『ラスト・ナイツ』
原題:Last Knights
2015年製作 アメリカ映画
中野ZEROホール
特別試写会で鑑賞
11月14日(土)公開
↓『ラスト・ナイツ』予告動画
↓Last Knights トレーラー
監督:紀里谷和明
製作:ルーシー・キム
紀里谷和明
製作総指揮:ケイト・ホン
アンドリュー・マン
バリー・ブルッカー
スタン・ワートリーブ
脚本:マイケル・コニーベス
ドブ・サスマン
撮影:アントニオ・リエストラ
美術:リッキー・エアーズ
衣装:ティナ・カリバス
編集:マーク・サンガー
音楽:マーティン・ティルマン
サトナム・ラムゴトラ
音楽監修:アンディ・ロス
ライデン クライヴ・オーウェン
バルトーク モーガン・フリーマン
ギャザ・モット アクセル・ヘニー
副官コルテス クリフ・カーティス
皇帝 ペイマン・モアディ
マリア ショーレ・アグダシュルー
ファット・ジム ジェイムズ・バブソン
伊藤 伊原剛志
オーギュスト卿 アン・ソンギ
自らの手で忠誠を誓った主君の首をはねるという
非道な行いを強いられた男と仲間たちが、
主君の仇討のために立ち上がる姿を描く、
「忠臣蔵」をモチーフにしたドラマ。
モーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンといった名優たちを迎え、
『GOEMON』の紀里谷和明が初のハリウッド進出を果たした。
あらすじは...
戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な方法による死罪を宣告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首だった。絶対に出来ないと断るライデンに対して、騎士の掟を全うし、自分が亡き後の一族を守れと諭すバルトーク卿。ライデンは震える手で主君の首に刃を振り下ろした……。それから1年。気高い騎士たちは、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。その中で、宿敵の目を欺くため、酒浸りの日々を送る隊長のライデン。全ては忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、不正が蔓延る堕落した権力に報復するためだった。死を覚悟した気高い騎士達の戦いが今、幕を開ける……。(ムーヴィーウォーカーより)
『罪の余白』←クリックで私の記事です。
もそうだったのですが、
この『ラスト・ナイツ』もアメーバマイスターの
試写会募集に応募したら当たったので行ってきました。
アメーバマイスターというのは、
女性アメブロブロガーで
ブログの月間ペイジビュー1000PV以上、
フェイスブックの友達100名以上
ツィッターのフォロワー100名以上
のどれかが当てはまれば登録できます。
あまりハードルは高くないです。
会場は中野ZEROホールで、
初めて行きました。
中野区立の施設なんですね。
立派なホールでスクリーンは大き目で、
音響も良かったです。
紀里谷和明監督の映画も初めてです。
でも『GOEMON』に何かひっかかる記憶があり、
「う~んなんだっけ??」と、
記憶を探ってみたら、
「そうだ!『GOEMON』も試写会当たったのに、
体調悪くて行かなかったのだっけ...」
と、思い出しました。
中野まで交通費使って行くのは、
サービスデー料金より200円ぐらい高くなってしまうけど、
行って記事書けばまた他のアメーバマイスター試写会募集で
当選するかもしれないし、
紀里谷和明監督映画2作連続で試写会当たるのは、
キリキリ映画見なさい光線が来てるのかも!?
と、電波な縁を感じたりもして。(^o^;)
知らない所へ行くのも好きなので、
いざ夕暮れの(てか、もう真っ暗でしたが)中野へ。
中野駅からは、徒歩7~8分の距離でした。
さあ、日記書いてないで映画のこと。
↓『CASSHERN』2004年 予告動画
↓『GOEMON』2009年 予告動画
↓宇多丸が映画『GOEMON』を語る
↑参考資料の
「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」
シネマハスラー宇多丸が映画『GOEMON』を語る
紀里谷和明監督の映画は観ていないけど、
予告を観るとCGを多用してますね。
で、独特のキラキラが降る。
「演説が好き」っていうのは
予備知識としてありましたが、
やっぱり今回も、モーガン・フリーマンが
シェイクスピア劇みたいな演説してました。
脚本が紀里谷監督じゃないからか、
モーガン・フリーマンは前半で退場なこともあり
演説はそんなに長くはなかったです。
そしてCGキラキラは使ってないのです。
上映後に紀里谷監督の挨拶があり、
リアルさにこだわって、
今回はCGをあまり使っていませんと語られました。
「忠臣蔵」がベースにあるってことだけど、
中世の騎士ものな舞台設定です。
「忠臣蔵」はちょっとこじつけぽかったなあ。
中世の雰囲気を出すためと思うけど、
殆どずっと画面が暗いのです。
アクションも暗い中でやるからよく見えないという(^o^;)
正直な所眠くなってしまいました。
「CGキラキラ★キリキリフィルター」
by柳下毅一郎
がなくて、画面の暗い中世騎士道劇なので、
まあ、キラキラの代わりに雪がチラチラしますけどね、
これ、紀里谷和明監督って、言われなければ
分からないくらいじゃないかしらん。
作家性を封印したキリキリらしくないことが、
彼にとっていいことなのかなァ。
なんかキアヌ主演の『47RONIN』の方が、
キリキリらしいかも!?
狙い的にはリアルさのある中世騎士道
エンタメアクションかと思いますが、
全体に画面が暗すぎて、
エンタメアクション映画としては
物語も面白みに欠けて
すっきりしないのが残念かな。
キリキリは、
「寝食を惜しんで取材を受けたり、
メディア対応をしたり、
全国の試写会に回っています。
千人からの人間が関わって
3年かかって作った作品です。
私は子どもがいないから、
作品を子どもと思っています。
これが3人目の子どもで、
なるべく多くの人に見て欲しいです。」
と涙ながらに訴えてみえました。
(疲れているのかな?)
紀里谷ファンは必見じゃないでしょうか。
映画秘宝のレビューで柳下毅一郎さんが、
「キリキリフィルターをかけた版の公開希望!」
と書かれてますが、私も同感。
ただ、『CASSHERN』『GOEMON』と違い、
荒唐無稽なアクションはないし、
雰囲気は全然違いますから、
気になる方は観てみてくださいね。
ハリウッド映画と言っても、
俳優陣はド渋い国際的に活躍する
演技派の役者が起用されていますので、
芝居に重みはありますよ。
賄賂を断ったために...
イラン人女優ショーレ・アグダシュルー
『砂と霧の家』『X-MEN:ファイナル ディシジョン』など
『クジラの島の少女』『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』
『コロンビアーナ』など。
イラン人俳優ペイマン・モアディが皇帝役
リドリー・スコット監督『オデッセイ』にも出演しています。
クライヴ・オーウェンと一騎打ち勝負があります。
↓THE KNICK
20世紀前半のNYニッカーボッカー病院が
舞台で実在の医師をモデルにしたTVドラマシリーズ。
HBO制作でスティーブン・ソダーバーグが監督、
クライヴ・オーウェンが主役。
とても評価が高いTVシリーズです。
↓Camp X-Ray トレーラー
キューバのグアンタナモ米軍基地での、
収容キャンプの非人道的な状況などを描いた
「Camp X-Ray」2014年は、
主人公クリスティン・スチュワートが米兵の看守役で
『ラスト・ナイツ』で皇帝役のペイマン・モアディと
交流することになる...
この作品は日本では劇場未公開で、
WOWOWで11月19日と30日に、
「レディー・ソルジャー」の邦題で
ジャパンプレミア放送されます。
録画して観ようと思います。
『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
2014年制作 原題:5 Flights Up
リチャード・ロンクレイン監督、
モーガン・フリーマン、ダイアン・キートンが
夫婦役で初共演。
2016年1月に日本公開されます。
↓5 Flights Up トレーラー
ラスト・ナイツ 感想 紀里谷和明監督のハリウッド映画。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン
ニーゼ東京グランプリ受賞第28回東京国際映画祭/東京の日/小沼勝監督なぎさ・さすらいの恋人眩暈
10月31日はリヴァー・フェニックスの命日
と自分のガン闘病記念日
『炎628』
『東京の日』
小沼勝 我が映画人生
『NAGISA なぎさ』
『さすらいの恋人 眩暈』
10月に観た映画は41本
31日閉幕の第28回東京国際映画祭
コンペティション部門最高賞の東京グランプリは
ホベルト・ベリネール監督のブラジル映画「ニーゼ」
でした。
女優賞も、ニーゼ医師を演じたグロリア・ピレスでした。
私はたまたま予定が合って、
1本だけ観ることができたコンペ作品でした。
真面目で地味な作品だから
一般公開はされるかどうか分からない
と書きましたが、
グランプリ受賞したので公開されますね。
記事も書いたのでどうぞ。↓
「ニーゼ」感想2015第28回東京国際映画祭コンペ作品。
実在の女性精神科医の挑戦を描いたブラジル映画←クリック
今「ニーゼ 感想」でググると私の記事が
トップです。嬉しいなァ。
10月31日はハロウィン、
そしてリヴァー・フェニックスの命日(22回目)
昨年まではそれだけでした。
去年の10月31日に私は、
家族とガンの手術の説明を
主治医に聞きに行きました。
身体が弱り過ぎているからと
そのまま緊急入院になりました。
炎症と発熱を抑えて
体力の回復を待って手術の予定になりました。
しかし、衰弱するばかりだったため
手術も11月13日に緊急にしました。
いずれ闘病記もブログに書きたいと
思っていましたが、
まだ自分の中で冷静になれない部分もあり、
書けないでいます。
手術直後はかなりしんどかったですが、
本当に辛かったのは12月~4月の抗がん剤治療です。
これは想像を絶する辛い体験でした。
ブログの中ではせめて少しでも元気にしていたいと、
自分を鼓舞する意味もあり書いていました。
映画に出てくるガン闘病描写には
納得できなくなってしまいました。
そこは冷静になって作品として評価しなよ。
と、大人になれないんですよね~(^o^;)
9月に観た、評判のよい
『カプチーノはお熱いうちに』
も記事が書けないままです...。
今日、こうして生きて10月31日を
迎えることができて良かったなあと、
つくづく思います。
いつかもっと闘病を客観視できるようになったら、
闘病記も書いておきたいとは考えています。
昨日はついに
ナチスが白ロシアの628の村を焼きつくした
大量虐殺を描いた
エレム・クリモフ監督の『炎628』(1985年ソ連)を
キネカ大森で観ました。
これまで観てきた映画の中で、
一番衝撃を受けた、言葉を失う凄まじい映画。(;°皿°)
↓『炎628』トレーラー
今日は静岡県磐田市出身の池田千尋監督の
『東京の日』
初日で舞台挨拶も観てきました。
今の東京の若者のリアルな姿なのかな。
↓『東京の日』予告動画
シネマヴェーラ渋谷で始まった
小沼勝監督特集
「我が映画人生」で、
『NAGISA なぎさ』2000年
ベルリン国際映画祭キンダーフィルム部門グランプリ。
小学6年生のなぎさのひと夏を描いた
瑞々しい作品です。
『さすらいの恋人 眩暈』1978年
にっかつロマンポルノ作品。
可笑しくて、切ない青春映画でした。
『東京の日』の初日だったから
行ってしまいましたが、
ハロウィンの渋谷には2度と行きません(苦笑)
帰りに渋谷駅ハチ公口に行くまでに
押しつぶされそうになりました。(><;)
とんでもない人出でした。∑(-x-;)
ハロウィンに関係ない場合は行くべきじゃないですね。(@_@)
ホアキンがウディ的人物の哲学教授を演じる
ウディ・アレンの新作
『イラショナル・マン(原題) / Irrational Man』
↓ Irrational Man トレーラー
東京の日 感想池田千尋監督、趣里、佐々木大介、香川京子、渡辺真起子他。下北沢が舞台。頑張れ男子!
『東京の日』
2015年制作 日本映画
ユーロスペースで鑑賞
11月1日に観た映画
『マイ・インターン』
『エール!』
↓『東京の日』予告動画
監督・脚本:池田千尋
エグゼクティブプロデューサー:日置克史
プロデューサー:前田紘孝
撮影:池内義浩
音楽:茂野雅道
現場録音:清水オサム
音響:菊池信之
照明:斉藤徹
編集:田巻源太
ライン・プロデューサー:金森保
出演:
アカリ 趣里
本田祐介 佐々木大介
水口波子 浅野千鶴
中村太一 小澤雄志
ゆか 田中佐季
長谷川 山田純大
ハルミ 渡辺真起子
未知子 香川京子
観野 佐藤岳人
「東南角部屋二階の女」の池田千尋監督が、
オリジナル企画として
自ら脚本も執筆したラブストーリー。
東京の片隅で出会った男女の恋愛を通じて、
愛の本質を問う。
出演は「水の声を聞く」の趣里、
「南風 なんぷう」の佐々木大介。
東京の下北沢近辺でロケ撮影を行ない、
昭和の雰囲気漂うスナックの風景などが郷愁を誘う。
(ムービーウォーカーより)
主人公の本田(佐々木大介)は28歳で、
下北沢のカフェでバイトをしている。
ある日、田舎から行く当てもなく飛び出してきた
アカリ(趣里)と出会い、
とりあえず自分の部屋に連れていく。
アカリは未知子(香川京子)がオーナーで、
ハルミ(渡辺真起子)がママのスナックで働くことになる。
アカリには田舎を出てきたワケがあった...
