『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』
2015年 日本映画
ヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞
↓『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』予告動画
↓『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』完成記者会見
監督・企画:阪本順治
エグゼクティブプロデューサー:宮川朋之
プロデュース:関本広文
澤尚志
中野雄高
プロデューサー:椎井友紀子
撮影:笠松則通
録音:志満順一
編集:早野亮
ナレーション:豊川悦司
出演:
辰吉丈一郎
辰吉るみ
辰吉寿希也
辰吉寿以輝
阪本監督は辰吉がデビューした1989年から付き合いがあり、
1995年の監督作『BOXER JOE』
(辰吉のインタビューと
宇崎竜童主演のフィクションのドラマを融合した作品)
の後、ずっと辰吉との会話を
16ミリフィルムで撮り続け、
1000分の素材を82分にまとめた労作、
稀有なドキュメンタリー映画。
パンフレットはキネマ旬報社から出ている
オフィシャルブックでお値段千円で高めですが、
全発言再録や、
映画に採用されなかったインタビュー、
作品の背景など
内容は充実しています。↓
ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年 オフィシャルブック
阪本監督が
「これだけ穏やかに訥々と語る辰吉は
あまりみたことがないはず」
「辰吉くんの顔を
劇映画と同じ様に撮り続けた」
と語っています。
あの頃映画 「顔」 [DVD]/
藤山直美,豊川悦司,國村準
阪本監督の名作の1本、
タイトルずばり『顔』(2000年)
がありますが、
阪本監督の作品では
人物の人となりを「顔」で見せてしまう
その魅力。
『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』は、
ボクシングしてる辰吉の姿は少なくて、
阪本監督と話している辰吉の姿が殆ど。
辰吉が阪本監督を相手にリラックスした表情で
落ち着いて訥々と語るのです。
「辰吉くんとは一回り年が違うけど
教えられることも多い」
と記者会見で語っている監督。
2人の深い信頼関係があってこそ撮れた映像です。
ナレーターは豊悦で、
まさに阪本順治ワールド。
阪本監督の質問に
その時の自分の思いを語る辰吉。
20年間の時間が男の顔に刻まれる。
阪本監督の映画は20年以上前から見ていて
大好きな監督です。
1995年から2014年は
丁度私が子どもを産んでからの20年と重なります。
自分は何をしてきただろうと
思わす我が人生を振り返ってみたり(^o^;)
素晴らしいドキュメンタリー映画を
阪本監督ありがとうございます。
6月4日(土)公開の
『顔』以来15年ぶりに藤山直美と組んだ
『団地』もとても楽しみです。
監督・脚本:阪本順治
出演:藤山直美、岸部一徳
大楠道代、石橋蓮司
斎藤工、冨浦智嗣
竹内都子、濱田マリ
原田麻由、滝裕可里
宅間孝行、小笠原弘晃
三浦誠己、麿赤兒
ワールド・プレミア上映されました。
辰吉と次男寿以輝くん。
この画像は映画の中のものではなく
ニュース画像です。
今でも辰吉は「引退してません現役です」
と、語っています。
↓Boyhood(『6才のボクが、大人になるまで』)トレーラー
本日、3月11日、
2011年から5年。
5年は短くそして長い。
決して忘れてはいけないこと。
『LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと 劇場版』感想
石井杏奈、渡辺大知らが神戸から福島へ←クリック
鑑賞した映画の短評は↓
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アメーバ映画時光の「なう」←クリック
に鑑賞後随時投稿しています。
ぜひ読んで下さい。
中央次男の寿以輝(じゅいき)くんがプロボクサーに。
昨年の第28回東京国際映画祭で
Captain Fantastic
ロミー・シュナイダーとネコ(^・x・^)