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ラスト・ナイツ 感想 紀里谷和明監督のハリウッド映画。クライヴ・オーウェン、モーガン・フリーマン

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『ラスト・ナイツ』
原題:Last Knights

2015年製作 アメリカ映画 
中野ZEROホール
特別試写会で鑑賞

11月14日(土)公開











↓『ラスト・ナイツ』予告動画


↓Last Knights トレーラー


監督:紀里谷和明
製作:ルーシー・キム
紀里谷和明
製作総指揮:ケイト・ホン
アンドリュー・マン
バリー・ブルッカー
スタン・ワートリーブ
脚本:マイケル・コニーベス
ドブ・サスマン
撮影:アントニオ・リエストラ
美術:リッキー・エアーズ
衣装:ティナ・カリバス
編集:マーク・サンガー
音楽:マーティン・ティルマン
サトナム・ラムゴトラ
音楽監修:アンディ・ロス

ライデン  クライヴ・オーウェン
バルトーク  モーガン・フリーマン
ギャザ・モット  アクセル・ヘニー
副官コルテス  クリフ・カーティス
皇帝  ペイマン・モアディ
マリア  ショーレ・アグダシュルー
ファット・ジム  ジェイムズ・バブソン
伊藤  伊原剛志
オーギュスト卿  アン・ソンギ

自らの手で忠誠を誓った主君の首をはねるという
非道な行いを強いられた男と仲間たちが、
主君の仇討のために立ち上がる姿を描く、
「忠臣蔵」をモチーフにしたドラマ。
モーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンといった名優たちを迎え、
『GOEMON』の紀里谷和明が初のハリウッド進出を果たした。

あらすじは...
戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な方法による死罪を宣告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首だった。絶対に出来ないと断るライデンに対して、騎士の掟を全うし、自分が亡き後の一族を守れと諭すバルトーク卿。ライデンは震える手で主君の首に刃を振り下ろした……。それから1年。気高い騎士たちは、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。その中で、宿敵の目を欺くため、酒浸りの日々を送る隊長のライデン。全ては忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、不正が蔓延る堕落した権力に報復するためだった。死を覚悟した気高い騎士達の戦いが今、幕を開ける……。(ムーヴィーウォーカーより)

『罪の余白』←クリックで私の記事です。
もそうだったのですが、
この『ラスト・ナイツ』もアメーバマイスターの
試写会募集に応募したら当たったので行ってきました。
アメーバマイスターというのは、
女性アメブロブロガーで
ブログの月間ペイジビュー1000PV以上、
フェイスブックの友達100名以上
ツィッターのフォロワー100名以上
のどれかが当てはまれば登録できます。
あまりハードルは高くないです。

会場は中野ZEROホールで、
初めて行きました。
中野区立の施設なんですね。
立派なホールでスクリーンは大き目で、
音響も良かったです。
紀里谷和明監督の映画も初めてです。
でも『GOEMON』に何かひっかかる記憶があり、
「う~んなんだっけ??」と、
記憶を探ってみたら、
「そうだ!『GOEMON』も試写会当たったのに、
体調悪くて行かなかったのだっけ...」
と、思い出しました。
中野まで交通費使って行くのは、
サービスデー料金より200円ぐらい高くなってしまうけど、
行って記事書けばまた他のアメーバマイスター試写会募集で
当選するかもしれないし、
紀里谷和明監督映画2作連続で試写会当たるのは、
キリキリ映画見なさい光線が来てるのかも!?
と、電波な縁を感じたりもして。(^o^;)
知らない所へ行くのも好きなので、
いざ夕暮れの(てか、もう真っ暗でしたが)中野へ。
中野駅からは、徒歩7~8分の距離でした。
さあ、日記書いてないで映画のこと。

↓『CASSHERN』2004年 予告動画


↓『GOEMON』2009年 予告動画


↓宇多丸が映画『GOEMON』を語る


↑参考資料の
「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」
シネマハスラー宇多丸が映画『GOEMON』を語る

