『アリスのままで』
浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中
109シネマズ川崎で鑑賞
2014年製作 アメリカ映画
原題:Still Alice
↓公式トレーラー
↓ジュリアン・ムーアのコメント付き予告動画
監督:リチャード・グラツァー
ウォッシュ・ウエストモアランド
編集:ニコラ・ショードゥルジュ
製作総指揮:クリスティーン・ヴェイコン
マリア・シュライヴァー
製作:レックス・ルッツス
ジェームズ・ブラウン
パメラ・コフラー
原作:リサ・ジェノヴァ
撮影:ドニ・ルノワール
音楽:アイラン・エシュケリ
出演:ジュリアン・ムーア
クリステン・スチュワート
アレック・ボールドウィン
ケイト・ボスワース
ハンター・パリッシュ
あらすじは...
コロンビア大学の教授で
著名な言語学者のアリス(ジュリアン・ムーア)。
夫ジョンは仕事中毒な医学博士(アレック・ボールドウィン)。
長女アナは法科大学院出(ケイト・ボスワース)、
長男トム(ハンター・パリッシュ)は医学院生と、
子どもの2人はエリート。
次女のリディア(クリステン・スチュワート)は、
大学に行かずロサンゼルスで舞台俳優を目指していて、
アリスは将来を心配していた。
ある時、アリスは急に物忘れがひどくなり、
大学の中で迷ってしまう。
診察を受けると若年性アルツハイマー病だった...
『エデンより彼方に』(2002年)ヴェネツィア国際映画祭女優賞、
『めぐりあう時間たち』(2003年)ベルリン国際映画祭女優賞、
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014年)カンヌ国際映画祭女優賞、
の三大映画祭の女優賞を受賞していたジュリアン・ムーアが、
この『アリスのままで』では、
アカデミー賞主演女優賞、
ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)
英国アカデミー賞主演女優賞など、
多くの女優賞を受賞しました。
ジュリアン・ムーアは演技力があり、
大作映画からインディー映画まで幅広く出演してきました。
しかし、脱ぎ要員、濡れ場要因的な役、
エキセントリックな役も多く、
彼女の演技力がストレートに反映できて
評価されるような役が多かったとは言えません。
しかし、ついに彼女にも
キャリア最高の取り組みができる
チャンスが巡って来ました。
『アリスのままで』は、
ドラマは正直な所薄味です。
それで却って彼女の演技力が発揮され、
作品を引っ張っていると言えます。
彼女は様々なアルツハイマー病患者に会って
リサーチしたそうです。
今回は聡明なアリスの病状が進んでいく様子を、
構築する演技でなく、
演技を削ぎ落としていく引き算な見せ方で、
素晴らしい表現にしました。
若年性アルツハイマー病と診断されたアリスは、
大学にもいられなくなり、
今まで努力して積み上げたキャリアも
人生の記憶も全て失ってしまうのだから、
「ガンの方が良かった。
ピンクリボン(乳癌の啓発キャンペーンのシンボル)
を付けて、同情されるから。」
と、語るシーンがあります。
私は抗がん剤の副作用で
物忘れが酷くなった時期がありました。
娘に「何回も言ったのに覚えていないの?」
「同じことを何回も聞いてるよ、大丈夫?」
と言われ、
自分でもこのまま戻らなかったら
どうしようかと悩みました。
幸い抗がん剤治療が終わったら
酷い物忘れは治りました。
アリスの記憶が亡くなる恐怖が
少しだけでしょうけど、分かる気がします。
ただ、若年性アルツハイマー病になっていないから、
彼女の恐怖を本当に理解はできないでしょう。
