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ルック・オブ・サイレンス/パプーシャの黒い瞳/ニューヨークの巴里夫/群青のとおり道/梶芽衣子特集

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『ボヴァリー夫人とパン屋』
浜松シネマイーラでも上映

『ルック・オブ・サイレンス』
浜松シネマイーラでも上映

『ニューヨークの巴里夫』

『パリよ、永遠に』

『パプーシャの黒い瞳』
浜松シネマイーラでは7月25日(土)~31日(金)上映

『群青色の、とおり道』

デビュー50周年記念
「女優・梶芽衣子」


『修羅雪姫』

『修羅雪姫 怨み恋歌』

『動脈列島』

『女の警察』

7月15日~22日に観た映画






『ルック・オブ・サイレンス』予告動画


『ルック・オブ・サイレンス』

ジョシュア・オッペンハイマー監督

傑作です!
実は『アクト・オブ・キリング』より前にあった企画。
虐殺された兄の弟アディが今も同じ地域に住み
権力を握っている虐殺者たちに話を聞きに行く。
事実に蓋をしたい人たちは恫喝もしてくる。
アディは静かに問う。復讐ではないから。
命懸けで撮られ魂に響く本作は必見!!
人間として思考停止し、
残虐な命令を機械的にこなす
ハンナ・アーレントが解いた「悪の凡庸さ」。
「軍の命令だった」「国を守るためだった」
「アメリカのためにやった」と言い張る
「責任なき悪」。
を痛烈に炙り出します。

『アクト・オブ・キリング』を観た人は必見だし、
『アクト・オブ・キリング』を観てない人は、
DVDなどでぜひご覧になって、
WOWOWで7月30日(木)昼12時~放送あります。
この『ルック・オブ・サイレンス』をご覧ください。
ルック~は、
アクト~のような仕掛け型ではなく、
正攻法です。

1本で書きたいと書いておいてそのままの作品が多いですが、
『ルック・オブ・サイレンス』については
近日中にUPしたいです。


↓『アクト・オブ・キリング』予告動画


アクト・オブ・キリング オリジナル全長版
2枚組(本編1枚+特典DVD) 日本語字幕付き [B.../








↓『ボヴァリー夫人とパン屋』予告動画


『ボヴァリー夫人とパン屋』

監督:アンヌ・フォンテーヌ

出演:ファブリス・ルキーニ、ジェマ・アータートン、
ニールス・シュナイダー、ジェイソン・フレミング他 

『危険なプロット』で
妄想しすぎな高校教師だったファブリス・ルキーニが、
隣の若い奥さんジェマ・ボヴァリーに
フローベールの「ボヴァリー夫人」を重ねて妄想する
文学好きなノルマンディー地方のパン屋の親父を好演。
奥さんや息子はこの文学好きが高じて妄想する彼の癖を、
呆れたり、からかったりしているが、
親父の妄想は膨らむ一方。
ジェマ・アータートンは健康的なお色気。
グザヴィエ・ドランお墨付きな
ニールス・シュナイダーの
ヌードが拝めるサービスあり(笑)









↓『パプーシャの黒い瞳』予告動画


『パプーシャの黒い瞳』

監督:ヨアンナ・コス=クラウゼ
クシシュトフ・クラウゼ

出演:ヨヴィタ・ブドニク、ズビグニェフ・ヴァレリシ
アントニ・パヴリツキ

パプーシャはジプシーの言葉で「お人形」。
ポーランドで初のジプシーの女性詩人となった
ブロニスワヴァ・ヴァイス(1910年-1987年)の
激動の時代の波乱に満ちた人生が描かれる。

光と影が絶妙に美しいモノクロ映像と構図で、
荒野を行くジプシーの一団を
長回しで追うロングショットでは
その美しさに涙が出そうでした。
劇中に流れるジプシー音楽も素敵です。
『イーダ』『イマジン』本作と、
ポーランド映画の水準の高さが確認できます。

この作品も近いうちに1本でUP予定。






↓『ニューヨークの巴里夫』予告動画


『ニューヨークの巴里夫』

監督:セドリック・クラピッシュ

出演:ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ
セシル・ドゥ・フランス、ケリー・ライリー

『スパニッシュ・アパートメント』(大学時代)
『ロシアン・ドールズ』(30歳)の続編。
優柔不断なグザヴィエも今や40歳で2児の父。

これは封切時は体調悪くて見逃し、
今回キネカ大森の2本立てで観ました。
とてもテンポのよいコメディーで面白かった!
音楽のセンスも流石!
ロマン・デュリスは若い頃、
通りでクラピッシュ監督にスカウトされただけあって、
クラピッシュ作品では、
いつも本当に活き活きしてていいなァ。




