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蠢動 しゅんどう 感想 必見!!キネカ大森、下高井戸シネマ、第七藝術劇場他全国の単館で上映あり!

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蠢動 しゅんどう

1月24日(金)まで

浜松シネマイーラで鑑賞
2013年製作 日本映画

必見~!!!
ヾ(★_★)ノ
おススメです!!



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↓予告動画


監督・脚本・製作・編集
キャスティング・ロケーション:三上康雄

製作:三上康雄
   三上陽子

殺陣:久世浩

照明:宮西孝明

音響効果:伊藤進一

音楽:飛鳥峯英
演奏:倭太鼓飛龍

キャスト:

平岳大   原田大八郎

脇崎智史  香川廣樹

若林豪   荒木源義

目黒祐樹  松宮十三

中原丈雄  舟瀬太悟

栗塚旭   西崎隆峰

さとう珠緒 香川由紀

解説:
「蠢動-しゅんどう-」は、徹底してリアルで、緊迫感と殺陣が連続する本格正統時代劇映画です。武士道の義を貫こうとする剣術師範役に「一命」(2011年)、「のぼうの城」(2012年)など数多くの話題作で圧倒的な存在感を放つ平岳大、そして、若林豪、目黒祐樹、中原丈雄、栗塚旭、さとう珠緒らの豪華キャスト、また、若き藩士役の脇崎智史は雪中でのスタントなし、早回しなしの大殺陣に挑みました。さらに、殺陣の久世浩(「たそがれ清兵衛」「必死剣鳥刺し」等)、照明の宮西孝明(「最後の忠臣蔵」「鬼平外伝」等)、音響効果の伊藤進一(「蝉しぐれ」「桜田門外の変」)など、時代劇映画の最高峰のスタッフが集結。監督は、関西自主映画界の雄といわれ、1982年に自主映画初の16mm時代劇「蠢動」を監督した三上康雄が「自分の観たい時代劇映画はない。だから、自分で創る」という信念で、33年の思いをこめ、自ら脚本を書き、監督いたしました。全編オールロケで、三重の伊賀では重要文化財の建物内での撮影、京都の美山、滋賀の朽木、福井の勝山では雪中で撮影。倭太鼓飛龍の荒太鼓が、5.1chで劇場内を包む、待望の本格正統時代劇にご期待ください。


物語:
享保の大飢饉より三年が過ぎた、享保二十年、山陰の因幡藩は落ち着きを取り戻したかのようにみえた。しかし、幕府から遣わされた剣術指南役の松宮十三(目黒祐樹)の動きに不審があることを城代家老の荒木源義(若林豪)に報らされる。荒木は、用人の舟瀬太悟(中原丈雄)に松宮の動向を探ることを命じる。 因幡藩には、剣術師範の原田大八郎(平岳大)がいた。幼き時に父を亡くした藩士の香川(脇崎智史)と姉の由紀(さとう珠緒)は、原田に全幅の信頼を寄せていた。原田は師弟関係にある香川の剣術修行の願いを叶える為に奔走する。 そんな折、荒木のもとに舟瀬より、松宮から幕府への密書を手に入れたとの報告がある。そこには「因幡藩の内情をすべてさぐった」と記してあった。さらに、幕府より西崎隆峰(栗塚旭)が使者として因幡藩に来るとの報せがもたらされる。松宮と西崎を対面させれば、因幡藩は改易、取り潰しになる。ついに、荒木は大きな決断に迫られる。そして、原田、舟瀬、香川、由紀にも……。

© 2013 株式会社 三上康雄事務所 蠢動HPより←クリック

蠢動-しゅんどう-バナー

私は映画節約生活中のため、
作年末から公開された『清州会議』『武士の献立』『利休にたずねよ』
結局観られませんでした。
時代劇は好きなので以前なら観ていたのですが、
ものすごく観たいのか?よ~く考えて...
今の私は我慢も必要なのでやめにしました。

