「女優・梶芽衣子」デビュー50周年記念
シネマヴェーラ渋谷7月18日(土)~8月7日(金)
7/18(土) 「修羅雪姫」「女の警察」
7/19(日) 「修羅雪姫 怨み恋歌」「動脈列島」
7/20(月) 「侠花列伝 襲名賭博」「野良猫ロック セックス・ハンター」
7/21(火) 「女の警察」「修羅雪姫」
7/22(水) 「動脈列島」「修羅雪姫 怨み恋歌」
7/23(木) 「野良猫ロック セックス・ハンター」「侠花列伝 襲名賭博」
7/24(金) 「修羅雪姫」「修羅雪姫 怨み恋歌」
7/25(土) 「女囚さそり 第41雑居房」「青春前期 青い果実」
7/26(日) 「やくざの墓場 くちなしの花」
「怪談昇り竜」「三人の女 夜の蝶」
7/27(月) 「流血の抗争」「わるいやつら」
7/28(火) 「青春前期 青い果実」「女囚さそり 第41雑居房」
7/29(水) 「怪談昇り竜」「三人の女 夜の蝶」
7/30(木) 「わるいやつら」「流血の抗争」
7/31(金) 「怪談昇り竜」「女囚さそり 第41雑居房」
8/01(土) 「やくざの墓場 くちなしの花」
「曽根崎心中」「女囚さそり 701号怨み節」
8/02(日) 「子どものころ戦争があった」「妻と女の間」
8/03(月) 「あゝひめゆりの塔」「日本残侠伝」
8/04(火) 「曽根崎心中」「女囚さそり 701号怨み節」
8/05(水) 「妻と女の間」「子どものころ戦争があった」
8/06(木) 「あゝひめゆりの塔」「日本残侠伝」
8/07(金) 「子どものころ戦争があった」「曽根崎心中」
★「やくざの墓場 くちなしの花」は、一本立て・1000円均一の特別上映。
東京には名画座が10館ほどあります。
2本立ての所と、
入れ替え制の所があります。
2本立ての所は昔の映画館のように1日いられます。
私は映画をなるべく安くたくさん観たい。
だから、良く行くミニシアターは会員になり、
あまり行かないミニシアターやシネコンでは
サービスデーや前売り券を利用します。
そして、名画座は殆ど2本立ての所にしか行っていません。
一番良く行く名画座は
渋谷のユーロスペースと同じビルにある
シネマヴェーラ渋谷です。
次がキネカ大森。
池袋の新文芸坐には昨年は良く行っていましたが、
ガン闘病もあったので
少し遠いこともあり、
今年はまだ行けてません。
7月26日からの戦後70年企画から復帰する予定です。
シネマヴェーラ渋谷で
デビュー50周年記念「女優・梶芽衣子」が始まりました。
このラインナップでは3本くらいしか観ていないので、
毎回そう思うのですが、
できればコンプしたいところ。
梶さんのトークショーあるかしらと
期待していましたがなくて残念。
角川シネマ新宿で開催中の「若尾文子 映画祭 青春」が、
大変盛況だそうです。
入れ替え制なのでイマイチ躊躇してしまう貧乏性の私。
でも、TCGメンバーズカード割が使えるので、
気が変わって行くかもしれません。(苦笑)
「女優・梶芽衣子」は初日は行けず、
昨日2本観ました。
『動脈列島』
1975年9月6日公開
製作:東京映画
配給:東宝
監督:増村保造
脚本:白坂依志夫 、 増村保造
原作:清水一行
製作:藤井浩明 、 山田順彦
撮影:原一民
美術:阿久根巖
音楽:林光
録音:原島俊男
整音:西尾昇
照明:小島真二
編集:中静達治
衣裳:藤崎敏江
助監督:奥村正彦
記録:宮崎田鶴子
スチール:石月美徳
出演:
滝川保田宮二郎
秋山宏近藤正臣
君原知子高橋惠子
落合芙美子梶芽衣子
長田総裁山村聡
種村秘書平田昭彦
真田新幹線総合企画部長加藤和夫
国松警察庁長官小沢栄太郎
相良公安一課長近藤洋介
明石特別捜査班々長井川比佐志
