『トゥー・ラビッツ』
ブラジル映画祭2012で鑑賞
『トゥー・ラビッツ』 ←クリックで公式サイトへ
監督 ・脚本 アフォンソ・ポイアルチ
出演 フェルナンド・アルヴィス・ピント、
出演 フェルナンド・アルヴィス・ピント、
アレサンドラ・ネグリーニ、
タイーヂ
アルヂニ・ムレール
カコ・シオクレール
マラチ・デスカルチス
トグン
錯綜する時間軸、緻密に練られたストーリー、
ポップ&スタイリッシュな映像に過激なアクション、
次々と登場する濃いキャラクターの面々。
その怒涛の展開と斬新な手法が
“ブラジル版タランティーノ”の呼び声も高い若き才能、
アフォンソ・ポイアルチ監督のデビュー作が遂に日本公開!
監督第1作目にしてブラジルのアカデミー賞こと
“ブラジル映画大賞”にて3冠<最優秀編集賞><最優秀視覚効果賞>
<最優秀オリジナル・サントラ賞>に輝き、
ハリウッドが早々にリメイク権を取得した大注目クライム・アクションだ!
そして、監督第2作目となるアンソニー・ホプキンス、
コリン・ファレルなど超豪華キャスト出演作「Solace(原題)」で
早くもハリウッドデビューを果たすことになったポイアルチ監督。
突如として世界の映画界に登場したブラジルの恐るべき才能を目撃せよ!
ブラジルのサンパウロでポルノ鑑賞と
テレビゲームに明け暮れるエヂガール。
腐敗した社会へ嫌気がさした彼は、
極悪非道のギャング、マイコンの金を奪うと同時に
汚職政治家をこらしらめる“二兎 <トゥー・ラビッツ>”を
一撃で仕留める計画を秘かに企んでいた。
一方、検察局で働く検事のジュリアは捜査情報を提供したとして、
マイコンとの関係が疑われ職場に内務調査が入ることに。
そんな中、マイコンに殺しの容疑がかけられる。
最後の稼ぎ時とばかりに「金を積めばなんとかなる」と
ジュリアはマイコンに話を持ち掛けるが…。
エヂガール、ジュリア、マイコン、汚職政治家、
それぞれの欲望が交錯し、関係性が複雑に絡み合うなか、
エヂガールは計画を実行に移す。
果たしてエヂガールの真の目的とは!?
(公式サイトより)
今週末から公開の新作映画の紹介記事がまだですし、
引き続き
トーキョー ノーザンライツフェスティバル 2017
参加中で記事も書きたいのですが、
私はエンタメ映画を見ない奴と
誤解されてる節もあるようなので
思いっきりエンタメなブラジルのアクション映画
『トゥー・ラビッツ』を観て以前記事も書いているので
アフォンソ・ポイアルチ監督の新作と共にご紹介します。
2月18日から公開のこの映画
私はブラジル映画祭2012で鑑賞しました。
浜松時代は特にブラジル映画祭を毎年楽しみにしていました。
浜松はブラジル人が一番多く暮らす市。
ブラジル映画祭の観客も殆どがブラジル人?
な時もありました。
お客の会話はポルトガル語ばかりが聞こえて
日本じゃないみたいな環境で観るのが
楽しくて好きでした。
『トゥー・ラビッツ』は新宿シネマカリテでレイトショー公開と
シネマート心斎橋での上映しかまだ公式サイトには
載っていません。
面白いのでもったいない気がします。
『未体験ゾーンの映画たち』に
入っていそうな作品じゃん
と思う人もいるかもしれないし、
好みじゃない人もいるでしょうけど、
私はハリウッド映画にはない
熱いブラジリアン・パワーを楽しみましたよ。
ブラジルはアメリカに近く、
ハリウッド資本が入った映画も製作されるし、
ハリウッドを意識したエンタメ映画も製作されています。
私が観た2012年には
既にハリウッドリメイクされるとなっていたけど
まだのようですね。
アクションが派手だし、
妄想のゲームシーンの映像など
予算が掛かりそうなのがネックになっているのかも。
でもリメイクは多分見ない気がする。
『トゥー・ラビッツ』は
アクション・エンタメ映画が好きな人にオススメします。
もうタランティーノは見なくていいかな派の人もお試しください。
ただ、2011年製作の映画です、
6年経っているのでVFXとかゲーム映像など
今見るとどうなんだろう。
古いじゃんと言われちゃうかもだけど
一般公開が遅れたのでそこは仕方ないです。
私の過去記事の一部↓
「とにかくめまぐるしいカットの応酬、
交錯、錯綜する時間軸&ストーリー、
派手なガン&カー・アクション、
凝ったSFX、
個性的な大勢の登場人物...