それにしても、
「ガンの方が良かった。」というのは、
ちょっと引っかかってしまいました。
手術も抗がん剤治療もとても辛かったし、
再発・転移、死への恐怖は消えないので。
個人的な思いなのですけど。
『アリスのままで』のレビューはこれでおしまい。
短いです。(゚ー゚;
昨日観た『フレンチアルプスで起きたこと』は、
夫婦の人間性を裸にする刺激的な作品で、
ユーモアもあり、とても面白く、
またまた今年のマイベストの上位に入る作品でした。
で、ブログ早く書かなくては!なのに、
つい、ウィンブドンのフェデラーの3回戦
(対サミュエル・グロス選手)観てしまい、
止められなくなりました。ヽ(;´ω`)ノ
フェデラーが勝ってホッとしました。(;^_^A
浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中
109シネマズ川崎で鑑賞
2014年製作 アメリカ映画
原題:Still Alice
↓公式トレーラー
↓ジュリアン・ムーアのコメント付き予告動画
監督:リチャード・グラツァー
ウォッシュ・ウエストモアランド
編集:ニコラ・ショードゥルジュ
製作総指揮:クリスティーン・ヴェイコン
マリア・シュライヴァー
製作:レックス・ルッツス
ジェームズ・ブラウン
パメラ・コフラー
原作:リサ・ジェノヴァ
撮影:ドニ・ルノワール
音楽:アイラン・エシュケリ
出演:ジュリアン・ムーア
クリステン・スチュワート
アレック・ボールドウィン
ケイト・ボスワース
ハンター・パリッシュ
あらすじは...
コロンビア大学の教授で
著名な言語学者のアリス(ジュリアン・ムーア)。
夫ジョンは仕事中毒な医学博士(アレック・ボールドウィン)。
長女アナは法科大学院出(ケイト・ボスワース)、
長男トム(ハンター・パリッシュ)は医学院生と、
子どもの2人はエリート。
次女のリディア(クリステン・スチュワート)は、
大学に行かずロサンゼルスで舞台俳優を目指していて、
アリスは将来を心配していた。
ある時、アリスは急に物忘れがひどくなり、
大学の中で迷ってしまう。
診察を受けると若年性アルツハイマー病だった...
『エデンより彼方に』(2002年)ヴェネツィア国際映画祭女優賞、
『めぐりあう時間たち』(2003年)ベルリン国際映画祭女優賞、
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(2014年)カンヌ国際映画祭女優賞、
の三大映画祭の女優賞を受賞していたジュリアン・ムーアが、
この『アリスのままで』では、
アカデミー賞主演女優賞、
ゴールデングローブ賞主演女優賞 (ドラマ部門)
英国アカデミー賞主演女優賞など、
多くの女優賞を受賞しました。
ジュリアン・ムーアは演技力があり、
大作映画からインディー映画まで幅広く出演してきました。
しかし、脱ぎ要員、濡れ場要因的な役、
エキセントリックな役も多く、
彼女の演技力がストレートに反映できて
評価されるような役が多かったとは言えません。
しかし、ついに彼女にも
キャリア最高の取り組みができる
チャンスが巡って来ました。
『アリスのままで』は、
ドラマは正直な所薄味です。
それで却って彼女の演技力が発揮され、
作品を引っ張っていると言えます。
彼女は様々なアルツハイマー病患者に会って
リサーチしたそうです。
今回は聡明なアリスの病状が進んでいく様子を、
構築する演技でなく、
演技を削ぎ落としていく引き算な見せ方で、
素晴らしい表現にしました。
講義で急に言葉が出て来なくなったり...
得意料理のパンプディングのレシピも忘れてしまい、
ネットで調べる...
ネットで調べる...
