Quantcast
Channel: 映画時光 eigajikou
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

カフェ・ソサエティ 感想ヴィットリオ・ストラーロの映像美!MX4Dのスクリーンで観たのは失敗な話

$
0
0

MX4Dのスクリーンが気になったから行ってしまったけど

通常上映作品を観るのには適さない環境だった(´□`。)

 

『カフェ・ソサエティ』

原題:Cafe Society

2016年製作 アメリカ映画

TOHOシネマズ川崎で鑑賞

 

 

『カフェ・ソサエティ』←クリックで公式サイト

 

監督・脚本 ウディ・アレン

撮影  ヴィットリオ・ストラーロ

出演  ジェシー・アイゼンバーグ

クリステン・スチュワート

ブレイク・ライヴリー

スティーヴ・カレル

パーカー・ポージー

コリー・ストール

ケン・ストット

ジーニー・バーリン

ナレーション:ウディ・アレン

 

1930年代のハリウッドの映画産業で働くことを夢見て

ニューヨークからやってきた青年。

映画人、映画スターらが集まる華やかな

カフェ・ソサエティにも出入りし、

雇い主の叔父の秘書に恋をするのだが...

 

4DXとMX4Dの違いも知らなかったのですが、

(違いをまとめてある便利な記事はここ

要するにTOHOシネマズが展開している4DXがMX4D

ってことらしい。

どっちにしても4DXを体験することは今世ではなさそうな私(^◇^;)

(値段が高いのが1番のネック。3Dなら3D料金に

さらに千円もプラスとは。IMAXも1回しか観ていないです。)

上映スケジュールを見たら、TOHOシネマズ川崎では

午前1回だけMX4Dのスクリーンでの上映がある。

劇場案内には各スクリーンの紹介画像はなくて確認できず。

『カフェ・ソサエティ』が4DX上映なはずはなく

通常上映だから火曜会員料金で観ました。

MX4Dがどんな環境なのか興味があったから

よく考えもせず行ってしまいました。(^o^;)

 

image

TOHOシネマズ川崎スクリーン9

image

 

MX4D上映の時は

椅子が動くからか通常の椅子より高く設置してあり、

水対策で椅子が濡れてもいい仕様。

ゴツくてかなり硬いのでした。

すごくチビな私(145センチ)は

椅子によじ登る感じで座り(笑)

足が届かずブラブラな子ども状態でした(^◇^;)

自前のクッションも(お尻の肉)

しっかりあるのですが(^^ゞ

椅子が固くてお尻が痛くなりました(><;)

MX4D上映時は椅子が動くからでしょうが、

背もたれも固くて腰にフィットせず角度もきつい。

はい、完全に失敗でした。

普通のスクリーンで見るべきでした。

MX4Dスクリーンが

どんな環境かだけは知ることができました。(;^_^A

MX4D上映で見るのでなければ

やめた方がいいと学習しました。(苦笑)

それにしてもウディ映画を

シネコンで観る日が来るとは思いませんでした。

 

 

ウディとヴィットリオ・ストラーロ

 

私が生まれた頃から撮ってるウディの映画を

劇場鑑賞は考えたら30年以上続けてるわけで。

新作観るのは恒例行事化してる。

ヴィットリオ・ストラーロ

(『暗殺の森』などベルトリッチとのコンビが特に有名。

森の中のシーンのカメラ手持ちで撮影は伝説。

コッポラ『地獄の黙示録』ウォーレン・ベイティ『レッズ』

ベルトリッチ『ラストエンペラー』でアカデミー賞撮影賞3度受賞)

を撮影監督に迎えウディもストラーロも初めてのデジタル撮影作品。

昨年の秋撮影してポスプロ中の最新作

ケイト・ウィンスレット、

ジャスティン・ティンバーレイク共演

「Wonder Wheel ワンダー・ホイール(原題)」

もヴィットリオ・ストラーロと組みました。

繊細で独特な光の捉え方や

ダイナミックかつ滑らかなカメラワークが

ウディが再現したかった1930年代を

美しく細やかに表現しています。

ジャズへの愛も年季も半端じゃないから

あの映画とは違いますね。

いつか「傑作」を撮りたいウディにとっては

本作もひとつの通過点。

デジタル撮影に踏み切っても

この映像美を手に入れることができたのは

ウディの大きな収穫だと思う。

ストーリーに反映されてるあれこれを

観客が深読みしたり、詮索するのも計算してるはず。

ウディの思惑にノッて観るのも面白いし、

突っ込み入れるのも楽しい。

50年以上コツコツ映画を作ってきたウディ。

低迷時代と言われた時期も観てきたし

今回もハリウッドに対するウディの複雑な思いを察します。

ウディ映画がムッチャ好きなわけじゃないけど

次はどんなの観せてくれるかなという期待はあるのです。

俳優にオスカーもたらすような

素晴らしい演技を引き出す手腕があるから

ベテラン俳優もウディの映画に出たがる。

今回は若手俳優が得るもの多かったでしょう。

可愛らしいクリスティンもいいじゃない。

彼女がいつもは着そうにないフェミニンな衣装も意外と似合ってました。

ブレイクのゴージャスさは素敵だし。(バービー人形ぽかったな。)

シャネルの衣装やジュエリーも目の保養に(笑)

脇役のベテランたちは笑わせてくれます。

ジェシー・アイゼンバーグとスティーヴ・カレルが

ウディぽく喋って、

ウディがナレーションだから

3層構造で可笑しかった。

ウディ映画には珍しくチョッとバイオレンスシーンもある。

スコセッシのパロディみたいで笑えた。

観たい人が観てサクッと楽しめる作品じゃないかな。

全部夢のまた夢なまぼろし感もあって。

『カイロの紫のバラ』『ラジオ・デイズ』

なんか思い出した。

MX4Dのスクリーンでは観ないほうが良いですよ。f^_^;

 

 キャット・エドモンソンが

ステージで歌ってるの

ファンには嬉しいシーンではないかな。

 

 

 

こんな可愛いクリスティンも↑

ゴスなシャネルのクリスティンもいいじゃない

 クリスティン主演『パーソナル・ショッパー』

5月12日(金)公開も楽しみ。

もう今週末じゃん!

アン・リー監督の公開延期になった

『ビリー・リンの永遠の一日』にも出演してるけど

いつ公開されるのだろう。

 

 

ケリー・ライヒャルト監督

クリスティン、ミシェル・ウィリアムズ、

ローラ・ダーン共演

「Certain Women」公開されないかなあ。

 

 

クリスティンの待機作は

クレイグ・マクニール監督「Lizzie」2017

ウィリアム・ユーバンク監督「Underwater」2018

 

 

ウディの今年の新作

「Wonder Wheel ワンダー・ホイール(原題)」


 

 

日本公開はホント遅いよね

昨年のカンヌ映画祭で。

 

 

image

もう貯まることないかなと

思っていたマイレージが

6000マイル貯まりました。

昨年の1月に

フリーパスポート作って以来。

いつ作ろうか迷うなあ。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

Trending Articles