江戸川アートミュージアム
アートテラー・とに~さん企画のアートツアーに参加
怒っていない可愛い!?埴輪顔の埴輪武人
恐い顔の怒った大魔神、阿羅羯磨(あらかつま)
2体の映画『大魔神』に登場する設定の大きさ
4.5mの像が正面玄関に立っている
ボートレース江戸川に行ってきました。
目的は競艇じゃなくて、
アメブロで面白いアートブログを書いてみえる
アートテラー・とに~さん企画の
ボートレース江戸川の中にある
「江戸川アートミュージアム」を訪れる
アートツアーに参加したのです。
毎日楽しみに読んでいる
とに~さんの「ここにしかない美術室」
アートツアーはボートレース江戸川が開催中に
申し込み制で10人限定で参加できます。
月に4~5日くらいしかチャンスがない
レアなアートツアーです。
今回はとに~さんの企画で特別に
30人以上の参加者で盛況でした。
ボートレース江戸川へは
総武線「平井駅」から出ている
無料のマイクロバスに乗って行きました。
ボートレース「江戸川」の江戸川は
江戸川区にあるからの「江戸川」で
レース場は「中川」にあります。
川を使った競艇は全国でここだけ。
レースの合間に工事の船が通って行くのは
なんだか不思議な感じでした。
風の影響を受けるし、
川の流れもあるし、
河口が近いため潮の満ち引きで水位も変わり
水面は全国の競艇の中でも特に難しいことで
知られているそうです。
水上の乗り物は手漕ぎのボート(^o^;)と、
水上バイクしか運転したことないのですが、
乗り物の運転が好きな私は、
スピード感が迫力あるレースを見ていて
自分もあのボート運転してみたいと
つい思ってしまいました。ヘ(゚∀゚*)ノ
風、波、潮の影響がある難水面のため
全国でのレースの勝率が高い選手が
ここでも強いというわけではなく、
また江戸川が得意な選手もいて、
予想は難しいそうです。
アートミュージアムの見学以外にも
施設やレース場を案内してもらったり、
レース、出走票の見方、
舟券の種類、買い方のレクチャーを受けました。
1、2、3位を予想する3連単の舟券を
2レース分1人3枚引かせてもらう
ゲームをしました。
有料で舟券の購入にも挑戦できました。
一番人気の選手がカーブで転覆してしまう
波乱のレースがあり、
3連単の払戻金が
74番人気の22.300円という舟券を
ゲームで引いていた人がいて驚きでした。\(゜□゜)/
しかし、私が驚いたのが
財布の紐が固い娘が100円で
1枚だけ買った3連単の舟券が当たりました。
14番人気で4.410円の払戻金。
出走票を見て予想したと言うのですが、
ビギナーズラックでしょうけど、
びっくりでしたΣ(・ω・ノ)ノ!
「やっぱりお金は働いてもらわないと怖いよね、
もうやらない」って殊勝なことを言っておりました。
私も数枚3連単を買ってみましたが
全然当たりませんでした。
千円も使いませんでしたが
私はギャンブルやったら絶対ハマるな
って自覚があるのでもうしません。A=´、`=)ゞ
実は蒲郡の私の実家から
車で5分くらいのところに
蒲郡競艇場があります。
でも競艇は1度もやったことがなかったのです。
はい、競艇の話はここまで(笑)
肝心のアートツアーのこと行きますね!
正面玄関の大魔神もそうですが、
映画がらみのものがまだあります。
前回の記事にも載せましたが、
青梅市の「青梅映画看板街道」の
看板も手掛けた最後の映画看板師久保板観氏の
1.8m×2.7mの大きな映画の看板が48枚もあります。
ボートレース江戸川映画看板街と名付けられています。
高いところにあるためチビの私は上手く撮れず
恐縮ですがこんな懐かしい映画の
色鮮やかな看板がありました。
私はこどもの頃映画の看板を描く人になりたい。
なんて夢見たこともあったので、
こんなにたくさん久保板観氏の看板を観られて
嬉しかったです。
青梅にも行ってみたいです。
レースをする川沿いの観戦スタンドに
「鬼太郎遊歩道」があります。
東海道五十三次がモチーフの水木しげるさんの
「妖怪道五十三次」をプリントした大きなプレートが
200mにわたり展示されています。
そして、江戸川アートミュージアムの中に
妖怪道五十三次の水木しげるさんの
原画を元に江戸時代の浮世絵と同じように
制作された木版画のコレクションの展示があります。
等身大の鬼太郎のイラストとサイン
ミュージアムは大きい部屋と小さい部屋があって、
それぞれ係りの方が案内・解説してくださり、
とに~さんも話してくれました。
ペコちゃんなどのキャラクターディスプレイ
ストーンアーティスト伊藤博敏さんの
「コイン入り財布」
「Rock in Rock」
という岩の中にipodを入れたMP3プレーヤーで
岩とロックをかけた題名。
今や大人気の
金魚絵師・深堀隆介さんの
立体フィギュアのように見える
透明樹脂にアクリル絵の具で
描かれた金魚の作品。
今ではありえないそうですが、
初めの頃の作品で
ビールを取り出したら
樹脂が膨張して戻せなくなってしまった
作品の展示も。
飼い主さんへの色紙も展示してあります。
実際に触れる作品があります。
市川健治さんの雑誌に載っている
写真を小さな正方形に切って
大きな絵にする「ピクセル・モンタージュ」の
2580枚の写真で描かれた
「平成日本三景 北斎風」の3部作
「-dynamic-神奈川沖浪裏」
