Quantcast
Channel: 映画時光 eigajikou
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

藁の楯 そして父になる カンヌ映画祭の評判本当の所は?ネタバレ!21日までの上映作品評価の紹介!

$
0
0

藁の楯 そして父になる カンヌ映画祭での評判本当の所ははてなマーク情報元ネタバレビックリマーク
日本のメディアのように情報操作なしビックリマーク


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


いや~松嶋菜々子さん。39歳、2人の女の子のお母さんですよ。
スタイルも抜群で、お美しいですな~ってオヤジ調になってるし。(´д`lll)
ドルチェ&ガッバーナのロングドレス、
モナコ王室御用達のヴァンクリーフ&アーペルの
イヤリングとブレスレットなんて、
これは一歩間違えば嫌味なスノッブ趣味なのだろーけど!?
レッド・カーペットに映えてよろしいんじゃないですか?
これ、当初三池崇史監督と大沢たかお2人のカンヌ入りだったのが、
彼女が投入されてなんとかビジュアル的にも面目保てたんじゃないですかね。
(それでも3人て、ワーナーは世界市場に売り込む気なさ気ですナ)

私はTV殆ど見ないし、
TVでどういう報道されているのか知りません。
ネットで新聞系のニュースなど見ると、
まあ、評価の実情は報道されていない感じです。
スタンディング・オベーションはマナーみたいですしネ。

はっきり言うと『藁の楯』は沈没状態ですね。
Screen Internationalが現地で毎日発行している
カンヌ映画祭の特集雑誌に、
各国の雑誌などの記者の投票による星取表が載っています。
その結果は前回の記事にも書きましたが、
今日発行された所までを加えるとこのようになります↓

・ジミー・ピー:サイコセラピー・オブ・ア・プレーンズ・インディアン
 監督:アルノー・デプレシャン
 

・エリ
 監督:アマト・エスカランテ
 1.6

・ザ・パスト
 監督:アスガー・ファルハディ
 2.8

・ア・タッチ・オブ・シン
 監督:ジャ・ジャンクー
 

・そして父になる
 監督:是枝裕和
 2.5

・ボーグマン
 監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム
 2.1

・インサイド・ルウェイン・デイヴィス
 監督:ジョエル&イーサン・コーエン
 3.3

・藁の楯
 監督:三池崇史
 1.3

・ア・キャッスル・イン・イタリー 
 監督:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
 1.6

・ビハインド・ザ・カンデラブラ
 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 
 2.5

・ザ・グレート・ビューティー 
 監督:パオロ・ソレンティーノ
 2.8

残るは8作品。
このブログで紹介したところ人気な
『ドライブ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督、
ライアン・ゴズリング主演の
Only God Forgives オンリー・ゴッド・フォーギヴズ
は、今夜の上映です。
マスコミ関係者向けの上映は済んでいて、
イギリスのガーディアン紙の
first look review(初見批評)では、
満点の五つ星になっています。
他の五つ星は、
コーエン兄弟の
Inside Llewyn Davis インサイド・ルウェイン・デイヴィス
四つ星が、
・Heli エリ 
 アマト・エスカランテ監督

・A Touch of Sin ア・タッチ・オブ・シン
 ジャ・ジャンクー監督

・The Past ザ・パスト
 アスガー・ファルハディ監督 

是枝裕和監督の『そして父になる』は三つ星
三池崇史監督の『藁の楯』は、
星一つになっています。

2011年のテレンス・マリック監督『ツリー・オブ・ライフ』
昨年のミヒャエル・ハネケ監督『愛、アムール』
と、2年連続で開幕時のパルムドール予想オッズで
受賞を当てている、
アイルランドのオンライン・ブックメーカー(賭け屋)
「パディー・パワー(Paddy Power)」
の22日12:00のオッズでは、
開幕時と同じで、『ザ・パスト』が一番人気、
『そして父になる』が二番人気です。
『藁の楯』は開幕時予想では下から2番目でしたが、
最下位に沈みました。
ちなみに開幕時予想で最下位だったのは
ロマン・ポランスキー監督の『ヴィーナス・イン・ファー』
ですが、これは上映されての評判で上がる可能性があります。