昨年、池田監督が手掛けた舞台劇
「東京の空」「東京の歌」の登場人物の一人
本田が主人公で映画 を作ったのが「東京の日」
ということだそうです。
監督は
「今は分かり易い映画が歓迎されるけど、
分からないことを反芻して考える
そんな映画がもっとあっていいと思います。」
と語られました。
監督の考えには賛成ですが、
『東京の日』は分かりにくい映画とは思いません。
本田は来るものは拒まず、
去る者は追わずで、
何を考えているか分からないタイプの
煮え切らない青年です。
でも、こういう人はたくさんいそうです。
アカリは意志がしっかりした女の子。
これからの人生でも
何があっても大丈夫そう。
本田はアカリと出会った経験によって
やっと自分の人生に自覚的になれるかな?
と言う感じ。
アカリも、
本田が働くカフェの店長水口波子、
女友達のゆかなど、
女性たちは地に足を付けて生きて行きそうです。
スナックのオーナー、ママの
ベテランお二人は本田を暖かく見守ってくれます。
女性は強く生きながら愛もある。
(簡単に母性本能とか言いませんよ)
男子も頑張れ!
って監督のエールが聞こえてきそうな作品です。
撮影(池内義浩氏)音響(菊池信之氏)など
制作スタッフはベテランの仕事で
流石だと感じました。
丁寧に作られているし、
芝居もしっかりしています。
ただ私には、
ゴメンナサイ、
年齢的な問題もあって
正直なところ食い足りなかったのですが、
若い人が観るときっと身近に感じて
思う所のある映画だと思いますので、
ご覧になって戴きたいです。
娘さんである趣里さんは
素敵な歌声を披露しています。
いつも本田くんしか
おらず、大丈夫なのかなと心配に...
どう生活のやりくりをしているのかと...
頑張れ本田くん!
10月31日(土)
ユーロスペースでの
監督とキャストによる
初日舞台あいさつに行って来ました。
池田千尋監督は北海道生まれ、静岡県磐田市出身で、
高校時代から自主映画制作を始め、
シネマイーラができる前の
浜松東映劇場での自主上映で映画を観ていたそうです。
同じ映画をきっと同時期に
観ていたこともあるだろうと思います。
2011年に浜松市制100周年事業のひとつに
浜松ゆかりの映画人のパネルディスカッションがありました。
シネマイーラ館主榎本さんが中心に企画されたので、
私は打ち上げにも参加させて戴き取材をしました。
池田千尋監督もパネラーとして参加してみえました。
池田監督は現在、人気コミックの映画化作品の
『先輩と彼女』も公開中です。
来年公開予定の黒沢清監督の
『クリーピー』では共同脚本と活躍中ですが、
2011年のときは映画監督としてやっていくことの
大変な苦労話も聞かせて戴きました。
個人的に池田監督にはいつか、
『お盆の弟』のような映画作家としての
苦労話エピソードをネタにした映画を
女性ならではの裏話など盛り込んで
撮って欲しいなあと期待しています。
これからも応援します!
↑『先輩と彼女』は東映配給のメジャー作品です。
池田監督の
『東南角部屋二階の女』(2008年)
出演:
西島秀俊
加瀬亮
竹花梓
香川京子
塩見三省
高橋昌也
大谷英子
赤堀雅秋
浜田晃
利重剛 他
おススメします。
東南角部屋二階の女 (プレミアム・エディション) [DVD]/
西島秀俊,加瀬亮,竹花梓
『マイ・インターン』
ロバート・デ・ニーロは軽妙だし、
アンちゃんも応援したくなる役。
笑って、ホロッとくる、
上手い映画、大人のコメディーですね。
自分の実際の人生には色々辛いことなどがあっても、
こんな映画を観ると一時現実を忘れて
元気が出る、そんな作品だと思います。
が...。
私の場合は、
こんな上手くは行くはずないって。
これで感動しろって言われても...
と、どんどん冷めて斜めに観てしまう
自分が面倒くさい。(苦笑)
アンちゃんの役なんて全然面倒な人間じゃないっす。
映画の日サービスデーなんで
たまにはこういう映画も観ようかと考えて...(^o^;)
隣に座っていた女性は泣いていましたし、
場内からは鼻をすする音が他にも沢山でしたョ。
『エール!』
こちらは素直に観れたのです。
フランス映画としては珍しい
ストレートな感動作品。
でも、セックスについてのオープンで
ユーモアのある描写や、
政治に対する皮肉も織り込んだりは
しっかりフランス映画のエスプリ。
耳が聞こえない家族の中で、
ひとりだけ聞こえる娘が歌にめざめ
音楽学校を目指し奮闘する姿を素直に
応援したくなりました。
家族の描写にもホッこり(o^-')b
いや、ホントに面倒くさい奴でスミマセンf^_^;
10月26日〜11月1日に投稿したなう
11月公開鑑賞予定新作映画その1恋人たち/FOUJITA/パリ3区の遺産相続人/ローマに消えた男
11月公開鑑賞予定新作映画その1
★2015年11月6日(金)~14日(土)に公開の新作映画から
私が観たい作品の
予告動画、チラシ画像、あらすじなどをご紹介。
『恋人たち』
『FOUJITA』
『パリ3区の遺産相続人』
『午後3時の女たち』
『ムーン・ウォーカーズ』
『ローマに消えた男』
『モーターズ』
『料理人ガストン・アクリオ
美食を超えたおいしい革命』
『ザ・トゥルー・コスト
~ファストファッション 真の代償~』
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』
余裕があれば
『エベレスト3D』
『ミケランジェロ・プロジェクト』
『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』
↓『恋人たち』予告動画
『恋人たち』
2015年製作 日本映画
監督・脚本・原作:橋口亮輔
企画深田誠剛
製作井田寛 、 上野廣幸
プロデューサー深田誠剛 、 小野仁史 、 平田陽亮 、 相川智
撮影上野彰吾
美術安宅紀史
装飾山本直輝
音楽明星
主題歌明星
録音小川武
照明赤津淳一
ヘアメイク田鍋知佳
ライン・プロデューサー橋立聖史
助監督野尻克己
制作担当伊達真人
出演:
篠塚アツシ篠原篤
高橋瞳子成嶋瞳子
四ノ宮池田良
吉田晴美安藤玉恵
黒田大輔黒田大輔
保健課職員・溝口山中崇
女子アナ内田慈
四ノ宮の友人・聡山中聡
アツシの先輩リリー・フランキー
瞳子の姑・敬子木野花
藤田弘光石研
「ぐるりのこと。」の橋口亮輔監督が
心に傷を抱えた3人の男女の姿を見つめる人間ドラマ。
通り魔に妻を殺された男、
突如現れた男に心が揺れ動く主婦、
親友に想いを募らせる同性愛者の弁護士、
それぞれの苦悩と彷徨、
ささやかな希望の光を描き出す。
(ムーン・ウォーカーズより)
11月公開の新作映画で
一番楽しみなのが
この橋口亮輔監督の7年ぶりの新作『恋人たち』です!
↓『FOUJITA』予告動画
『FOUJITA』
2015年製作 日本=フランス合作映画
監督・脚本:小栗康平
企画平澤匠
製作小栗康平 、 井上和子 、 クローディー・オサール
撮影町田博
美術小川富美夫 、 カルロス・コンティ
音楽佐藤聰明
録音矢野正人
照明津嘉山誠
SFX/VFXスーパーバイザー牧野由典
特殊メイク江川悦子
出演:
藤田嗣治オダギリ ジョー
君代中谷美紀
ユキアナ・ジラルド
キキアンジェル・ユモー
フェルナンドマリー・クレメール
寛治郎加瀬亮
おばありりィ
清六岸部一徳
青木崇高
福士誠治
井川比佐志
風間杜夫
戦前のフランスを中心に活躍した
日本人画家・藤田嗣治の波乱の生涯を描いた、
オダギリジョー主演の人間ドラマ。
“乳白色の肌”の裸婦像でエコール・ド・パリの寵児となるも、
日本に帰国し、戦争協力画を描く事になる藤田の
絵に向き合う真摯な姿勢を映し出す。
(ムーヴィーウォーカーより)
こちらも10年ぶりの小栗康平監督の新作です。
↓『パリ3区の遺産相続人』予告動画
『パリ3区の遺産相続人』
原題:原題My Old Lady
2014年製作
アメリカ=イギリス=フランス合作映画
監督・脚本・製作総指揮:イスラエル・ホロヴィッツ
プロデューサーレイチェル・ホロビッツ 、 ゲイリー・フォスター
撮影監督ミシェル・アマチュー
プロダクション・デザインピエール・フランソワ・ランボッシュ
共同編集ジェイコブ・クレイクラフト 、 ステファニー・アン
作曲マーク・オートン
マティアスケヴィン・クライン
マティルドマギー・スミス
クロエクリスティン・スコット・トーマス
ルフェーヴルドミニク・ピノン
父の遺産であるアパルトマン売却のために
パリを訪れた中年男性が、
思わぬ出会いをきっかけに人生を見つめ直す。
「いちご白書」の脚本家
イスラエル・ホロヴィッツの初監督作品。
(ムーヴィーウォーカーより)
ベテラン脚本家の監督デビュー作です。
↓『午後3時の女たち』予告動画
『午後3時の女たち』
原題:AFTERNOON DELIGHT
2014年製作 アメリカ映画
監督・脚本:ジル・ソロウェイ
製作総指揮ダグ・マンコフ
製作セバスチャン・ダンガン
撮影ジェイムズ・フローナ
音楽クレイグ・ウェドレン
編集キャサリン・ハイト
出演:
レイチェルキャスリン・ハーン
マッケナジュノー・テンプル
レノア博士ジェイン・リンチ
ジェフジョシュ・ラドナー
ボーキーガン=マイケル・キー
アマンダアニー・マモーロ
クレイグノア・ハープスター
マットジョシュ・スタンバーグ
ジャックジョン・カペロス
不満を抱えたごく普通の主婦が
百戦錬磨のストリッパーと出会ったことで
未知の体験をし変わっていく様子を、
ユーモアを交えながら描いていく。
監督・脚本は数々のテレビドラマの
脚本を手がけてきたジル・ソロウェイ。
長編映画初監督作品である本作で
サンダンス映画祭監督賞を受賞した。
セックスレスに悩む主婦を
「なんちゃって家族」のキャスリン・ハーンが、
セクシーに迫る技法に長けたストリッパーを
「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」の
ジュノー・テンプルが演じる。
シネフィルとして知られる
クエンティン・タランティーノ監督は
本作を2013年の映画ベスト10のひとつに選出した。
(ムーヴィーウォーカーより)
タラちゃんおススメは、
アテにならないときもあるのだけど
これは面白そうな感じです。
↓『ムーン・ウォーカーズ』予告動画
『ムーン・ウォーカーズ』
原題:MOONWALKERS
2015年製作
フランス=ベルギー合作映画
監督・原案:アントワーヌ・バルドー=ジャケ
製作ジョルジュ・ベルマン 、 ディーン・クレイグ
音楽キャスパー・ワインディング 、 アレックス・ゴファー
出演:
ジョニールパート・グリント
キッドマンロン・パールマン
レオンロバート・シーハン
スティーヴン・キャンベル・ムーア
ケヴィン・ビショップ
グレンエリック・ランパール
レナータストム・オーデナールト
エリカ・セント
アポロ11号が月面着陸した模様を伝える映像は
「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督が
捏造したものであるというまことしやかな都市伝説を
脚色したアクション・コメディ。
1969年のロンドンを舞台に、
アメリカ政府から捏造計画の密命を受けたCIA諜報員が
キューブリック監督に映像制作を
依頼しようと繰り広げる騒動を描く。
監督は数々のCMを手がけてきたアントワーヌ・バルドー=ジャケ。
本作が長編初監督作品となる。
ベトナム戦争帰りのCIA諜報員を
「ヘルボーイ」シリーズのロン・パールマンが、
彼を騙したダメ男を「ハリー・ポッター」シリーズの
ルパート・グリントが演じる。
(ムーヴィーウォーカーより)
これって、既視感もあるのだけど、
面白そうです。
↓『ローマに消えた男』予告動画
『ローマに消えた男』
原題:VIVA LA LIBERTA
2013年製作
イタリア=フランス合作映画
監督・原作・脚本:ロベルト・アンド
出演:
エンリコ・オリヴェーリ/ジョヴァンニ・エルナーニトニー・セルヴィッロ
アンドレアヴァレリオ・マスタンドレア
ダニエルヴァレリア・ブルーニ・テデスキ
アンナ・オリヴェーリミケーラ・チェスコン
イブリーナアンナ・ボナイウート
ムングエリック・グエン
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」の
トニ・セルヴィッロが一人二役を演じる政治ドラマ。
突然失踪した政治家の替え玉となった男が、
たちまちメディアや大衆を魅了していく。
監督・脚本・原作は「そして、デブノーの森へ」の
ロベルト・アンドー。
共演は「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」の
ヴァレリオ・マスタンドレア、ミケーラ・チェスコン、
「華麗なるアリバイ」のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、
「イル・ポスティーノ」のアンナ・ボナイウート。
イタリア映画祭2014にて「自由に乾杯」のタイトルで上映。
(ムーヴィーウォーカーより)
芸達者なトニ・セルヴィッロが一人二役。
私の好きなヴァレリオ・マスタンドレアも
出演していて楽しみです。
↓『モーターズ』予告動画
『モーターズ』
2014年製作 日本映画
監督:渡辺大知
脚本:渡辺大知
磯龍介
撮影:中里龍造
大竹優輝
出演:
渋川清彦田中
犬田文治タケオ
木乃江祐希
前田裕樹
川瀬陽太 村田
鹿江莉生
菅沼拓馬
山本浩司
中野碧
スギム
中野翔平
酒川雄樹
渡辺大知
森岡龍
片倉わき
冨永周平
ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカリストで、
