8月公開新作映画鑑賞予定・鑑賞済みの映画①
8月4日(金)〜5日(土)
公開映画から私が観たい(観た)作品のご紹介。
また遅れてしまいました。
映画の題名クリックで作品の公式サイトへ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活
映画.COM参照)
鑑賞済み
鑑賞済み
鑑賞済み
鑑賞済み
監督 福永壮志
出演 ビショップ・ブレイ
ゼノビア・テイラー
デューク・マーフィー・デニス
本作は内戦の傷痕が色濃く残るリベリアで、
政府公認の映画組合と共に制作された初めての映画である。
後半には移民の街・NYに舞台を移し、
アメリカで生きるアフリカ系移民の日常が鮮烈に描かれる。
主人公・シスコを演じるは、自身もゴム農園で働いた経験のある
リベリア人のビショップ・ブレイ。
映画初出演ながら堂々たる演技で、
リベリアとNYで揺れる男の感情を見事に体現した。
また日本でも根強い人気を誇る
元バトルスのタイヨンダイ・ブラクストンが音楽を担当し、
映画を引き立たせている。
リベリア共和国のゴム農園で働くシスコは過酷な労働の中で家族を養っていた。
仲間たちと共に労働環境の改善に立ち上がるが、状況は変わらない。
そんな時シスコは従兄弟のマーヴィンからニューヨークでの生活のことを聞き、
より良い生活のために愛する家族の元を離れ、
自由の国アメリカへ単身で渡ることを決意する。
NYのリベリア人コミュニティに身を置き、
タクシードライバーとして働き出したシスコ。
移民の現実を目の当たりにしながらも、
都会の喧噪や多種多様な人々が住むこの地に少しずつ順応していく。
しかし、元兵士のジェイコブとの予期せぬ再会により、
リベリアでの忌々しい過去がシスコに蘇ってくるのだった…。
ニューヨークを拠点に活動する福永壮志監督の長編デビュー作。
★第21回ロサンゼルス映画祭 最高賞受賞
★第65回ベルリン国際映画祭 パノラマ部門正式出品
★第31回インデペンデント・スピリット・アワード
ジョン・カサヴェテス賞日本人初のノミネート。
撮影監督の村上涼氏も
NYを拠点に世界での活躍を期待された逸材でしたが
リベリアでの撮影中マラリアにかかり、2013年に
悔しくも33歳で急逝されました。
『リベリアの白い血』に着想を与えた
村上さんがリベリアのゴム農園で撮影した
ドキュメンタリー短編映画『Notes from Liberia』
も上映されました。
この短編映画のことを含め
『リベリアの白い血』記事を1本でぜひ書きたいです。
一人のリベリア人労働者の男のリアルな生き様を通して
グローバル化社会の歪みが描かれた力作です。
福永監督は2016年にカンヌ国際映画祭が実施するプログラム、
シネフォンダシオン・レジデンスに世界中から選ばれた
六人の若手監督の内の一人に選出され、長編二作目の脚本に取り組む。
アイヌをテーマにした作品だそうです。
この映画については1本で書きたいところです。
『リベリアの白い血』配給・宣伝ニコニコフィルム代表は
『祖谷物語 おくのひと』蔦哲一朗監督で福永監督トークの司会も(左)
福永壮志監督(右)
鑑賞済み
監督 ヘンリク・ルンデ
ヤコブ・イェルゲンセン
出演 オラファー・エリアソン
デンマークの現代美術家オラファー・エリアソンを
追ったドキュメンタリー。
2008年、オラファーはニューヨークのイースト川に
4つの巨大な滝
「ザ・ニューヨークシティ・ウォーターフォールズ」を制作。
55カ国の140万人が滝を鑑賞し、
75億円超の経済効果がもたらされた。
現代アートの最重要人物として注目を集めるオラファーの過去作や、
制作スタジオでの様子を捉え、その芸術論に迫る。
オラファーの創作に向ける真摯な精神性と態度、
作品の制作過程を知ることができて
とても興味深く、
彼が出品している横浜トリエンナーレに行くのが
より楽しみになった。
この作品についての記事が長くなったので、
次の次にUPする予定です。
映画で制作過程が見られるのはこちらの
NYでの大規模インスタレーション
原作・脚本・監督 ロジャー・パルバース
出演 織田梨沙、満島真之介、三浦貴大、
寺島しのぶ、ダンカン・ハミルトン、
石橋蓮司、緑魔子、
渡辺真起子、吉岡里帆
大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」では助監督を務め、
「明日への遺言」では小泉堯史監督とともに共同脚本を手がけるなど、
