『PK』
2014年製作
インド映画
アメーバマイスター応募の試写会で鑑賞
10月29日(土)公開
「PK」予告動画
監督・脚本・編集:ラージクマール・ヒラニ
製作:ラージクマール・ヒラニ
ヴィドゥ・ヴィノード・チョプラ
ラージクマール・ヒラニ
アビジャート・ジョーシー
撮影:C.K.ムラリーダラン
出演:アーミル・カーン PK
アヌシュカ・シャルマ ジャグー
スシャント・シン・ラージプート サルファラーズ・ユースフ
サンジャイ・ダット バイロン・シン
ボーマン・イラニ チェリー・バージュワー
ソウラブ・シュクラ 導師
パリークシト・サーハニー ジャグーの父
ランビール・カプール お楽しみのカメオ出演
あらすじ
ベルギーのブルージュに留学して
大学生活を送っていたジャグーは
サルファラーズと恋に落ちる。
彼はパキスタン出身のムスリムだった。
2人の交際を知った
信心深いヒンドゥー教徒のジャグーの父は
驚いて尊敬している導師に相談する。
導師は「サルファラーズはジャグーを裏切るだろう」
と、予言する。
怒って反発するジャグーは
サルファラーズと結婚式を挙げることに。
しかし、当日教会に彼は現れず、
男の子が別れの手紙を届けに来た。
インドに戻ったジャグーは
テレビ局でレポーターの仕事をしていた。
ある日神様を探しているという
ヘンな恰好をした男に出合う。
男は言動が奇妙なため
ヒンディー語で「よっぱらい」を意味する
「pk」と呼ばれるので
それを自分の名前にしていた。
pkがなぜ神様を探しているのかは
書かないでおきます。
前にも書きましたがこの映画は
予告動画も見ないで鑑賞すると
良いのではと思うくらいです。
あらすじを少し書きましたが、
ジャグーとサルファラーズが
宗教の違い、国の違いを超えて
恋に落ちる冒頭はこの映画のテーマである
「神と宗教」について考える導入となっています。
「pk」は無垢な存在です。
彼は嘘をつくことを知りません。
そこで彼の存在や言動が文明批評にもなっています。
テーマが「神と宗教」で
文明批評だなんてなんかややこしいのか?
というと、全然そうではありません。
とても面白いです。
艶笑コメディの要素もあって楽しいです。
ヒンドゥー教、イスラーム教
キリスト教、仏教、
バラモン教、ジャイナ教、
シク教、ゾロアスター教
など、様々な宗教が存在し
生活に深く溶け込んでいるインドで
「神と宗教」のテーマを扱うのは
かなりチャレンジングだったでしょう。
しかもコメディです。
でも『きっと、うまくいく』の
インド歴代興行収入1位の記録を塗り替えてしまいました。
笑って、泣けて、楽しめて、
「神と宗教」を考えさせられ、
自然と自己探求も促されてしまいます。
「神と宗教」に興味ない人でも
ネタ的に楽しめるのでご安心を。
エンタメインド映画なので
尺は153分と長めですが
盛りだくさんの内容がテンポよく進むので
まったく飽きることはありませんでした。
定番の歌とダンスももちろんありますが
すごく派手な群舞で引っ張ったりはしません。
楽しく見ていられる演出です。
老若男女、どんな人にも
ツボになる要素が織り込まれているのがすごいです。
PKは寅さん的な存在とも言えるので
日本でウケるキャラクターだと思います。
主演アーミル・カーンは完璧な役作りで名演です。
PKはダンボみたいな耳と見開いた目が印象的ですが
ほとんど瞬きしなくて驚きました。
インドの女優さんでは珍しい
ショートカットでジャグー役に挑んだ
アヌシュカ・シャルマは
ボーイッシュでキュートです。
知的な働く女性を好感度大で演じました。
長い髪でも素敵ですが↑
ショートカットがとても似合っています。
アーミル・カーン、
シャー・ルク・カーン、
サルマン・カーン
三大カーンとの共演も果たしたアヌシュカ。
活躍が期待されています。
サルファラーズ役のスシャント・シン・ラージプートは
主演をする人ですが今回は脇に回っています。
でも、いい役なんです。
ベテランのサンジャイ・ダットが
PKの兄貴的存在のバイロン・シン
同じくベテランボーマン・イラニが
ジャグーの上司のチェリーで
いい味を出しています。
導師役のソウラブ・シュクラは
怪しさ、狡猾さ全開で
笑わせてくれます。
全体的なカテゴリーとしては
SFコメディになるのかな。
笑いすぎて涙が出てしまうくらいですが、
ホロッとくるところ、
グッとくるシーンもあるし、
ちょっとエッチな笑もある。
ロマンスも程よい味。
男女の愛も親子の愛も描く。
歌とダンスも楽しい。
テーマも今日的で深みがあります。
私の今年のエンタメ映画マイベスト1です(o^-')b
『きっと、うまくいく』を超えた傑作です。
まあそこがいいんじゃない(°∀°)b
な感じで、
間違い探しの動画があったり
IMDbにも指摘が並んでいたりで
スキがある(笑)
そんな間違いポイントを探すのに
何回も観るのも楽しいだろうな
と、思えちゃいますが。
ホロッとさせて終わりでない、
オチも愉快です。お楽しみもあります。
どなたにもおススメできる作品です。(^-^)/
この映画の試写会はアメーバマイスターの募集で当たりました。
アメブロブロガーhiroさん
をお誘いしました。
映画を観終わった後、
色々お話しできて楽しかったです。
マッチョな雰囲気のアーミル
デリーの街の様子が楽しめる劇中歌「Love is a Waste of Time」
映画観てから楽しんでネPK他ミックスリスト
今、東京国際映画祭で映画を観ています。
昨日は女性監督のインド映画
『ブルカの中の口紅』観ました。
アランクリター・シュリーワースタウ監督
リーラ役アハナー・クムラーさん
レハナ役プラビター・ボールタークルさん
のQ&Aを聞き、
例によってサインももらいました(笑)
今週劇場鑑賞した映画
『われらが背きし者』
『人間の値打ち』
『ハングリー・ハーツ』
東京国際映画祭で鑑賞
『ノクトラマ/夜行少年たち』
『名誉市民』
『ブルカの中の口紅』
鑑賞した映画の短評は↓
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ぜひ読んで下さい。
毎週月曜日に「なう」への投稿が
まとめてブログにUPされます。
投稿が遅れることがあるので
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PKとは違い
アーミル・カーンとネコ