田口トモロヲ監督の「色即ぜねれいしょん」
主演でデビュー以降、
俳優としても活躍する渡辺大知の初監督作品。
東京造形芸術大学の卒業制作として製作され、
PFFアワード2014で審査員特別賞を受賞した。
郊外にある車の整備工場で働く田中は、
うだつのあがらない毎日を送っていた。
ある時、バンドがやりたい新入りのタケオの
教育係を任された田中は、
車の修理にやってきたフリーターの前田、
化粧品会社勤務のミキという一組のカップルと知り合う。
田中は2人と交流するうち、ミキに淡い恋心を抱く。
主演の冴えない中年男・田中に「お盆の弟」
で主演を務めた渋川清彦。
川瀬陽太、犬田文治、山本浩司、木乃江祐希、
前田裕樹、鹿江莉生らが脇を固める。
(映画.COMより)
渡辺大知頑張ってますね。
渋川清彦は『お盆の弟』、
本作、『アレノ』『下衆の愛』と、
主演が続きます。
私は11月21日に『怪獣の教え』
監督・演出・脚本・映像:豊田利晃
出演:窪塚洋介 渋川清彦 太田莉菜
という舞台を観ますので、
生渋川清彦さんは舞台挨拶で見たことあるけど、
生で舞台劇も観られるから楽しみです。
『モーターズ』も遅れるけど観ます。
↓『料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命』予告動画
『料理人ガストン・アクリオ
美食を超えたおいしい革命』
原題:Buscando a Gaston
2014年製作
ペルー=アメリカ合作映画
監督:パトリシア・ペレス
出演:
ガストン・アクリオ
レネ・レッゼピ
マッシモ・ポットゥーラ
アレックス・アタラ
アンドニ・アドゥリッス
ベンジャミナ
ナティビダット
ファン・ラモン
チャンバ
エルバ・ベラルデ
ペルーを代表する料理人ガストン・アクリオの
素顔に迫るドキュメンタリー。
25歳でレストランをオープン以来、
母国の食文化を世界へ発信するという
夢を抱き続けてきたガストンは
国と人々に誇りと希望を与え、
やがて国民的英雄となっていく。
レネ・レゼピ、マッシモ・ボットゥーラ、
アレックス・アタラといった一流シェフのインタビューなどを交え、
世界の期待と尊敬を一身に集める
ガストンの人生が綴られる。
(ムーヴィーウォーカーより)
10月31日から開催している
第6回東京ごはん映画祭で
先行プレミア上映していますが、
一般公開で観ます。
ごはん映画祭は観た映画ばかりだし、
余裕がないので行きません。
↓『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』予告動画
『ザ・トゥルー・コスト
~ファストファッション 真の代償~』
原題:THE TRUE COST
2015年製作 アメリカ映画
監督アンドリュー・モーガン
製作総指揮リヴィア・ファース 、 ルーシー・シーゲル
プロデューサーマイケル・ロス
編集マイケル・ロス
サフィア・ミニー
ヴァンダナ・シヴァ
ステラ・マッカートニー
ティム・キャッサー
リック・リッジェウェイ
これは衣服に関する物語で、
私たちが着る服や衣服をつくる人々、
そしてアパレル産業が世界に与える影響の物語だ。
これは貪欲さと恐怖、
そして権力と貧困の物語でもある。
全世界へと広がっている複雑な問題だが、
私たちが普段身に着けている服についてのシンプルな物語でもある。
この数十年、服の価格が低下する一方で、
人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。
本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、
「服に対して本当のコストを支払っているのは誰か?」
という問題を提起する、
ファッション業界の闇に焦点を当てた
これまでになかったドキュメンタリー映画だ。
この映画は、きらびやかなランウェイから
鬱々としたスラムまで、
世界中で撮影されたもので、
ステラ・マッカートニー、
リヴィア・ファースなど
ファッション界でもっとも影響のある人々や、
環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへの
インタビューが含まれている。
またフェアトレードブランド「ピープル・ツリー」
代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。
私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、
まず身近な衣服から変革を起こせるのかもしれない。
(公式サイトより)
興味深いドキュメンタリーなので、
遅れそうですが観ます。
↓『キャノンフィルムズ爆走風雲録』予告動画
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』
原題:The Go-Go Boys:
The Inside Story of Cannon Films – Golan/Globus
2014年製作
イスラエル映画
監督:ヒラ・メダリア
撮影:オデッド・キルマ
出演:
メナヘム・ゴーラン、
ヨーラム・グローバス(キャノンフィルムズ共同設立者)
シルヴェスター・スタローン
ジャン・クロード・ヴァンダム
ジョン・ヴォイト
チャールズ・ブロンソン
チャック・ノリス
イーライ・ロス(映画監督)他
1980年代のハリウッドを盛りたてた
イスラエル出身のメナハム・ゴーランと従兄弟の
ヨーラン・グローバスの人生を描いたドキュメンタリー。
映画監督でもあるゴーランと
プロデューサーとして高い資質を持つグローバスのコンビは、
低予算のジャンル映画を次々と製作し、ヒットを量産。
その一方で、ジャン=リュック・ゴダール、
ジョン・カサベテス、ロバート・アルトマンといった、
商業主義とは一線を画する映画作家たちにも出資していく。
2人の経営するキャノンフィルムズは、
あらゆる方面の映画に手を伸ばしていくが、
そんな2人の情熱もやがて大きな資本に飲み込まれていき……。
14年に死去したゴーランのキャリアを振り返りながら、
2人が映画に注いだ情熱や愛情、
そして2人の友情と確執、離縁や融和を映し出す。
(映画.COMより)
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』
公開に合わせ
11/14(土)~27(金)に
シネマート新宿とシネ・ヌーヴォで
『メナヘム・ゴーラン映画祭』←クリックで公式サイト
が開催されます。
今月は映画祭だらけで困ってますが、
『ラヴ・ストリームス【復元ニュープリント版】』
など何本か観たいです。
ジョン・カサヴェテスは一番好きな監督で
日本公開作は全て劇場鑑賞しているし
DVDも持っているけど、
スクリーンで観られる機会には何度でも観たい。
早稲田松竹の『オープニング・ナイト』
『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』にも行く予定。
以下は余裕があれば観たい作品。
11月1日で今年の劇場鑑賞本数が
301本になりました。
(自宅鑑賞は含めていません)
私は名画座鑑賞も多いので
新作映画を600本以上観るという
ブロガーさんもいるし
私は家でこまめにDVDなどで見たりもしないし、
たいしたことないと思います。
新作公開後すぐに観ている方もいて、
サービスデー頼みの私は羨ましいです。
今年の前半は抗がん剤治療をしていたため
体調が悪く鑑賞本数も少なかったのです。
5月から増えてきてかなり飛ばしました。
次の記事に書きますが、
11月は映画祭、特集上映が多いです。
21日からの「東京フィルメックス」には
通うことにしました。
昨日ネット販売開始で21枚買いました。
まだ、追加でツァイ・ミンリャン特集上映の
チケットも買うし、
他にも行く映画祭、特集上映があるため、
今月公開の新作映画は鑑賞が
遅れるものが多そうです。
私は欲張りなため(^o^;)
新作も早く観たいなと
つい思ってしまいますが
これからは自重していくつもりです。
新作紹介記事は手間がかかると言いながら
なんとか続けていますが、
観ても記事が書けていないものが
本当に多く、
15%くらいしか書けてなくて、
これじゃあブロガー失格だな。(iДi)
この新作紹介シリーズで書いたものは
遅れても殆ど観ています。
レビュー記事書かないとダメだ~(´□`。)
...と、言い続けててホント自己嫌悪。(x_x;)
次は11月の
映画祭、特集上映、名画座編をUP予定です。
東京フィルメックス`15/ムヴィオラ15周年特集上映/ポーランド映画祭/メナヘム・ゴーラン映画祭
★第16回東京フィルメックス 2015
★ムヴィオラ15周年特集上映「はしっこでも世界。」
ケイズシネマ
★2015ドイツ映画 映像の新しい地平
ドイツ文化会館ホール
★ポーランド映画祭2015
角川シネマ新宿
★メナヘム・ゴーラン映画祭
シネマート新宿
★ストローブ=ユレイの軌跡
アテネ・フランセ文化センター
★シネマヴェーラ渋谷
日本映画の黄金期を担った脚本家
巨星・橋本忍
★キネカ大森名画座
★早稲田松竹
小栗康平全作品上映
ジョン・カサヴェテス
★横浜シネマ・ジャック&ベティ
最近観た映画
『ロバート・アルトマン
ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』
『徘徊 ママリン87歳の夏』
『無頼漢 乾いた罪』
『リンの夢』
11月公開鑑賞予定新作映画その1
恋人たち/FOUJITA/
パリ3区の遺産相続人/ローマに消えた男他←クリック
★11月に私が行く予定の映画祭、特集上映のご紹介
↓赤印の作品のチケット買いました。
第16回東京フィルメックス 2015
東京国際映画祭はどうしようかななどと
のんびり考えていたため
2本しか観れなかったので、
東京フィルメックスは、
11月3日のチケット発売日に一番下のチラシ画像に
赤丸をつけた作品のチケットを買いました。
しかし初めてで事態を理解できておらず、
日程順に購入したため、
途中で気付いてクロージング(授賞式とジャ・ジャンクー「山河故人」)
を買おうと思ったら
既にソールドアウト。(´д`lll)
来年は先にクロージング買います。
オープニングの開会式と園子温「ひそひそ星」は、
その日横浜で舞台劇「怪獣の教え」(監督・演出・脚本・映像:豊田利晃.
出演:窪塚洋介 渋川清彦 太田莉菜)見るため行けず。
後、ツァイ・ミンリャンの特集上映も
この際だから観た作品でもなるべく行くつもり。
↓赤丸付けた作品は公開時に鑑賞済み
ムヴィオラ15周年特集上映「はしっこでも世界。」
ケイズシネマ
配給会社ムヴィオラさんの配給作品は、
信頼していて観ている作品が多いです。
上のチラシ画像で赤丸してあるのは公開時に観た作品。
見直したい作品もたくさんあるけど、
赤丸付けてない未見の作品を観ます。
浜松時代に遠征しないと観れなかった作品、
昨年から今年にかけて闘病中で観れなかった作品です。
夏からとても楽しみに待っていた特集上映です。
ポーランド映画祭2015
角川シネマ新宿
ムヴィオラ特集、メナヘム・ゴーラン映画祭
と、被って困りますなのですが、
イエジー・スコリモフスキ監督が来場するし、
3つとも新宿だからよく考えて効率よく観たいと思います。
ここはTCGカード割引も使えるけど、
今日3回券も買って来た。1本1000円になるし。
メナヘム・ゴーラン映画祭
シネマート新宿
前回紹介した
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』の公開とあわせて
開催の映画祭です。
ムヴィオラ特集のケイズシネマも近いし、
ポーランド映画祭の角川シネマ新宿は同じビルなので、
効率よく予定を立てて観ることにします。
『ストローブ=ユレイの軌跡』
アテネ・フランセ文化センター
未見の作家です。
1部は日程的に難しいので、
2~3部に行く予定です。
シネマヴェーラ渋谷
『日本映画の黄金期を担った脚本家
巨星・橋本忍』
一番良く行く名画座シネマヴェーラ渋谷ですが、
11月中は多分行けそうもなく、
12月に入ってからになりそうです。
早稲田松竹
小栗康平全作品上映
ジョン・カサヴェテス
『FOUJITA』の公開記念の
小栗康平監督特集と、
カサヴェテスに行きます。
いつも書いていますが、
カサヴェテスが一番好きな監督で、
公開作は全て劇場鑑賞してるし
DVDも持ってるけど、
スクリーン鑑賞の機会があれば何度でも観たいのです。
『メナヘム・ゴーラン映画祭』の
『ラヴ・ストリームス』と
『オープニング・ナイト』
『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』と
3本観られて嬉しい。
キネカ大森名画座は
橋口亮輔監督
『渚のシンドバッド』
『二十才の微熱』
だけ行きます。
忘れてるし。(´□`。)
新作は封切より遅れる作品もあるけど、
ジャック&ベティで効率よく観ます。
2015ドイツ映画 映像の新しい地平
ドイツ文化会館ホール
これは今日行って
『リンの夢』観てきました。
一本600円、2回券1000円で、
ドイツ映画の新作が観れます。
『ぼくらの家路』の時に紹介した
今年のドイツ映画賞(ドイツのアカデミー賞)
で、主要部門を総なめにした
『ヴィクトリア』も明日観ます。
東京国際映画祭でも上映されてたけど、
こちらの方が安いとチェックしてました。f^_^;
東京かその近郊にお住まいでない方には、
なにこれ!?
