6月公開鑑賞予定新作映画③
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6月16日(金)〜24日(土)
6月後半公開映画から
私が観たい作品の内容、
チラシや動画ご紹介。
映画の題名(一覧も各作品紹介の所も)を
クリックすると
作品の公式サイトへ行けます。
上映劇場などの確認にもどうぞ。
(作品紹介は各公式サイト、ぴあ映画生活、
映画.COM、Movie Walkerを参照)
6月16日(金)〜17日(土)
6月23日(金)〜24日(土)
鑑賞済み
監督 マーレン・アーデ
出演 ペーター・シモニシェック
ザンドラ・ヒュラー
ミヒャエル・ヴィッテンボルン
正反対の性格の父娘が織り成す交流をユーモラスに描き、
ドイツで大ヒットを記録したブラック・コメディ
陽気で悪ふざけが大好きなドイツ人男性ヴィンフリートは、
ルーマニアで暮らす娘イネスとの関係に悩んでいた。
コンサルタント会社で働くイネスは、
たまに会っても仕事の電話ばかりしていて、ろくに会話もできないのだ。
そこでヴィンフリートは、ブカレストまでイネスに会いに行くことに。
イネスはヴィンフリートの突然の訪問に戸惑いながらも何とか数日間一緒に過ごし、
ヴィンフリートはドイツへ帰っていく。
ところが、今度は「トニ・エルドマン」という
別人のふりをしたヴィンフリートがイネスの前に現われて……。
監督・脚本は「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アーデ。
第69回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、
世界各地の映画祭で高く評価された。
今年の米アカデミー外国語映画賞にもノミネート。
この作品は昨年のカンヌ映画祭の記事で
何度か紹介したのでもしかしたら
覚えていてくれる人もいるかしら。
6月後半公開で私が一番楽しみにしている作品です。
ブラック・コメディなので人により好みは分かれそうですが
そういうことは私の鑑賞モチベーションには関係ないです。
ブルガリアの3大祭りのひとつクケリは
日本の節分やなまはげに似た習慣で
悪霊を追い払ったり1年の幸せを祈ります。
ブルガリア各地のクケリ
2016年第69回カンヌ映画祭で。
監督 メル・ギブソン
出演 アンドリュー・ガーフィールド
サム・ワーシントン
ルーク・ブレイシー
メル・ギブソンが10年ぶりにメガホンを執り、
第89回アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優賞を含む
6部門にノミネートされた戦争ドラマ。
第2次世界大戦時、“武器を持たない兵士”として
アメリカ史上初の名誉勲章を受けた
デズモンド・ドスの実話をアンドリュー・ガーフィールド主演で描く。
戦場の描写がすごい迫力のようですね。
残酷描写に容赦のないメル・ギブ監督だから
心して見たほうがよさそう。
以上の2本が6月後半公開の新作で
特に楽しみな作品です。
監督 イ・インチョル
出演 菊地凛子、 小島藤子、 玄理
日本を拠点に活動している韓国の新鋭、
イ・インチョル監督による短編ファンタジー。
国際派女優の菊地凛子が主演を務め、
地球を守るため、人類が欲望を捨ててアンドロイドになった世界を舞台に、
エラーが起きてしまったアンドロイドの感情の行方が描かれる。
独創的な物語世界と映像美が、
カンヌをはじめとする世界各国の映画祭で注目された。
30分の短編映画です。
前売り買ってあります。
当日料金800円だと考えちゃうけど
前売り600円なら観てみようかと思うセコイ考えで。
鑑賞済み
監督・脚本・プロデューサー・美術
録音・音響効果・整音・編集・制作:内田伸輝
プロデューサー・撮影監督・美術・衣装
メイク・スチール・制作:斎藤文
出演 須森隆文、 櫻井亜衣、 松永大輔
「ふゆの獣」で第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞した内田伸輝監督が、
孤独な男女の他者への依存をテーマに描いた自主制作による長編劇映画。
東京近郊の森でテント暮らしをするノボルは、
ある日、キフユという女性に出会う。
美人局をやらされているキフユをその境遇から救う目的で、
ノボルはキフユを誘拐し、キフユの男・シゲヒサに身代金を要求する。
ノボルの要求を意に介さないシゲヒサに捨てられることを恐れたキフユは
シゲヒサの元に戻るが、シゲヒサは別の女に美人局をさせていた。
そのことに逆上したキフユはシゲヒサを刺してしまう。
その様子を見たノボルは、キフユと2人で日本からの脱出を企てる。
昨年の東京フィルメックスで鑑賞済みです。
内田伸輝監督と妻斎藤文さんが夫婦で作り上げた作品。
今までの作品は撮影期間が短かかったため
この映画はじっくり撮りたいと
お金も自分たちで出し、
キャストが仕事が休みの時に集まって
1年近くかけて撮影したそうです。
主演の須森隆文さんはオーディションで選ばれました。
髭が濃くてすぐ伸びるという条件があったそうです。
とても個性的な風貌で街で会ってもすぐわかる。
今の排他的な世界の状態を恋愛映画で描いた。
見ていて登場人物達に色々言いたくなったりして
感情的に巻き込まれました。
