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2012年に浜松シネマイーラで鑑賞映画の全評価&ベストテン その2 ベストテン編

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2012年に浜松シネマイーラで鑑賞映画の全評価&ベストテン その2 
ベストテン編


その1 全評価編←はここをクリック

$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


前回の全評価の記事では、ちょっと大変だナ~と、
ごめんなさいm(_ _ )mリンク記事へのリンクをはりませんでしたが、
今回は、「リンクあり。」と題名の横に書いてある作品にはリンクはってありますので、
題名クリックで読んでやって下さい。
ブログを始めたのが昨年7月末のため、それ以前に観た作品は記事がありません。
それから、書きそびれた作品もあります。

前回の「2012年に浜松シネマイーラで鑑賞映画の全評価」
の満点★★★★★を残してみたら...↓

6. エンディングノート (日本)
★★★★★

10.家族の庭 (イギリス)
★★★★★

11.ウインターズ・ボーン (アメリカ)
★★★★★

14.ミケランジェロの暗号 (オーストリア)
★★★★★

16.ミラル (フランス・イスラエル・イタリア・インド)
★★★★★

17.幕末太陽傳 (日本)
★★★★★

18.ミツコ感覚 (日本)
★★★★★

21.指輪をはめたい (日本)
★★★★★

23.トレインスポッティング (イギリス)
★★★★★

24.灼熱の魂 (カナダ・フランス)
★★★★★

26.大津波のあとに(日本)
★★★★★

29.CUT (日本)
★★★★★

31.明りを灯す人 (キルギス・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン)
★★★★★

34.エル・ブリの秘密~世界一予約がとれないレストラン~ (ドイツ)
★★★★★

35.サラの鍵   (フランス)
★★★★★

36.ひまわり   (イタリア)
★★★★★

39.サウダーヂ   (日本)
★★★★★

41.忌野清志郎ナニワ・サリバン・ショー感度サイコー!(日本)
★★★★★

43.ベニスに死す (イタリア・フランス)
★★★★★

44.無言歌 (香港・フランス・ベルギー)
★★★★★

45.ポエトリー アグネスの歌  (韓国)
★★★★★

51.生きてるものはいないのか  (日本)
★★★★★

53.KOTOKO  (日本)
★★★★★

56.SHAME シェイム (イギリス)
★★★★★

62.11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち (日本)
★★★★★

63.ルート・アイリッシュ (イギリス・フランス・ベルギー・イタリア・スペイン)
★★★★★

68.ル・アーブルの靴みがき (フィンランド・フランス・ドイツ)
★★★★★

69.少年と自転車 (ベルギー・フランス・イタリア)
★★★★★

71.別離 (イラン)
★★★★★

80.モンスターズクラブ (日本)リンクあり。
★★★★★

81.私が生きる肌 (スペイン)リンクあり。
★★★★★

83.裏切りのサーカス (イギリス・フランス・ドイツ)リンクあり。
★★★★★

85.サニー永遠の仲間たち (韓国)リンクあり。
★★★★★

90.ムサン日記 白い犬 (韓国)リンクあり。
★★★★★

92.隣(とな)る人 (日本)リンクあり。
★★★★★

96.ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 (日本)リンクあり。
★★★★★

101.かぞくのくに   (日本)リンクあり。
★★★★★★

106.トガニ幼き瞳の告発   (韓国)リンクあり。
★★★★★

107.テイク・ディス・ワルツ   (カナダ)リンクあり。
★★★★★

109.黒部の太陽   (日本)リンクあり。
★★★★★

110.はままつ映画祭・楢山節孝 木下惠介監督  (日本)リンクあり。
★★★★★

111.はままつ映画祭・地球にやさしい生活(アメリカ)リンクあり。
★★★★★

117.はままつ映画祭・ハロー!?ゴースト (韓国)リンクあり。
★★★★★

119.はままつ映画祭・PARTNER (インド)
★★★★★

120.はままつ映画祭・大丈夫。 (日本)
★★★★★

122.はままつ映画祭・陸軍 木下惠介監督(日本)リンクあり。
★★★★★

123.はままつ映画祭・この空の花 長岡花火物語(日本)
★★★★★

124.愛しきソナ (日本)
★★★★★

125.ディア・ピョンヤン (日本)
★★★★★

128.汚れた心 (ブラジル)リンクあり。
★★★★★

・生きつづけるロマンポルノ全14作品上映のうち3本鑑賞(日本)

