ラテンビート映画祭鑑賞作品
ラテンビート映画祭2017
東京会場(新宿バルト9)では8本鑑賞。
11月の横浜会場(横浜ブルク13)で
後2本観る予定。
パブロ・ラライン監督と
ガエル・ガルシア・ベルナル、ルイス・ニェッコ
は『NO』のトリオ。
私はこの映画、昨年のカンヌ映画祭以来
早く観たかったので、
11月の一般公開分かってたけど
ラテンビート映画祭で鑑賞。
監督の前作『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』
みたいに分かり易い映画ではない。
逃亡するネルーダを追跡するガエル警官は
しだいにネルーダの享楽的な面にも惹かれて行く。
夢か幻想か曖昧な世界が現実と共存する
南米の不思議テイストが魅力のサスペンス。
私は予想以上に気に入っだけど、
予備知識がない人には特にオススメはしません。
人気の高い『イル・ポスティーノ』で
フィリップ・ノワレが
イタリア亡命時代のネルーダ演じてました。
そのイメージが強い人は、
『ネルーダ』でルイス・ニェッコが演じる
ネルーダには驚くかも。
この『ネルーダ』の参考映画に、
パトリシオ・グスマン監督の傑作ドキュメンタリー
『チリの闘い』を未見の方は是非観てね。
『7日目』
サッカーするのが大好きな
NYブルックリンで働く
メキシコ移民の多忙な日常。
何が解決するわけでは無いけど、
簡単にへこたれたりしない底力は、
主人公のサッカープレーも出てる。
トランプ大統領へのレジスタンス映画⁉︎その①
エキサイティングなドキュメンタリー。
音楽、踊り、演出、編集も素晴らしい!
ワールドミュージックファンにもオススメ。
一般公開は11月25日から。
トークゲストは安藤美姫さん。
コスタリカからメキシコに渡り活躍した歌手
チャベーラのドキュメンタリー映画。
ペドロ・アルモドバル監督が
映画で彼女の曲を何度も使い、
コンサートのプロデュースもしている。
勿論アルモドバルは
この映画に過去の記録映像と
現在のインタビューで登場。
チャベーラの歌やインタビューも満載。
LGBTという概念が生まれるずっと前から
チャベーラの存在自体が体現していた。
93年の彼女の人生は最後まで歌と共にあった。
キャサリン・ガンド、ダレシャ・キイ共同監督。
2人の女性監督のパワフルなドキュメンタリー映画だった。
偶然だけど14日に久々に行った
名古屋市美術館で
フリーダの絵も久しぶりに見てきた。
主演マカレナ・ガルシアさんによる
ティーチインがありました。
両監督はパートナー。
アンブロッシ監督とマカレナさんは兄妹。
俳優でもある監督たちが脚本、演出で
舞台公演していたミュージカルの映画化。
シスター達の運営するキャンプ場が舞台。
(アルモドバルの『バチ当たり修道院の最期』への
リスペクトある感じ)
意外な展開でとても面白かった。
本作もLGBT要素がしっかり入ってる。
幼い娘を亡くしたショックから
故郷を離れ、
NYにいる不法移民のルシアナが
ロシア人オルガに紹介された
秘密パーティーでの仕事は
とんでもなくキケンなものだった…
スペイン出身女優アナ・アセンシオの監督・主演。
とてもハラハラするスリラーであり、
NYで働く不法移民の女性たちを
リアルに力強く描いた作品。
トランプ大統領へのレジスタンス映画⁉︎その②
『ドス・オリエンタレス』
ソフィア・コルドバ、ソフィア・カサノバ共同監督による、
日本=ウルグアイ合作映画。
ウルグアイ出身の世界的なキーボードプレイヤー
ウーゴ・ファトルーソと
日本人パーカッショニスト
ヤヒロトモヒロ
二人のユニット、ドス・オリエンタレスの
ウルグアイと日本での活動を追った
ドキュメンタリー映画。
ミニコンサートと
ソフィア・カサノバ監督を交えての
ティーチインがありました。
撮影スタッフはほとんど女性だったそうです。
カサノバ監督は女性の感性を伝えられて嬉しいと語っていました。
ミニコンサートでは最後に通路を回って目の前で演奏してくれた!
映画もライブも最高でした。
ドス・オリエンタレスのライブ動画
フリークス達の愛が描かれている
ダークコメディ。
書くと削除されそうな内容。
ホドロフスキーやデヴィッド・リンチ、
クローネンバーグなどが
引き合いに出されている、
26歳の俳優でもあるエドゥアルド・カサノバ監督の長編デビュー作。
(アレックス・デ・ラ・イグレシア監督とカロリーナ・バング夫妻がプロデュース。)
エドゥアルド・カサノバ監督のこのような
ファッションからも…↓
を、意識していると思うが、
映像はスタイリッシュで下品感はない。
テーマ曲はペドロ&カプリシャス「別れの朝」。
スペインの様々なアレンジ版
が何曲も印象的に使われている。
興味ある人は
上に貼ったトレーラー観てね。
Netflixで観れるが劇場鑑賞派の私はスクリーンで。
今週劇場鑑賞した映画
・スウィート17モンスター
・アメリカン・スリープオーバー
・ソウル・ステーション パンデミック
・新感染 ファイナルエクスプレス
・ハローグッバイ
・動くな、死ね、甦れ!
・立ち去った女
ほぼ丸ごと未公開!
傑作だらけの合同上映会
・サマーズ・タウン
・ベアフット
・呼吸 友情と破壊
・ミュージック・オブ・チャンス
このところ、ろくにブログが書けてないダメブロガーですが、
映画好きとしては精力的に劇場鑑賞してると思う。
今月すでに劇場鑑賞32本。
(劇場鑑賞年間累計は315本)
ブログ書く時間も惜しくなってる感強くて、
何度目かのブログ危機かな