『あん』浜松シネマイーラでは7月25日(土)~
『私の少女』シネマイーラでは7月11日(土)~24日(金)
『約束の地』
『熊座の淡き星影』
『続・荒野の用心棒』
『ミスター・ノーボディ』
『情無用のジャンゴ』
『怒りの荒野』
『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』
『肉体の悪魔』
『お母さんの木』
『エレファント・ソング』(2回目)
6月10日~15日に観た映画
『あん』
河瀬直美監督はこの『あん』で
新しいステージへ進みました。
素晴らしい作品でした!
河瀬作品でこんなに涙がこぼれたのは初めて。
樹木希林と永瀬正敏の魂を込めた演技、
美しいルックや繊細な音響など
巧みな仕事が見事に結実しました。
テーマは差別問題で重いですが、
声高に訴えるのではなく繊細な表現。
『海街diary』を明日観ますが、
現時点で『あん』が今年の日本映画マイベスト1です。
『私の少女』
イ・チャンドン監督のプロデュースで
長編映画デビューした
韓国の女性監督チョン・ジュリの佳品。
こちらも普遍性のある差別問題を扱っています。
ぺ・ドゥナが自然な演技で好演です。
しかしスゴイのがキム・セロン。
コワイですよ!
『約束の地』
これは、ヴィゴ・モーテンセンが強力サポートした、
アルゼンチンのリサンドロ・アロンソ監督の
風変わりで独創的な作品です。
『約束の地』観終えてヴィゴ祭終了!
荒野映画を3本一気観な1日!
『情無用のジャンゴ』『怒りの荒野』←クリック
シネマヴェーラ渋谷特集上映「イタリア萬歳Ⅱ」で
観た作品。
マカロニ・ウエスタン4本。
『ミスター・ノーボディ』(1973年)
トニーノ・ヴァレリ監督、
監修:セルジオ・レオーネ
老ガンマン・ヘンリー・フォンダと
ノーボディのテレンス・ヒルコンビの
面白くて爽快な作品でした。
サム・ペキンパー監督が墓場の墓碑銘にされてた(^o^;)
『続・荒野の用心棒』(1966年)
原題:Django
タランティーノが『ジャンゴ 繋がれざる者』で、
タイトルとテーマソングを使いました。
フランコ・ネロがダーティーなジャンゴで、
無茶苦茶します!
↓「Django 1966 tribute」
『怒りの荒野』(1967年)
監督・脚本:トニーノ・ヴァレリ
ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフが
カッコ良くて、脚本が洒落てて面白かった!
『情無用のジャンゴ』(1967年)
監督・脚本:ジュリオ・クエスティ
トーマス・ミリアン主演。
「金」に憑りつかれた人間の欲深さが
強烈に描かれていました。
これもタラのお気に入り。
『熊座の淡き星影』(1965年)
ルキノ・ヴィスコンティ監督
クラウディア・カルディナーレ、ジャン・ソレル。
ギリシャ悲劇『エレクトラ』をベースに
トスカーナ地方旧家の暗い歴史が姉弟に与えた苦悩が
サスペンスタッチで描かれた作品。
姉弟の近親愛もヴィスコンティ美学の耽美で華麗な描写。
これはスクリーンでは初めてで嬉しかった。
『肉体の悪魔』(1986年)
マルコ・ベロッキオ監督。
ラディゲの原作を1960年代を舞台に翻案。
高校生のアンドレアは
婚約者のいるジュリアに一目惚れして恋に落ちる。
バンバン脱ぎまくるマルーシュカ・デートメルスの
肉体的な存在感が印象的でした。
アンドレアもイケメン(・∀・)
『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』(2009年)
現実のドキュメンタリー素材のファシズムの狂気と
主人公イーダの狂気が重なって重厚な映画だった。
ファシズムの浸透課程がリアルで恐ろしい。
『おかあさんの木』 感想
鈴木京香が息子達を戦争に奪われる母親熱演。
こんな映画が作れる世であって欲しい。←クリック
『エレファント・ソング』(2回目)
監督:シャルル・ビナメ
出演:グザヴィエ・ドラン、ブルース・グリーンウッド
キャサリン・キーナー、キャリー=アン・モス
グザヴィエ・ドランは熱演です。
やはり、突っ込み所が気になって、
サスペンスフルな物語世界に
距離感があって乗れなかったなァ。
評価されている作品なので、
ドランファンや興味のある方はご覧くださいね。
以上が10日~15日に観た映画です。
1本ずつ記事を書く時間がやはりないので、
とりあえずまとめてみました。
1日1本ずつ書いても間に合わないし、
困ったなァヽ(;´ω`)ノ