 133.恋人たちは濡れた 神代辰巳監督
 ★★★★★

 135.人妻集団暴行致死事件 田中登監督
 ★★★★★

136.あの日 あの時 愛の記憶 (ドイツ)リンクあり。
★★★★★

139.ライク・サムワン・イン・ラブ (日本・フランス)リンクあり。
★★★★★

141.情熱のピアニズム (フランス・ドイツ・イタリア)リンクあり。
★★★★★

142.希望の国 (日本)リンクあり。
★★★★★

★★★★★作品こんなにあったσ(^_^;)
星4個の好きな作品もたくさんあります。
どれも素晴らしい作品ばかりで、選ぶのはホントに難しいです(゚_゚i)

.....それでは、ベストテンです。
この選定からはリバイバル作品は抜きました。
ブログ記事を書いた作品はリンクをはりました。
題名をクリックで読めますので、お時間がある時にぜひ読んでください。

1位
『汚れた心』リンクあり。
監督:ヴィセンテ・アモリン (ブラジル映画)

2位の『かぞくのくに』と迷いましたが、
キャストのリスクを負ってのチャレンジングな仕事ぶり、
映画の完成度の高さ、衝撃度、作品の持つパワーなど、
総合的に考慮して1位にしました。
汚れた心【通常版】 [DVD]/
伊原剛志,常盤貴子,菅田俊


終戦直後にブラジル日系移民たちの抗争があり、
多くの血が流れた事はあまり知られていない。
その長い間タブーとされていた驚くべき凄惨な事実が、
『善き人』でナチス台頭下のドイツを描いた
ブラジル人監督ヴィンセンテ・アモリンによって映画化された。
主役のタカハシを伊原剛志、その妻に常盤貴子、
大佐ワタナベに奥田瑛二という日本を代表する名優たちが、
ブラジルでのオールロケに参加。
心優しい愛妻家が刺客に変貌していく様を
渾身の演技で体現した伊原は多くの観客の胸を打ち、
プンタデルエステ国際映画祭では日本人初の主演男優賞に輝いた。
妻の苦悩を演じた常盤、戦争の狂気を体現した奥田など、
脇の演技も圧倒的な存在感を放っている。
(goo映画より)

2位
『かぞくのくに』リンクあり。
監督:ヤン・ヨンヒ (日本映画)

心に響く、素晴らしい作品で、2回観ました。
ヤン・ヨンヒ監督を囲む会では、
映画で描けなかったこと、
教科書に載っていない朝鮮半島と日本の関係史など、
興味深いお話を聞けて感動でした。
かぞくのくに [DVD]/
安藤サクラ,井浦新,ヤン・イクチュン


韓流ブーム以降の現在からは想像もつかないだろうが、
ソンホが北朝鮮に渡った70年代には日本でも公然と人種差別が存在し、
就職や結婚など未来を奪われた若い人たちが希望を求めて北朝鮮へ渡った。
その頃、共産国家は理想の国のように日本で宣伝されていたのだ。
“北”の実情が知られるようになった今だからこそ、
渡った人たち、そして送り出した人たちの後悔と苦悩が想像できるが、
失われたものは大きい。
今まで2本のドキュメンタリーを発表してきたヤン・ヨンヒが、
自らの体験を基に初めて作り上げたフィクションが本作だ。
“あの国”へ戻らなければならない兄を見送るしかない主人公の無念は、
そのまま監督の気持ちである事が伝わってくる。
(goo映画より)

一緒におススメのヤン・ヨンヒ監督のドキュメンタリー作品。
こちらも鑑賞時にボロ泣きしてしまいました。
愛しきソナ [DVD]/
ナレーション:ヤン・ヨンヒ

ディア・ピョンヤン [DVD]/
ナレーション:ヤン・ヨンヒ

こちらのヤン・ヨンヒ監督著の原作本は、
監督の家族の詳しい歴史が書かれており、
映画で描かれていない背景が書かれています。
読みやすくおススメです。
兄~かぞくのくに/ヤン ヨンヒ


また、WOWOWで放送されたドキュメンタリーでは、
いつもパワフルに世界中、日本中を駆け巡っている、
ヤン・ヨンヒ監督のパワフルな姿とともに、
誰にも言えなかった悩みをNYでドキュメンタリーの勉強をした時の恩師に、
涙ながらに話す姿が感動的でした。

