トレーラー
原題:Learning to Drive
2014年製作 アメリカ映画
監督:イサベル・コイシェ
製作:ダナ・フリードマン
ダニエル・ハモンド
原作:キャサ・ポリット
脚本:サラ・ケルノチャン
編集:セルマ・スクーンメイカー
撮影:マネル・ルイス
美術:ダニア・サラゴヴィア
音楽:ダーニ・ハリスン
ポール・ヒックス
出演:パトリシア・クラークソン
ベン・キングズレー
ジェイク・ウェバー
グレース・ガマー
サリター・チョウドリー
アヴィ・ナッシュ
サマンサ・ビー
マット・サリンジャー
ダニエラ・ラベンダー
実体験を綴ったエッセイの映画化である本作は、
陽光きらめく夏のニューヨークを舞台に、
突如結婚生活が破綻した主人公ウェンディの
哀歓を飾りたてることなく描き出す。
偶然出逢った"教官"ダルワーンとの会話には
機知とユーモアが満載。
落ち込んで凝り固まった
ウェンディの心がいつしかほぐれてゆく。
NYマンハッタンの
アッパー・ウエストサイドで暮らす
売れっ子書評家ウェンディ(パトリシア・クラークソン)
の順風満帆の人生は突然あっけなく崩壊した。
長年連れ添った夫がすきま風の吹いた夫婦関係を見切り、
浮気相手のもとへ去ってしまったのだ。
愛する本に囲まれるあまり、
愛するひとに寄り添っていなかったと
反省しても時は既に遅かった。
絶望のなか、車を運転できない現実に直面したウェンディは、
インド人タクシー運転手ダルワーン(ベン・キングズレー)
のレッスンを受けることに。
シク教徒で伝統を重んじる堅物の男性だが、
宗教も文化も階級も対照的なダルワーンとの出逢いは、
過去の想い出にしがみつくウェンディの心の針路を変え、
未来に踏み出す勇気を与えてくれるのだった……。
(公式HPより)
『死ぬまでにしたい10のこと』(03)
『あなたになら言える秘密のこと』(05)
『エレジー 』(08)
などのイサベル・コイシェ監督作品です。
『エレジー 』(08)でベン・キングズレーと
パトリシア・クラークソンは共演しています。
ベン・キングズレーが長い俳優人生で初めての
ベッドシーンを演じましたね。(ペネロペ・クルス、
パトリシアと)
この映画は、
“ニューヨーカー”誌に掲載された、
キャサ・ポリットのエッセイ「Learning to Drive」が原作。
キャサ・ポリットは
フェミニスト詩人、エッセイスト、評論家。
このエッセイに注目したプロデューサーの
ダナ・フリードマンが、
脚本家のサラ・ケルノチャンに脚色を依頼しました。
ダナから渡されたサラの脚本を読んだ
パトリシア・クラークソンが作品に惚れ込み、
『エレジー』で意気投合したコイシェ監督と
ベン・キングズレーに持ちかけた企画です。
『エレジー』の撮影が終わるころだったそう。
プロデューサーのダナは9年かけて
映画化にこぎつけました。
脚本を読んだ頃コイシェ監督は離婚手続き中で、
運転免許を持っておらず、
この脚本が前へ進む力を与え、
運転を習う決意をさせてくれたそう。
長い年月がかかったけど
映画化の夢がかなってうれしいと語っています。
コイシェ監督は脚本家でもあるので、
他の人が書いた脚本で撮るのは珍しいです。
編集はマーティン・スコセッシ監督の
デビュー作品から編集を手掛けてきた
ベテラン映画編集者セルマ・スクーンメイカー。
女性映画人たちの思いが詰まった作品です。
左から脚本家のサラ・ケルノチャン、パトリシア・クラークソン、
原作者キャサ・ポリット、イサベル・コイシェ監督
編集のセルマ・スクーンメイカー。
原作者キャサ・ポリット、イサベル・コイシェ監督
編集のセルマ・スクーンメイカー。
主人公のウェンディは、
ブロンクスの貧しい暮らしから、
努力して著名書評家になりました。
夫は教授になれず、
収入が安定しない大学教員なので、
娘と3人の家族の生活は
彼女の仕事の収入で支えてきました。
インテリで自立した女性であるウェンディですが、
夫が浮気相手との同居に踏み切り家を出たため、
彼女が守ってきた「しあわせな家族の生活」が
一気に崩れて激しく動揺します。
娘が大学を休学し田舎で農作業をしており、
会いに行くには車で行かなければならないのですが、
今まで車の運転は夫がしていたため免許がありません。
ひょんなことから夫と喧嘩別れして乗った
タクシーの運転手、敬虔なシク教徒のダルワーンに
運転を習うことになります。
パトリシア・クラークソンと、
ベン・キングズレーが
さすがに素晴らしい演技です。
ベン・キングズレー演じる
ダルワーンの年齢設定は多分50代です。
ベンは実年齢は71歳ですが、
ダルワーンはとても若々しくて
チャーミングですよ。
この映画は、
