From Life―写真に生命を吹き込んだ女性
ジュリア・マーガレット・キャメロン展
岩合光昭写真展 ふるさとのねこ
レンブラント リ・クリエイト展
映画『レンブラントの夜警』
昨日は台風の影響で風雨が強かったです。
日曜日に展覧会に3つ行きました。
まず東京丸の内の三菱一号館美術館
From Life―写真に生命を吹き込んだ女性
ジュリア・マーガレット・キャメロン展
ジュリア・マーガレット・キャメロン(1815-79)
生誕200年記念として
イギリスの国立博物館ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が
企画した世界6カ国を回る国際巡回展で
日本では彼女の初の回顧展です。
当時の有名人の肖像写真、
彼女が芸術的に高めた絵画的な作品など
V&Aの彼女のコレクション約250点の半部、
同時代の写真家の作品の展示もあり
ボリュームたっぷりでした。
三菱一号館美術館の展示室に合った
写真と展示でした。
展示の様子はこの動画でどうぞ。
↓三菱一号館美術館「ジュリア・マーガレット・キャメロン展」
当時はピントをきちんと合わす写真が主流だったので
あえてピントを合わさない
ソフトフォーカスな彼女の写真は酷評もされました。
48歳で娘からプレゼントされたカメラで
撮影を始めたキャメロン。
キャメロンの時代の写真は
ネガにガラスを使う
コロジオン湿板写真で
引き伸ばしはできません。
カメラは大きく、
撮影と現像は大変な作業でした。
彼女は早い時期から
写真を販売することを目指しました。
作品や資料から彼女がとても
バイタリティーと
チャレンジ精神のある人だったことが
分かりました。
今回の展示の中で私が一番好きな作品は
キャメロンが好んだモデルの中で
ヴァージニア・ウルフの母である
ジュリア・ジャクスンの肖像
1867年の作品です。
キャメロンは有名人の肖像写真も
「肉体的な特徴のみならず
偉大な精神」をも記録することを
目指していました。
↓この作品のジュリアの
強い意志を感じる眼差しに魅了されます。
ヴァージニア・ウルフは後年
伯母であるキャメロンの写真集を出版しました。
いつも展示を観るとき
財布やスマホの貴重品は持って観るのですが、
今回はスマホを持ち歩きのポーチに
入れ忘れてしまいました。
展示室の中で写真撮影可能な所もあったので残念。
図録は買いました。
それから、今度は横浜に行きました。
そごう百貨店に行ってまずは
「岩合光昭写真展 ふるさとのねこ」
で、津軽のねこたちの
四季折々の愛らしい姿にほっこり(=´∇`=)
次にそごう美術館で開催中の
「レンブラント リ・クリエイト展2016
-時代を超えてよみがえる"光と影"-」
を観ました。
レンブラントが描いた当時の作品の色調や
サイズを徹底的に検証。
経年劣化で変色する以前の
オリジナル色を取り戻すだけでなく、
盗難で行方不明になった作品や損傷を受けた作品、
《夜警》をはじめ一部が切断されてしまった作品を、
最新のデジタル技術で17世紀の姿へと忠実に再現した複製画
200点が展示されていました。
複製画なので写真も撮り放題でした。
大きな絵の一部を切り取り
キャンバス地が歪んで額装されていたこともあって
レンブラントの作品ではないとされていた絵の
全体を復元したもの、
「夜警」の全体の復元画などは
こうなってたんだ。
というのがよくわかりましたが、
これだけずら~っとレンブラントが並んでいるのに
何の気配も感じないのも不思議な体験でした。(^o^;)
↓『レンブラントの夜警』予告動画
↓Nightwatching トレーラー
マーティン・フリーマンが
レンブラントを演じた
ピーター・グリーナウェイ監督
『レンブラントの夜警』(2007年)
観直したくなった。
これはグリーナウェイ監督独自の解釈で
なかなか過激な描写もある作品。
(て、さら~っと書いておくと
またグリーナウェイマニアな方から
コメント来るかな?)
レンブラントの夜警 [DVD]/
マーティン・フリーマン
エミリー・ホームズ
おまけでマーティン・フリーマン主演の
ポール・ウェラー「Pick It Up」MV
ポール・ウェラー
10月ロサンゼルスのフォンダ・シアターで
ポール・ウェラーを紹介するマーティン・フリーマン
動画もあったので見たよ。
もうひとつおまけで
マーティン・フリーマンとポール・スミス
ポール・スミス展
HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH
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マット・ロス監督
