ジャック&ベティ25周年祝賀会
『MERU/メルー』試写会
横浜美術館
BODY/PLAY/POLITICS
東京都美術館
ゴッホとゴーギャン展
出光美術館
開館50周年記念
時代を映す仮名のかたち
― 国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品
東京ステーションギャラリー
追悼特別展高倉健←クリックで紹介記事
東京都写真美術館
アピチャッポン・ウィーラセタクン
亡霊たち
綺麗で細かった杉野希妃さん
今日は横浜ジャック&ベティの
25周年祝賀会に行ってきました。
祝賀会は昼の部と夜の部があり
夜は短編サイレント映画上映+柳下美恵さんピアノ生演奏ありで
こちらに参加したかったけど都合がつかず昼の部に参加しました。
杉野希妃さんがみえていて登壇されました。
杉野さんが関わった殆どの作品をジャック&ベティで
上映していて
「私どものような小さな会社にとって心強い映画館です。」と。
杉野さん監督・主演の『雪女』も
来年3月ジャック&ベティで公開されます。
ジャック&ベティが創刊した「ジャックと豆の木」
小笠原正勝編集長の挨拶や
ジャック&ベティの活動の歴史紹介などがありました。
昨日は109シネマズ二子玉川であった
『MERU/メルー』試写会に行ってきました。
写真は登山家・山岳ガイドの花谷泰広さん。
『MERU/メルー』は
ヒマラヤ山脈メルー中央峰にそびえる
岩壁“シャークスフィン”に挑んだ
アメリカ人登山家3人のドキュメンタリー映画です。
ここに登頂できた人はまだ世界で10人で
そのうち4人が日本人。
花谷さんはメンバーの1人でした。
アメーバマイスターで当たりました。
12月31日公開です。
初登頂メンバーの1人ジミー・チンが
撮影・監督をしている
見ていて足がむずむずしてくるような
迫力のある作品でした。公開までに記事書きます。
横浜美術館
BODY/PLAY/POLITICS
6人のアーティストの作品を展示
インカ・ショニバレ MBE
ロンドン生まれナイジェリア育ち。
1962年ロンドン生まれ、ロンドンを拠点に活動。
ナイジェリアのラゴスで育った作家は、ダッチワックス(ろうけつ染め)によるカンガ(アフリカ更紗)を用いて、大航海時代の船や書籍、ヨーロッパ植民地主義時代風の衣装をまとう人物像などの立体や絵画を制作しています。作品に表れるハイブリッドなイメージは、ユーモアや詩的な魅力にあふれ、自身の民族的背景にあるアフリカと、現在の拠点であるヨーロッパとの歴史的関係を示唆します。
本展では立体作品に加えて、アフリカ更紗で作られた19世紀フランス風のデザインによるドレスを纏った黒人の歌手が、ヴェルディ作曲のオペラ『椿姫』のヒロインであるヴィオレッタに扮して、アリア「Addio del Passato(さようなら、過ぎ去った日々よ)」を歌いあげる映像作品を紹介します。
《さようなら、過ぎ去った日々よ》2011年
シングル・チャンネル・ビデオ
《ハイビスカスの下に座る少年》2015年
《蝶を駆るイペジ(双子の神)》2015年
イー・イラン
1971年サバ、マレーシア生まれ、クアラルンプールを拠点に活動。
写真や映像、インスタレーションなどで、現代社会における、文化、歴史的記憶の権力や役割の意味を問い直すような作品を制作しています。本展では、東南アジアの民間伝承ではよく知られた女性の幽霊である、ポンティアナックをモチーフとした映像インスタレーションを発表します。ポンティアナックは長髪を振り乱して白い衣をまとった女性の怪物の姿で描かれるのが通例で、インドネシアではクンティアナックの名で、タイやカンボジアではナン・タニとも呼ばれます。またフィリピンでは、胎児や子どもを食べる怪物の姿が思い描かれます。多くの異なる言い伝えがあり、出産中に亡くなった、あるいは強姦された女性の魂とも信じられ、また女性を傷つけた男性を諭すために存在するとも言われています。彼女が惨めな男性を切るシーンは、ホラー映画にもよく登場します。イランは作品の中で、現代の若者の姿を通して、女性たちの暴力的な経験の象徴としてのポンティアナックを蘇らせています。そして彼女たちの視点から、東南アジアにおける女性特有の出産へのプレッシャーやより幅広い社会状況について意見を求めようとしています。
《ポンティアナックを思いながら:曇り空でも私の心は晴れ模様》2016年、
ビデオ・インスタレーション(3面)
アピチャッポン・ウィーラセタクン
1970年バンコク生まれ、チェンマイを拠点に活動。