これ、タランティーノ、プラス、ガイ・リッチー、
交錯、錯綜する時間軸&ストーリー、
派手なガン&カー・アクション、
凝ったSFX、
個性的な大勢の登場人物...
これ、タランティーノ、プラス、ガイ・リッチー、
あとザック・スナイダーもって感じ。
と思ったら、ブラジル映画祭チラシの英文説明には
と思ったら、ブラジル映画祭チラシの英文説明には
タラとガイの名前が引き合いに。
あと、『メメント』や『バタフライ・エフェクト』
あと、『メメント』や『バタフライ・エフェクト』
のようにやみつきになるよ。
と書いてあって具体的で分かり易いです。
と書いてあって具体的で分かり易いです。
ストーリーはとても複雑に交錯するのに分かり易い。
観てれば分かるようになっている。
プロットがしっかりしていて、
脚本が緻密に練ってある。(でも、嫌味な感じは一切なし)
ブラック・ユーモアや政治風刺、お色気まで、
サービス精神もたっぷり、
ラテン系パワー全開な面白いエンタメ作品でした。」
観てれば分かるようになっている。
プロットがしっかりしていて、
脚本が緻密に練ってある。(でも、嫌味な感じは一切なし)
ブラック・ユーモアや政治風刺、お色気まで、
サービス精神もたっぷり、
ラテン系パワー全開な面白いエンタメ作品でした。」
画像などは下に貼ったリブログからどうぞ。
公式サイトの説明にもありますが
ポイアルチ監督は既に
『ソレス(原題)/Solace』(慰め)
で、ハリウッドデビューしています。
デヴィッド・フィンチャー『セブン』続編の脚本を
書き直して映画化した作品です。
『トゥー・ラビッツ』は
ポイアルチ監督が製作・脚本・監督ですが、
『ソレス(原題)/Solace』(慰め)は監督のみ。
アンソニー・ホプキンス主演で
コリン・ファレル、
ジェフリー・ディーン・モーガン、
アビー・コーニッシュなど共演。
2015年製作で
2015〜2016年に世界公開されていますが
アメリカでは限定公開とネット配信。
日本公開は未定。(されなさそうな気が)
触れたものから色々映像見えちゃう超能力者の
アンソニー・ホプキンスが
超能力を持った連続猟奇殺人犯の捜査に協力するという話です。
ポイアルチ監督は2016年には
ブラジルでまた自分で製作・脚本・監督した
「Mais Forte que o Mundo」(世界よりも強い)
を製作。
ブラジルの総合格闘家ジョゼ・アルドの伝記映画です。
左端がジョゼ・アルド役のホセ・ロレート
ヘッドホンの人がポイアルチ監督
ジョゼ・アルド本人
2012年11月に書いた私の『トゥー・ラビッツ』の記事です。
私の記事の題とチラシのコピーが似てるなーって(笑)
そう表現するのがぴったりだからだよね。
観た記憶が鮮明な時に書いているのでぜひお読みください。
今週劇場鑑賞した映画
トーキョー ノーザンライツフェスティバル 2017
『私は好奇心の強い女』
『アダムズ・アップル』
『雪が降る前に』
『国王への手紙』
↑クリックで記事へ
ノーザンライツの
ヒシャーム・ザマーン監督特集
で観た『雪が降る前に』『国王への手紙』
が素晴らしかった。
胸をえぐられるような映画だった。
ザマーン監督はイラクのクルディスタン生まれ。
リレハンメルのノルウェー映画学校を卒業。
母国イラクの社会的背景や社会問題が
ヨーロッパへの移民、難民のリアルな現実と
繋がっている作品。
今回の上映が日本で初めての紹介とのこと。
記事は改めて書きたい。
世界には自分が知らないすごい映画が
まだまだいっぱいだ。
これからもそんな映画を追い続けたい。
『雪が降る前に』
Før snøen faller / Before Snowfall
トレーラー
『国王への手紙』
Brev til Kongen / Letter to the King
トレーラー