「-tension-甲州石班沢」
「-static-凱風快晴」
女性の唇の写真で構成された作品の
展示ケースは仕掛けがあって
中に春画の作品が隠されています。
子どもが見学の時はしまってあって、
大人ばかりの時は
開けて見せてくれます。
NHK大河ドラマ『真田丸』のタイトル
も手掛けている
左官職人挾土秀平さんの
24枚の土壁アート作品の展示。
この中から自分の好きな作品を選ぶと
鏡リュウジさん監修の
土壁アート占いのカードをもらえます。
う~ん、寂しい私なのか
友だち欲しい子ちゃんみたいだゾ(^o^;)
『筑紫哲也 NEWS23』のセットに使われたけど
山本モナの不倫スキャンダルで
すぐに使われなくなってしまったという
美しいバラの壁
日本や世界各地の綺麗な色の土で
作られた泥団子。
着色はされていない、
自然の土の色です。
触れるものがあって
持ってみましたがつるつるで焼き物みたいでした。
でもこれ、泥団子で水に浸せば崩れてしまいます。
折り紙創作家神谷哲史さんの作品。
中央の白い「龍神」の展開図が
後方の3m四方の大きな紙です。
これは後から書き起こしたもので、
制作するときは頭の中に展開図があるそう。
凄いですね。
フランスの折り紙作家エリック・ジョワゼルさんの作品
神谷哲史さんの作品
バカラの招き猫とバイオリン。
ガラスアート作品
「バーンブルックのたまご」
楽器の靴。
実際に履ける靴です。
ピアノオルゴール
バイオリン、ハープの靴
箱庭屋・安田誠一さんの
「ボトルスコープ」
「かいまみ」
も、自分で実際に見られます。
中に見えるミニチュアの景色の写真は
上手く撮れないのでネットで探しました。
万華鏡作家・山見浩司さんの「金閣寺」↑
これも上手く撮れませんでした。
山見浩司さん
画家で万華鏡作家の傍嶋飛龍さんの
とても美しい
万華鏡が覗けました。
欲しい!(^▽^;)
万華鏡は高級なものではないけど
いくつか持っています。
切り紙の虫
日本の国宝になっている曜変天目茶碗の製作法を
現代の技術で再現に成功した
林恭助氏の曜変天目茶碗
バランスで
6分の1の正確な転がりを実現した
「世界最速のサイコロ」
現代アーティスト・小林健二さんの
土星の実際の自転の動きが1分間で
表現されている「SATURN RADIO STATION」と
結晶が育つ作品。
眠れるアトム「ASTRO BOY」
自動人形師ムットーニさんの
オルゴール作品
「ナイトエレメント」
「ナイトキャップ」
機械仕掛けの
カラクリ・ミニシアター
「無原罪の宿り」
電気を使って動かしているのではなく
機械仕掛けはすべて
歯車やゼンマイなどで作られています。
1回3分57秒動きます。
ツアーの最後の頃に
1人でかぶりつきでしばらく何度も
見入っていました。
スコープ作家
桑原弘明さんのスコープ作品
「GROTTA」「The Secret Garden」
「ミカエルの扉」「メランコリア」
の展示があります。
掌に載るくらいの
小さな真鍮の箱を覗くと
不思議な世界が見えます。
テーブルの上のリンゴは大きさが
1ミリという極小の世界。
やはり写真は上手く写せませんでしたので、
桑原弘明さんのツイッター画像などを
お借りしました。
私は子どもの頃、
米粒に絵を描く人になりたいと
思ったことがあって(またかい!)
微細な技術にはとても興味があります。
しかし、1ミリのリンゴなんて
どうやって作るのでしょう。
スコープ少年の不思議な旅/風濤社
Scope/桑原 弘明
まだ観た作品はありましたが、
写真が上手く撮れなかったものがありました。
江戸川アートミュージアムの展示作品は
アートと言っても、
美術館や博物館に
仰々しく展示してある芸術作品ではなく
現役作家の楽しい、面白い作品が多いです。
欲しくても自分ではちょっと手が出ない作品を
とても近くから見せてくれたり、
実際に触ったり、体験させてくれます。
訪れる者にとっては
ユニークで楽しく、ありがたいミュージアムです。
私が特に気に入ったのは
桑原弘明さんのスコープと
ムットーニさんのオルゴールです。
2013年に大阪の阪急うめだギャラリーで開催された
「ムットーニ ミュージアム in HANKYU」の
綺麗な動画があったので貼っておきますね。
ボートレース江戸川の施設の中には
ハズレ舟券を食べて占いができる
太陽光発電で動いている
ヤギロボットのメカトロアート
「マッシロー」(和田アキ子さん命名)がいました。
お昼はお弁当が出て
ソフトドリンクは飲み放題、
お土産も戴きました。
これで参加費1500円です。
平井駅までの交通費はかかりましたが、
娘は競艇で稼いじゃいましたし。(笑)
充実した楽しい1日を過ごせた
アートツアーでした。
施設はとても綺麗でしたよ。
あ~面白かった!ヾ(@^▽^@)ノ
詳しい作品解説や綺麗な写真、動画
など見たい方は
江戸川アートミュージアム
のサイトを見てネ
鑑賞した映画の短評は↓
ツィッター eigajikou←クリック
アメーバ映画時光の「なう」←クリック
に鑑賞後随時投稿しています。
ぜひ読んで下さい。
毎週月曜日に「なう」への投稿が
まとめてブログにUPされます。
インスタグラム始めました。←クリック
ヴィゴ・モーテンセン新作「キャプテン・ファンタスティック」
マット・ロス監督