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カンヌ映画祭受賞結果速報 是枝裕和監督『そして父になる』福山雅治主演審査員賞 受賞受賞作品全動画

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2013年第66回カンヌ映画祭受賞結果速報 全作品解説・動画付

クラッカー是枝裕和監督 審査員賞 受賞 合格


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


2013年第66回カンヌ映画祭の結果が発表されました。
★パルムドール
ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー
監督:アブドゥラティフ・ケシシュ

★グランプリ
インサイド・ルウェイン・デイヴィス
監督:ジョエル&イーサン・コーエン

★監督賞
アマト・エスカランテ監督『Heli』エリ

★脚本賞
ジャ・ジャンクー監督『A TOUCH OF SIN』ア・タッチ・オブ・シン

★審査員賞
是枝裕和監督『そして父になる』

★男優賞
ブルース・ダーン 『Nebraska』 ネブラスカ

★女優賞
ベレニス・ベジョ 『The Past』ザ・パスト

★カメラドール新人賞
『ILO ILO』イロイロ
Anthony CHEN アンソニー・チェン 陳哲藝 監督

昨夜UPした私の予想で、
パルムドールとグランプリを当てられたのが嬉しいです。
他にもエクスキューズ付きで、
是枝裕和監督、ジャ・ジャンクー監督、ブルース・ダーン
の受賞を予想したので、
結構当たったかなと思っていますが...
審査委員長がスピルバーグなので、
アメリカ映画が強いかな、
審査員の構成の特徴にアジア人と女性の占める割合が高いから、
アジア映画が評価されそう、
女性を描いた作品が評価されそう、
ということを考慮に入れました。
でも、結局作品を観ているのは『藁の楯』だけだし、
内容を調べ、
海外の雑誌や新聞のレビューを読んだり、
評価の星の数を見たり、
星取り表の数字など...
から、評価の高い作品を選び、
後は審査員の構成・傾向を考慮してという感じで、
私の趣味的要素は殆ど入れていません。
ただ、好きな、是枝裕和監督と、ジャ・ジャンク―監督は
何らかの賞を是非取って欲しいと思っていましたので、
嬉しいです。
ジャ・ジャンク―監督作品は制作がオフィス北野なので、
(これまでの作品もです)
日本映画界が関わっているということで、
こちらも嬉しいですね。
昔からアジア映画が好きなので、
応援していました。

結果だけでは、
ニュースといっしょなので、
各作品のデータ、解説、ストーリー、動画を付けました。
(解説等はシネマトゥデイなどを参照しました)
以下は
黒文字が昨夜UPした私の予想で、
赤文字が受賞結果です。
合格ついているのは、私の予想が当たったものです。

★パルムドール
Blue Is the Warmest Color ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー
監督:アブドゥラティフ・ケシシュ

合格受賞:Blue Is the Warmest Color ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー
監督:アブドゥラティフ・ケシシュ


The Life of Adele ザ・ライフ・オブ・アデル
別英題:Blue Is the Warmest Color ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー
原題:La Vie d'Adèle - CHAPITRE 1 & 2 (Le bleu est une couleur chaude)
監督:アブドゥラティフ・ケシシュ Abdellatif Kechiche
出演:レア・セドゥ、アデル・エグザルチョプーロス
製作国:フランス
ストーリー:
愛する人と出会うことを夢見る15歳の少女アデルは、
ボーイフレンドとのデート中に青い髪の女を見掛け、
それが運命の出会いだと感じる。
そしてアデルは青い髪の女、エマと愛し合うことで女となり、
大人になっていく。

長編3作目の
『ラ・グレーヌ・エ・ル・ミュレ(原題) / La graine et le mullet』で
ベネチア国際映画祭審査員特別賞、
セザール賞監督賞を受賞したチュニジア系フランス人の
アブデラティフ・ケシッシュ監督。
長編5作目の本作でカンヌ国際映画祭初参加となる。
繊細で刺激的な作風のケシッシュ監督が取り上げるのは、
フランスのコミックを原作にした同性愛に目覚める少女の物語。
少女にとっての運命の女を
『マリー・アントワネットに別れをつげて』(←クリックで私のレア・セドゥ主演の
ウェス・アンダーソン&ローマン・コッポラが監督した動画有りの記事読めます。)
のレア・セドゥが演じる。

動画↓







★グランプリ
Inside Llewyn Davis インサイド・ルウェイン・デイヴィス
監督:ジョエル&イーサン・コーエン

合格受賞:Inside Llewyn Davis インサイド・ルウェイン・デイヴィス
監督:ジョエル&イーサン・コーエン


Inside Llewyn Davis インサイド・ルウェイン・デイヴィス 
監督:イーサン・コーエン Ethan Coen
   ジョエル・コーエン Joel Coen
製作国:アメリカ
出演:オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、
   ジャスティン・ティンバーレイク、
   ギャレット・ヘドランド、ジョン・グッドマン、
   F・マーレイ・エイブラハム
ストーリー:
1960年代のニューヨーク。
グリーンウィッチ・ビレッジでシンガー・ソングライター
としての成功を夢見るルウェイン・デイヴィスの物語。

