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Channel: 映画時光 eigajikou
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山<モンテ>/恋物語/普通の家族/タイペイ・ストーリー/ティクン/ホドロフスキーの虹泥棒 他

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東京フィルメックスで観た映画

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ナデリ監督と
主演のアンドレア・サルトレッティ

『山<モンテ>』
イタリア、フランス、アメリカ合作
アミール・ナデリ監督が
イタリアで撮った新作。
太陽を遮る巨大な岩山により
作物も育たない土地に住む男は
立ちはだかる山に
取り憑かれたように槌を振るい続ける。
圧倒的な映像と音のパワー。
またすごいモノを観てしまった。

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『駆ける少年』『Cut』のパンフも
引っ張り出して来てサインして貰いました。
ナデリ監督「あぁ!」と
快くして下さいました。

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東京フィルメックス理事で
ナデリ監督と仲良しの
西島秀俊くんも来ていました。
主演のサルトレッティさんが『Cut』を観て
監督に彼に何をしたのですか?
と、聞いたら
今に分かるよと言われ、
人生で最も困難な仕事になりましたが、
すごいギフトを貰いました。
西島さんと兄弟になれましたと語りました。
ナデリ監督の映画制作にかける
とんでもないパワーを
全身で感じる映画です。

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『恋物語』
韓国
イ・ヒョンジュ監督
韓国映画アカデミーの
卒業制作が一般公開デビューになった
ヒョンジュ監督は
韓国では特に受け入れられない
女性の同性愛を描いた。
初長編でこのクオリティの高さ。


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『普通の家族』
フィリピン
エドゥアルド・ロイ・Jr監督
ホームレスの若いカップルの
赤ん坊が誘拐され探す2人を
ドキュメンタリータッチで
サスペンスフルに描く。
この作品もフィリピン映画の勢いを示す。
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『タイペイ・ストーリー』
1985年台湾
エドワード・ヤン監督
ホウ・シャオシェン主演
台湾ニューシネマの仲間で作った素晴らしい作品の4K修復版。


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『ティクン〜世界の修復』
イスラエル
アヴィシャイ・シヴァン監督
ユダヤ教超正統派の真面目な神学生が
事故による心肺停止状態から蘇生し、
人格が変わってしまう。
ゲストは主人公ハイムを演じたアハロン・トライテルさん。
自身が15歳まで超正統派コミュニティで育ったため脚本や言語監修などにも参加した。
今は映画学校で監督になるため勉強しているそうです。

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昨日は東京フィルメックスでは午前1本、夜1本だったので、
間の時間に渋谷へ行き
Bunkamuraミュージアムで
「ピエール・アレシンスキー展」観て、
その後アップリンクへ行き、
『ホドロフスキーの虹泥棒』
1990年製作のヴェネチア映画祭や
フランスでの公開のみで
観ました。
クリストファー・リーは大富豪の
ダルメシアンを偏愛する大富豪のエロ爺、
その甥ピーター・オトゥールも変人。
リーの遺産を継ぐ予定のオトゥールを下水道にかくまう
主人公のオマー・シャリーフはせこいコソ泥。
ホドロフスキー親父は
この名優たちに変人役を演じさせ
オトゥールとシャリーフには
全身びしょ濡れ、
濁流に流される壮絶なアクションもさせる。
ホドロフスキー親父としては
破茶滅茶さが多少抑え気味ではあるかも。
でも、あくまで「ホドロフスキーとしては」で、
彼の映画を観たことがなく、
名優たち目当てで観る人はびっくりでしょう。
IMDbには制作費の推定が
1000万ドルとあり、
それ本当か?
っていう感じの豪華なセット、仕掛けや
群衆を使っています。
ホドロフスキー映画大好きだし、
名優たちのはじけっぷりがすごくて
個人的にはメチャ面白かった。爆笑
横浜ジャック&ベティでは
来年3月4日からの公開で
待ってられずにアップリンクで観たけど、
やはりこれはジャック&ベティの
大きなスクリーンでもう一度観たいな!


今日は東京フィルメックスの授賞式があります。
コンペ10作品、
特別招待作品5作品、
特集上映「イスラエル映画の現在」2本、
以上はコンプ。
特別招待作品「フィルメックス・クラシック」は5本中3本。
合計20本の鑑賞です。
(特別招待3本は今日鑑賞)

コンペは6本が長編デビュー作品でした。
(その中の3人が女性監督)
クオリティが高くて驚きました。

受賞の予想は自信がないけど
一応書いておきます。
最優秀作品賞
『マンダレーへの道』
審査員特別賞
『普通の家族』
学生審査員賞
『私たち』
『恋物語』
コンペ作品は皆クオリティ高かったですが、
長編デビュー作が6作品、
2、3作目が2本と初期作目が多い中、
『マンダレーへの道』の
ミディ・ジー監督は33歳で若いですが
台湾のアカデミー賞にあたる
金馬奨に6部門でノミネートされていて
存在が異色な感じがしないでもない。
金馬奨も今日26日が受賞式です。

観客賞
『The NET 網に囚われた男』
『山<モンテ>』

重いテーマの作品が多く
ゲストのQ&Aもメモしながら
集中して聞くので
頭を使って結構疲れます。
普段使ってないからかもですがびっくり
しかしこの疲れは普段の映画観賞では
得られない貴重なもの。
監督にサイン貰う時、
いつもは使わない英語で必死に感想言うのにも、
頭使ってるらからなぁ。
もっと英会話力つけないとアセアセ


東京フィルメックスで観た映画

The NET 網に囚われた男

ぼくらの亡命

バーニング・バード

神水の中のナイフ

マンダレーへの道

オリーブの山

山のかなたに

私たち(仮題)

仁光の受難

よみがえりの樹

ザーヤンデルードの夜

恋物語

普通の家族

山<モンテ>

タイペイ・ストーリー

ティクン〜世界の修復


今週劇場鑑賞した映画

ホドロフスキーの虹泥棒



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