斎藤文さんのカメラの硬質なルックが素晴らしい。
2006年製作
監督 ライアン・フレック
出演 ライアン・ゴズリング
シャリーカ・エップス
アンソニー・マッキー
ライアン・ゴズリングが心に闇を抱える歴史教師役を繊細に演じ、
第79回アカデミー賞(2007年)
主演男優賞にノミネートされた人間ドラマ。
ニューヨーク、ブルックリンの中学校で歴史を教えている教師ダンは、
型破りな授業で生徒たちから人気を集めている。
しかし私生活では、ドラッグ中毒から抜け出せず苦悩する日々を送っていた。
ある日、ダンはドラッグを使用しているところを
教え子の少女ドレイに見られてしまう。
それ以来、ダンとドレイの間には不思議な友情が芽生えはじめる。
「彩プロ30周年記念特集上映」(新宿K's cinema)にて日本初上映。
監督 クリスチャン・デュゲイ
出演 ギョーム・カネ
マリナ・ハンズ
ダニエル・オートゥイユ
馬術の障害飛越競技で五輪の金メダリストになった
フランスのライダー、ピエール・デュランの実話に基づく伝記ドラマ。
天才アスリートと、人を信じない競技馬の交流を描きながら、
絆の美しさを浮かび上がらせる。
ギョーム・カネが主演とともに脚本を務め、
競技ならではの過酷な世界を見つめつつ、エモーショナルな物語を創造。
ギョーム・カネは監督もしますが今回は脚本&主演。
パートナーのマリオン・コティヤールとの間に2児あり。
(第二子の女の子は今年誕生。)
2011年生まれのマルセルくんと
マリオンとギョーム
ギョームの元妻はダイアン・クルーガー
美貌も実力も兼ね備えた
女優にモテますね。
監督 マリス・マーティンソンス
出演 桃井かおり
イッセー尾形
アルトゥールス・スクラスティンス
「太陽」以来2度目となる桃井かおりと
イッセー尾形共演の日本ラトビア初共同製作映画。
あることをきっかけに自分の殻に閉じこもっているケイコ。
ラトビアの首都リガで開催される着物ショーに参加した彼女は、
震災で行方不明になった夫と不思議な再会をする。
監督・脚本・編集は、ラトビア出身の映画監督
マーリス・マルティンソーンス。桃井かおりとは3度目のタッグ。
監督 エステラ・ヘネル
世界9カ国の家族を取材し、
文化や社会的背景などが異なる環境下で行われる
子育ての現場を切り取ったドキュメンタリー。
ファッションモデルのジゼル・ブンチェンや、
先進的な幼児教育に注力する
イタリアのレッジョ・エミリア市の保育者らが出演し、
経験と研究に基づいたメッセージをおくる。
監督は『世界中の子供が危ない』のエステラ・ヘネル。
監督 ペッカ・パリッカ
出演 タネリ・マケラ
ヴェサ・ヴィエリッコ
チモ・トリッカ
第2次世界大戦が勃発した直後の1939年冬、
フィンランドにソ連軍が侵攻した“冬戦争”の真実を描いた大作。
軍備に乏しいフィンランド軍は、ソ連軍にどう立ち向かったのか。
CGなし、装備品など本物にこだわった迫力の映像が、
本国フィンランドのみで上映された
3時間を超えるオリジナルバージョンのデジタルリマスター版。
監督 ホ・ジノ
出演 ソン・イェジン
パク・ヘイル
ユン・ジェムン
「私の頭の中の消しゴム」「四月の雪」のソン・イェジンが、
実在した大韓帝国最後の皇女・徳恵(トッケ)翁主を演じたスペクタクルドラマ。
「四月の雪」「八月のクリスマス」のホ・ジノ監督が、
徳恵翁主の激動の生涯をフィクションを交えて描いた。
日本統治時代、大韓帝国の初代皇帝・高宗の娘である徳恵翁主は、
政略に巻き込まれ、わずか13歳で日本へ留学させられてしまう。
祖国へ帰ることを心待ちにしながら大人になってしまった彼女の前に
幼なじみであるジャンハンが現れる。
ジャンハンは大日本帝国に従事する一方で、
徳恵と彼女の兄である皇太子の上海への亡命計画を秘密裏に練っていたが……。
ジャンハイ役を「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」のパク・ヘイルが演じ、
日本からは戸田菜穂が出演。
以上はできれば観たい作品で、
以下はピックアップはしたけど
余裕がなさそうな作品です。
詳しく知りたい方は
題名クリックして作品公式サイトへどうぞ。
これ夢のキャストだし観たいけど
予算と時間的に無理な感じ。
6月下旬はフランス映画祭の前売りが5枚買ってあります。
今年の上映作品は全て一般公開が決まっているから
参加を迷ったけど、やはりトークが聞きたくて。
なんと言っても嬉しいのが
『エル ELLE』の上映でポール・バーホーベン監督と
イザベル・ユペール様の登壇があること。
昨年のフランス映画祭の団長だったユペール様が
今年も来日。
去年はユペール様のサイン会は抽選漏れで残念。
今年はバーホーベン監督とユペール様のサイン会に
申し込んであります。当たりますように!
今週劇場鑑賞した映画
『セールスマン』
舞台監督の修士号を持ち、
演劇の脚本、演出の経験を持つ
アスガー・ファルハディ監督が
「セールスマンの死」の舞台上演とストーリーを
作品に見事に融合。
『彼女が消えた浜辺』も演劇的な演出手法の導入が
素晴らしかったけど、
本作ではさらに進化していた。
妻が本当に傷ついたのは
闖入者の性暴力ではなく
犯人への復讐心で変質してしまった
夫の姿を見ていること。
胸が詰まって忘れ難い作品。
『セールスマン』には
可愛い猫が何度か出てきます