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Channel: 映画時光 eigajikou
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LOVE 3D感想火事!?ボカシが多くて何が何やらだけど濡れ場とヌードがいっぱい凝ったアート映画

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『LOVE 3D』

2015年製作
フランス=ベルギー合作映画
チネチッタ川崎で鑑賞













↓『LOVE 3D』予告動画


↓子どもは見ちゃダメなレッドバンド・トレーラー


『LOVE 3D』

監督・脚本:ギャスパー・ノエ
製作:ギャスパー・ノエ 、エドワール・ヴァイル 、
ヴァンサン・マラヴァル 、ブライム・チュウア 、
ロドリゴ・テイシェイラ
撮影:ブノア・デビエ
美術:サマンサ・べンネ
音楽:ケン・ヤスモト
編集:ギャスパー・ノエ 、デニス・ベッドロウ
メイク:オマイマ・S
VFX:ロドルフ・シャブリエ

出演:
マーフィー/カール・グルスマン
エレクトラ/アオミ・ムヨック
オミ/クララ・クリスティン
フリオ/フアン・サーヴェドラ
警部補/ヴァンサン・マラヴァル

あらすじ
若く美しい妻オミ(クララ・クリスティン)と
2歳の可愛い息子ギャスパー(ウーゴ・フォックス)と
パリで暮らしているマーフィー(カール・グルスマン)に
かつての恋人エレクトラ(アオミ・ムヨック)の母から、
エレクトラと連絡が取れなくて困っていると電話がかかる。
マーフィーはエレクトラのことを愛していたのだが、
浮気相手のオミが妊娠したためオミと結婚したのだった。
マーフィーはエレクトラと過ごした日々を追想する。

私の印象ですが
7~8割は濡れ場だった感じでした。
でも、デヴィッド・リンチ師匠(ギャスパー・ノエ監督も好き)
「ツイン・ピークス」(WOWOWで10日から放送されますネ(°∀°)b )
の赤い部屋みたいな色彩設計で暗い場面が多い上、
もう消防車呼びたくなるくらいの火事か!?
ってボカシだらけで(><;)
何やってんのか、
何が何やらのシーンが多いこと。(°д°;)
隠していた方がエロいとかいうレベルじゃないです。
R18の意味もないじゃん...でしたよ。
私は顔の表面温度が高いのか(どんな体質ダ!?(;´▽`A``)
3Dメガネが曇り易いのです。
メガネの下の方が曇るので、
のっけからあ~あ、
メガネ曇ってるよ(-"-;A
と思ったのですが、
雲っていたのはスクリーンでした。!(´Д`;)

映画の勉強をしにアメリカからパリに来た
マーフィーは魅力的なエレクトラと知り合い
一緒に暮らす。
セックスもどんどん過激になり、
ある日エレクトラにどんな
究極的な幻想体験(セックスのプレイでガス)がしたいか聞くと、
綺麗なブロンドの青い瞳の娘と三人でしたいと。
で、もうなんでそんな好都合にか(^▽^;)
お隣にもうじき17歳になるという
条件のそろったオミが越してくる。
で、3人でしちゃうのよめくるめく3Pヽ(゜▽、゜)ノ
マーフィーったらエレクトラの留守に
オミと浮気を始めて、
コンドームが破れてあらら大失敗。(´д`lll)
オミが妊娠しちゃいます。(゚Ω゚;)
怒ったエレクトラはマーフィーの元を去りますが、
マーフィーは彼女に執着しまくり迷惑千万な行動に走る。
本当に自分勝手なんです。((o(-゛-;)

2年が過ぎギャスパーも2歳になったある日、
エレクトラが行方不明で連絡がつかず困っていると
彼女の母親からマーフィーに電話があると、
彼は超未練タラタラな追想にふけりつつ、
エレクトラを探します...A=´、`=)ゞ

恋人同士の幸せなセックスや、
だんだん過激にエスカレートしていく
セックスライフが描かれます。
もちろんセックスだけじゃなく
普段の会話
(マーフィーが映画監督志望だから
映画の話や、
エレクトラが画家だから、
美術の話なんかもします。)
そして痴話喧嘩とかもあります。
オミが妊娠してからは修羅場になるし。
話は恋人たちの出会いと別れで普遍性のあるもの。
(まあ、男が相当自分勝手な野郎ですが。)
ただしセックスが
すごくじっくり描かれるのが特徴ってわけです。
そんなこと分かってる!
ですよね(;^_^A

