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餌食(1979年東映)内田裕也主演、若松孝二監督吉祥寺バウスシアター爆音上映でレゲエが腹に沁みた

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『餌食』
日本映画
1979年製作 東映
吉祥寺バウスシアター爆音上映で鑑賞

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監督:若松孝二
脚本:荒井晴彦
   高田純
   出口出
企画:向井寛
製作:向井寛
撮影:志村敏雄
音楽:ピーター・トッシュ
   マトゥンビ
録音:東映東京撮影所録音部
照明:斉藤正治
編集:中島照雄
助監督:一ノ倉二郎
スチル:金谷肇

内田裕也   倉本忠也
多々良純   上村捨造
宮田明    堀越満二
栗田よう子  大橋恵理
水島彩子   上村麻美
鹿内孝    仲根真一郎
草薙良一   佐野
佐々木剛   森谷
佐藤蛾次郎  沢井
本郷直樹   清水

アメリカへ渡ったロック歌手が、“レゲエ”を土産に帰国して、その音を売り込むが、相手にされず孤立し、その怒りは、ふやけた時代と人への大量無差別殺人へと走って行く。脚本は「赫い髪の女」の荒井晴彦、「安藤昇の わが逃亡とSEXの記録」の高田純と出口出の共同執筆、監督は「聖母観音大菩薩」の若松孝二、撮影は志村敏雄がそれぞれ担当。


八年前、ロックバンドを組んでいた倉本忠也は単身アメリカに渡り、今、レゲエバンド“ソルティードッグ”のカセットテープ一本を土産に帰国した。その日は、人気バンド“アイドルズ”の来日の日で、空港にはたれ幕がなびいていた。忠也はかつての仲間で、現在Nプロモーション社長の仲根に会い、テープを売り込むが、商売にならぬと言われる。忠也は盗品の牛乳やパンを売りに来る満と親しくなり、満の部屋に転がり込む。そこには、戦争中、上官に片腕を切り落とされた元バイオリニストの捨造がいて、38式歩兵銃を磨いていた...(映画.COMより)


バウスシアターの爆音上映祭って、
以前からとても気になっていました。
行ってみたいなあと。
5月31日に閉館のニュースは、何で!?
残念で仕方ないですが、
丁度川崎に引っ越してきたし、
やっと行って来ました。
ホントはもっと早く行きたかったけど、
日程を絞れずにいて、
「THE LAST BAUS~さよならバウスシアター、最後の宴」
もっと行っておけばよかったと猛烈に後悔しています。
今日の最終日も行こうかと考えたけど、
前売り買っていなくて当日券だけの発売で、
余り朝早くからは行けず、
並んでも買えなかったら悲しいので諦めることにしました。
でも、なんとか行けたので良かったデス。
観たのは通常上映の『ウィズネイルと僕』と、
爆音上映でこの『餌食』と『ファントム・オブ・パラダイス』です。
両作品とも音楽が重要な要素でしたから、
爆音上映で観るにはにはピッタリでした。
(特に『ファントム・オブ・パラダイス』最高でしたニコニコ


爆音上映とは、
通常の映画用の音響セッティングではなく、
音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、
ボリュームも限界まで上げ大音響の中で映画を見・聴く試みです。
爆音上映祭フェイスブック←クリック より)

爆音上映ってもっと大音量を想像していたけど、
耳が痛くなる大きさなどではなく、
私としては丁度いい大きさだなあと思いました。
低音がズシンとくる心地よさで、
もっと来ておけば良かったとホントに後悔ですよ、
存続要望のキャンペーンに遅ればせながら賛同しました。
キャンペーンへの賛同は簡単にできますので、
ここ←クリックでどうぞ!

『餌食』は、
1979年の公開当時同時上映が神代辰巳監督の『地獄』
だったそうで、これもなかなかスゴイ映画みたいですね。
地獄【DVD】/
原田美枝子,岸田今日子,石橋蓮司


『餌食』は、ハードボイルド映画ですが、
音楽がレゲエなんです。
私は30年くらい前にレゲエ、ダブ、スカを良く聴いていたので、
この映画で使われていたピーター・トッシュ、マトゥンビ、
とても懐かしかったです。
ベースの低音が腹に沁み渡って最高でしたよ(°∀°)b
私は大昔バンドしてた時ベース弾いてて、
ライブハウスや野外コンサートでの大音量も平気でした。
今でもライブに行った時、でかいPAの前でも平気です。
耄碌したら耳が遠くなりそうかな(゚_゚i)