この『蠢動』はとても楽しみに待っていましたが、
これが、想像以上に素晴らしい作品でした。
インディー作品好き、インディー映画に甘い私が、
また騒いでいると、思われてしまうかもしれませんが、
これ、ホントに久しぶりにワクワク、ドキドキした時代劇です。
近年流行のちょっと捻りのある時代劇じゃないのです。
本格派、正統派の時代劇です。

監督は学生時代に橋本忍脚本、小林正樹監督の『切腹』を観て衝撃を受け、
自主製作で1982年に「蠢動」を監督。(香川廣樹役で主演も)
その後映画の現場を離れ30年あまりが経ちました。
会社経営で成功された三上監督でしたが、
奥さんを亡くされた失意の中、
今、この映画を作るしかないと思い立ち、
資金も自分のお金をつぎ込み、
本当に自分の撮りたい時代劇映画を作り上げました。
これ程、作り手の情熱を感じる作品には滅多に巡り会えません。
その情熱にスタッフ・出演者が一流の仕事で応えています。
監督・出演者のインタビュー動画を見て、またグッと来ましたよ。

大ベテランの俳優たちの素晴らしい演技で見せる、
前半は静かで重厚な展開。
若者たちの初々しさもポイントになって、
重苦しいばかりでなく、笑いをさそう場面もあります。

後半の怒涛の展開は、
監督自身がオーディションし、
6か月の間しっかり武術訓練させた
若い俳優たちのアクションで見せます。
深い新雪の中での切り合いは、
一発勝負のロングカット。
新雪は足跡で荒されていません!
真剣勝負の一発撮りの本物の緊張感が、
物凄いリアリティー効果を生んでいます。
クライマックスの2人の対決も、
これまたスゴイ迫力で、画面に釘付けでした。

小林正樹監督、黒澤明監督の時代劇を継承していると感じます。
それぞれの立場での正義に生きる男たちの人間ドラマも
「走る」「斬る」活劇も見応えがありますよ~!!
早回し、スローモーション、インサートカットなど使わない、
ガチな斬り合いがたまらんですよ。
これ、タランティーノにも見せたいと思いました。

残念ながら浜松シネマイーラでは今日までの上映ですが、
只今上映中、これから上映の劇場は全国各地区にあります。
東京のキネカ大森、下高井戸シネマ、
大阪の第七藝術劇場 他

『蠢動』公式サイト劇場案内←ここクリック!

で、ぜひチェックしてみて下さい。


平岳大



脇崎智史



若林豪



目黒祐樹



中原丈雄



栗塚旭



さとう珠緒


ベテラン俳優の皆さんの演技に唸ります。
平岳大の静かで渋い格好良さと
脇崎智史の熱い体当たり演技の激突も見事。
オーディションで選ばれた若い俳優たちも
それぞれ個性のある役柄を演じていて味があります。
紅一点のさとう珠緒がしっかり者の姉を好演しています。






監督やキャストの皆さんのインタビュー動画を見て、
またグッときてしまいました。
インタビュー動画を貼っておきますが、
映画を観てからご覧になる方が良いかもしれません。
ネタバレはしていませんから、
皆さんの思いを知りたい場合は見ても構わないと思います。

















↓こちらは1982年の「蠢動」の予告。
 2013年版『蠢動』を鑑賞後にどうぞ!


オープニングに字幕で「陽子へ」と出ます。
製作には監督と陽子さんの名前が。
奥さんが亡くなってから製作された作品ですが、
監督の、共に人生を歩まれた、
奥さんとの共作だという思いが込められているのでしょう。

『蠢動』
2013年日本映画
マイベストテン上位入り決定!


もう、騙されたと思ってぜひ観て戴きたいです。目

シネマイーラで2013年公開の映画をこれからも観るので、
2013年マイベストテンはまだ決めていません。
昨年も3月までかかって2012年の公開作品を観ていたので、
結局2012年ベストテン書きそびれました(^_^;)
今年は書きたいと考えています。


『かしこい狗は、吠えずに笑う』

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新潟 シネウィンド

2014年3月8日(土)~



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