タイのコーンケン(東北地方)で育った作家は、その土地が持つ政治的に複雑な環境を、詩的な象徴性に満ちた映画や映像作品で紹介してきました。本展では、2014年から新たに取り組むシリーズより、2016年制作のビデオ・インスタレーション《炎(扇風機)》を日本で初めて披露します。映画『ブンミおじさんの森』(2010年)でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞するなど、映画監督として世界的な注目を集めてきた作家は、現在、最新作の映画『光りの墓』(2015年)が全国順次公開中。作家による横浜での展示は、2011年の横浜トリエンナーレ以来5年ぶりとなります。
《炎(扇風機)》2016年
シングル・チャンネル・ビデオ・インスタレーション
《ナブアの亡霊》2009年ビデオ
ウダム・チャン・グエン
1971年、コンツム生まれ、ホーチミンを拠点に活動。
ベトナムに生まれ、アメリカで学んだ作家は、パフォーマンスを軸とした映像や立体作品、インターネットを通してドローイングのためのマシンを遠隔操作するインタラクティブなプロジェクトなど、動きをベースにした作品を発表しています。本展では、ベトナムの道路の主役ともいうべきオートバイが、まるで身体中を駆け巡る血液のように、ホーチミンの古い市街地を縦横無尽に走り回る映像インスタレーション《ヘビの尻尾》を紹介します。フランス統治時代の雰囲気を残す建造物から、南北統一後、ベトナム社会主義共和国第一の商業都市として発展する過程で建てられた近代的な建築まで、所狭しと建物が立ち並ぶホーチミンは、さながら複雑な歴史と強じんな生命力を宿す巨大な生き物のように見えてくるでしょう。
《ヘビの尻尾》2015年
ビデオ・インスタレーション(3面)
と《ヘビの尻尾》の展示
《機械奇兵隊のワルツ》2012年ビデオ
石川竜一
1984年、宜野湾生まれ、那覇を拠点に活動。
初めてカメラを手にしてわずか10年、石川は自身の生活圏である沖縄の風景と人とを、息つく暇も与えないような緊張感をもって捉えた写真を発表、2015年に木村伊兵衛写真賞と日本写真協会新人賞をダブル受賞するなど写真界に鮮烈な印象をもって迎えられました。本展では、初めて公開される沖縄と県外各地で撮影されたポートレートや風景、そして、数年に渡って取材を続けるある2人の人物に迫る新シリーズを紹介します。石川の写真に表れるのは、わたしたちが見知った気になっていた日本、あるいは沖縄のイメージからはかけ離れた多種多様な生のリアリティです。不器用ながらも懸命に生きようとする人へ、独特の愛情ともよぶべき視線を向ける石川の写真からは、画一的な尺度では推し量れない生きることの価値が見えてくることでしょう。
田村友一郎
1977年、富山生まれ、熱海を拠点に活動。
田村は、映像や写真、インスタレーション、パフォーマンスなどの多彩な手法により、ある土地の記憶や歴史を掘り起こし、時空を超えた新たな物語へと変換し、その現代的意味を問うような作品を発表してきました。本展では、近代ボディビルディングの歴史に注目し、新作の映像インスタレーションを発表します。19世紀のプロイセン王国で誕生した近代ボディビルディングは、やがてヨーロッパからアメリカへ伝播、戦後のGHQ占領下の横浜から日本へともたらされ、近代における新たな身体観を作り上げました。1951年のクリスマス、ある小説家が横浜港から世界一周旅行へ旅立ちます。その途中に立ち寄ったギリシアで出会った「太陽」と「肉体」。横浜を起点とした肉体を巡る物語の始まりです。また、本展のパートナー・プロジェクトである「横浜ダンスコレクション2017」参加アーティスト多田淳之介とのコラボレーションにも取り組みます。
残念ながらボディビルダーの
お兄さんたちはいませんでした
説明は公式サイトより。
会場にもパネルに長文の解説がありましたが、
解説文は作品より難しい感じでした
作品は面白かったです。
公立の美術館でこんな攻めてる企画展示は
なかなかないので貴重な鑑賞体験でした。
アピチャッポンの作品目当てに行きましたが
じっくり見入ってしまい
コレクション展もしっかり見て半日いました
コレクション展の作品の一部
↑これは常設のイサム・ノグチ
東京都美術館
ゴッホとゴーギャン展
フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)と
ポール・ゴーギャン(1848-1903)。19世紀末に活躍し、今なお世界中の人々に愛されてやまないこの二人の画家に焦点を当てた、日本初となる展覧会。
オランダの牧師の家庭に育ったファン・ゴッホと南米ペルーで幼年期を過ごしたゴーギャンは、生い立ちや性格だけではなく、絵画表現も大きく異なります。ファン・ゴッホは現実の世界から着想を得て、力強い筆触と鮮やかな色彩による作品を生み出し、ゴーギャンは、装飾的な線と色面を用いて、目には見えない世界をも絵画に表現しようとしました。1888年、彼らは南仏アルルで約2カ月の共同生活を送ります。ともに制作し、時には激しい議論を重ねながら刺激を与え合いました。