夫と診断を聞きに行くと、
遺伝性のアルツハイマー病で
子どもたちにも50%の確率で遺伝しているという。
遺伝性のアルツハイマー病で
子どもたちにも50%の確率で遺伝しているという。
トムに付き添ってもらい、
患者の会でスピーチをします。
患者の会でスピーチをします。
結婚しているアナは不妊治療をして、
女の子と男の子の双子を産みます。
ケイト・ボスワースは、
『バトルフロント』でプア・ホワイト・トラッシュの
下品な女を好演していて驚きでしたが、
今回はお手のものの美しい役です。
女の子と男の子の双子を産みます。
ケイト・ボスワースは、
『バトルフロント』でプア・ホワイト・トラッシュの
下品な女を好演していて驚きでしたが、
今回はお手のものの美しい役です。
↑『バトルフロント』のケイト・ボスワース
仕事人間のジョンは、
上のチラシの台詞「何があっても僕が付いている」と、
確かに言いますが、
結局はアリスの病を受け入れることができません。
そんなジョンを演じたアレック・ボールドウィンは
『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェットに続き
妻役の女優がアカデミー賞主演女優賞を受賞。
上のチラシの台詞「何があっても僕が付いている」と、
確かに言いますが、
結局はアリスの病を受け入れることができません。
そんなジョンを演じたアレック・ボールドウィンは
『ブルージャスミン』のケイト・ブランシェットに続き
妻役の女優がアカデミー賞主演女優賞を受賞。
夢を追って、母と対立していましたが、
和解してアリスの一番の理解者になるリディアを
クリスティンが好演。
ジュリアンとはとても息が合ったそうです。
和解してアリスの一番の理解者になるリディアを
クリスティンが好演。
ジュリアンとはとても息が合ったそうです。
ゲイをカミングアウトしている
リチャード・グラツァー監督(車椅子に座った人)と
パートナーで共同監督の
ウォッシュ・ウエストモアランド監督。
グラツァー監督は4年間、
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の闘病をし、
今年の3月10日に63歳で永眠されました。
リチャード・グラツァー監督(車椅子に座った人)と
パートナーで共同監督の
ウォッシュ・ウエストモアランド監督。
グラツァー監督は4年間、
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の闘病をし、
今年の3月10日に63歳で永眠されました。
ゴールデングローブ賞
アカデミー賞
若年性アルツハイマー病と診断されたアリスは、
大学にもいられなくなり、
今まで努力して積み上げたキャリアも
人生の記憶も全て失ってしまうのだから、
「ガンの方が良かった。
ピンクリボン(乳癌の啓発キャンペーンのシンボル)
を付けて、同情されるから。」
と、語るシーンがあります。
私は抗がん剤の副作用で
物忘れが酷くなった時期がありました。
娘に「何回も言ったのに覚えていないの?」
「同じことを何回も聞いてるよ、大丈夫?」
と言われ、
自分でもこのまま戻らなかったら
どうしようかと悩みました。
幸い抗がん剤治療が終わったら
酷い物忘れは治りました。
アリスの記憶が亡くなる恐怖が
少しだけでしょうけど、分かる気がします。
ただ、若年性アルツハイマー病になっていないから、
彼女の恐怖を本当に理解はできないでしょう。
それにしても、
「ガンの方が良かった。」というのは、
ちょっと引っかかってしまいました。
手術も抗がん剤治療もとても辛かったし、
再発・転移、死への恐怖は消えないので。
個人的な思いなのですけど。
『アリスのままで』のレビューはこれでおしまい。
短いです。(゚ー゚;
昨日観た『フレンチアルプスで起きたこと』は、
夫婦の人間性を裸にする刺激的な作品で、
ユーモアもあり、とても面白く、
またまた今年のマイベストの上位に入る作品でした。
で、ブログ早く書かなくては!なのに、
つい、ウィンブドンのフェデラーの3回戦
(対サミュエル・グロス選手)観てしまい、
止められなくなりました。ヽ(;´ω`)ノ
フェデラーが勝ってホッとしました。(;^_^A
『バトルフロント』では、
端からジェイソン・ステイサムに瞬殺か(><;)だった、
スケール小さすぎな悪役でケイト・ボスワースの兄でした。
ジェームズ・フランコ❤(´ω`*)
端からジェイソン・ステイサムに瞬殺か(><;)だった、
スケール小さすぎな悪役でケイト・ボスワースの兄でした。
ジェームズ・フランコ❤(´ω`*)