3位
『無言歌』
監督:ワン・ビン (香港・フランス・ベルギー合作映画)
あまりに壮絶な映画で、
終わったあとしばらく席を立てませんでした。
ゲリラ撮影され、
秘密裏に国外へ持ち出し編集された作品で、
今後数十年は、中国国内で上映されることはないと言われています。

無言歌(むごんか) [DVD]/
ルウ・イエ,リェン・レンジュン,シュー・ツェンツー


『鉄西区』と『鳳鳴―中国の記憶』で、
山形国際ドキュメンタリー映画祭のグランプリに2度輝くなど、
世界各国の映画祭で称賛を集めてきたワン・ビン監督が
初めて手掛けた長編劇映画。
今なおタブー視されている、文化大革命の直前に起きた
「反右派闘争」の悲劇にメスを入れ、
歴史に飲み込まれていった名もなき人々を描き出し、
人間の尊厳とは何かを問うている。
ゴビ砂漠に収容所のセットを建てるという、
中国インディペンデント映画の枠を越えたスケールもさることながら、
3年の歳月をかけ、実際の生存者たちから証言を集めて書き上げた
ワン・ビン監督執念の脚本は、
辛酸をなめた人々の慟哭と怒りに満ちあふれ、
その姿は観る者の心に深く刻まれる。
(goo映画より)

4位
『あの日 あの時 愛の記憶』リンクあり。
監督:アンナ・ジャスティス (ドイツ映画)
邦題が女性向けなものになっていますが、
ラブストーリーというより、
スリリングな脱出劇、そしてサスペンス的歴史映画です。
当時ブログ記事にも書きましたが男性にもぜひおススメしたい作品です。

あの日 あの時 愛の記憶 [DVD]/
アリス・ドワイヤー


もし、あの時、あの場所にいなかったら…。
ナチス・ドイツが台頭していた時代、
アウシュビッツの強制収容所で出会った恋人たちの命をかけた恋を、
時代を挟んで描いたラブ・ストーリー。
トマシュの家族を頼り、強制収容所から命からがらで逃げ延びたトマシュとハンナ。
ワルシャワに招集された後、消息を絶ったトマシュ。
彼が死んだとは思えなかったが、
激動の時代の中、ハンナは別の人生を歩き始めていた。
ナチス・ドイツについて描く作品も時代と共に変化している。
本作は、強制収容所での残虐な行為よりも、
ナチス・ドイツよって人生を狂わされた
家族や恋人の悲劇を描くことで反戦を謳っている。
監督はドイツ人女性のアンナ・ジャスティス。
(goo映画より)

5位
『ルート・アイリッシュ』
監督:ケン・ローチ (イギリス・フランス・ベルギー・イタリア・スペイン合作映画)

昨年は息子のジム・ローチ監督の『オレンジと太陽』←記事は題名クリックで読めます。
もイーラで上映されました。素晴らしい作品でした。
ガチで社会派な親子鷹な2人ですが、
映画は私はケン・ローチ作品をベストテン入りさせました。
これは、単なる真相究明映画に終わらない所がスゴイです。
主人公は手段を選ばず真相究明に走りますが、
その熱意が視野を狭め、彼の行動は抑制が効かなくなり...
正義とは?真理とは?事実とは?
簡単には答えが出せない問題が突き付けられます。
ルート・アイリッシュ [DVD]/マーク・ウォーマック,アンドレア・ロウ,ジョン・ビショップ

イギリスの名匠ケン・ローチ監督が、
“ルート・アイリッシュ”と呼ばれる、
テロの標的になりやすい実在の危険な道路を題材に、
イラク戦争の実態を描いた社会派ドラマ。
死亡した親友の死因解明に乗り出した主人公の姿を通して、
高額報酬を背景にした戦争“業務”の民間委託と
コントラクター(民間兵)の増加により
非人道的な行為が多発したイラク戦争の闇に迫る骨太のストーリーだ。
ケン・ローチの盟友ともいうべきレベッカ・オブライエンが製作、
ポール・ラヴァーティが脚本を担当。
ローチ作品としては珍しく、スリラーやアクション映画の要素も盛り込み、
スリリングな謎解きのドラマが展開するところは新境地と言えよう。