本展は、ファン・ゴッホとゴーギャンの初期から晩年にわたる油彩画約50点を含む約60点を展示します。二人の画家の特徴を浮き彫りにし、その関係性と芸術性に光を当てます。(公式サイトより)
BL声優とゴッホ・ゴーギャン展について語るハライチ岩井
↑の動画でも話題になっていますが
音声ガイドの声優小野大輔さん(ゴッホ)
杉田智和さん(ゴーギャン)のやりとりが
BLっぽいなんていうので借りました(笑)
いや、真面目な解説なんですよ。
作品解説はTBSアナウンサー堀井美香さんだし。
ゴッホとゴーギャンの手紙などから抜き出したセリフを
2人の声優さんが語るのです。
でもBL目線(聞線?)で聞くと確かにそれらしく
聞こえてしまってニヤリな感じでウケました。
東京都美術館では終わりましたが
1月3日から愛知県美術館に巡回です。
興味ある方は聞いてみてください。
出光美術館
開館50周年記念
時代を映す仮名のかたち
― 国宝手鑑『見努世友』と古筆の名品
たおやかで優美な平安、明確で厳格な鎌倉、端正さの緩んでゆく南北朝、重厚で立派な印象の室町。仮名のかたち、書様は時代によって大きく異なって見えます。この違いはどこからくるのでしょうか。現代では、あまり意識されることはありませんが、仮名には“和歌を記す文字”という役割があります。平安時代から室町時代にかけて、和歌の社会における役割は、褻(私的)から晴(公的)、そして儀礼へと移りかわり、各時代の和歌を担う人々も変化してゆきます。本展では、国宝の古筆手鑑『見努世友』をはじめとする、当館の代表的な古筆作品と一部借用作品約80件によって、仮名の時代による書様の違いの背景に、各時代の和歌との関係があることを探ります。
(公式サイトより)
例の映画は見ていないのですが
こちらの展覧会は行ってきました。
国宝の古筆手鑑『見努世友』は
名筆を集めたアルバムみたいな物です。
すごく欲しくなりました(笑)
書道もっとしっかりやらなくちゃ。
東京ステーションギャラリー
追悼特別展高倉健←クリックで私の紹介記事
東京都写真美術館
アピチャッポン・ウィーラセタクン
亡霊たち
東京都写真美術館は総合開館20周年を記念して、国際的に活躍する、タイ出身の映像作家・映画監督である、アピチャッポン・ウィーラセタクンの 個展を開催します。アピチャッポンは、タイの東北地方を舞台に、伝説や民話、個人的な森の記憶や夢などの題材から、 静謐かつ叙情的な映像作品を制作し続けてきました。アピチャッポンの作品は、写真やフィルム、ヴィデオ、インスタレーション、長編映画など 多岐にわたる方法で、淡々とした日常のなかから人間の深淵を浮かび上がらせていく一方で、タイの現代社会に関わる移民や格差、政治などの 社会問題にも密接に関わっています。
本展覧会では、アピチャッポン作品の重要な要素でもある、目に見えない亡霊=Ghostをキーワードに、これまで直接的に言及されることが少なかった社会的、 政治的側面にも焦点をあてながら、アピチャッポンの映像世界を当館の映像コレクション作品と作家蔵作品から紹介します。
作家略歴
1970年タイ・バンコクに生まれ、タイ東北部イサーン地方、コーンケンで育つ。コーンケン大学で建築を学んだ後、シカゴ美術館付属シカゴ美術学校で映画制作修士を取得。 1993年に短編映画、ショート・ヴィデオの制作を開始し、2000年に初の長編映画を制作。1999年に「Kick the Machine Films」を設立。既存の映画システムに属さず、実験的でインディペンデントな映画制作を行っている。長編映画『ブンミおじさんの森』で2010年カン ヌ国際映画祭最高賞(パルムドール)受賞。映画監督として活躍する一方、1998年以降、現代美術作家として映像インスタレーションを中心に旺盛な活動を行っている。2009年の大規模な映像インスタレーション「プリミティブ」は、ドイツ・ミュンヘンのハウス・デア・クンストにはじまり、数多くの美術館を巡回。2012年にチャイシリと協働でドクメンタ13に出展、2013年に参加したシャルジャ・ビエンナーレではチャイシリとの協働作品が金賞を受賞。同年に福岡アジア文化賞を受賞している。2015年は初のパフォーマンス作品《Fever Room》を韓国・光州のアジアン・アート・シアターで発表し、各都市で公演が続いている。2016年にチェンマイに開館したMIIAM現代美術館で、タイ初となる大規模個展を開催した。チェンマイ在住。
公式サイトより
この東京写真美術館の個展は
ビデオ作品と写真の展示なので
長編映画はシアター・イメージフォーラム
で開催中
で見られますよ。
監督トークの会のプレゼントが当たって貰った
アピチャッポン監督サイン入りポスター
今週劇場鑑賞した映画
真昼の不思議な物体(再見)
光の墓(再見)
MERU/メルー
胸騒ぎのシチリア
フランコフォニア ルーヴルの記憶
神聖なる一族24人の娘たち