『一万年、後....。』
『首相官邸の前で』
『PLAYBACK アレクセイ・ゲルマンの惑星』
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
『クリード チャンプを継ぐ男』
『神様なんかくそくらえ』
「水-神秘のかたち」
サントリー美術館
「ジャック=アンリ・ラルティーグ作品展」
写真歴史博物館
FUJIFILM SQUARE
若尾文子さんのトークの記事もまだ書けていませんが、
27日(日)以降に観た映画と展覧会を
簡単に書いておきます。
『一万年、後....。』
沖島勲監督。(2007年)
阿藤快さん唯一の主演映画。
今年惜しくも亡くなった
お2人のメッセージを強く感じる作品。
子どもを裏切ってはいけない。
今から一万年後の世界に住む甥を訪ねる映画屋の男。
「映画」という言葉は「やめとけ」
に変わっている(苦笑)
一万年後には日本もアメリカも消滅。
怪物が人間を食べている。
人間が誰も見ていない風景の怖さを
忘れてしまった未来の荒涼たる世界。
そこでは子どもたちが
人間が犯した罪を反省している。
小原治さん(ポレポレ東中野スタッフ)、
宇波拓さん(音楽家)、
山川宗則さん(プロデューサー)
の三人がトークショーで
この作品についてや監督、阿藤さんについて
語りました。
『首相官邸の前で』
小熊英二監督。
2012年夏、福島第一原発事故後の原発政策に
抗議するため約20万人が首相官邸前を埋めたが、
全貌が報道されることはなかった。
年齢、性別、職業、住んでいた場所など
事故前は全く別々の立場にいた8人がなぜ繋がったのか。
彼らへのインタビューと、
ネット上で探したデモの現場の自主撮影映像を
撮影した人の賛同と協力により多数使用している。
原発再稼働の機運になりつつある
今だからこそ見て欲しい映画。
原発地元の人は特に必見。
福島第一原発事故で
故郷を追われた人たちの声を聞いてから
再稼働に対する意思表示をすべき。
『PLAYBACK アレクセイ・ゲルマンの惑星』
『神々のたそがれ』撮影現場を追ったドキュメンタリー。
監督:アントワーヌ・カタン、
パヴェル・コストマロフ
ゲルマン監督が繰り出す
スタッフやキャストへの激しい言葉も
ロシア気質の一面と
沼野充義さん(ロシア文学者・東京大学教授)
奈倉有里さん(ロシア文学研究・翻訳家)
のトークで理解。
『神々のたそがれ』の
物凄い情熱と労力がかけられた
撮影現場の様子を
目の当たりにすることができて感動。
アレクセイ・ゲルマン作品は
全部観ました。
『神々のたそがれ』以外は、
リアリズム作品。
どの作品も前景、中景、後景を
同時に動かす圧倒的な、
彼にしかできない映画術の作品です。
『神々のたそがれ』はアメブロブロガーさんには
評判悪かったようだけど、
私はアレクセイ・ゲルマン監督は
凄い監督だととても興味が湧きました。
沼野充義さんは
現代のロシア映画監督で
一番力があり、文学的な人だと語られました。
アレクセイ・ゲルマン全作品について
いずれ記事を書きたいです。
↓『神々のたそがれ』メイキング・ドキュメンタリー
『PLAYBACK~アレクセイ・ゲルマンの惑星』予告動画
すべてみましたアレクセイ・ゲルマン。(^_^)v
『ストレイト・アウタ・コンプトン』
F・ゲイリー・グレイ監督。
監督もキャストもブラックパワー炸裂の本作と
『クリード チャンプを継ぐ男』
の熱い2本を続けて観て両方とも涙がこぼれた。
『ストレイト・アウタ・コンプトン』は
なるべく音響環境のよい劇場で観ることをおススメ。
低音が腹に響くよ。爆音上映がないかなァ。
私が観た横浜ブルク13は新しい劇場で
音響設備が良く、特に低音がズンズン響いて
気持ち良かったです。
『クリード チャンプを継ぐ男』
ライアン・クーグラー監督。
マイケル・B・ジョーダン、
シルヴェスター・スタローン。
『フルートベール駅で』と同じ監督、主演コンビ。
クーグラー監督はエンタメ作品でも実力発揮!
熱いね!涙こぼれた。
スタローン隊長SAG(俳優組合賞)ノミネートは
落選したけどアカデミー賞はどうなるだろうか。
ナショナル・ボード・プレビュー賞
(米国映画批評会議賞)
など受賞していますが、
アカデミー賞と俳優組合賞は合致率がとても高いのです。
化学療法は本当に辛いです。
スタローン隊長だからあそこまで動けると
納得するしかないかな。(゚ー゚;
『神様なんかくそくらえ』
アリエル・ホームズの実体験を基に本人が主演。
ジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が監督。
どうしてこんなことに!?な
ジャンキーな若者達の
どうしようもない日常がとてもリアル。
俳優は上手いし、映像が繊細で美しく音楽が疾走。
自分が共感できるかどうかで
映画を評価する人にはおススメしません。
(かくいう自分も好き嫌いで語れば、
好きとは言えない作品です。
サフディ兄弟の他の作品を
観てみたいです。)
「水-神秘のかたち」
サントリー美術館
「水」で商売しているサントリーですから、
お手盛り!?な企画と言えなくもない
気がしましたが、
日本では古来から
水とのかかわりが強かったと分かる展示は
充実していました。
学芸員の腕の見せ所なテーマ性のある
こういう企画も興味深いです。
「ジャック=アンリ・ラルティーグ作品展」
写真歴史博物館
FUJIFILM SQUARE
サントリー美術館と同じ
六本木の東京ミッドタウン内にあります。
ジャック=アンリ・ラルティーグ(フランス人)
1894年生まれの彼は、
8歳の時自分のカメラを買ってもらい
撮影を始めています。
脚光を浴びたのは遅く69歳の時。
でも、子ども時代の写真も
とても躍動感があり才能を感じました。
東京ミッドタウン1階の
FUJIFILM SQUAREにある
写真歴史博物館も
ギャラリーも無料で見られます。
大晦日の夜にもう1本、
毎年やっている企画で記事をUP予定です。
今日はTOHOシネマズフリーパスポート作って
1本観てから蒲郡へ帰省する予定です。
ノーマン・リーダスとネコ(^・x・^)