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リアル~完全なる首長竜の日~ ネタバレ!?感想/じぇ!じぇ!じぇ!キョンキョンが佐藤健の母親!?

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リアル~完全なる首長竜の日~
TOHOシネマズ浜松で鑑賞

うひゃ~∑(゚Д゚)
私には完全なる地雷映画でした~(TωT)


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↓動画はこちら



監督:黒沢清

出演:佐藤健
   綾瀬はるか
   中谷美紀
   オダギリジョー
   染谷将太
   堀部圭亮

第9回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した
乾緑郎の小説「完全なる首長竜の日」を、
佐藤健&綾瀬はるか主演、黒沢清監督で映画化。
浩市と淳美は幼なじみで恋人同士だったが、
淳美は1年前に自殺未遂で昏睡状態に陥り、
いまも眠り続けていた。
浩市は淳美を目覚めさせるため、
「センシング」という最新医療技術を使って
淳美の意識の中へ入り込み、
彼女がなぜ自殺を図ったのかを探る。
センシング中に出会った淳美は、
浩市に「首長竜の絵を探してきてほしい」と頼み、
浩市はその絵を探しながら淳美との対話を続ける。
しかし、センシングを繰り返すうちに、
浩市は見覚えのない少年の幻覚を見るようになり……。
(映画.COMより)

この作品が気に入った方には申し訳ないことが書いてあります。
楽しみにしていて、これからご覧になる方は、
この記事は読まずにご覧になってくださいね。
結末に触れています。


主演の2人には特に興味がないので、
ポスターが貼られているのを見ても気に留めていませんでした。
私は日本映画については、インディー系の作品以外は、
事前の情報集めなどは殆どしないのです。
で、黒沢清監督だと気付くのも遅かったです。
昨日の1日映画の日、何を観ようか迷いましたが、
時間の関係もあり、この作品にしました。
企画・製作・配給会社のプレノン・アッシュの倒産により、
製作中止になった日中合作の映画『一九〇五』は、
トニー・レオンが尖閣諸島問題の影響を受けて出演をやめ、
撮影も進まず会社は資金繰りがつかなくなり倒産。
松田翔太、元AKB前田敦子などがきゃスティングされていました。
中止になりとても残念でした。
国と国との交流は、政治家がするものでなく、
民間の人的交流、文化・芸術交流などの
平和的で、地道な手段の積み重ねで、
本当の信頼関係が築かれていくことが大切だと思うのです。
だからこうした事態は交流の停滞を産み、
平和的な問題解決からも遠ざかってしまうので、
残念でなりません。
プレノン・アッシュは、ツァイ・ミンリャン、ホウ・シャオシエンの
作品など、いい映画見せてもらったのになァ...

で、『リアル~完全なる首長竜の日~』なんですけど、
これ、上に書いた通り、私には地雷を踏んでしまった作品でした。

先ず、最初の10分くらいで、プロットが読めてしまい、
それを裏切られることがありませんでした。
これについては原作に問題があるのかもしれません。
でも、この原作「このミステリーがすごい!」大賞を取っているんですよね。
と言っても、私その大賞取った作品読んだことがないや。
この賞取った作品は面白いのでしょうか。

黒沢清監督らしく、セリフに頼った描写でもなく、
わざとスクリーン・プロセスに見えるような、
合成画面にしたりして、映像に語らせているのですが、
それが分かりやすい伏線すぎてつまらない...

センシングの副作用だという
マンガに描かれたグロテスクな死体が見える時も、
全然怖くない...
黒沢清監督の作品を昔から観てきた観客が喜ぶように、
シーンの細部に引用があったり、
キャストも、松重豊、オダギリジョー、小泉今日子は、
黒沢監督作品に出演していて、カメオ的な出演ですし。
黒沢清映画ファンにちゃんと心配りもしてくれています。
しかし、何分にも物語に深みがないし、
先も読めてしまうので面白くなかった。
セリフで説明、語り過ぎる映画はつまらないですが、
映像でもここまで分かりやすく説明されると、
どうもシラケてしまいます。