だと思います。恐縮です。
一応自分が観る予定の紹介と言うことで
やっています。スミマセン。
私も昨年浜松から川崎に引っ越すまで、
そして昨年秋から今年春のガン闘病中には
散々悔しい思いをしていました。
どうぞお許し下さい。m(_ _ )m
★最近観た映画
『ロバート・アルトマン
ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男』
ロバート・アルトマンの足跡を
彼の作品、ホームムービーなどの映像、
家族や関係者のトークで辿るドキュメンタリー。
アルトマンの実験性が
その後の映画に与えた影響、
彼の亡くなるまで尽きることのなかった
旺盛な創造力に胸が熱くなった。
自分の映画の観方について、
ブログの書き方や、
アメブロとの付き合い方について、
このところ悩んでいたけど、
考えをまとめて整理するための
ヒントをたくさん得た。
『徘徊 ママリン87歳の夏』
認知症の母と介護する娘を追った
ドキュメンタリーです。
ママリンとアッコちゃんの
会話の掛け合いはとても愉快で会場からは
笑が起こります。
ユーモアたっぷりで私も笑ったけど...
でも、アッコさんがあそこまで達観できるまでの
苦難の過程を考えると
とても笑ってはいられません。(・Θ・;)
『無頼漢 乾いた罪』
潜入捜査中も「刑事であることの自覚を忘れない」
と、頑張るジェゴン刑事(キム・ナムギル)だが、
惹かれてしまったチョン・ドヨンの魅力にどう抗ったか...
チョン・ドヨンの流石のファム・ファタールぶりを満喫。
抑えた演出の切ないクライム・サスペンス。
『リンの夢』
インゴ・ヘープ監督
強迫神経症気味のホテル室内清掃係のリンが、
SMの女王の仕事をしているキアラとの
新しい愛(同性愛)に目覚める。
完璧な色彩デザインと素晴らしい構図、
光が美しい端正なルックの作品。
女性2人がユニセックスな雰囲気なので、
『アデル、ブルーは熱い色』のような
肉感的なセクシーさはない。
リンの病んだ精神の回復、解放が描かれる。
抑えた演出ですが、
ヌードや濡れ場は結構あって、
刺激的な描写も少しはありました。
私の後ろにいた年配女性は
『顔のないヒトラーたち』のパンフを持っていました。
映画が終わった後、困惑したような
すごくコワイ顔をしていました。( ´艸`)
他の年配女性と「ちょっとこれはねェ...」
と話しているのが聞こえましたよ。
何と言ってもこの特集上映の題が
「2015ドイツ映画 映像の新しい地平」
なんでネ。
まだレビュー書いていない
やはりホテル清掃係の若い女性
(アナイス・ドゥムースティエ)
が、主人公のひとりの
私のお気に入りの作品
『バードピープル』と合わせて書きたいのだけど...
↓「リンの夢」
DAS ZIMMERMÄDCHEN LYNNトレーラー
『キャノンフィルムズ爆走風雲録』
↓『キャノンフィルムズ爆走風雲録』予告動画
11月公開鑑賞予定新作映画その1
恋人たち/FOUJITA/
パリ3区の遺産相続人/ローマに消えた男他←クリック
デヴィッド・ボウイ・イズ感想回顧展紹介映画。回顧展行けなかったファンは観れば余計に悔しくなる!?
デヴィッド・ボウイ・イズ
原題:David Bowie Is Happening Now
2013年製作 イギリス映画
シアター・イメージフォーラムで鑑賞
↓『デヴィッド・ボウイ・イズ』予告動画
↓『デヴィッド・ボウイ・イズ』トレイラー“元素周期表編”日本語字幕版
↓David Bowie is happening now UKトレーラー
監督:ハミッシュ・ハミルトン(BAFTA受賞監督)
司会:
ヴィクトリア・ブロークス、
ジェフリー・マーシュ
出演:
デヴィッド・ボウイ(アーカイヴ映像)
山本寛斎(デザイナー)
ジョナサン・バーンブルック
(グラフィックデザイナー、
書体デザイナー)
ジャーヴィス・コッカー(ミュージシャン)
ジェレミー・デラー(美術家)
クリストファー・フレイリング(歴史家、批評家)
ハニフ・クレイシ(作家、脚本家、映画監督)
ポール・モーリー(ミュージシャン)
テリー・オニール(写真家)
★「DAVID BOWIE IS」回顧展
2013年3月23日から英国ロンドンの
ヴィクトリア&アルバート博物館 (V&A)で開催された、
デヴィッド・ボウイの50年に及ぶ音楽活動の
集大成的な大回顧展「デヴィッド・ボウイ・イズ」は、
チケットが売り出されるやいなや即SOLD OUT続出になる、
当国立博物館至上最大級ヒットの展示会になった。
本回顧展は、初めてデヴィッド・ボウイ・アーカイブへの
アクセスが認められ実現した。
V&A博物館シアター・アンド・パーフォーマンス部の
学芸員ヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュが監修し、
ボウイの創作過程を探るだけでなく、
50 年にわたるボウイのスタイルの変遷を詳らかに辿った。
南部ブリクストン生まれの
デヴィッド・ボーイの幼少期の写真から、
直筆の歌詞、オリジナル衣装、ファッション、
写真、映像、音楽ビデオ、セットデザイン、ボウイ所有の楽器、
ならびにアルバムアートワークを含む300点以上の
貴重な品々が一挙公開された。
展示されたものの中には、
個人が所有していたものも提供され、
まさに彼の活動50年を記念する一大イベントとなり、
世界中からファンが足を運んだ。
この回顧展は、その後、ドイツ、フランス、カナダ、
アメリカなど、世界を巡回している。
★「DAVID BOWIE IS」映画
V&A博物館でのクロージング・ナイトに撮影された。
司会進行役には本展覧会のキュレーターでもある
ヴィクトリア・ブロークスとジェフリー・マーシュが務め、
ボウイのステージ衣装、歌詞などの創作活動に使われたメモ、
ストーリーボード、ダイアリーなど、
珍しい貴重な資料や当時の衣装などを巡りながら、
それらについての意味合い・背景を興味深く語ってくれる。
また、クロージング・ナイトに登壇したスペシャルゲスト、
日本を代表するデザイナー山本寛斎氏らが
思い思いに明かすデヴィッド・ボウイとの秘話も必見だ。
本作の監督はBAFTA受賞歴を持つ
2012年ロンドン・オリンピックの生中継や
第82回アカデミー賞の監督も手掛けた
ハミッシュ・ハミルトンが務めた。
(公式サイトより)
上記の説明のようにこのドキュメンタリー映画は、
デヴィッド・ボウイの回顧展を紹介した
ドキュメンタリー映画です。
キュレーターによる展示品の解説、
クロージング・ナイトの
スペシャル・ゲストによる
デヴィッド・ボウイと仕事をした人たちのトーク、
回顧展入場者の感想、
デヴィッド・ボウイのアーカイヴ映像
などで構成されています。
ボウイ自身の出演はアーカイヴ映像のみです。
展示品は大充実で、
ホント、行っていないファンとしては
行きたかったナ~と、
悔しくなりました。(´□`。)
世界巡回しましたが
日本には来なかったのが残念、無念ですネ。(´д`lll)
映画も今年1月に限定公開でした。
公開館も少なく、私は体調も悪かったので観れませんでした。
今回イメージフォーラムでアンコール上映があって助かりました。
レイトショー公開の予定で、また行けないのか...
と、思っていたら、1週目は昼間の上映もあって
行けました。良かった、よかった。
棺桶に入れた展示。
↑↓「Ashes to Ashes」衣装とMV
↑↓Starmanの衣装と動画
これがテレビで流れた時は
「この人、男?女?」
「男が男の肩に手を回してる~(*_*)」
などと、ビックリした人が多かったそう。
アーカイヴ映像で紹介された映画
↓『地球に落ちてきた男』トレーラー
↓『ラビリンス/魔王の迷宮』
おまけの動画。
BBCマイケル・パーキンソンのショーに
出演したデヴィット・ボウイ。
この回のゲストはトム・ハンクスとボウイ。
ボウイは番組の中でライブもしています!
ボウイ出演の足跡を追った映画を
息子のダンカン・ジョーンズが監督で
撮って欲しいなァ。
↑「David Bowie Is」展の
展示品画像の
50枚入りポスト・カードを買いました。
その一部です↓
東京スカイツリーに行ってみた。展望デッキは霧の中〜。・°°・(>_<)・°°・。
東京スカイツリーに行ってみた。
11月2日〜11月8日に投稿したなう
エプソン・アクアパーク品川に行ってみた。ドルフィンパフォーマンスに興奮(=゚ω゚)ノ
エプソン・アクアパーク品川に行ってみた。
↓エプソン アクアパーク品川 2015.7.10 GRAND OPEN!
↓エプソン アクアパーク品川参考動画;イルカショー(昼バージョン)
↓エプソン アクアパーク品川参考動画;イルカショー(夜バージョン)
ジャック・マイヨールがモデル
リュック・ベッソン監督
『グラン・ブルー』
グラン・ブルー 完全版 -デジタル・レストア・バージョン- Blu-ray/
ロザンナ・アークェット,ジャン=マルク・バール,ジャン・レノ
ジャック・マイヨール著
『イルカと、海へ還る日』
イルカと、海へ還る日 (講談社文庫)/講談社
11月公開鑑賞予定新作映画その2 さようなら/アレノ/美術館を手玉に取った男/ホワイト・ゴッド他
11月公開鑑賞予定新作映画その2
★2015年11月20日(金)~28日(土)に公開の新作映画から
私が観たい作品の
予告動画、チラシ画像、あらすじなどをご紹介。
『さようなら』
『アレノ』
『美術館を手玉にとった男』
『放浪の画家ピロスマニ』
『ホワイト・ゴッド
少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』
『みんなのための資本論』
『ゆめのほとり
-認知症グループホーム 福寿荘-』
『黄金のアデーレ 名画の帰還』
『ハッピーエンドの選び方』
『レストレポ前哨基地 Part.1』
『レストレポ前哨基地 Part.2』
余裕があれば
『パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト』
『Re:LIFE~リライフ~』
『技術者たち』
↓『さようなら』予告動画
『さようなら』
2015年製作 日本映画
監督・脚本:深田晃司
深田晃司
原作平田オリザ
撮影芦澤明子
美術鈴木健介
音楽小野川浩幸
録音小野川浩幸
照明永田英則
特殊造形JIRO
効果小野川浩幸
アンドロイドアドバイザー石黒浩
出演:
ターニャブライアリー・ロング
レオナジェミノイドF
新井浩文
村田牧子
村上虹郎
木引優子
ジェローム・キルシャー
イレーヌ・ジャコブ
人間とアンドロイドの共演で話題を呼んだ
平田オリザの舞台劇を映画化。
放射能に侵された近未来の日本で、
国外への避難がままならずに
悲しい運命を迎える南アフリカ難民の女性と、
彼女に寄り添うアンドロイドの姿を通して、
生きる事、そして死ぬ事とは何かを見つめる。
監督は国内外の映画祭で話題を呼んだ
『ほとりの朔子』の深田晃司。
(ムーヴィーウォーカーより)
東京国際映画祭のコンペに出品されました。
11月後半で特に楽しみにしている作品は、
この『さようなら』と
次に紹介の『アレノ』です。
↓『アレノ』予告動画
『アレノ』
2015年製作 日本映画
監督越川道夫
脚本越川道夫 、 佐藤有紀
原案エミール・ゾラ
製作畠中鈴子 、 清野恵里子
プロデューサー奥田佑子 、 財前健一郎
撮影戸田義久
音楽澁谷浩次
録音山本タカアキ
編集菊井貴繁
衣装伊藤佐智子
ヘアメイク寺沢ルミ
助監督渡辺直樹
制作担当金子堅太郎
出演:
山田真歩
渋川清彦
川口覚
内田淳子
遊屋慎太郎
諏訪太朗
フランスの文豪エミール・ゾラの『テレーズ・ラカン』を基に、
舞台を現代に置き換えて映画化。
愛人と結託して夫の殺害を企てる妻の情欲を
16ミリフィルムのざらついた映像のなか映し出す。
監督・脚本は「かぞくのくに」「海炭市叙景」などの
プロデューサーを務めた越川道夫。
出演は「SR サイタマノラッパー2 女子ラッパー 傷だらけのライム」
の山田真歩、
「お盆の弟」の渋川清彦。
撮影を「キャタピラー」「かぞくのくに」の戸田義久が担当する。
(ムーヴィーウォーカーより)
監督の越川道夫氏は浜松出身です。
映画制作・配給会社スローラーナー代表。
日本のインディー映画界で
素晴らしい仕事をしてきたプロデューサーです。
『海炭市叙景』『かぞくのくに』
『夏の終り』『ドライブイン蒲生』
などのプロデューサー。
今回は監督も務めました。
この作品は東京国際映画祭
日本映画スプラッシュ部門に出品。
渋川清彦さん主演『下衆の愛』(内田英治監督)
も出品されてましたね。
↓『美術館を手玉に取った男』予告動画
『美術館を手玉に取った男』
原題:Art and Craft
2014年製作 アメリカ映画
監督サム・カルマン 、 ジェニファー・グラウスマン
共同監督マーク・ベッカー
プロデューサーサム・カルマン 、 ジェニファー・グラウスマン
撮影サム・カルマン
音楽ステファン・ウルリッヒ
編集マーク・ベッカー
出演:
マーク・ランディス
マシュー・レイニンガー
アーロン・コーワン
ジョン・ギャッパー
2011年、贋作画家マーク・ランディスが
30年以上に渡り、
大量の絵画の贋作を全米20州、
46館にも上る美術館に
無償で寄贈し続けてきた事件が発覚。
事件関係者の証言などから、
首謀者ランディスの素顔に迫ったドキュメンタリー。
監督はMOMAでの勤務経験を持つジェニファー・グラウスマン
と元画家のサム・カルマン。
(ムーヴィーウォーカーより)
贋作の制作の仕方など
興味深いく楽しみなドキュメンタリーです。
↓『放浪の画家ピロスマニ』予告動画
『放浪の画家ピロスマニ』
原題:Pirosmani
1969年製作 ソ連映画
監督ゲオルギー・シェンゲラーヤ
脚本エルロム・アフヴレジアニ 、 ゲオルギー・シェンゲラーヤ
撮影コンスタンチン・アプリャチン
美術アフタンジル・ワラジ 、 ワシーリー・アラビーゼ
音楽V・クヒアニーゼ
出演:
アヴタンディル・ヴァラジ
ダヴィト・アバシゼ
ギヴィ・アレクサンドリア
スパルタク・バガシュヴィリ
テイムラズ・ベリゼ
ショタ・ダウシュヴィリ
マルゴ・グヴァラマゼ
アミル・カカバゼ
ズラブ・カピアニゼ
ロザリア・ミンチン
Z・カルダニ
アレクサンドレ・レフヴィアシュヴィリ
ニノ・セトゥリゼ
ボリス・ツィプリア
ジョージア(旧称・グルジア)の美術史を代表する
孤高の画家ニコ・ピロスマニの半生を描いた名作を、
ジョージア語オリジナルによる
デジタル・リマスター版でリバイバル公開。
名匠ギオルギ・シェンゲラヤが、
名もなき放浪の画家としてジョージアの風土や
民族の魂を伝える絵を描き続けた男の数奇な生き様を、
素朴にして美しい映像の中に紡ぎ出す。
(ぴあ映画生活より)
岩波ホールがヘッド館なので
観るのは遅れそうですが、
必ず観たい作品です。
↓『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』
『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』
原題:FEHÉR ISTEN
2014年製作
ハンガリー=ドイツ=スウェーデン合作映画
監督・脚本:コーネル・ムンドルッツォ
動物コーディネーターテレサ・アン・ミラー
出演:
リリジョーフィア・プショッタ
ダニエルサンドロ・ゾター
雑種犬に重税が課せられる法律の影響で
飼い主の少女と離ればなれになった犬が、
保護施設に入れられた犬たちを従えて
反乱を起こすさまを映し出すサスペンスドラマ。
監督は「Janne da Arc on the Night Bus」の
コーネル・ムンドルッツォ。
出演は、新人のジョーフィア・プショッタ、
「Janne da Arc on the Night Bus」で脚本を務めた
シャーンドル・ジョーテール。
2014年(第67回)カンヌ国際映画祭
「ある視点」部門グランプリ&パルムドッグ賞W受賞。
昨年のカンヌ映画祭記事で紹介しましたので、
覚えてみえる方もいらっしゃるかしら?