日本映画、日本文化に造詣が深い
アメリカ人作家ロジャー・パルバースが
太平洋戦争下の沖縄を舞台に書いた小説を、
自身の脚本、初監督作品として映画化。
1945年の沖縄。戦禍から遠く離れた小さな島の洞窟で
日本人とアメリカ人、2人の脱走兵と出会った16歳の少女・洋海。
戦うことが嫌になり軍から離れた敵同士の2人と
洋海の3人の間に不思議な関係が築かれていく。
しかし、隆康の兄・一(はじめ)が洞窟を訪れたことから、
事態は大きく変わっていく。
2016年の東京。大学生の志保は、卒業論文の資料として
教授から一冊の日記を手渡される。
その日記には1945年、戦時中に沖縄の小島で暮らす
16歳の少女が見聞きした事柄が記されていた。
洋海役は本作が映画初主演となる織田梨沙。
志保役を吉岡里帆が演じる。
主題曲を監督と長年の友人関係にある坂本龍一が手がける。
監督は、米国出身で、現在はオーストラリア在住の
作家・劇作家・演出家である、ロジャー・パルバース。
日本に住み、日本を行き来した約半世紀の間、
日本の文学や映画作品に数多く接し、
文壇・映画界をはじめとする著名な文化人らとの交友を重ねてきた彼の内奥には、
さまざまな日本への想いが存在している。
この映画は、そんな彼が初めて日本語で書いた小説を原作とし、
さらに72歳にして初めてメガホンを取った「日本映画」である。
沖縄の島で日・米の戦わない逃亡兵と少女の交流を
静的にミステリー仕立てで描く。
凄いキャストの中でも
主人公織田梨沙は凛とした存在感示していました。
逃亡兵は普通はヒーローにはなれませんが
『ハクソー・リッジ』とはまた全然違う
戦わない兵士の勇気を描いています。
この映画については次に1本でUPの予定。
監督 アンヌ・フォンテーヌ
出演 ルー・ドゥ・ラージュ
アガタ・ブゼク
アガタ・クレシャ、ヴァンサン・マケ―ニュ
1945年12月のポーランド。
赤十字で医療活動を行う若きフランス人医師マチルドのもとに、
悲痛な面持ちで助けを求めるシスターがやってくる。
修道院を訪れたマチルドが目の当たりにしたのは、
ソ連兵の蛮行によって身ごもり、
信仰と現実の狭間で苦しむ7人の修道女だった。
そこにある命を救う使命感に駆られたマチルドは、
幾多の困難に直面しながらも激務の合間を縫って修道院に通い、
孤立した彼女たちの唯一の希望となっていく……。
『ボヴァリー夫人とパン屋』のアンヌ・フォンテーヌ監督の最新作は、
第二次世界大戦末期の悲劇的な事件によって
心身共に傷ついた修道女を救うために尽力した、
医師マドレーヌ・ポーリアックの実話の映画化。
自らの危険を顧みず、無償の人道支援に身を投じたヒロインの勇気ある行動は、
世界中に不寛容の風潮が広まる現代において崇高なる感動を呼び起こす。
セザール賞で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞にノミネートされた話題作。
(フランス映画祭公式サイトより)
フランス映画祭2017でエールフランス観客賞。
アンヌ・フォンテーヌ監督と主演ルー・ドゥ・ラージュが来日
私は事情があって参加できずに残念でした。
ルー・ドゥ・ラージュは1990年生まれ。
私はジュリエット・ビノシュと共演した
ピエロ・メッシーナ監督『待つ女たち』(2015年)
(イタリア映画祭2016で鑑賞)が印象的です。
若手のホープです。
公開を楽しみにしていました。
近日中に鑑賞予定です。
2015年ヴェネチア映画祭
『待つ女たち』ピエロ・メッシーナ監督
ジュリエット・ビノシュ、ルー・ドゥ・ラージュ
『待つ女たち』ではロングヘアだった
ルー・ドゥ・ラージュですが
この時のショートヘアとても似合っています。
監督 ドミニク・アベル フィオナ・ゴードン
出演 フィオナ・ゴードン、 ドミニク・アベル、
エマニュエル・リヴァ
『アイスバーグ!』『ルンバ!』で知られる
ベルギーの道化師夫婦ドミニク・アベルとフィオナ・ゴードンの
製作・監督・脚本・主演による、夏のパリを舞台にしたコメディ映画。
雪深いカナダの小さな村で味気ない毎日を送っている
図書館司書のフィオナのもとに、
パリに住むおばのマーサから手紙が届いた。
フィオナに助けを求めるマーサのために、
臆病者のフィオナは勇気をふり絞ってパリへと旅に出る。
しかし、アパートにマーサの姿はなく、
セーヌ川に落ちたフィオナは所持品を全部なくしてしまうという大ピンチに。