首長竜のCGが安っぽいのが仕方ないのなら、
黒沢監督ならば、もっと上手く、
首長竜全体を見せないで、
恐怖を感じさせることもできたのではと思うのです。
希望を語るのに希望を見せちゃうのも、
黒沢監督レベルなら回避できたのでは。

まあ、主演俳優2人の演技力の問題もかなり大きいので、
この2人ありきの企画なら仕方がないのですよね。
高良健吾や、せめて岡田将生がやればよかったのにと思いますよ。
脇役で出てた染谷将太だっていいじゃないとか。
女優も蓮佛美沙子とか...
綾瀬はるかのお父さんがNHK大河ドラマ『八重の桜』
と同じ、松重豊とかウケ狙いですかね。

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↑力抜きまくってる(笑)オダギリジョー、
もったいない染谷将太


佐藤健の母親がキョンキョンで、
えっ!?こんな歳の息子が(;´Д`)ノ
と思ったけど(自分がキョンキョンと同年なので)
佐藤健はまだ24歳なんですね。
でも綾瀬はるかと同級生の役だから、
もう少し年がいった設定だよね。
小泉今日子の家のキッチンは
『トウキョウソナタ』と同じように見えました。
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気に入った方には、
ぶつぶつ言うなら見なければ良かったじゃんと言われそう。
その通りなんだけど...
今年はシネコンで観る映画は節約の為に、
厳選して観ているんです。
だけど黒沢清監督作品だから、観てしまった...
ミスチルファンには申し訳ありませんが、
エンドロールで流れてきて、
苦手なのでそそくさと帰ろうとしたけど、
一体どういう体制で作られているのか確認したくなって、
エンドロール見てました。
そうしたら、製作委員会方式で、
まあ、いろんな会社から大勢出ていて、
これでは、つまんなくなるワナ(_ _。)
才能のある人が監督でも、
製作委員会方式で各方面から大量の口出しがあり、
ダメになってしまう映画の見本のようでした。

先日、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』の記事で、
佐良直美の『二十一世紀音頭』のことを書きましたが、
知っているとコメント下さった方はいなかったので、
自分の年寄りぶり!?が身に沁みましたが(´□`。)
また、古い話題...
この記事のトップ写真は、「ニューネッシー 大漁旗タオル」というものでして。
「ニューネッシーとは、1977年4月25日午前10時40分(現地時間)、
日本のトロール船「瑞洋丸」(2460トン、乗員87名)が太平洋上
(ニュージーランドのクライストチャーチより東へ約50km離れた海域)
で引き揚げた、巨大な腐乱死体。正体については諸説ある。」
(ウィキペディアより)
これ、私は小6でしたが、
ものすごく興奮したニュースだったんです(笑)
別にUMA (未確認生物)好きなヲタク女子で、
『ムー』とか買っていた訳じゃないですよ。
化石や恐竜に興味がありました。
やっぱり変!?
で、もうこれは、首長竜だったら大変なコトだ!
と、その後のニュースに期待しましたが、
どうやら大型のサメではないかということで、
がっかりでした(iДi)
でも、プレシオサウルスだ、そうじゃない、と、
学者の中でも諸説ありました。
この映画を観て、ニューネッシーのこと思い出しましたσ(^_^;)
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↑これがニューネッシー。腐り過ぎ(ノДT)


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↑プレシオサウルス。映画に出てくるのもこれ。


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↑上野国立博物館のプレシオサウルスの骨格
映画にも出てきます。


黒沢監督が国際的に評価された作品
『回路 Pulse』(2000年)
第54回カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞
回路 [DVD]/
加藤晴彦,役所広司,麻生久美子


『アカルイミライ bright future』(2003年)
第56回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門正式出品
アカルイミライ 通常版 [DVD]/
オダギリジョー,浅野忠信,藤竜也


『叫』(2007年)
第63回ヴェネツィア国際映画祭 特別招待作品
叫 プレミアム・エディション [DVD]/
役所広司


『トウキョウソナタ』(2008年)
第61回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 審査委員(JURY)賞
トウキョウソナタ [DVD]/
香川照之,小泉今日子,役所広司


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