Quantcast
Channel: 映画時光 eigajikou
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

『約束の地』観終えてヴィゴ祭終了!荒野映画を3本一気観な1日!『情無用のジャンゴ』『怒りの荒野』

$
0
0

『約束の地』
『情無用のジャンゴ』
『怒りの荒野』








昨日13日の土曜日は、
春~初夏ヴィゴ・モーテンセン祭!第3弾
『約束の地』原題:Jauja(ハウハ)
公開日でしたので、
ユーロスペースへ初日1回目に駆けつけましたよ!
気が付いたらもう『約束の地』公開日で、
『涙するまで、生きる』の1本での感想記事
まだ書いて無いのに...
『涙するまで、生きる』は、
ヴィゴとレダ・カテブの2人が
アトラス山脈の荒野を行く
ヒューマンドラマでした。
『約束の地』はヴィゴ1人が、
行方不明になった娘を探して
パタゴニアの荒野を行く映画です。
ちょっと風変わりな作品でしたよ。
映しているのはリアルな風景、物、人物、動物なのだけど、
物語が幻想的な世界に突入して行きます。
○○が見ていた物語。とも言える感じ。
(ネタバレになるので書きません)
リサンドロ・アロンソ監督の作風は、
ヘルツウォーク、ホドロフスキー、
タルコフスキー、リンチ、
タル・ベーラ、アンゲロプロス、
コッポラ、アキ・カウリスマキなどを想起させる
と言われています。
確かに、確かに。でした。
で、私が連想したのは、
『闇のあとの光』のカルロス・レイガダス監督の
長編第一作『ハポン Japón 』(2002年)と、
『ユキとニナ』(2010年)
諏訪 敦彦、イポリット・ジラルド共同監督
そして、
ヴェルナー・ヘルツォーク監督の
『アギーレ 神の怒り』(1972年)でした。

『約束の地』も1本で書きたいので、
とりあえずこれくらいで。


画面は四隅が丸い変形の
スタンダード・サイズ(アスペクト比1.3:1)。
35ミリフィルムでロングショットの長回しを多用した
独特の撮影法をしたカメラは、
アキ・カウリスマキ作品で有名なティモ・サルミネン。




↓『約束の地』予告動画


↓公式トレーラー(英語字幕)


↑この動画にも使われているテーマ曲は、
ヴィゴが作曲し、ピアノを弾いています。
プロデューサーも務め、
ポスターのデザインやコピーもヴィゴが手掛けました。
フランス語、スペイン語、英語の字幕の校正もしています。

『涙するまで、生きる』では、フランス語とアルジェリア語を
話していたヴィゴは、
『約束の地』では、スペイン語とデンマーク語を話しています。
ちなみにヴィゴが使える言語は、
英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、
デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語など。
頭の中どうなってるのでしょう(^o^;)

『約束の地』は昨年の2014年第67回カンヌ国際映画祭の
ある視点部門にエントリーされ、
国際批評家連盟賞受賞。
ヴィゴは子どもの頃アルゼンチンで過ごした時期があります。
熱烈サポーターである
アルゼンチン・ブエノスアイレスのサッカークラブ、
CAサン・ロレンソ(CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ)の旗を
カンヌ映画祭のフォトコールでもアピールしていました。↓



『偽りの人生』のアナ・ピーターバーグ監督とも、
サン・ロレンソ・クラブで出会ったのがきっかけで、
出演することになりました。

偽りの人生 [DVD]/
ヴィゴ・モーテンセン,ソレダ・ビジャミル,ダニエル・ファネゴ


今年は、アルゼンチン映画に縁があって、
これで、5本観ました。


昨日は『約束の地』を観た後、
続けて「荒野」もの映画2本でした。
今、シネマヴェーラ渋谷でやっている
「イタリア萬歳Ⅱ」で、
マカロニ・ウエスタンの
『情無用のジャンゴ』
『怒りの荒野』
2本立てです。
この特集では今週はマルコ・ベロッキオ監督の
『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』
『肉体の悪魔』

の2本立ても観ました。
今日も
『熊座の淡き星影』
『続 荒野の用心棒』
『ミスター・ノーボディ』
観ます。

今週他に観たのは
『おかあさんの木』
『エレファント・ソング』(2回目)
『私の少女』です。






『情無用のジャンゴ』(1967年)

監督・脚本:ジュリオ・クエスティ
トーマス・ミリアン主演
ホドロフスキーの『エル・トポ』
ジャームッシュの『デッドマン』に影響を与え、
タランティーノが大好きで音楽を
『キル・ビル』や『ジャンゴ 繋がれざる者』で
使っています。
これは異色のマカロニ・ウエスタンでした。
主人公が銃を使うシーンは少なく、
人間の欲深さが強烈に描かれていました。
残酷描写が有名な作品ですが、
今となってはあまりグロくなかったです。








『怒りの荒野』

監督・脚本:トニーノ・ヴァレリ
ジュリアーノ・ジェンマ、リー・ヴァン・クリーフ共演

これは「ガンマン心得十ヶ条」で有名な作品。
脚本が上手くて、
ジュリアーノ・ジェンマとリー・ヴァン・クリーフが
すごく格好良くて、
面白かったなあ!


時間に余裕がなくてコメントを戴ける皆さんのブログに、
なかなかコメントに伺えず申し訳ございません。m(_ _ )m







Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

Trending Articles