映画は若松孝二監督得意の早撮りで、
サクッと撮った感じでした。
以下ネタバレあります。


祐也氏演じる倉本忠也は、
ニューヨークに行っていた8年の間にも成功できず(x_x;)
日本に帰って来てみたら、
昔の仲間仲根たちは魂を売って時代の雰囲気に上手く乗り、
成功している。
彼女だった麻美はプロモーターになった仲根に
ヘロイン中毒にされて、外タレの相手をさせられている。(´д`lll)
体がボロボロの麻美を見かねて忠也は彼女の首を絞めるΣ(゚д゚;)
自分が見込んだレゲエバンドを売り込むも適当にあしらわれ、
まあ、踏んだり蹴ったりですワ(´□`。)
だんだん追い詰められていき、
プロモーター稼業の裏で、
ヘロイン取引を手掛けている仲根の取引現場に乗り込むが、
死亡フラグ立っていた満はやっぱり腹を撃たれて死んでしまう(>_<)
そのあと忠也と歩いている時、
捨造じいさんは車に轢かれて死んでしまう(;´Д`)ノ
じいさんの死体を警察がかたどったチョークの線と血痕の上を、
平気で歩いていく歩行者天国の人々...
その光景をぼんやり見つめていた忠也の中で、
何かがぷつっとキレ、
ビルの屋上に登って銃の乱射を始める忠也の背後から、
彼に銃弾が撃ち込まれる...

と、こんなお話しです。
これがカッコイイ、レゲエに乗って繰り広げられます。
まあ、展開にリアリティーは余りなくって、
内田裕也のキャラクターで見せてる映画です。
でも、当時の東京の雰囲気、軽薄時代の感じが、
きっと良く出ているのではないでしょうか。
(自分は田舎のガキんちょだったので推測)
音楽のカッコウよさで持っている感もなきにしもあらず!?
これ、内田裕也氏じゃなくてはできない役だけど、
松田優作、原田芳雄、萩原健一なんかがやっていたら、
かっこいいな~と、嬉しかったかな~。
(内田裕也さん、ファンのみなさんごめんなさい。)
私としては内田裕也さんカッコイイ~って、
すみません、思えなくって...
(樹木希林さんの方がカッコイイし好きだな~
『神宮希林 わたしの神様』舞台挨拶行っちゃったもん。)
この『餌食』を当時ご覧になった方は、
一体何書いてるんダこの記事は!
だと思いますので、
ぜひ、正しい解説をコメントして下さい。


ピーター・トッシュは、ボブ・マーリー、バニー・ウェイラーと組んだ
ウェイラーズ (The Wailers)で活動した後、
ソロ活動でも活躍しました。
ボブ・マーリーより
メッセージが急進的なピーター・トッシュは、
1987年に強盗に射殺されましたが、謀殺説もあります。

↓Johnny B. Goode - Peter Tosh (LIVE)カッコイイ!!


ステッピング・レイザー [DVD]/
ボブ・マーリィ&ザ・ウェイラーズ


ピーター・トッシュのドキュメンタリー映画、
『Stepping Razor RED X』のDVD
ピーター自身が吹き込んだ“自叙伝”のテープが、彼の没後3年目に発見されることからストーリーは始まります。監督のニコラス・キャンベルは、そのテープとピーターの関係者(トッシュの父母と思われる人物や、名ギタリストのアール・チナ・スミス、レゲエ詩人のムタバルーカら)の証言をもとに、ライヴ映像を交えつつ、彼の死にまつわる謎を紐解いていきます。
 ボブ・マーリィ&ウェイラーズの母体となるオリジナル・ウェイラーズのメンバーとしても知られ、自らの激情を剥き出しにするゆえに“ステッピンレイザー(歩くカミソリ)”と恐れられ、彼の放つ過激なメッセージはマルコムXにも例えられたほど。またラスト・アルバム『核戦争反対』が87年のグラミー賞最優秀レゲエ・アルバムを受賞したことでも知られています。そんな永遠のルード・ボーイである彼の生きざまに触れるドキュメンタリーの名作として必見!(CDJournalより)

↓マトゥンビは1971年に結成の
 最初に成功したブリティッシュ・レゲエバンドです。
 今聴いてもカッコイイです!



ボブ・マーリーの伝記ドキュメンタリー映画
『ボブ・マーリー ルーツ・オブ・レジェンド』
これ、記事書いてるのですが、
全く反応がなかった悲しい記事なんですよ~(TωT)
読んでやって下さい。

ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド感想←クリック


学生時代に京都で観たなあ。
『コミック雑誌なんかいらない!』
こっちの祐也さんの方が格好イイ気が...
滝田洋二郎監督内田裕也主演
↓予告動画


NIKKATSU COLLECTION コミック雑誌なんかいらない! デラックス版 [DVD]/
内田裕也,渡辺えり子,麻生祐未



私、祐也さんよりやっぱ、パンタが好きです!
↓頭脳警察『コミック雑誌なんかいらない』




『かしこい狗は、吠えずに笑う』


東京での上映情報 
オーディトリウム渋谷で、
7月3日(木)4日(金)21:00~上映します
ビックリマーク
どちらかで主演のmimpi*β(ミンピ)のミニライブ予定。
渡部亮平監督日プロ大賞新人監督賞受賞記念クラッカー
まだ、ご覧になってみえない方はこの機会をお見逃しなく目
何回でも観たい方もぜひご覧くださいね
合格



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渡部亮平監督応援していますビックリマーク
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さいビックリマーク




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