6位
『明りを灯す人』
監督:アクタン・アリム・クバト (キルギス・フランス・ドイツ・イタリア・スペイン合作映画)

この作品も、題名から、ほっこりヒューマニズム系な作品かしら、
なんて、思って観るとショックを受けてしまいそうな作品。
確かにキルギスの美しい自然も堪能できますし、
素朴なユーモアもあります。
しかし、そこで質素に暮らす人々も、監督自身が演じる主人公も、
資本主義的自由化の波、不安定な政治の影響から、
逃れることができない不幸な現実がリアルに描かれます。
明りを灯す人 [DVD]/アクタン・アリム・クバト,タアライカン・アバゾバ,アスカット・スライマノフ


純朴な人柄で村人たちから愛される電気工の夢は、
風車を作って村中の電力をまかなうことと、息子を授かること。
しかし、国の政治が乱れるある日、
都会から私腹を肥やそうと企む者がやってきて……。
キルギス出身のアクタン・アブディカリコフ監督が、
キルギス名の“アクタン・アリム・クバト”名義で
「旅立ちの汽笛」(2001)以来7年ぶりに手がけたドラマ。
ソ連からの独立を経て、
昔ながらの生活習慣が残るキルギスの田舎町を舞台に、
政治的革命に翻弄されながらもつつましく生きる人々の姿を描く。
(映画com.より)

7位
『灼熱の魂』
監督:ドゥニ・ビルヌーブ(カナダ・フランス合作映画)

一人の女性の想像を絶する数奇な運命を、
何も知らされていなかった彼女の双子の子どもたちが
たどることになる。
サスペンスフルな展開からは目が離せず、
やがて解き明かされる秘密の衝撃度は、
滅多に出合えません。
私の娘は観終わった時「老けたわ~」と言いました。

灼熱の魂 [DVD]/
ルブナ・アザバル,メリッサ・デゾルモー=プーラン,マキシム・ゴーデット

憎しみと暴力が生む報復の連鎖を断ち切る術をひとりの母親が提示する。
主人公は愛する者と交わした約束を守るために
地獄のような日々を生き抜く強靱さの持ち主だ。
その半生を辿る双子の旅はギリシャ悲劇さながらに驚愕の真実を突きつける。
レバノン出身でカナダ在住の劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲「Incendies」に
衝撃を受けた『渦』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がダイナミックに映画化した本作。
『パラダイス・ナウ』『愛より強い旅』のベルギー人女優ルブナ・アザバルが
主演女優賞に輝いたのを始め、
カナダ版アカデミー賞に当たるジニー賞で8部門を制覇し、
米国アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた
魂を揺さぶる秀作である。
(goo映画より)

『灼熱の魂』のプロデューサー、
リュック・デリー、キム・マックルーの二人が製作し、
2年連続でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた(これは快挙です)
『ぼくたちのムッシュ・ラザール』←記事は題名クリックで読めます。
も、昨年イーラで公開されたので観ました。
ジニー賞で、作品、監督、主演男優、助演女優、編集、脚色の主要6部門を受賞。
各国の映画祭でも高い評価を得ました。

カナダ映画はレベル高いです。
ハリウッド映画を撮る有名監督作品でも、スター俳優が出ていても、
内容的にハリウッドで作れない作品がカナダ資本で映画化されることもありますので、
これが意外とカナダ映画という作品が結構あります。
『灼熱の魂』の原作はレバノンからケベック州に移住した劇作家の戯曲。
『ぼくたちのムッシュラザール』(←リンクあり。)
の主人公もアルジェリアからのケベック州への移民です。
2作品ともケベック映画です。
レバノンもアルジェリアもフランスが旧統治国です。
カナダの公用語は英語とフランス語ですが、
ケベック州の公用語はフランス語のみ。
ケベックは元々フランスの開拓地だったため、
現代でも、アメリカとの関係性が強いカナダからの分離主義的傾向があります。
カナダ映画も歴史や地域・政治性ことを念頭に観ると、
また味わい深い物があります。
ケベック映画はフランス語のため、
フランス映画と勘違いされている人もたまに見かけます。

8位
『テイク・ディス・ワルツ』リンクあり。
監督:サラ・ポーリー (カナダ)