ボブ・ディランの憧れの存在でもあった
デイヴ・ヴァン・ロンクの自伝に着想を得て、
鳴かず飛ばずのシンガー・ソングライターの姿から
1960年代のフォークシーンをコーエン兄弟が描く。
主演は、『エンジェル ウォーズ』『10イヤーズ(原題)/ 10 Years』
で歌声を披露しているオスカー・アイザック。

動画↓


★審査員賞
The Past ザ・パスト    
監督:アスガー・ファルハディ

受賞:是枝裕和監督『そして父になる』 日本
Like Father, Like Son



そして父になる SOSHITE CHICHI NI NARU
英題:Like Father, Like Son
監督:是枝裕和 Hirokazu Koreeda
製作国:日本
出演:福山雅治、尾野真千子、
   真木よう子、リリー・フランキー、
   二宮慶多、黄升炫、
   風吹ジュン、國村隼、
   樹木希林、夏八木勲
ストーリー:
学歴、仕事、家庭、全てにおいて申し分のない良多だったが、
突然、自分の息子が生まれた病院内で
取り違えられていたことを知る。
良多の家族、そして相手の家族は、究極の選択を迫られる。

柳楽優弥がカンヌ国際映画祭史上最年少で
男優賞を受賞したことでも話題になった
是枝裕和監督の『誰も知らない』。
是枝監督はその第57回以来、
3度目のコンペ部門ノミネートとなる。
主演は福山雅治。
また、その妻を演じる尾野真千子といえば
デビュー作『萌の朱雀』がカメラドールを受賞、
さらに『殯(もがり)の森』が審査員特別グランプリに輝き、
主演に抜てきされた2本がカンヌの名誉ある賞を獲得。

動画↓


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★監督賞
是枝裕和 そして父になる  Like Father, Like Son
これは、願望入っています。
ジャ・ジャンクー監督 A Touch of Sin ア・タッチ・オブ・シン
パオロ・ソレンティーノ監督 The Great Beauty ザ・グレート・ビューティー
アレクサンダー・ペイン監督 Nebraska ネブラスカ
ジェームズ・グレイ監督 The Immigrant ジ・イミグラント
かもしれません。

受賞:アマト・エスカランテ監督『Heli』エリ メキシコ
Heli エリ
監督:アマト・エスカランテ Amat Escalante
製作国:メキシコ
出演:アルマンド・エストラーダ、リンダ・ゴンザレス・ヘルナンデス
ストーリー:
市民のほとんどが自動車の組み立て工場か麻薬カルテルで働くしかない小さな町。長男のエリは、突然行方知れずになった父を捜すうちに警官の汚職、麻薬の密売、性的搾取といった暗部に直面し絶望する。

アマト・エスカランテ監督はスペイン、バルセロナ生まれ。
メキシコ、グアナフアトで育ち、
出自を生かした題材に臨んできた。
長編デビュー作『サングレ(原題) / Sangre』が
カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映され国際批評家連盟賞を受賞、
東京国際映画祭でも上映された。
そして続く『Los bastardos』がラテンビート映画祭で上映されるなど、
日本でも注目されている。
本作はサンダンス・NHK国際映像作家賞を獲得した脚本作品である。

動画↓


★脚本賞
ジャ・ジャンクー監督かパオロ・ソレンティーノ監督

合格受賞:A TOUCH OF SIN ア・タッチ・オブ・シン
ジャ・ジャンクー監督

A Touch of Sin ア・タッチ・オブ・シン
原題:Tian Zhu Ding / 天注定
監督:ジャ・ジャンクー(賈樟柯) JIA Zhangke(Jia Zhang Ke)
キャスト:チアン・ウー、チャオ・タオ
製作国:中国 / 日本
製作会社:オフィス北野
ジャ・ジャンクー監督の
プラットホーム (站台、2000年)
青の稲妻 (任逍遥、2002年)
世界 (世界、2004年)
長江哀歌 (三峽好人、2006年)
四川のうた (二十四城記、2008年)は、オフィス北野が製作している。

ストーリー:
四つの町を舞台に主人公も4名というスタイルで、
各自が何かしらの問題に直面し、
解決を試みるという四つのストーリーが展開される。

本映画祭の出品歴に『青の稲妻』『四川のうた』がある
中国のジャ・ジャンクー監督が、野心作で勝負に出る。
「言葉では言い表せないストーリー」だと公言し、
これまでのイメージを一新して
武侠(ぶきょう)映画へのオマージュとして、
初のアクションシーンにも臨んだという。
なお監督作の常連で、
本国では御用達女優と表現されるチャオ・タオと昨年、結婚。
公私共にパートナーとなり気合も十分に、改めて大舞台に臨む。