『そして父になる』は、パルムドールは無理でも、
2位のグランプリは狙えるかもしれません。

『ザ・パスト』がパルムドールという可能性が高いのでしょうか。
先のスクリーン誌の点数では、
例えば、『ア・タッチ・オブ・シン』『インサイド・ルウェイン・デイヴィス』
は各投票者から2~4点まんべんなく取っていますが、
『ザ・グレート・ビューティー』は、
1点が2人3点が5人4点が2人と意見が割れています。
ちなみに『そして父になる』は2点5人3点5人で、1点と4点がなく、
平均的な作品という感じです。
『藁の楯』は1点5人2点4人でした。
カンヌ映画祭では、気取った!?芸術的な作品が評価される、
とお考えの方もみえるかもしれませんが、
2011年にニコラス・ウィンディング・レフン監督は『ドライブ』で、
監督賞を取っています。
また、過去の最高賞パルムドールには、
クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』
デヴィッド・リンチ師匠の『ワイルド・アット・ハート』
があったりします。
だから、必ずしも芸術性の高い作品ばかりが選ばれている訳ではないです。
でも、好きな方には申し訳ないけど、
『藁の楯』は過去の最高賞のエンタメ性高い作品と比べても、
かなり異質で、完成度も低いと思います。
三池崇史監督作品なら過去にノミネートしたことのある、
『一命』や、迫力のあった『十三人の刺客』の方が、
作品的には質が高いですよね。
でも、『十三人の刺客』は1963年公開の工藤栄一監督作品のリメイクでしたね。
リメイク作はエントリーできないわけではないですけど。

私の現時点の予想はパルムドールは、
『ア・タッチ・オブ・シン』ジャ・ジャンクー監督にしておきます。
是枝裕和監督には、2位のグランプリか監督賞を取って欲しいです。
勿論パルムドールならもっと嬉しいですけど、
予想です。

私のブログを定期的に読んで下さっている方は、
映画祭の評価なんて興味ない方が多そうな気がします。
ただ私はアメリカのアカデミー賞に興味がなかった時代が長く、
作品賞を取った作品でも、
観ていない作品はたくさんありますが、
世界中の色々な国の作品が集まるカンヌ映画祭で高評価だった作品は、
30年くらい観続けてきていて、
アメリカのアカデミー賞より親しみがあります。
日本映画も
1954年 地獄門 衣笠貞之助

1980年 影武者 黒澤明

1983年 楢山節考 今村昌平

1997年 うなぎ 今村昌平

が、パルムドールを受賞していて、
他にも評価された作品が多いですからね。

ところで、最後に是枝監督がツィッタ―でつぶやいていたことを
紹介しますね。

受賞レースを巡る日本の報道を耳にして。
もちろん期待して頂くのは嬉しいですが、
良いにしろ悪いにしろ拍手の長さや、星の数や、
オッズの賭け率は受賞とは直接関係ないので、あたりまえですが。
もちろんお祭りの最後にあがる大きな花火は大切ですが、
それとて、この祭りの唯一の評価ではないですし。

もう少しここへ参加する価値や意味は複雑です。
だから、作品をコンペに選んだ選定委員と
マーケットの動きと専門家の批評と観客の拍手と審査員の評価が、
お互いのプライドをかけて対峙し、批評しあってる感じです。
単一、同一が正しいのではなく、
それが健全で映画の多様性の確保に繋がるんです。

う~ん流石、名言です。


コンペ以外で上映されるこんな作品も是非観たいな~

$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


サム・シェパードドキドキの実像に迫ったドキュメンタリー
『Shepard & Dark』(シェパード&ダーク)

$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


撮影中にリバー・フェニックスドキドキが亡くなり、
お蔵入りになっていた遺作の『ダーク・ブラッド』。
「オランダ人のゲオルグ・スラウツァー監督による同作で、
リヴァーさんは核実験地区の砂漠で隠遁生活を送る青年「ボーイ」を演じている。
撮影は順調に進んでいたものの、クランクアップの11日前にリヴァーさんが急死。
スラウツァー監督はフィルムを母国オランダに持ち帰っており、
このたび、およそ20年越しに日の目を見ることになった。」
(シネマトゥデイより)
これは、今年の第63回ベルリン国際映画祭でも上映されたんです。
日本公開もぜひして欲しいですビックリマーク
トレーラーの動画↓


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版

関係ないけど、これは意外と面白かった、
『ミスター・ビーン カンヌで大迷惑!?』
Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! [DVD]/
ローワン・アトキンソン,エマ・ドゥ・コーヌ,
マックス・ボルドリー,ウィレム・デフォー


3回続けてカンヌ映画祭の記事になりました。
観た映画もたまりまくっているのに。(´д`lll)
今回はブログ作りのスキルアップのため
カンヌ映画祭のレポート記事にチャレンジしました。
英語検索での情報集めは頭の体操になりますし。
今年は始めてしまったので、最後までレポートしようと思います。
でも、もう来年はやらないつもりです...
手間がかかりすぎます...(´_`。)
最近ぺた返しが滞ってしまいましてすみませんm(_ _ )m


カチンコ読んで下さってありがとうございましたビックリマークランキングに参加してます映画にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへこれをクリックしてもらえたらうれしいです音譜

読者登録してね

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

Trending Articles