やっと日本公開です。
パルムドッグ受賞のワンコ!
2014年カンヌ映画祭ある視点賞受賞の
「White God」の名演技犬←クリックで記事へ
↓『みんなのための資本論』予告動画
『みんなのための資本論』
2013年製作 アメリカ映画
原題:INEQUALITY FOR ALL
監督ジェイコブ・コーンブルース
製作セバスチャン・ダンガン
プロデューサージェン・チャイケン
撮影スヴェトラーナ・スヴェトゥコ
撮影監督ダン・クラウス
音楽マルコ・ダンブロシオ
編集キム・ロバーツ
字幕監修山形浩生
モーショングラフィックス監督
出演:
ロバート・ライシュ
ビル・クリントン
ヒラリー・クリントン
バラク・オバマ
ジョージ・ブッシュ
ジョージ・W・ブッシュ
クリントン大統領政権下で
労働長官を務めた経験を持つ経済学者の
ロバート・ライシュが、
現代アメリカの格差問題に警鐘を鳴らし、
資本主義の大転換のための処方箋を説くドキュメンタリー。
監督は、プロデューサーとしても活躍する
ジェイコブ・コーンブルース。
撮影を「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」の
スベトラーナ・スベトゥコ、
音楽を「バンパイアハンターD」の
マルコ・ダンブロシオが担当する。
(ムーヴィーウォーカーより)
これも楽しみにしている
ドキュメンタリー映画です。
↓『ゆめのほとり
-認知症グループホーム 福寿荘-』予告動画
『ゆめのほとり
-認知症グループホーム 福寿荘-』
2015年製作 日本映画
監督:伊勢真一
企画遠藤郁美
製作補遠藤郁美
撮影石倉隆二 、 世良隆浩
主題曲(編曲・演奏)ママクリオ
録音渡辺丈彦 、 永峯康弘
整音井上久美子
音響米山靖
照明工藤和雄
編集技術尾尻弘一
題字細谷亮太
レコーディングmix小俣佳久
絵うえむらまさゆき
北海道札幌市にある認知症グループホーム
福寿荘の日常を、
22年に渡り記録したドキュメンタリー。
一人ひとりを大切にし支え合おうとする武田純子代表や、
その人ならではの思いを持ち共に生きていく
福寿荘の各人の姿を穏やかに映し出す。
監督は「妻の病-レビー小体型認知症-」で
認知症を通して絆を深める夫婦に触れた伊勢真一監督。
伊勢真一監督の作品の眼差しは
とても繊細で暖かいです。
見逃した『妻の病-レビー小体型認知症-』も
この作品の公開に合わせて
ケイズシネマで上映されるので観たいです。
↓『黄金のアデーレ 名画の帰還』予告動画
『黄金のアデーレ 名画の帰還』
原題:WOMAN IN GOLD
2015年製作
アメリカ=イギリス合作映画
監督サイモン・カーティス
脚本アレクシ・ケイ・キャンベル
製作デヴィッド・M・トンプソン 、 クリス・サイキエル
撮影監督ロス・エメリー
プロダクション・デザインジム・クレイ
音楽マーティン・フィップス 、 ハンス・ジマー
編集ピーター・ランバート
衣裳デザインベアトリクス・パーストル
ヘアメイクナオミ・ドネ
マリア・アルトマンヘレン・ミレン
ランドル・シェーンベルクライアン・レイノルズ
フーベルトゥス・チェルニンダニエル・ブリュール
パム・シェーンベルクケイティ・ホームズ
若き日のマリア・アルトマンタチアナ・マスラニー
フリッツマックス・アイアンズ
シャーマンチャールズ・ダンス
アデーレ・ブロッホ=バウアーアンチュ・トラウェ
裁判官ルローレンス・クーパーエリザベス・マクガヴァン
最高裁判所長官ウィリアム・レンキストジョナサン・プライス
バーバラ・シェーンベルクフランシス・フィッシャー
グスタフ・クリムトによる“オーストリアのモナリザ”
と呼ばれる名画「黄金のアデーレ」の返還を求めて
オーストリア政府に訴訟を起こした女性
マリア・アルトマンの実話を描く、
ヘレン・ミレン主演のヒューマンドラマ。
名画に隠されたマリアと
彼女を取り巻く人々の思いを映しだしたのは、
『マリリン 7日間の恋』のサイモン・カーティス。
(ムーヴィーウォーカーより)
公開が続く
ライアン・レイノルズ出演作品の紹介でも紹介した作品。
芸術の秋にちなんでかな?
この作品も美術関係の映画です。
↓『ハッピーエンドの選び方』予告動画
『ハッピーエンドの選び方』
原題:THE FAREWELL PARTY
2014年製作 イスラエル映画
監督:シャロン・マイモン
タル・グラニット
編集アイナット・グレイザー・ザリン
製作ハイム・メックルバーグ
エスティ ヤコブーメックルバーグ
タリア・クラインヘンドラー
タナシス・カラサノス
カール・バウムガートナー
モシュ・エドリー
レオン・エドリ
脚本シャロン・マイモン
タル・グラニット
美術アラド・サワット
音楽アヴィ・べレリ
出演:
ゼーブ・リバシュ
レバーナ・フィンケルシュタイン
アリサ・ローゼン
イラン・ダール
ラファエル・タボール
“人生の最期を選ぶ”という誰もが直面するテーマを、
ユーモアを交えて軽快に描き、
各国の映画祭で話題を呼んだ
イスラエル発のヒューマンドラマ。
老人ホームで暮らす発明好きの老人が、
親友の願いで、
自らスイッチを押して苦しまずに最期が迎えられる装置を
開発したことからトラブルに巻き込まれていく姿がつづられる。
(ムーヴィーウォーカーより)
老いがテーマな作品は多くなっていますが、
ちょっと変化球な感じが
楽しみな作品です。
『レストレポ前哨基地 Part.1』
『レストレポ前哨基地 Part.2』予告動画
『レストレポ前哨基地 Part.1』
2010年製作 アメリカ映画
原題:RESTREPO
監督:
ティム・ヘザリントン
セバスチャン・ユンガー
『レストレポ前哨基地 Part.2』
原題:KORENGAL
2014年製作 アメリカ映画
監督:セバスチャン・ユンガー
本作は、『ローン・サバイバー』の舞台にもなったアフガニスタン東部のコレンガル渓谷へ、2007年~2008年に派兵されたアメリカ陸軍第173空挺旅団戦闘団の小隊を追った記録である。PART.1とPART.2ともに戦地での映像と、兵士たちへのインタビュー映像から成る。
渓谷中腹の基地に駐留していた兵士たちは、1日数十回にものぼるタリバン側からの銃撃を避けるため、敵が攻撃拠点にしていた尾根に、新たな「レストレポ前哨基地」を完成させる。「レストレポ」は、配備早々に命を落とした兵士の名前である。
兵士たちと行動を共にするカメラは、銃撃戦や現地の人々との交流、仲間との日常を克明に映し出し、観客はアフガン最前線に放り込まれたような錯覚に陥る。その圧倒的にリアルな描写で、PART.1はサンダンス映画祭やアカデミー賞をはじめ高い評価を受けた。
PART.1で共同監督を務めた英国人報道カメラマンのティム・ヘザリントンが、2011年にリビア内戦を取材中に落命した3年後、米国人戦場ジャーナリストのセバスチャン・ユンガーはPART.1の未使用シーンからPART.2を一人で完成させた。
PART.1は、観客に戦争を体感させるべく戦闘シーンに比重が置かれていたが、PART.2は兵士たちの内面により深く迫った構成で、戦争とはいかに機能し、そこで戦う若者たちに何をもたらすのかを問いかける。
ユンガーは「前作が戦場体験のない一般の市民に向けた映画だったとしたら、続編は兵士たちに向けた映画だ。自分が何を体験したのか彼らが理解する手助けになることを願う」と語っている。
(公式サイトより)
鑑賞は遅れそうですが
2本とも観たいです。
以下は余裕があれば観たい作品。
『パンターニ/海賊と呼ばれたサイクリスト』
『Re:LIFE~リライフ~』
『技術者たち』
11月下旬は東京フィルメックスに
通い詰めるので、
ここに紹介した作品の鑑賞は遅れますが、
追々観て行きます。
滅多に風邪はひかない私です。
(でもガンにはなってしょーもない(^o^;))
それが、2日程風邪がひどくなりました。
そろそろ元気が出てきましたが...
マスクをした人を多く見かけます。
皆さんも気を付けて下さいね。
コーネル・ムンドルッツォ監督、
主演のジョーフィア・プショッタ。
わたしの名前は...感想アニエスベー初監督ロードムービーはオサレ映画じゃなくへヴィーなアート作品
原題:Je m'appelle Hmmm...
2013年製作 フランス映画
横浜シネマジャック&ベティで鑑賞
一緒に観たのは
『3泊4日、5時の鐘』
これは予想以上に面白く素晴らしい作品でした!
1人でも多くの方に観て戴きたいです!
『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』
サルガドの激動の人生とその作品を堪能できた
とても見応えのあるドキュメンタリーでした。
↓『わたしの名前は...』予告動画
↓Je m'appelle Hmmm... トレーラー
『わたしの名前は...』
監督・脚本・撮影・美術:アニエス・トゥルブレ
ゲストカメラマン:ジョナス・メカス
音楽:デヴィッド・ダニエル 、
ソニック・ユース
オリジナル音楽:ジャン=ブノワ・ダンケル
出演:
セリーヌ ルー=レリア・デュメールリアック
母 シルヴィー・テステュ
父 ジャック・ボナフェ
トラック運転手ピーター ダグラス・ゴードン
放浪の哲学者 アントニオ・ネグリ
妹 ノエミー・デュクロー
弟 エミール・ゴーティエ
祖母 マリー・クリスチーヌ・バロー
女性舞踏手 亜弥(Aya Tanaka)
男性舞踏手 雫境(Dakei)
ファッション・デザイナーとして知られる
Agnes b.(アニエスベー)が
アニエス・トゥルブレという本名で初監督
これまでにハーモニー・コリン作品のプロデュースや、
デヴィッド・リンチ監督作品『マルホランド・ドライブ』や
クエンティン・タランティーノ監督作品
『パルプ・フィクション』など数々の映画で
衣装をデザインするなど、
映画に情熱を注ぎ続けてきたアニエスベーが、
満を持して自身の作品を製作。
いくつもの素材で洋服を仕立てるように、
様々なカメラで撮影された
異なる映像のテクスチャーによりスケッチを重ねていく。
家を飛び出した少女と、トラック運転手。
奇妙なふたりのロードムービー。
映画は、あっと驚く結末へ向かって進んでいく。
主人公の12歳の少女は父親から虐待を受けていた。
ある日、学校の遠足で出かけた海辺で
偶然停まっていたトラックに乗り込んだ彼女は、
スコットランド人のトラック運転手と共に逃避行に出る。
フランス語と英語、言葉が通じない2人は、
次第に心を通わせていくが…。
10年以上前に新聞で読んだとある事件の記事をきっかけに、
アニエスべー自身が脚本を書いた、
瑞々しいロードムービー。
ジョナス・メカス、ソニック・ユース、
アントニオ・ネグリ・・・
アニエスベーならではの豪華参加陣!