さらに謎の男ドムにもしつこくつきまとわれる始末。
フィオナの前途多難なマーサ探しの冒険の旅がスタートする。
フィオナ役をゴードン、ドム役をアベルがそれぞれ演じ、
2017年1月に89歳で亡くなったフランスの名優エマニュエル・リヴァが、
おばマーサ役でコメディエンヌぶりを披露している。
ピエール・リシャールとエマニュエル・リヴァ
彼女の出演作品はまだポスプロ中の「Alma」
もあります。
『ロスト・イン・パリ』は
これも楽しみにしていた作品で明日観ます。
『頭山』でアカデミー賞アニメーション部門にノミネートされ、
映画芸術科学アカデミー会員としても活躍するアニメーション作家、
山村浩二による短編オムニバス。
『サティの「パラード」』『怪物学抄』を含む全9本を上映する。
ヘンデル、エリック・サティ、古事記、俵屋宗達などを題材に、
時空とジャンルが交錯する新たな映像世界が展開する。
山村浩二監督は
アニメーション作家、絵本作家、
イラストレーター、作詞家でもあり、
私はアニメのDVDの他、
絵本も好きでもたくさん持っています。
10年以上前、娘と名古屋シネマテークでの
ティーチインに浜松から参加しましたが、
若者から熱心な質問がたくさん出ていました。
こちらもとても楽しみ。
明日観ます。
監督 イェスパ・W・ネルスン
出演 ラース・ミケルセン
ソフィー・グローベール
ハーラル・カイサー・ヘアマン
コペンハーゲンの養護施設で起きた実話をもとに、
自分たちの手で未来を切りひらこうとする幼い兄弟の絆を描き、
デンマーク・アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門に輝いたヒューマンドラマ。
1967年。労働者階級の家庭に生まれた13歳の兄エリックと10歳の弟エルマーは、
病気の母親から引き離されて養護施設に預けられる。
そこでは、しつけとは名ばかりの体罰が横行していた。
さらにエリックたちは新しい環境になじめず、
上級生たちによるイジメの標的になってしまう。
そんな過酷な日常から抜け出すべく、
兄弟は施設からの逃亡を図る。
ラース・フォン・トリアー率いる製作会社
ツェントローパの俊英イェスパ・W・ネルスンが監督。
早く観たいのだけど来週以降になりそう。
以下の2本は余裕があったらかな。。。
監督 アキヴァ・シェイファー ヨーマ・タコンヌ
出演 アンディ・サムバーグ、
ヨーマ・タコンヌ、
アキヴァ・シェイファー
『40歳の童貞男』のジャド・アパトーが製作を担当した
爆笑音楽コメディ。
お笑いユニット“ザ・ロンリー・アイランド“が監督、出演などを務め、
人気絶頂のソロシンガーが調子に乗り過ぎて大ピンチに陥っていくさまを、
音楽ドキュメンタリーのパロディを盛り込みながら描く。
エマ・ストーン、リンゴ・スターなど超豪華なゲスト出演者も見もの。
監督 アテム・クライチェ
出演 クララ・ラゴ
アレックス・ゴンザレス
ベレン・エルダ
『ヒドゥン・フェイス』の脚本家アテム・クライチェが長編初監督を務め、
大ヒットドラマ『ナルコス』の製作チームが結集した近未来アクション。
汚染により死にゆく地球の代わりを見つけるため恒星間飛行の旅に出たヒロインと、
彼女が出会うエンジニアの青年の宿命を描く。
クララ・ラゴ、アレックス・ゴンザレスといった若手実力派キャストが出演。
スペイン=コロンビア合作映画。
予告映像一応貼りましたが
予告編やあらすじなどの前情報なしに
見るのが良いらしいですよ。
★今週劇場鑑賞した映画
早稲田松竹クラシックス
ルキーノ・ヴィスコンティ特集
『若者のすべて』デジタル完全修復版
『家族の肖像』デジタル完全修復版
2本とも観ていて、
『若者のすべて』はこのデジタル完全修復版も観ましたが、
『家族の肖像』のデジタル完全修復版を観ていなかったので
2本立てに行きました。
カリコレ
『すばらしき映画音楽たち』
『すばらしき映画音楽たち』
マット・シュレイダー監督
wowowでジャパンプレミア放送があったのですが、
カリコレで劇場公開。
映画音楽好きなら
音響がいい
劇場鑑賞おすすめですよ。
まあ、内容的には
「すばらしきハリウッド映画音楽」
ですが、映画音楽の舞台裏や
作曲家たちのインタビュー満載で面白いです。
グザヴィエ・ドランも私も(笑)
楽しみにしている
「Call Me by Your name」
ルカ・グァダニーノ監督
「コール・ミー・バイ・ユア・ネーム」