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パルム・ドッグ賞「パターソン」ネリー/ある視点部門「淵に立つ」審査員賞受賞!/コンペ受賞予想

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ある視点部門受賞結果
受賞作品動画付

パルム・ドッグ賞2016

カンヌ映画祭コンペティション部門受賞予想





「ある視点部門」結果発表!







ある視点賞(最高賞)
「ザ・ハピエスト・デイ・イン・ザ・ライフ・オブ・オリ・マキ」
フィンランド=スウェーデン=ドイツ合作
ユホ・クオスマネン監督(フィンランド)
実在のフェザー級ボクサー、オリ・マキを描くモノクロ映画




審査員賞 
『淵に立つ』
深田晃司監督
出演:浅野忠信、古舘寛治
筒井真理子、太賀、三浦貴大

下町で暮らす夫婦と風変わりな男との奇妙な共同生活。
浅野忠信は昨年黒沢清監督が監督賞を受賞『岸辺の旅』
に続き2年連続である視点部門受賞作品に出演となりました。










監督賞
マット・ロス監督
「キャプテン・ファンタスティック」ヾ(@°▽°@)ノやった~

(アメリカ)
出演:ヴィゴ・モーテンセンドキドキ
スティーヴ・ザーン
ミッシー・パイル
キャスリン・ハーン
ジョージ・マッケイ
エリン・モリアーティ
フランク・ランジェラ



↓「キャプテン・ファンタスティック」トレーラー





脚本賞
「ザ・ストップオーバー」
フランス=ギリシャ合作
デルフィーヌ・クラン、ミュリエル・クラン(フランス)

アフガニスタンに従軍した
オーロールとマリーヌの2人の女性軍人は
キプロスの高級リゾートで社会復帰のための
3日間の休暇を与えられるが、
戦争を簡単に忘れる事はできない...



↓「ザ・ストップオーバー」動画





特別賞
『レッドタートル ある島の物語』
日本=フランス合作
監督:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット
プロデューサー:鈴木敏夫
アーティスティックプロデューサー:高畑勲

無人島に置き去りにされた男と
巨大な亀の交流を描いた作品。





フランス版の『レッドタートル ある島の物語』の
↓予告動画(トレーラー)です。




パルム・ドッグ賞2016わんわん





パルム・ドッグ賞はイギリスの批評家トビー・ローズが2001年に
企画して始まりました。
カンヌ映画祭とは関係ない非公式の賞です。
犬好きさんたちが和やかに行う雰囲気です。
批評家たちがカンヌ映画祭で上映された映画の中から選びます。
今年はガーディアン (The Guardian) のピーター・ブラッドショー、
インデペンデント紙(The Independent)カリーム・アフタブ、
タイムズ (The Times)ケイト・ミューアなどが審査しました。
カンヌ映画祭がフランス開催なので
イギリスの対抗意識的な!?ジョーク感もあるようです。



今年のパルム・ドッグ賞は
ジム・ジャームッシュ監督「パターソン(原題)」で、
マービンを演じた雌のイングリッシュ・ブルドッグ
ネリーが受賞しました。
残念なことにネリーは2ヶ月ほど前に亡くなっており、
死後にパルム・ドッグ賞を受賞した
初めての犬となりました。
ネリーはレスキュー・ドッグだったそうです。
「パターソン」プロデューサーのカーター・ローガンは、
ネリーは「信じられないほどのパフォーマーだった。」
「ユニークな声を持っていたし、
自分自身を表現することができた。」と語りました。


「パターソン(原題)」には
『ミステリー・トレイン』(1989年)
以来ジャームッシュ監督と交流のある
永瀬正敏が日本人の詩人役で友情出演しています。
主人公のパターソンは
(舞台の街の名前と一緒でアダム・ドライバーが演じる)
いつも詩を書いていて、
その詩が画面に映ります。

ナガセはこの衣装で出演したそうです。







イギー・ポップとナガセを
引き合わせたのもジャームッシュ監督。


話がそれましたが、
パルム・ドッグ賞の
審査員賞は
カンヌ映画祭批評家週間で上映された
ジュスティーヌ・トリエ監督の
「In Bed with Victoria
イン・ベッド・ウィズ・ヴィクトリア(原題)」
に出演したダルメシアンのジャックです。








そして
Palm Dogmanitarian award
Humanitarian(人道的な)の造語?
犬道賞(人道賞)犬愛賞(友愛賞)
となるかな?
は、
Shaeという名前の三本足の犬が出てくる
「アイ・ダニエル・ブレイク(原題)」の
ケン・ローチ監督に贈られました。






コンペティション部門の受賞予想は
アカデミー賞の予想とは違い、
とても難しいです。
でも、毎年しているので今年も書いておきます。

本日22日に第69回カンヌ映画祭は受賞式があり
閉幕します。(日本時間23日未明)


★パルム・ドール
「トニ・エルトマン」マーレン・アーデ監督

★グランプリ
「ジュリエッタ」ペドロ・アルモドバル監督

★監督賞
ジェフ・ニコルズ監督「ラヴィング」

★脚本賞
クレベール・メンドンサ・フィリオ
「アクエリアス」

★審査員賞
「バカラウレト」
クリスティアン・ムンジウ監督

★男優賞
ファブリス・ルキーニ
「スラック・ベイ」

この人かも?
ジョエル・エドガートン「ラヴィング」
ペーター・シモニシェック「トニ・エルトマン」

★女優賞
ソニア・ブラガ「アクエリアス」

この人かも?

エマ・スアレス、アドリアーナ・ウガルテ「ジュリエッタ」
ジャックリン・ホセ「マ・ローザ」
イザベル・ユペール「エル」
タラネ・アリシュスティ「ザ・セールスマン」

上記以外で受賞がありそうな作品

「パターソン」ジム・ジャームッシュ監督
「アイ・ダニエル・ブレイク」ケン・ローチ監督
「シエラネヴァダ」クリスティ・プイウ監督
「スラック・ベイ」ブリュノ・デュモン監督
「マル・ド・ピエール」ニコール・ガルシア監督
「イッツ・オンリー・ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」
グザヴィエ・ドラン監督


作品紹介をしていないものも多いので、
受賞結果の記事では紹介したいと考えています。



今週劇場鑑賞した映画

『ヘイル、シーザー!』

『殿、利息でござる』

『世紀の光』





鑑賞した映画の短評は↓

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ヴィゴ・モーテンセンとワンコしっぽフリフリ

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