撮影はアニエスベーの友人たちの協力を得て
パーソナルなユニットで行われた。
『ジダン/神が愛した男』の監督で
現代美術家のダグラス・ゴードンがトラック運転手を演じ、
音楽にはフランスのエレクトロポップ・デュオ、
エール(Air)のジャン=ブノワ・ダンケルが参加、
米オルタナティブ・ロック界の最重要バンド、
ソニック・ユースも未発表音源を提供している。
また、アメリカン・アンダーグラウンドを代表する映画監督、
ジョナス・メカスが撮影したシーンには、
イタリアの政治哲学者アントニオ・ネグリが出演するなど、
アニエスベーならではの豪華アーティスト、
文化人たちが集結した。
「思いがけないことが不意に現れる。
物の見方をずらしてみる―
私は、旅で経験する出会いや
日常から切り離された
純粋な自由を描きたかったのです」
―アニエスベー
(公式サイトより)
この映画は、
アニエスベーのオサレな雰囲気の
ロードムービーかな?
って観に行くとガ~ン∑(-x-;)
かもです。
バッド・エンドのどんより系が大好き。
アート映画が好き。
とにかくアニエスベー監督作だから観ておきたい。
と言う方にはおススメしますが、
そうでない方は良く考えてご覧になった方が
よろしいかと思いますョ。
え~私としては、
同じアニエスでも
やっぱり好きなアニエス・ヴァルダ監督の
映画の方がイイです。
あくまでこれは好みの問題ですけどネ。
『幸福』
幸福 [DVD]/
ジャン=クロード・ドルオー,クレール・ドルオー
『ジャック・ドゥミの少年期』
ジャック・ドゥミの少年期 [DVD]/
フィリップ・マロン
『アニエスの浜辺』
アニエスの浜辺 [DVD]/
アニエス・ヴァルダ,ジャック・ドゥミ,マチュー・ドゥミ
『わたしの名前は...』を、
これからとても楽しみに観るという方は、
上記の公式サイトの説明だけ読んでご覧になって下さい。
「内容はどんよりへヴィー系ですよ。」
とだけお伝えしておきます。
何か楽しい作品と組み合わせで
観ることをおススメします。
ご覧になったらまたいらして下さい。
ただ、ここから下の文章でも、
ラストなどの詳しいネタバレはしていません。
色彩設計は赤を基調に青、白と
トリコロールを感じさせ素敵です。
映像はビデオ映像を使ったり
フィルターかけたり
様々な素材を使って
スクリーンサイズも良く変わります。
実験的なビデオアート風といいますか。
でも斬新で新しい現代アート風ではなく、
ちょっと懐かしい感じです。
物語は複雑ではありません。
石工の父親(ジャック・ボナフェ)が失業中で、
母親(シルヴィー・テステュ)が
ウェイトレスの仕事で一家を支えているため、
12歳の主人公セリーヌ
(ルー=レリア・デュメールリアック)は、
幼い妹、弟の世話や家事をしている。
父は仕事を真剣に探すふうでもなく、
家でテレビを見ている日々。
そしてあろうことかセリーヌをレイプ。
母親が傷つくからと
誰にも言えないセリーヌは
家にいたくないので
祖母に会いに行った時にここで暮らしたい
と頼むが断られる。
学校行事の自然学校の行先の海辺で
停まっていたトラックに乗り込む。
そして運転手のピーターに事情を話し、
彼と旅に出る。
セリーヌはだんだん笑顔を取り戻していくが、
悲しい旅の終りを迎えることに。
物語の結末は救いが全くない訳ではありませんが、
バッド・エンドのどんより系です。
映画自体の作りは「アート系」
というより、
「アート映画」です。
ジョン・カサヴェテスの『ラブ・ストリームス』から、
名前をつけた製作プロダクションを設立している
アニエスベー。
ラストシーンは、
『こわれゆく女』(ジョン・カサヴェテス監督)
のジーナ・ローランズ、
『ママと娼婦』(ジャン・ユスターシュ監督)
のフランソワーズ・ルブラン
を意識したそうです。
当初テレンス・スタンプの予定だったそうですが、
スケジュールが合わなくなり、
ダグラス氏に。でも、本当に似合ってました。
↓ダグラス・ゴードンが語る自身の
ビデオ・インスタレーション
演技未経験な田舎の女の子だそうですが、
寡黙なセリーヌにぴったりな佇まいがありました。
父のジャック・ボナフェはチャレンジングな役。
死んでしまえ~!と、思いましたョ。
上手い証拠ですね。
劇中登場します。
3泊4日、5時の鐘感想杉野希妃プロデュース、三澤拓哉監督27歳の初監督作品は素敵な群像ラブコメ!
2015年製作 日本映画
横浜シネマジャック&ベティで鑑賞
↓『3泊4日、5時の鐘』予告動画
監督・脚本:三澤拓哉
エグゼクティブプロデューサー杉野希妃
Co.エグゼクティブプロデューサー森浩章
プロデューサー松崎颯 、 三澤拓哉
撮影監督上野彰吾
録音國分玲
編集長谷部大輔
衣装神脇清人
ヘアメイク藤垣結圭
アソシエイト・プロデューサー小野実
助監督市原大地
コプロデューサー小野光輔 、 大崎優花
出演:
花梨小篠恵奈
真紀杉野希妃
理沙堀夏子
知春中崎敏
宏太柳俊太郎
彩子福島珠理
近藤二階堂智
『歓待』、『ほとりの朔子』、『欲動』等を製作し、
数々の映画祭に送り込んだ和エンタテインメントの最新作は、
湘南・茅ヶ崎に集まった男女7人の恋模様を
アイロニーたっぷりに描いた青春群像劇『3泊4日、5時の鐘』。
舞台の中心となる茅ヶ崎館は日本を代表する映画監督、
小津安二郎が脚本執筆のため定宿とした
実在する旅館である。
本作は当館において全面的な撮影が許可された
初めての映画となった。
創業115年の歴史を持つ風格漂う旅館と
まばゆい光を放つ湘南の海が映画を
一層魅力あるものにしている。
主演は『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)、
『花宵道中』(14/豊島圭介監督)
での好演が記憶に新しい若手女優の有望株、
小篠恵奈と
国際派女優兼映画監督として
近年益々活動の幅を広げている杉野希妃。
そのほか、平田オリザが主宰を務める劇団青年団の堀夏子。
モデルからテレビドラマ、舞台と多岐にわたり活躍する栁俊太郎。
『Babel バベル』(07/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)
などに出演、実力派俳優として知られる二階堂智。
そして、オーディションによって選出された中崎敏、
福島珠理ら新人を起用。
スクリーンでは様々なバックボーンを持った俳優たちが
見事なアンサンブルを見せている。
監督・脚本は茅ヶ崎で育った27歳の新鋭、三澤拓哉。
ナント三大陸映画祭グランプリ作の『ほとりの朔子』(13/深田晃司監督)や
杉野希妃監督作『マンガ肉と僕』(14)、『欲動』(14)では
助監督や制作スタッフとして参加。
本作が初メガホンながら
ロッテルダム国際映画祭をはじめ
数々の国際映画祭に正式招待されている。
海外メディアからもその手腕は高く評価され、
特にその作風はエリック・ロメールやホン・サンス、
あるいはウディ・アレンが度々引き合いに出されている。
ギリシャ、シロス国際映画祭で最優秀作品賞を、
北京国際映画祭では新人監督によるコンペティション部門で
最優秀脚本賞を受賞した。
あらすじは...
夏の日差しが降り注ぐ湘南・茅ヶ崎。
海にはサーファーたちが集い、
街からは夏の風情を感じ取ることができる。
その茅ヶ崎にひっそりと佇む老舗旅館・茅ヶ崎館に
花梨(小篠恵奈)と真紀(杉野希妃)が来る。
二人は元同僚で茅ヶ崎館の長女でもある理沙(堀夏子)の
結婚パーティーに出席するためにやって来たのだ。
到着早々、自由奔放な花梨は
茅ヶ崎館でバイトする大学生、
知春(中崎敏)を弄ぶが、
そんな花梨を生真面目な真紀はたしなめる。
元々、花梨と真紀は対照的な性格で
相容れない関係だったのだ。
翌日、自分勝手な行動を取り続ける花梨に対し、
ついに怒りをぶつける真紀。
しかし、考古学ゼミ合宿の引率で茅ヶ崎館に来ていた
大学教授、近藤(二階堂智)と偶然再会した途端に
それまでの苛立ちはすっかり消えてしまう。
真紀は近藤のかつての教え子で、
学生時代、真紀は
近藤に好意を抱いていたのだった。
そこに知春を密かに思う同級生、彩子(福島珠理)や
理沙の弟の宏太(栁俊太郎)も加わり、
次第に登場人物たちの感情が複雑に絡まりはじめていく。
(公式サイトより)
新人監督によるコンペティション部門で
最優秀脚本賞を受賞した三澤監督
この映画は9月19日の封切でした。
9月公開鑑賞予定新作映画その3←クリック
で紹介しました。
公開鑑賞予定新作映画で紹介した映画は
殆ど観ていますが、
封切より遅れて観ることが結構多いです。
『3泊4日、5時の鐘』も
ジャック&ベティで今週やっと観ました。
この作品は想像以上に面白かったです。
私は予告を観て『女っ気なし』(ギヨーム・ブラック監督
ヴァンサン・マケーニュ主演)
みたいなイタ面白いコメディーかなと思いました。
確かにそういう面もあったのですが、
ヴァンサン・マケーニュという
強烈過ぎる主人公がいる作品ではなく、
ラブコメ群像劇でした。
小津安二郎、渋谷実、
ウディ・アレン、エリック・ロメール、
ホン・サンスといった、
映画ファンの心をくすぐる名匠たちの
影響、センスを感じるなどと評されると、
観てみたくなります。
これ、お手盛りの評ではなく、
海外の映画祭で上映された際の評判なので、
期待が高まりました。
国際的にも注目されている杉野希妃さんが
プロデュースしているし
才能のある監督なのだろうと。
しかし、27歳の初脚本、初監督の作品だし、
余り期待しすぎるのもナ...
という気持ちも正直あったのですよ。
でも、杞憂でしたね。
とても面白かったです!
確かに挙げたような名匠監督たちの作品を
想起させるセンスを感じましたが、
これみよがしに狙っている訳でもなく、
その監督たちの作品を知らない人が見ても
面白く観ることができることは間違いないです。
保証しますよ。(笑)
小津監督が脚本執筆のために逗留した
「茅ヶ崎館」が舞台になっているし、
フィックスのカメラで安定した構図で撮っている
(光の捉え方も素晴らしい
ベテランカメラマン上野彰吾氏の仕事です。)
ことなど小津らしさがありますが、
まったく嫌味にはなっていません。
繰り返しになりますが、
登場人物の性格などを書いておくと...