2011年のマイベスト2作品は『ブルー・バレンタイン』。
(ベスト1は『ペルシャ猫を誰も知らない』)
『ブルー・バレンタイン』は、夫役のライアン・ゴズリング側からの目線で、
夫婦の関係性が崩れていく様をリアルに描いていました。
本作は『ブルー・バレンタイン』でも妻役だったミシェル・ウィリアムズが、
なんとなく満たされない日常の精神状態の機微を絶妙に演じています。
夫役のセス・ローゲン、親友役のサラ・シルヴァーマンの好演も光ります。
テイク・ディス・ワルツ [DVD]/ミシェル・ウィリアムズ,セス・ローゲン,ルーク・カービー


『死ぬまでにしたい10のこと』など女優として存在感を放ち、
監督デビュー作『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』では
アカデミー賞2部門でノミネートされるなど高い評価を得たサラ・ポーリーが、
5年ぶりに監督作第2弾として発表したラブストーリー。
安定した夫婦生活を送る中、ある男性と知り合った主人公の、
本能とモラルの間で揺れ動く気持ち、
夫婦の移りゆく感情をシニカルかつ静かなタッチで描いている。
『ブルーバレンタイン』『マリリン 7日間の恋』など、
近年その演技力が高く評価されているミシェル・ウィリアムズの
不安定でどこか危うげ、あどけなさと不思議な色気が混在する魅力が発揮され、
ファンには堪まらない一作。
(goo映画より)

9位
『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』リンクあり。
監督:長谷川三郎 (日本)

2012年に観たドキュメンタリー映画のマイベスト1にした作品。
もっと上位にしたい思いもありますが、
9位、10位をドキュメンタリー映画にしました。
戦後の日本社会を真の反骨精神、アナーキーな行動力で写してきた、
報道写真家・福島菊次郎氏の生き様を観て、
弛緩した精神に喝が入りました。
ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 [DVD]/
福島菊次郎

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報道写真家・福島菊次郎は、戦後のヒロシマの実態を撮り続け、
並行して“昭和の最前線”の記録を発表しながら
反国家、反ニッポンを叫び続けた人物だ。
本作は2009年から2011年にかけて福島に密着、
福島の真実を伝え続ける事への揺るぎない意思をすくい取る。
国家の嘘を見抜いてきた彼が語る言葉と、
なにより雄弁な時代を切り取る壮絶な写真の数々が
観る者の心に鋭く迫ってくるとともに、
大杉漣の抑制の効いた朗読が絶妙なコントラストを醸しだす。
「ガイアの夜明け」など良質なテレビドキュメンタリーを発表し続けている
長谷川三郎が本作で監督デビュー。
撮影にドキュメンタリー撮影の第一人者で、
是枝裕和監督作品でも知られる山崎裕が参加しているのも大きなアクセントだ。
(goo映画より)

10位
『隣る人 となるひと』リンクあり。
監督:刀川和也(日本)

子どもに本当に必要な愛情とは、
大人であることの責任とは、
と、真剣に考えさせられました。
すべての人は子どもだった。そのことを忘れないでほしい。
どんな立場の大人にもぜひ観て戴きたい作品です。
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新聞やテレビで、「児童虐待」のニュースを
目にすることがまれでなくなった昨今。
しかし、そのニュースはセンセーショナルに報じられるだけで、
子どもが生きる現場に寄り添い、
なにが大切なのかを深く洞察した報道は少ない。
本作は、「子どもたちと暮らす」ことを実践する
児童養護施設「光の子どもの家」の生活に8年にわたって密着し、
その日常を淡々と丁寧に描いたドキュメンタリー。
監督はフリージャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属し、
フィリピンやインドネシア等アジアの児童問題を取材してきた刀川和也。
「私の全存在を受け止めて!」と不安の中で揺れ動き続ける子どもたち。
自らの信念とその重さに格闘しながらも、
子どもに寄り添い続けようとする保育士たち。
離れて暮らす子どもとふたたび生活できるようになることを
願い人生を修復しようともがく実の親など、
生命力に溢れる人々の姿が瑞々しく描かれ、
どこにでもありそうな日常なのに、観る者を笑いと涙、
人と人とのぶつかり合いの温もりで包み込む。(作品資料より)

またこの記事も長くなってしまいました。
お付き合いくださってありがとうございました。
総合ベストテンはもっと簡単な記事にした方がいいかしら?

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