動画↓


(以上が作品、監督の受賞予想ですが、
パルムドール以下はそれぞれ違う賞に振り分けられるかもしれません。
でも、ここに書いた監督たち、作品が選ばれるのではと、
予想しました。)

★男優賞
マイケル・ダグラス
Behind The Candelabra ビハインド・ザ・キャンデラブラ

か、ネブラスカのブルース・ダーン。

合格受賞:ブルース・ダーン 『Nebraska ネブラスカ』

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アレクサンダー・ペイン監督、娘のローラ・ダーン、ブルース・ダーン


Nebraska ネブラスカ
監督:アレクサンダー・ペイン Alexander Payne
出演:ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、
   ステイシー・キーチ、ボブ・オデンカーク、
   デヴィン・ラトレイ、ランス・ハワード
製作国:アメリカ
ストーリー:
酒ばかり飲んでいる初老のウッディだったが、
雑誌の宝くじで100万ドルが当選。
当選金を受け取るためにモンタナからネブラスカへ行くウッディに、
疎遠になっていた息子のデイヴィッドがしぶしぶ付き添うことになる。

『サイドウェイ』『ファミリー・ツリー』で
アカデミー賞脚色賞に輝いたアレクサンダー・ペイン監督の新作は、
アルコール中毒の頑固おやじと息子の旅を
モノクロ映像でつづるロードムービー。
ペイン監督がカンヌ国際映画祭のコンペ部門に登場するのは、
2002年の『アバウト・シュミット』以来2度目。
クセのある父親を演じる『ジャンゴ 繋がれざる者』
などのブルース・ダーンの演技も見どころとなりそう。

動画↓



★女優賞
Blue Is the Warmest Color ブルー・イズ・ザ・ウォーメスト・カラー
のレア・セドゥ、アデル・エグザルチョプーロス

受賞:Berenice Bejo ベレニスベジョー 『The Past』ザ・パスト
アカデミー賞作品賞も受賞した『アーティスト』の主演女優で
夫は『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督。
アーティスト コレクターズ・エディション [DVD]/
ジャン・デュジャルダン,ベレニス・ベジョ,ジョン・グッドマン

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ザ・パスト


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ベレニス・ベジョ、アスガー・ファルハディ監督


The Past ザ・パスト
原題:Le Passé     
監督:アスガー・ファルハディ Asghar Farhadi
出演:ベレニス・ベジョ、タハール・ラヒム、
   ババク・カリミ、 アリ・モサファ、
   ポリーヌ・ビュルレ
製作国:フランス
ストーリー:
フランス人の妻マリーと別れて4年、
テヘランに住むアフマドは正式な離婚手続きを取るために
パリへと戻ってくる。
マリーと娘ルーシーの不和に気付いたアフマドは
仲を取り持とうとするものの、
思いがけず過去の秘密が暴かれてしまう。

前作『別離』(2011)でベルリン国際映画祭金熊賞や
アカデミー賞外国語映画賞など、
世界中の映画賞を席巻したイランのアスガー・ファルハディ監督。
新作は国籍の異なる家族が登場する複雑な心理ドラマで、
夫婦をメインにイラン社会の縮図を描いた『別離』を思わせる内容。
国際的地位を高めたファルハディ監督がフランスでメガホンを取り、
『アーティスト』のベレニス・ベジョや
『預言者』のタハール・ラヒムが出演していることにも注目だ。

動画↓



★カメラドール新人賞
ライアン・クーグラー監督
Fruitvale Station フルーツヴェイル・ステーション 
か、
ディエゴ・ケマダ・ディエス監督
La jaula de oro  

受賞:監督週間部門のシンガポール映画 『ILO ILO』イロイロ
Anthony CHEN アンソニー・チェン 陳哲藝 監督

(1984年シンガポール生まれ)
出演:ヤオヤン·ヤン

アジアに経済危機が訪れた1997年のシンガポールで、
家庭崩壊を起こしているリム家に、フィリピン人のメイドのテレサがくる。
問題児の息子Jialeは、しゃべらなくなったテレサとの交流で変わっていくが、
経済危機が家族に影響を与える...

カメラドール新人賞もアジアからになりました。
この作品、是非観てみたいデス。

カンヌ映画祭のレポートに初挑戦しましたが、
結構手間がかかったので、
来年は今年私にリクエストしてくれたブロガーのすがちゅあ~んさんに、
バトンタッチしますので、よろしくお願いしますネ(^-^)/


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