茅ヶ崎館でアルバイトをしている
知春(中崎敏)は朴訥な青年。
旅館の長女の理沙(堀夏子)は
料理も仕事もテキパキこなす要領のいいタイプ。
弟の宏太(柳俊太郎)のことを
かなり可愛がっている模様。
最近航空会社地上勤務の仕事を
結婚退職した。
彼女の結婚パーティーに出席するため
会社の元同僚の真紀(杉野希妃)と
花梨(小篠恵奈)がやってくる。
真紀は仕事は出来るが
真面目すぎで頭が固い仕切り屋タイプ。
理沙の代わりに真紀の補佐になった
花梨は自由奔放で自分勝手。
この旅でも男を引っ掛けようともくろんでいて
知春にちょっかいを出す。
そんな軽い様子を注意する真紀。
知春も所属している近藤(二階堂智)が指導する
大学の考古学ゼミの学生たちも茅ヶ崎館にやってくる。
ゼミ長の彩子(福島珠理)は知春に気がある。
真面目な彼女は知春が花梨に弄ばれているのが
気になって仕方がない。
花梨の自己中な言動に翻弄されていた真紀だが、
実は真紀は近藤のゼミ出身だったので、
遺跡での実習や
茅ヶ崎市梅田文化財収蔵庫での土器の接合作業などに
張り切って参加して好意を持っていた近藤との再会もあり、
花梨と口論になり気不味くなっていたのも忘れ、
急に活き活きとしだす。
この登場人物たちの人間模様が、
面白く描かれます。
序盤の真紀と花梨の口論はかなりの迫力。
人間関係と感情が
中盤から終盤でかなりもつれあうのですが、
深刻な毒気のある描き方ではなく、
人物と状況への眼差しに
暖かさと距離感があるため、
イタイ状況でもイヤな感じにならず
くすっと笑えてしまうのです。
へ~!?って意外な展開もあったりします。
既成曲も交えた音楽に関しては、
三澤監督がウディ・アレン監督がこよなく愛する
ジャズ曲などを参考にしたとのこと。
ウディがよく使うラグタイムの発祥と、
茅ケ崎館の発祥がほぼ同時期ということも、
選択の後押しとなったそうです。
登場人物の多い群像劇で、
それぞれの登場人物と関係性がきちんと描かれ、
みんな愛おしく思えてきます。
女性陣が特に好演です。
独特のユーモアと笑がある群像ラブコメディーで、
尺は89分と上手くまとめてあって、
三澤監督、初脚本、初監督で
鮮やかな手腕を見せてくれました。
まだ日本映画大学に在学中ということです。
2015年冬公開予定の杉野希妃の長編初監督作品
(兼プロデューサー・主演)
『マンガ肉と僕 Kyoto Elegy』
女による女のためのR-18文学賞の受賞作、
朝香式原作の「マンガ肉と僕」の映画化。
(昨年の東京国際映画祭で上映されました)
出演:三浦貴大
杉野希妃
徳永えり
ちすん
大西信満
太賀
宮本裕子
徳井義実
三澤監督はこの作品では制作助手を務めました。
『3泊4日、5時の鐘』って、
覚えやすいセンス良いタイトルと思います。
茅ヶ崎市の協力を得ていますが、
よくある地域おこしの観光映画ではありません。
小さい映画で公開館もまだ少ないですが、
とてもおススメしたい新作日本映画です。
今年の日本映画マイベストの上位に入ります。
『海街diary』より好きだったりします。
今後の活躍を期待したい三澤監督です。
『3泊4日、5時の鐘』←クリックで公式サイト
昨日キネカ大森名画座で
橋口亮輔監督の『二十才の微熱』(1993年)
『渚のシンドバッド』(1995年)
復習して、
今日は監督とキャストの舞台挨拶付の上映
『恋人たち』初日の1回目で観ます。
午後はポーランド映画祭
イエジー・スコリモフスキ監督舞台挨拶付
『身分証明書』ゲットしてあります。
見逃した『収容病棟』(ワン・ビン監督)
をムヴィオラ15周年特集上映で観る予定です。
『恋人たち』本年日本映画マイベスト1更新!二十才の微熱/渚のシンドバッド/身分証明書/収容病棟
『恋人たち』
『二十才の微熱』
『渚のシンドバッド』
『身分証明書』
『収容病棟 前編・後編』
日曜夜にUPした記事は、
月曜にUPされるなうのまとめ記事に
埋もれますので(苦笑)
週末に参加した映画イベントなど、
日記程度にサクッと書いておきますね。
『恋人たち』は、
今月公開新作映画で一番楽しみにしていた作品。
橋口亮輔監督7年ぶりの新作ということもあり、
期待していましたが
期待値上回る作品でした。
繊細かつ創意溢れる渾身の傑作です!
いつもは劇中人物に泣かれると退いてしまうけど、
主人公の1人アツシの涙に胸が熱くなってホロリ。
作り手の熱意と映画の力をダイレクトに感じた。
今年の日本映画マイベスト1更新!
今までの暫定ベスト1は『野火』と書いてましたが、
今年観た映画振り返ってみると『きみはいい子』
がベスト1かな?
という考えになっていました。
でも『恋人たち』観てまた更新です。(^o^;)
『きみはいい子』呉美保監督、
『恋人たち』のパンフに寄稿してます。
14日(土)初日初回舞台挨拶
テアトル新宿朝9:20~に行き、
監督、キャストのお話し聞きましたし、
この作品は必ず1本で書きたいです。
金曜日にキネカ大森名画座
『恋人たち』公開記念
橋口亮輔監督特集 学生たち、青い微熱
で、
『二十才の微熱』(1993年)
出演:袴田吉彦
片岡礼子
遠藤雅
山田純世
佐藤恒治
原田文明
大河内浩
石田太郎
入江若葉
↓『二十才の微熱』
袴田吉彦、遠藤雅、橋口亮輔監督共演シーン
↑橋口亮輔監督のイヤな客役すごくリアルです。
19歳の樹(たつる)は、
ごく普通の大学生の生活を送る一方、
アルバイトとして少年売春クラブで身体を売っている。
家族からも友達からも距離を置いて付き合いながら、
常に優しい彼に、大学の先輩・頼子と、
売春クラブで出会った高校生の信ちゃんは惹かれていく。
(PFF公式サイトより)
頼子役の片岡礼子さんが輝いてます!
優しくて繊細な若者たちの日常が、
リアルに描かれています。
橋口亮輔監督独特のユーモアと
センシティヴな若者たちの描写が
今観ても素晴らしい。
『渚のシンドバッド』(1995年)
出演:岡田義徳
草野康太
浜崎あゆみ
袴田吉彦
山口耕史
高田久実
勇静華
根岸季衣
↓『渚のシンドバッド』予告動画
現代の高校生たちの奔放な愛と友情を描く。
17歳の伊藤修司は、同じブラスバンド部の吉田浩之に
ほのかな想いを寄せている。
3ヵ月前に転校してきた果沙音は、
そんな伊藤の気持ちに気が付き何かと彼に干渉し、
けむたがられていたが、
やがて伊藤と二人の間には奇妙な友情が生まれる。
伊藤は吉田に想いを告げるが、
吉田は受け入れることができない。
そして、吉田は果沙音に好意を持ち言い寄るのだったが……。
(ぴあ映画生活より)
こちらもわけありで繊細な高校生たちの
リアルな描写が見事でした。
音楽と主題歌を高橋和也が担当していて、
次の橋口作品『ハッシュ!』では主演の1人。
『3泊4日、5時の鐘』←クリックで私の記事へ
のカメラマン上野彰吾氏が
『渚のシンドバッド』も撮影していて、
なんだか勝手にシンクロ感じました。(笑)
2本とも初スクリーン鑑賞できて嬉しい特集でした。
20年以上前に観た作品はかなり忘れてますし。(;^_^A
この2本を観た翌日『恋人たち』観ました。
『恋人たち』の次に
角川シネマ新宿で始まった
「ポーランド映画祭2015」
で、監修を務めた
イエジー・スコリモフスキ監督のトークを聞き、
監督が学生時代に制作した長編デビュー作
『身分証明書』(1964年)
監督・脚本・主演:イエジー・スコリモフスキ
を観ました。
午前5時から午後3時までの
その時間の中で突然兵役に就くことにした
ある若者の行動。
大学で毎年制作した短編を繋げた作品ですが、
スピード感、ライブ感のある、
若きスコリモフスキ監督の
創意工夫が溢れていて
反抗心も織り込んだ
貴重な作品でした。
イエジー・スコリモフスキ監督は
恰好良くて素敵でした!
海外の大物監督の話を生で聞くのは初めての体験。
トークの内容などまた記事を書きたいところ。
↓ポーランド映画祭2015 予告動画
『身分証明書』のあと観たのが、
新宿ケイズシネマで開催中
ムヴィオラ15周年特集上映「はしっこでも世界。」
で『収容病棟』
↓『収容病棟』予告動画
2013年製作
香港=フランス=日本合作映画
監督:ワン・ビン
プロデューサー:ルイーズ・プリンス 、 ワン・ビン
撮影:ワン・ビン 、 リュウ・シャンフイ
編集:アダム・カービー 、 ワン・ビン
前編122分、後編115分の長編
精神病患者が1億人を超えたと言われて久しい中国。
その精神病院で撮影された初めての国際的ドキュメンタリー。
昨年体調のこともあり見逃していました。
娘に観ておいたほうがいいと言われていました。
臨場感が半端じゃないスゴイ作品でした。
精神的にやられてしまいました。(゚_゚i)
ムヴィオラ特集上映作品のパンフも読めます。
その他、今週観た映画の短評は
明日月曜にUPされるなうのまとめで読めますので、
読みに来て下さいね!('-^*)/
11月9日〜11月15日に投稿したなう
きょうのできごと/オアシス/バーバー吉野「シネマ★アジア」4号 2004年映画時光バックナンバー
「シネマ★アジア」4号
「映画時光」バック・ナンバー 2004年
『きょうのできごと/a day on the planet』
『オアシス』
『バーバー吉野』
すぐに間が空いてしまう
映画時光バックナンバーのご紹介シリーズ。
まだ2004年で、
あとまだバックナンバー50はあります。(苦笑)
この号ではまだ私はイラストを描いていなくて
次の5号からです。
何気に私の投書が載っています。
「シネマ★アジア」の会報に
イラストを描くきっかけになる
ものだったりしました。
それでは、
ちょっと懐かしい映画たちです。
↓『きょうのできごと/a day on the planet』予告動画
『きょうのできごと/a day on the planet』
2003年製作 日本映画
監督行定勲
製作飯泉宏之
古賀俊輔
原作柴崎友香
脚本行定勲
益子昌一
撮影福本淳
美術山口修
音楽矢井田瞳
出演:
田中麗奈
妻夫木聡
伊藤歩
柏原収史
三浦誠己
石野敦士
松尾敏伸
池脇千鶴
山本太郎
北村一輝
椎名英姫
派谷恵美
大倉孝二
津田寛治
南方英二
山根伸介
佐藤仁美
行定勲監督の
若者たちの1日を綴った群像劇でした。
いま見ると豪華なキャストでしょ?
みんな若くて可愛いネ。
きょうのできごと スペシャル・エディション [DVD]/
田中麗奈,妻夫木聡,伊藤歩
↓『オアシス』トレーラー
『オアシス』
2002年製作 韓国映画
監督イ・チャンドン
製作ミョン・ゲナム
脚本イ・チャンドン
撮影チェ・ヨンテク
美術シン・チョミ
音楽イ・ジェジン
出演:
ソル・ギョング
ムン・ソリ
キム・ジング
リュ・スンワン
アン・ネサン
ソン・ビョンホ
チュ・グィジョン
ユン・ガヒョン
パク・ミョンシン
パク・キョングン
これは、今や韓国映画のクラシックでしょうか。
切なく重いラブ・ストーリー。
オアシス [DVD]/
ソル・ギョング,ムン・ソリ
↓『バーバー吉野』予告動画
『バーバー吉野』
2004年製作 日本映画
監督荻上直子
製作矢内廣
中村雅哉
児玉守弘
黒坂修
高野力
天野真弓
脚本荻上直子
撮影上野彰吾
美術松塚隆史
出演:もたいまさこ
米田良
大川翔太
村松諒
宮尾真之介
石田法嗣
岡本奈月
三浦誠己
森下能幸
たくませいこ
桜井センリ
浅野和之
荻上直子監督のPFFスカラシップ作品。
愉快な作品でした。
もたいさんは変わらないですね。
バーバー吉野 スペシャル・エディション [DVD]/
もたいまさこ,米田良,大川翔太
すぐ、間が空いてしまうこのシリーズですが、
ネット上にの残しておきたいので、
地道にぼつぼつUPしていきます。
ニコラス・ケイジとネコ(=^‥^=)
ガバナーズ・アワード2015授賞式 アカデミー賞名誉賞ジーナ・ローランズ、スパイク・リー監督
アカデミー賞名誉賞:
ジーナ・ローランズ、スパイク・リー監督
人道賞/ジーン・ハーショルト友愛賞
デビー・レイノルズ
第7回ガバナーズ・アワードの受賞式が
11月14日にありました。
(受賞者の発表は8月27日にありました。)
ガバナーズ・アワードは
アメリカ・アカデミー賞を主催する
映画芸術科学アカデミーの
理事会が贈る功労賞で
(理事会は監督部会、俳優部会、プロデューサー部会、
脚本家部会、撮影者部会などの各部会から
現役映画人の理事が選出されて構成されています。
規則ではありませんが、
理事をしている間はアカデミー賞ノミネートを
辞退するのが慣例になっているようです。)
もう、1週間前の話題ですけど、
敬愛するジーナ・ローランズが名誉賞を受賞し、
今週、シネマート新宿で開催中の
「メナヘム・ゴーラン映画祭」で
私の一番好きな監督ジョン・カサヴェテスの
『ラヴ・ストリームス』再見し、
胸を熱くしたところなので記事にしておきます。
ジーナ・ローランズへの名誉賞のプレゼンターは
息子のニック・カサヴェテス(監督・俳優)
『ラヴ・ストリームス』
やっぱスゴイです。名作です。
「メナヘム・ゴーラン映画祭」で上映されている
キャノンフィルムズのB級エンタメ作品に
混じっていて異色の1本になっていますが、
キャノンフィルムズ、
『ラヴ・ストリームス』に出資してくれてありがとう!