カメラは固定されていることが多く
あまり動きません。
3D効果を充分引き出すためだそうです。
恋人たちが背景から浮き出て見えて、
彼らの世界が視覚的に印象付けられます。
そして多分本当はもっとも3D効果があるのでは
と、思われる、男性の●●●は
ボカシでその効果が全く分かりません。
マーフィーが吹かす煙草の煙の輪が
こちらに向かってくる感じが
一番印象的な3D効果だったかな(^o^;)
セックスシーンの画自体は、
綺麗にアートな雰囲気で撮っているし、
あまり淫靡な感じはしません。
音響効果が細かい音も際立たせていているので、
音の方がエロいかもです。
まあ、日本の場合はボカシで見えない分、
音で想像してね(^-^)/
みたいになってます。
監督はもちろん日本のボカシ処理は残念がっています。
音楽も色彩設計もとてもこだわっていてオシャレですよ。
部屋に貼ってある映画のポスターなどの
美術への気配りも細かいです。


大島渚『愛のコリーダ』
マイケル・ウィンターボトム
『9 Songs ナイン・ソングス』
など思い出しました。
ロマンポルノの名作ほど
エネルギッシュじゃないけど、
性愛をしっかり描いた恋愛映画が好きな人、
ギャスパー・ノエの映画が好きな人は
観ても損はないかと思います。
女優さん綺麗ですしネ。(^~^)
アオミ・ムヨック、クララ・クリスティンの2人は
俳優経験なかったとは思えず、
主演のカール・グルスマンと3人、
とても頑張っていて存在感があります。

濡れ場がすごく多いから、
本当に心から「お疲れ様でした」と
言いたくなりました。(^▽^;)


個人的には正直なところ疲れました。
画面が暗めでボカシだらけのセックスシーンは
お腹一杯なのにまだまだ強引に
食べさせられた感じ。(;°皿°)
激情型の恋愛ものも、
グダグダ後悔の追憶ものも、
自分にはもう必要ないなってことが
良く分かりました。(^o^;)
でも、それはあくまで私の個人的な問題で
映画としての質が低いとかではありませんから、
ご覧になろうと考えている方は
どうぞ気になさらずに。



例の「3Dで飛び出す精液」についてのネタバレだけ
ちょっと書いておきます。












もう、ボケボケの隙間から飛び出してくるので、
3D効果もへったくれもなく
なんなんですかこれ?でした。
でも、このシーンの3D効果を期待して観る人も
きっといないですよね?
興味ある方はボカシなしの画像は
ネットにあります...















エンドロールには
ギャスパー・ノエ監督と交流のあった
若松孝二監督の名前がクレジットされていました。


制作裏話などギャスパー・ノエ監督のインタビューをどうぞ。
ここ←クリック

登場人物には監督自身や、
監督の家族、周りの人たちの名前が使われています。
だけど、自分史的ジコチュウな描写に
なっているわけではないです。
マーフィーの身勝手な言動には
イラッとさせられましたが(苦笑)
女性は魅力的で、
人間的にもしっかりしていました。




マーフィーとオミの息子ギャスパーが
めっちゃ可愛いんです。
マーフィーに本当のパパにするような
行動を取るので
どうやって上手く撮ったのか驚きでした。
本当の親子のようでした。(ノ゚ο゚)ノ










マーフィーとエレクトラは
レンタル店のポルノコーナーへも一緒に行きます。



3人でのプレイシーンは長かったなァ(・Θ・;)




結局ボカシで見えない所多いです...









後悔先に立たず...
ま、人生いろいろあるさ、
なんてレベルでは終わりそうにない
マーフィーの身から出た錆びヽ(;´ω`)ノ

これが「LOVE」だと言われると、
「はあ、そうですか?」
と、自分は言わざるを得なかったりするけど、
作品は挑戦的な凝ったアート映画。
シネフィルほど細かいネタも楽しめるタイプ。
シリアス、へヴィーで救いのない
ドラマという訳ではないです。
ユーモアもあります。
でも、やっぱ私には
セックスシーン一杯の135分の尺は長くて疲れちゃったA=´、`=)ゞ
レディースデイで観ましたが
お客少なかったです。
女性と男性半々くらいかな。
男性は70代から80代な年配の方が数人いて、
百戦錬磨のシネフィルかもしれないのに、
申し訳ないですが、
男性はご高齢になっても
エロを求めてですか?
大変だなァ。と、
いや、失礼承知で、
つい思ってしまったのでした。
すみません。
『蜜のあわれ』を
前日観たこともありましたから...



2015年のカンヌ国際映画祭にて。
ギャスパー・ノエ監督、カール・グルスマン、
アオミ・ムヨック、クララ・クリスティン












クララ・クリスティンは、
サンローラン2016年クルーズコレクション
キャンペーンモデルに抜擢。


今週観た映画
『砂上の法廷』
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』
『蜜のあわれ』
『バーバリアンズ セルビアの若きまなざし』
『LOVE 3D』




鑑賞した映画の短評は↓

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に鑑賞後随時投稿しています。
ぜひ読んで下さい。

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スージー・スーとネコ(^・ω・^)

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