11月19日〜26日公開の新作映画
観た&観たい作品のご紹介
大変遅くなりました。
『灼熱』鑑賞済
監督 ダリボル・マタニッチ
2015年カンヌ映画祭「ある視点」部門で
審査員賞を受賞。
クロアチア人とセルビア人の民族紛争が勃発した1991年、
紛争終結後の2001年、
平和を取り戻した2011年を背景にした3つのラブ・ストーリーを映像化。
昨年の東京国際映画祭で鑑賞。
昨年のマイベスト5位にしましたが
もっと上位でも良いくらい好きです。
同じ俳優2人が3つの時代の違う人物の男女を演じて素晴らしい。
物語は微妙にリンクしていてそれが絶妙な塩梅で見事。
今回の一般公開でもう一度観ます。
少年と若い女性しかいない不思議な島。
冒頭の自然の景色に不気味な妖しさがあり
これはリンチ節!とニヤニヤ。
究極の「進化」を描いた皮膚で感じる映画。
フランス映画祭で観て監督に質問できたし、
1本で書こうと思いながら
『シークレット・オブ・モンスター』鑑賞済
監督 ブラディ・コーベット
出演 ベレニス・ベジョ
リーアム・カニンガム
ステイシー・マーティン
ロバート・パティンソン
サルトルの短編小説『一指導者の幼年時代』を基にした心理ミステリー。
ヴェルサイユ条約締結直前のフランスを舞台に、米政府高官の息子の変貌を描く。
ルックはレンブラントの絵のよう。
スコット・ウォーカーのスコアが印象的。
私は咀嚼するのに時間がかかりました。
『五日物語 3つの王国と3人の女』鑑賞済
監督 マッテオ・ガッローネ
出演 サルマ・ハエック
ヴァンサン・カッセル
トビー・ジョーンズ
ステイシー・マーティン
グリム兄弟にも多大な影響を与えた17世紀の民話集『ペンタメローネ/五日物語』を映画化。
監督がゴヤの版画集などにインスパイアされた映像美が見事。
エロ、グロ、ホラー味ありの大人のダークファンタジー。
サルマ様の女王ぶりにひれ伏しました。
『マッド・ドライヴ』鑑賞済
監督 オーウェン・ハリス
出演 ニコラス・ホルト
90年代のUK音楽シーンでレコード会社に勤める男の過剰な野心。
音楽産業舞台裏の道徳的に正しくないドラマ。
ポール・ウェラーにリスペクト足りなくて悲劇に合う人が。
WOWOW鑑賞済でした。
『雨にゆれる女』
監督 半野喜弘
出演 青木崇高
大野いと
岡山天音
ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーなどの映画音楽を多数手掛けてきた半野喜弘が初監督。
罪を抱えた男女の贖罪と心の変化を描く。
『いのちのかたち 画家・絵本作家 いせひでこ』
監督 伊勢真一
東日本大震災の津波によって集落が流され壊滅状態になった宮城県亘理町の吉田浜。
荒れ地に根を剥き出しにして横たわるクロマツに寄り添う画家で絵本作家のいせひでこをカメラに収めたドキュメンタリー。
『映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い』
監督 後藤幸一
名匠の遺したメッセージを検証。戦後70年を経て日本の何が変わってしまったのかを黒木の作品や彼自身の戦争体験から紐解く。
『胸騒ぎのシチリア』
監督 ルカ・グァダニーノ
出演 ティルダ・スウィントン
レイフ・ファインズ
ダコタ・ジョンソン
『ミラノ、愛に生きる』の監督が再びティルダ・スウィントン主演で、
シチリアの美しい景色を背景に誘惑や嫉妬が交錯する男女4人の危うい関係を描く。
ティルダ様の出演作品は見ずにはいられない。
『グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状』
監督 ヨハネス・ホルツハウゼン
創立125周年を迎えたオーストリアのウィーン美術史美術館の改装の舞台裏を描いたドキュメンタリー。
『ジムノペディに乱れる』
監督 行定勲
出演 板尾創路
芦那すみれ
岡村いずみ
“日活ロマンポルノ“45周年を記念し再始動させるプロジェクトの官能ドラマ。
不器用な大人の愛を綴る。
『ニコラス・ウィントンと699人の子どもたち』
監督 マテイ・ミナーチュ
第2次世界大戦の開戦を前にチェコのユダヤ人の子供たちをナチスから救い“英国のシンドラー“と呼ばれたニコラス・ウィントンのドキュメンタリー。
『母の残像』
監督 ヨアキム・トリアー
出演 ガブリエル・バーン
ジェシー・アイゼンバーグ
イザベル・ユペール
不可解な母の死を引きずる一家が母の知られざる一面や思いを共有していく。
ラース・フォン・トリアーを叔父に持つヨハキム・トリアーが監督。
ユペール様出演作品を見ないわけにはいかない。
『ハンズ・ラブ・ラブ 手のひらの勇気』
監督 ピーター・ソレット
出演 ジュリアン・ムーア、
エレン・ペイジ、
マイケル・シャノン
2008年アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞受賞『Freeheld』が描いた実話がベース。
余命半年を告げられた女性刑事が同性のパートナーに遺族年金を遺すため制度や偏見に戦いを挑む。
『ブルーに生まれついて』
監督 ロバート・バドロー
出演 イーサン・ホーク
チェット・ベイカー独特の歌声とトランペットをマスターしたイーサン主演の伝記映画。
『私の少女時代 Our Times』
監督 フランキー・チェン
出演 ビビアン・ソン
ダレン・ワン
ディノ・リー
90年代の台湾青春ストーリー。
本人役で出演のアンディ・ラウがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。
他にも
『kapiwとapappo アイヌの姉妹の物語』
『カレーライスを一から作る』
『ガール・オン・ザ・トレイン』
『造られた殺人』
『マイ・ベスト・フレンド』
『リバイバル 妻は二度殺される』
など観たいけど…