って叫びたくなりますね。
ニックは私の一番好きなカサヴェテス作品
『ハズバンズ』で映画デビュー。
『ラヴ・ストリームス』には長女で俳優・監督の
ザン(アレキサンドラ)が出演しています。
ニック、ザン、ゾエ
もう一人の名誉賞はスパイク・リー監督。
プレゼンターは、
サミュエル・L・ジャクソン、
デンゼル・ワシントン、
ウェズリー・スナイプス。
女性の名誉賞の受賞者は少なく、
受賞に間が空いていましたが
シェリル・ブーン・アイザックスアカデミー会長に
なってから(2013年)続いています。
(2013年アンジェラ・ランズベリー
2014年モーリン・オハラ)
黒人監督のスパイク・リーに贈られたのも
影響があるのかな。
スパイク・リーには現役監督として
アカデミー賞を狙って欲しいところ。
そして人道賞のジーン・ハーショルト友愛賞には、
デビー・レイノルズ。
「Thalians」(ティエリアンズ)
という精神衛生の一般への認知をすすめ
治療に対するチャリティー活動を行っている
1955年に設立された非営利団体。
デビー・レイノルズは、創設メンバーのひとりで、
長く会長を務めています。
『雨に唄えば』が一番有名でしょうか。
『恋するリベラーチェ』に出演してましたね。
キャリー・フィッシャーの母親です。
キャリーの娘、孫のビリー・ラードが
今回代理でプレゼンターのメリル・ストリープから
オスカーを受け取りました。
ビリー・ラード
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、
ビリー・ラードが若き日のレイア姫を演じます。
↓Star Wars: The Force Awakens 公式トレーラー
↑なんか日本でも盛り上がっている様子ですね。
私は12月中に多分もう最後の
TOHOシネマズフリーパスポート作るので
それで観る予定。
早く観たい感はないので(苦笑)
昨年はフリーパスポートいつ作ろうかな
と、迷っているうちにガン闘病に突入したため、
確か年末で4000ポイント以上失効だったから、
マイルキャンペーンにいっぱい応募しました。
2000円の商品券が1つだけ当選しました。(^o^;)
フリーパスポートは毎年作ってきたけど
シネコンにめっきり行かなくなったので、
多分今回が最後でしょう。
話がそれましたが、
ガバナーズ・アワード授賞式に出席したスターたち。
ここからは、
2015年度のアカデミー賞に絡んでくる人たち。
主演女優賞ノミネート確実なケイト・ブランシェット
ルーニー・マーラ
主演女優賞にノミネートされるかもな
キャリー・マリガン
助演女優賞にノミネート確実なジェーン・フォンダ
主演女優賞ノミネート確実な
シアーシャ・ローナン
主演女優賞最有力なブリー・ラーソン
今週観たのは
『ラヴ・ストリームス』
プレイボーイで自堕落な生活をしている小説家ジョンと
夫と娘を愛しすぎて精神バランスを失ったその姉ジーナ。
夫婦で難しい役を演じながらこんな映画を作れるなんてスゴすぎる。
誰も真似できません。
『裁かれるは善人のみ』
主人公にはこれでもか、これでもかと
不幸が襲い掛かり、
悪い市長は思い通りに業務遂行。
でもこれはロシアだけの他人事じゃない。
自然の風景を写したシーンが静かに深く強力。
『これは映画ではない』
イラン政府から反政府的だと映画制作を禁止され、
自宅で軟禁生活を送るジャファール・パナヒ監督が、
This Is Not a Film(「これはフィルムではない」)と題して
脚本を読み上げたり、生活の様子などを写す、
映画作家に「作るな」と言うのは無駄だと証明した「映画」
『FOUJITA』
藤田嗣治の人生をパリのモンパルナス時代と、
帰国して戦争画を描いた第二次世界大戦中の
疎開先での生活の2つの部分だけにフォーカスした、
まるっと小栗康平印な作品。
藤田嗣治の伝記映画と思って観てはダメ。
彼のことをあまり知らない人は
彼の人生についての知識を得てから見るべし。
シネコンでも上映されてるから、
不満、文句言う人多そうだな。
私はネコがあまり出てこなかったのが残念。(苦笑)
『恋人たち』は絶対に1本で書きたいけど、
しっかり書かなきゃな気持ちが強くて
まだ構成がまとまらない。
このところ実はブログ制作が面倒になってる。(;^_^A
なんかもっと簡単に作ればいいのにと思うのだけど、
それができなくて、時間もなく
今回久しぶりに2日空いてしまいました。(^o^;)
今週末から東京フィルメックスに通い詰めるので、
ブログどうしたもんだか悩んでます。(;´▽`A``
今日は新宿と神保町へ映画を観に行くのです。
怪獣の教え 感想ライブシネマ:演劇+音楽+映画/演出・脚本・映像豊田利晃出演:窪塚洋介、渋川清彦
「怪獣の教え」
2015年11月21日(土)
横浜赤レンガ倉庫1号館
3階大ホールで鑑賞
↓『怪獣の教え』CM動画
ライブシネマ 演劇+音楽+映画
公演時間100分
演出・脚本・映像:豊田利晃
出演:窪塚洋介、渋川清彦、太田莉菜
音楽:TWIN TAIL
2006年に結成。
実写映像の投影と、
ミュージシャン達が繰り出す演奏が共演する
新しいスタイルのライブ・シネマを奏でるユニット。
今回の舞台の音楽は全てTWIN TAILによる生ライブ演奏。
メンバーは中村達也Dr、
ヤマジカズヒデGt に加え、
Sax&Fl に青木ケイタ、が初参加。
サウンドアドバイザーに堀江博久を迎えた
スペシャル編成。
音響:ZAK
舞台美術:杉本亮
舞台照明:高田政義
舞台監督:幸光順平/倉科史典
劇中映像撮影:重森豊太郎/豊田利晃
VFX:道木伸隆
編集:村上雅樹
衣装:伊賀大介
ヘアメイク:徳田芳昌
怪獣デザイン:ピュ~ぴる
宣伝スチール:TAKAMURADAISUKE
宣伝衣装:立花文乃
小笠原アドバイザー:宮川典継
グラフィックデザイン:大橋修
制作:安江沙希子
プロデューサー:稲垣護/杉本亮
あらすじ
小笠原諸島の青い海。
海の上を漂う一隻の船。
船の上には二人の男。
国家の秘密を暴露して、政府から追われる天作(窪塚洋介)。
パラダイスで生きることの葛藤を胸に抱く、
島育ちのサーファーの大観(渋川清彦)。
天作は東京で事件を起こし、島へ逃げて来た。
従兄弟の大観に船を出してくれるように頼んだ。
何か事件を起こして無人島にでも隠れるのだろう、
と大観は思っていた。
しかし、天作の目的は別にあった。
祖父から教えられた、『怪獣』を蘇らせることだった。
一隻の船に乗り込むと二人は海へ出る。
昨夜、二人はひとりの女性と会った。
世界の島を転々としながら暮らす、
アイランドホッパーのクッキー(太田莉菜)。
クッキーは怪獣の教えの秘密を知っていた……。
(公式サイトより)
「怪獣の教え」←公式サイト
これ、豊田利晃監督の
(『青い春』『空中庭園』など)
演劇+音楽+映画という新しい試みの舞台作品です。
豊田監督の映画は好きで観てきたし、
この企画、面白そうなので券を買いました!
豊田利晃監督の作品に全部出ている
渋川清彦、
渋川さん出演の映画はたくさん観てますよ。
今年観たのは主演の『お盆の弟』
『深夜食堂』
『ソレダケ / that’s it』
の3本だけだけど、
『ソレダケ』は爆音上映で舞台挨拶付で見ました。
渋川清彦さんとてもサービス精神のある方です。
『アレノ』は前売り券買ってあります。
「Monsters Club」に出演した
窪塚洋介、
太田莉菜は女優デビュー作だという、
『69 sixty nine』しか観てないですが...
『モンスターズクラブ』 ←クリックで私の記事です。
ここの会場は行ったことがないし、
良い席なのか分からないのですよ。
C列なので顔が見えないってことは
まずないと思うのですが。(^o^;)
と、ここまでは、
9月23日の記事に書きましたが、
発売されてすぐ買ったためか、
とてもいい席でした。
私はチビなので前に人の頭があると
見えなくなることが結構あるので
心配していましたが、
舞台が半円状で
周りを囲むタイプの客席。
正面の最前列ではなかったけど、
舞台の丁度右側のカーブの所で
自分の前には客席がなく、
ばっちりかぶりつきで観れました。(^_^)v
観劇は5年ぶりくらいでした。f^_^;
演劇+音楽+映画
のライブシネマという舞台でした。
監督の中ではライブという感覚で、
脚本を書き、演出して終わりでなく
本番は映像操作もし、
すべての答えが出るのは
本番当日という作品です。
私は映画を4Dで観たことはないのですが、
決まった形のアトラクション的なものでなく、
芝居も演奏も映像操作もライブという
究極に体感的な視聴経験ができるライヴ映画
ではないでしょうか。
素晴らしい体験でした。
まず、嬉しかったのが開演前の
スペシャル・オープニング・ゲストが、
ディジュリドゥ(オーストラリアの先住民の楽器)
奏者のGOMAさんでした。
↓この映画ご覧になった方も多いと思います。
松江哲明監督/フラッシュバック・メモリーズ3D
GOMA
観て、聴いて、感じる!究極の3D映画!←クリック
↓『フラッシュバック・メモリーズ3D』
役者が芝居をする舞台のバックの
薄い布のスクリーンに映像が映し出され、
そのスクリーンの後ろで
「TWIN TAIL」の
中村達也さんDr、ヤマジカズヒデさんGt、
Sax&Fl 青木ケイタさんがライヴ演奏しているのです。
それがうっすらと見えました。
(カーテンコールでスクリーンが取られて、
みなさん登場でした。)
父島出身の窪塚洋介が演じる天作は、
戦争兵器開発のエンジニアとして働いていたが
政府の軍事機密を暴露して追われていた。
人の夢を盗んで脳をコントロールする
ドリームステラーという兵器も開発されていた。
父島の先にある白い岩礁に鉄の杭を打てば、
人間の嘘と金にまみれた世界を
洗い流す怪獣が甦るという
呪術の能力を持っていた祖父の言葉を信じて、
父島に今も住んでいる従弟の大観(渋川清彦)に
舟を出させて岩礁に向かう。
2人が父島で出会ったのが、
島を渡り歩くアイランドホッパーの
クッキー(太田莉菜)。
物語はSFも入った感じですが、
今世界で起こっているテロや戦争に
リンクしていてアクチュアルです。
窪塚洋介は映画の中では
浮いてしまうことがあるけど、
この芝居は軽い感じも、
熱演も物語に合っていて良かったです。
渋川さんは窪塚より
セリフも出番も多かったんじゃないか?
と思えるくらいの重要な役回りを、
彼の飄々とした愉快な演技で見せてくれました。
すごく面白かったです。
(一緒に行った娘はメチャウケてました)
ただの軽薄で面白い人じゃなかった
というのも味噌でした。
演技とは関係ないですが
太田莉菜さんの細さにはビックリでした。
不思議な雰囲気のある女性を演じて
似合っていました。
スクリーンに映し出される映像も
重要な要素。
これがただの背景映像ではありません。
美しい父島の風景もあれば、
歴史のアーカイヴ映像的な
アニメーションもあったり
SF的な無機質で硬質な映像もある。
芝居の流れと一体になった
かなり手の込んだ映像作品でした。
そして、私が一番感動したのは音楽!
これがめちゃくちゃロックで恰好良かったです。
一流ミュージシャンのライヴ演奏ですからね~
爆音上映以上に前身に響いて沁み渡りました。
料金はライヴの分だけでも充分なくらいです。
(さんざん映画観てますが、
なんか自分はやはり映画より
音楽が好きなんだなと
ライヴに行くと感じるのです。)
早速会場でサントラ買いました。
その素晴らしい音楽と芝居と映像が
融合している舞台だから、
6800円は安いと思います。
初演が観れて、聴けて、感動でした。
「ライブシネマ」は映画程多くの人には伝えられないけど、
全く同じ再現性がないライヴが作る上演には
凄いエネルギーが込められています。
この創作が今後の監督の活動に及ぼす影響が楽しみです。
そして次の「ライブシネマ」の企画にも期待したいです。
「TWIN TAIL」のライヴにも行きたいです。
そういえば、嬉しいオマケで、
舞台の開始と終了のアナウンスは
板尾創路さんでした。
パンフレットは、
シナリオ付、
監督のボニンアイランド(父島)探検記、
スタッフ、キャストインタビュー、
監督の父島での絵日記、
多様なコラムなど内容盛りだくさんで
1000円だったのでこれも購入しました。
↓TWIN TAIL/2008/7/7
「BONIN ISLAND DREAMING」
監督:豊田利晃
音楽:ヤマジカズヒデ
↓BONIN ISLAND DREAMING #1
↓BONIN ISLAND DREAMING #2
↓BONIN ISLAND DREAMING #3
↓BONIN ISLAND DREAMING #4
↓BONIN ISLAND DREAMING #5
ねこ写真展もやっていたので観てきました。
またお出かけ日記記事でも
書こうかな。(^o^;)
金曜はポーランド映画祭で4本、
『幸せのありか』
『ヨアンナ』
『わたしたちの呪縛』
『サムソン』
岩波ホールで2本、
『光のノスタルジア』
『真珠のボタン』
合計6本の映画を観て、
さすがに疲れました。
昨日はこの『怪獣の教え』。
今日から東京フィルメックスに通います。
私のリハビリ期間も
いよいよ大詰めになってきました。(^_^;)
11月16日〜11月22日に投稿したなう
#東京フィルメックス に日参中です。
#タクシー #ジャファル・パナヒ監督
#クズとブスとゲス #奥田庸介監督
#華麗上班族 #ジョニー・トー監督
#大恋愛 #ピエール・エテックス監督
#わたしの坊や #ジャンナ・イサバエヴァ監督
#最愛の子 #ピーター・チャン監督
#白い光の闇 #ヴィムクティ・ジャヤスンダラ監督
#黒い雌鶏 #ミン・バハドゥル・バム監督
#約束 #昼も夜も #塩田明彦監督
今日までに観ました。
内容が濃すぎでグッタリ(^◇^;)
明日はブログを更新したいと思っていますが...f^_^;
まだ会期半分終わってないです。( ゚д゚)