山崎捜査一課長小池朝雄
北川科警研員守田比呂也
中野公安一課長勝部演之
村田捜査一課長渥美國泰
水野刑事灰地順
山口刑事藤村泰介
新幹線訴訟団々長加藤嘉
桑田医師佐原健二
猿渡教授中条静夫
田尻橋本功
秋山甲介久米明
秋山勝代文野朋子
野上ヤス田中筆子
篠島研修医中島久之
野党の運輸委員渡辺文雄
動労委員長稲葉義男
国労委員長山本清
乗客芹明香
編成局長高橋昌也
伊藤ディレクター峰岸徹
新聞記者成瀬昌彦
新聞記者神山繁
新聞記者鈴木瑞穂
飲み屋の客山本廉
新幹線騒音公害が背景。
公害被害者の治療を懸命にしてきた
インターン医師近藤正臣が義憤から
騒音対策を取らなければ、
10日以内に新幹線を転覆させると国鉄を脅迫。
そしてプロファイリング捜査官の田宮次郎と対決。
(田宮次郎がやけに爽やかキザなエリート。)
東映『新幹線大爆破』
(佐藤純彌監督1975年7月5日公開)の
2か月後に公開されていますが、
当時はこの2本、どう受け止められたのでしょう。
『新幹線大爆破』
はエンタメ・パニック大作ですが、
『動脈列島』は、
カー・アクションはあるけど、
派手なエンタメものではなく、
社会派の骨のあるサスペンス。
梶芽衣子は孤独な美しき犯罪協力者。
クライマックスシーンは、
私の故郷の蒲郡で撮影されてました。
みかん畑が懐かしかったです。
近藤正臣演の秋山が額田町出身の役。
お父さんが久米明さんでしたが、
三河弁じゃなくて、
どこの方言か分からないけど、
田舎風の言葉で話していました。(苦笑)
シネマヴェーラに貼ってあった、
清水一行さんの文章は現在の
東電をはじめとした無責任な企業姿勢に
そのまま当てはまる内容だし、
増村保造監督の書いた文章も、
今の映画製作でも活かされるべき提言です。
よかったら拡大してお読みください。
↓「修羅雪姫 怨み恋歌」予告動画
『修羅雪姫 怨み恋歌』
1974年6月15日公開
製作:東京映画
配給:東宝
監督:藤田敏八
脚本:長田紀生 、 大原清秀
原作:小池一夫 、 上村一夫
製作:奥田喜久丸
撮影:鈴木達夫
美術:樋口幸男
音楽:広瀬健次郎
録音:神蔵昇
照明:石井長四郎
編集:井上治
助監督:松沢一男
スチル:橋山直己
出演:
鹿島雪梶芽衣子
徳永乱水伊丹十三
徳永あや吉行和子
徳永周介原田芳雄
菊井精四郎岸田森
寺内謙道安部徹
丸山警部山本麟一
蜍南原宏治
柴由悠太郎広瀬昌助
関口英三溝口舜亮
岡田太吉浜田晃
吉沢石矢博
修羅雪姫第二弾。
日露戦争が終わった明治末期が舞台。
雪(梶芽衣子)は
アナーキストを取り締まる
残虐な特警長官菊井(岸田森コワイ!)に
死刑から救われ
スパイ行為と暗殺を命じられるも、
革命家徳永乱水(伊丹十三)の
義憤と熱意に共感し菊井を裏切る。
伊丹十三が兄で原田芳雄が弟。
吉行和子は今は兄の妻だが、
元は弟の妻。
出征中に兄に妻を取られて、
弟は貧民屈で診療所をしている。
保身のための証拠隠滅に
貧民屈を焼き払う権力者たちと、
部下たちと、
(山本麟一、南原宏治ら悪役さんの活躍)
壮絶な闘いを繰り広げる雪がカッコイイ!
17日(金)までの「渋谷実のおかしな世界」では、
『本日休診』
『好人好日』
『奥様に知らすべからず』
『気違い部落』
『夜ごとの夢』
『勲章』
『バナナ』
を鑑賞。
1週間のまとめ記事に、
それぞれ短評を書いたので、
ここでは省略します。
『本日休診』『好人好日』←クリック
『気違い部落』『夜ごとの夢』
『奥様に知らすべからず』
『勲章』『バナナ』←クリック
『猫侍』北村 一輝と玉之丞
このスチール写真のビジュアルは良いけど、
映画は酷かったヽ(`Д´)ノ
このスチール写真のビジュアルは良いけど、
映画は酷かったヽ(`Д´)ノ