『パリよ、永遠に』

監督:フォルカー・シュレンドルフ

出演:アンドレ・デュソリエ
ニエル・アレストリュプ

ヒトラーのパリ破壊命令の遂行準備をしていた
コルティッツ将軍と、
阻止するために将軍を説得する、
スウェーデン総領事ノルドリンクの緊迫の駆け引き。
これは封切時にも観たけど、
今回『ニューヨークの巴里夫』と2本立てだったので、
もう一度観ました。
名優二人の演技に緊張感があり、
再見でも引き込まれました。




『群青色の、とおり道』 感想
佐々部清監督。
桐山漣、杉野希妃、安田聖愛、
升毅、宮崎美子、二宮慶多他
←クリック


デビュー50周年記念「女優・梶芽衣子」で観た映画。

『修羅雪姫 怨み恋歌』『動脈列島』






「女優・梶芽衣子」デビュー50周年記念
シネマヴェーラ渋谷7月18日~
『動脈列島』『修羅雪姫 怨み恋歌』
←クリック

↓『修羅雪姫 怨み恋歌』予告動画








↓『修羅雪姫』予告動画


↓「修羅の花」唄:梶芽衣子 動画は『キル・ビル Vol.1』


『修羅雪姫』

1973年
制作:東京映画
配給:東宝
監督:藤田敏八
脚本:長田紀生
原作:小池一夫 、 上村一夫
製作:奥田喜久丸
撮影:たむらまさき
美術:薩谷和夫
音楽:平尾昌晃
録音:神蔵昇
照明:石井長四郎
編集:井上治
助監督:瀬川淑
スチル:橋山直己

鹿島雪/梶芽衣子
鹿島小夜/赤座美代子
鹿島剛/大門正明
鹿島司郎/内田慎一
三日月お寅/楠田薫
タジレのお菊/根岸明美
道海和尚/西村晃
松右衛門/高木均
塚本儀四郎/岡田英次
北浜おこの/中原早苗
竹村伴蔵/仲谷昇
正景徳市/地井武男
足尾竜嶺/黒沢年雄
竹村小笛/中田喜子
柴山源三/小松方正
勝目大八/長谷川弘
代貸/松崎真
子分/阿藤快
子分/大倉賢二


タランティーノが『キル・ビル Vol.1』で、
オマージュ捧げた本作です。
今回スクリーンでは初見のため、
迫力を味わいました。
父母の仇を討つ雪の梶芽衣子の
非情な剣がカッコ良過ぎ!
田村正毅名義時代のたむら氏のカメラも冴えわたる。
ラスボスの岡田英次さんが
あまり強そうじゃないのだけど、
雪景色の鹿鳴館裏庭での中田喜子の一撃が効いている。







『女の警察』
1969年
制作・配給:日活
監督:江崎実生
脚色:中西隆三
原作:梶山孝之
企画:増田弥寿郎
撮影:横山実
美術:佐谷晃能
音楽:佐藤允彦
録音:沼倉範夫
照明:藤林甲
編集:鈴木晄
スチール:浅石靖

篝正秋/小林旭
加藤汀三/小高雄二
玖島千代子/十朱幸代
丹羽章子/牧紀子
長谷川雪絵/槙杏子
福江美智子/梶芽衣子
小金井蓉子/青江三奈
佐本覚/内田稔
詫摩周六/内田朝雄
藤代課長/木浦佑三
宝部社長/富田仲次郎
大川作之助/加藤嘉
田村編集長/神田隆
小平/十朱久雄
神崎/杉江広太郎
工藤幹事長/加原武門
松田/藤竜也
光村/木島一郎
餅原/郷英治

『女の警察』シリーズ第一作。
銀座に7つのキャバレーやバーを持つ
暁興業の人事兼保安部長、
人呼んで「女の警察」の
篝正秋(小林旭)が主人公。
政界、元官僚、金融界などが絡んだ、
国鉄の山陽新幹線建設での
汚職を取材していた篝の親友が、
交通事故に見せかけて殺される。
社会派問題が物語の通底に流れるサスペンス。
アクション、お色気、ロマンスありのエンタメ作品。
小林旭がダンディーでキザで、
美女にやたらとモテるんでやんす。
梶芽衣子さんは大学出のワルのヒモ(藤竜也)に、
トルコに売られそうになる新米ホステス。
藤竜也さんは小林旭にあっという間にのされます。↓




7月15日~22日に観た映画は10本。


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昨日、
アメブロブロガーnasuさん
から、お誘いいただき、
横浜の港の見える丘公園にある
神奈川近代文学館で行われた
nasuさんが出演された朗読の発表会に行ってきました。

nasuさんは宮沢賢治の「よだかの星」を、
方言も駆使され、
張りのある素敵な声で、
味わい深く読まれました。

他の発表者のみなさんもそれぞれ自分で選ばれた、
小説の一部分、短編小説、
エッセイ、詩、絵本などを朗読されました。


私はブログを書くようになってから、
読書量が減りました。
映画観るのも少し抑えて、
ブログも短時間で書き、
もっと本も読まなくてはいけないなあと
つくづく思った次第です。








フランソワーズ・サガンとネコヾ(=゚・゚=)ノニャン♪

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