下ネタトークがたくさん出てきて面白いですが、
下品ではありません。
ウェンディーと妹の
女のホンネ下ネタトークはなかなか強烈
女のホンネ下ネタトークはなかなか強烈
主人公の人生再生を描く映画は、
それこそ掃いて捨てる程ありますが、
この映画は「自立した大人の再生ドラマ」で、
よくある甘えた自分探し映画とは違う
と、私は思います。
シク教徒へのいわれのない差別、
移民の厳しい生活も描かれています。
インドの故郷に住む妹が推薦する
ジャスリーン(サリター・チョウドリーが好演)
がアメリカにやってきて渡米翌日に
見合い結婚するダルワーン。
彼と妻との関係性の変化、
2人それぞれの変化など、
描かれるのは主人公ウェンディが
再生していく姿だけではありません。
脚本が良く、名優の説得力のある演技で、
爽やかな後味の作品です。
女性映画人の思いが込められているだけあって
フェミニズム的にも評価したい
地に足の着いた女性の描かれ方です。
このところ元々苦手なシネコンから
足が遠のいていました。
この映画はヘッド館が
TOHOシネマズ日本橋で、
約1年ぶりに行きました。
地味な作品はシネコンで掛かると
すぐ上映回数が減って観に行きにくくなるので、
公開週のうちの1日に行っておきました。
昨日のレディースデーで
『わたしに会うまでの1600キロ』も観ました。
良くできた作品だしリースは好演で
評価が高いのも納得できます。
ただ、個人的な問題もあって心にはフィットせず、
自分の好みでは『しあわせへのまわり道』の方が好きです。
原題はLearning to Driveで
運転の学習。
車の「運転」だけでなく
自分や人生の運転の仕方を学ぶ
という意味も含まれてるかな。
「しあわせ」「幸せ」がついた邦題は多過ぎて、
どれがどれやらだから、
もったいない気がします。
ただ、内容的には合っているのですョ。
しっかりした爽やかな大人映画の佳品として
おススメしたいです。
シク教徒のターバンを巻いた姿は、
日本ではインド人のイメージによく使われますが、
インド全人口の2%くらい。
中央政府から弾圧を受けて先鋭化した時期もありましたが、
もともとはイスラム教とヒンドゥー教の対立を越えた、
平和主義、平等主義を掲げて16世紀に登場した新宗教。
カーストや人種、貴賤、男女の差別も否定されます。
ダルワーンは元大学教授でしたが
政治犯として長く収監された過去がありました。
現代インドでは勤勉で正直なシク教徒の気風を
冗談のネタにするそうです。
こんな感想だけでは記事としては
特徴もないかなと思うので(笑)
ちょっと差別化でトリビア系のネタをご紹介しておきますね。
『しあわせへのまわり道』では、
有名人の二世の関わりもありました。
まずはウェンディーの娘ターシャ役は
メリル・ストリープの娘の1人、
グレース・ガマー。
メリルとルイザ、グレース、メイミー
J・D・サリンジャーの息子の
マット・サリンジャーがピーター役で出演。
1990年の「キャプテン・アメリカ」で
キャップを演じてたんですね。
キャップを演じてたんですね。
J・D・サリンジャーとマット
ジョージ・ハリスンの息子
ダーニ・ハリスンが
自分のバンドThenewno2のメンバー
ポール・ヒックスと音楽を担当。
ジョージ、ダーニ、オリヴィア
ダーニ、ポール・マッカートニー、
オリヴィア
オリヴィア
左がダーニで右がジョージ。
ホントに良く似てます。
ホントに良く似てます。
↓Thenewno2のライブで歌うダーニ。
ジョージと似てます。
下の動画は、
英ジャガーの2014年スーパーボウルのコマーシャル『ランデブー』。
出演は『マイティ・ソー』ロキのトム・ヒドルストン、
『アイアンマン3』マンダリンのベン・キングズレー、
『グリーン・ランタン』シネストロのマーク・ストロング。
監督はトム・フーパー(『英国王のスピーチ』)
音楽はアレクサンドル・デスプラ
(今年のアカデミー賞ではオリジナル作曲賞に
『イミテーション・ゲーム』と
『グランド・ブダペスト・ホテル』の2作品で
ノミネートされ、グラ・ブタで受賞。)
↓Jaguar Super Bowl spot with F-TYPE Coupé
↓トム・フーパー監督解説のメイキング映像
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、
ロキが出ないから観る気がうせて
スルーしてしまいました(苦笑)
ジェイソン・ステイサム、
パトリック・スチュワートもいるし、
イギリスはカッコイイ禿げ俳優の宝庫!?
ローレンス・オリヴィエと
ヴィヴィアン・リーとネコ(=^・^=)
ヴィヴィアン・リーとネコ(=^・^=)