紀里谷和明監督の映画は観ていないけど、
予告を観るとCGを多用してますね。
で、独特のキラキラが降る。
「演説が好き」っていうのは
予備知識としてありましたが、
やっぱり今回も、モーガン・フリーマンが
シェイクスピア劇みたいな演説してました。
脚本が紀里谷監督じゃないからか、
モーガン・フリーマンは前半で退場なこともあり
演説はそんなに長くはなかったです。
そしてCGキラキラは使ってないのです。
上映後に紀里谷監督の挨拶があり、
リアルさにこだわって、
今回はCGをあまり使っていませんと語られました。
「忠臣蔵」がベースにあるってことだけど、
中世の騎士ものな舞台設定です。
「忠臣蔵」はちょっとこじつけぽかったなあ。
中世の雰囲気を出すためと思うけど、
殆どずっと画面が暗いのです。
アクションも暗い中でやるからよく見えないという(^o^;)
正直な所眠くなってしまいました。
「CGキラキラキリキリフィルター」
by柳下毅一郎
がなくて、画面の暗い中世騎士道劇なので、
まあ、キラキラの代わりに雪がチラチラしますけどね、
これ、紀里谷和明監督って、言われなければ
分からないくらいじゃないかしらん。
作家性を封印したキリキリらしくないことが、
彼にとっていいことなのかなァ。
なんかキアヌ主演の『47RONIN』の方が、
キリキリらしいかも!?
狙い的にはリアルさのある中世騎士道
エンタメアクションかと思いますが、
全体に画面が暗すぎて、
エンタメアクション映画としては
物語も面白みに欠けて
すっきりしないのが残念かな。

キリキリは、
「寝食を惜しんで取材を受けたり、
メディア対応をしたり、
全国の試写会に回っています。
千人からの人間が関わって
3年かかって作った作品です。
私は子どもがいないから、
作品を子どもと思っています。
これが3人目の子どもで、
なるべく多くの人に見て欲しいです。」
と涙ながらに訴えてみえました。
(疲れているのかな?)
紀里谷ファンは必見じゃないでしょうか。

映画秘宝のレビューで柳下毅一郎さんが、
「キリキリフィルターをかけた版の公開希望!」
と書かれてますが、私も同感。
ただ、『CASSHERN』『GOEMON』と違い、
荒唐無稽なアクションはないし、
雰囲気は全然違いますから、
気になる方は観てみてくださいね。
ハリウッド映画と言っても、
俳優陣はド渋い国際的に活躍する
演技派の役者が起用されていますので、
芝居に重みはありますよ。


モーガン・フリーマンのバルトーク卿が
賄賂を断ったために...


モーガン・フリーマンの夫人マリア役は
イラン人女優ショーレ・アグダシュルー
『砂と霧の家』『X-MEN:ファイナル ディシジョン』など




右の副官コルテス役はニュージーランドのマオリ族出身のクリフ・カーティス
『クジラの島の少女』『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』
『コロンビアーナ』など。


オーギュスト卿役は韓国の名優アン・ソンギ


アスガー・ファルハディ監督『別離』の
イラン人俳優ペイマン・モアディが皇帝役


堂々と賄賂を要求する悪徳大臣はノルウェー人俳優のアクセル・ヘニー
リドリー・スコット監督『オデッセイ』にも出演しています。


伊原剛志は悪徳大臣の家来なんです。
クライヴ・オーウェンと一騎打ち勝負があります。


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舞台挨拶する紀里谷和明監督






↓THE KNICK


20世紀前半のNYニッカーボッカー病院が
舞台で実在の医師をモデルにしたTVドラマシリーズ。
HBO制作でスティーブン・ソダーバーグが監督、
クライヴ・オーウェンが主役。
とても評価が高いTVシリーズです。






↓Camp X-Ray トレーラー




キューバのグアンタナモ米軍基地での、
収容キャンプの非人道的な状況などを描いた
「Camp X-Ray」2014年は、
主人公クリスティン・スチュワートが米兵の看守役で
『ラスト・ナイツ』で皇帝役のペイマン・モアディと
交流することになる...
この作品は日本では劇場未公開で、
WOWOWで11月19日と30日に、
「レディー・ソルジャー」の邦題で
ジャパンプレミア放送されます。
録画して観ようと思います。




『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
2014年制作 原題:5 Flights Up
リチャード・ロンクレイン監督、
モーガン・フリーマン、ダイアン・キートンが
夫婦役で初共演。
2016年1月に日本公開されます。

↓5 Flights Up トレーラー











モーガン・フリーマンとネコ^・ェ・^


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