8月公開鑑賞予定新作映画その2
★2015年8月15日公開作品から
『あの日のように抱きしめて』
『ふたつの名前を持つ少年』
『子供たちの涙 日本人の父を探し求めて』
『ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット』
『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』
チラシ画像、予告動画、
監督、出演者、あらすじなどをご紹介します。
『あの日のように抱きしめて』
↓『あの日のように抱きしめて』予告動画
原題:Phoenix
ドイツ映画
監督・脚本:クリスティアン・ペッツォルト
出演:ニーナ・ホス
ロナルト・ツェアフェルト
ニーナ・クンツェンドルフ
1945年6月ベルリン。
元歌手のネリーは顔に大怪我を負いながらも
強制収容所から奇跡的に生還し、
顔の再建手術を受ける。
彼女の願いはピアニストだった
夫ジョニーを見つけ出し、
幸せだった戦前の日々を取り戻すこと。
顔の傷が癒える頃、
ついにネリーはジョニーと再会するが、
容貌の変わったネリーに夫は気づかない。
そして、収容所で亡くなった妻になりすまし、
遺産を山分けしようと持ちかける。
「夫は本当に自分を愛していたのか、それとも裏切ったのか――」。
その想いに突き動かされ、提案を受け入れ、
自分自身の偽物になるネリーだったが・・・。
監督は、前作『東ベルリンから来た女』で
ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)に輝いた
クリスティアン・ペッツォルト。
主演に再びニーナ・ホスと
ロナルト・ツェアフェルトを起用し、
愛の真理を問うサスペンスフルな心理劇を作り上げた。
削ぎ落とされたセリフと無駄のない演出に、
亡命作曲家クルト・ヴァイルの名曲
「スピーク・ロウ」が艶やかに映える。
ヒッチコックの『めまい』を彷彿とさせる傑作と
世界が絶賛した本作。(公式HPより)
『東ベルリンから来た女』は大好きな作品です。
同じ監督と主演コンビということで、
とても楽しみにしています。
『あの日のように抱きしめて』なんて、
メロドラマのような邦題がついていますが、
私としてはシビアなドラマだろうと
期待してるんですよ。(笑)
『ふたつの名前を持つ少年』
↓『ふたつの名前を持つ少年』予告動画
原題:LAUF JUNGE LAUF
ドイツ・フランス合作映画
監督:ペペ・ダンカート
出演:アンジェイ・トカチ
カミル・トカチ
ジャネット・ハイン
ライナー・ボック
ユダヤ人強制収容所や隠れ家での生活体験を持つ
国際アンデルセン賞受賞作家ウーリー・オルレブの
児童文学『走れ、走って逃げろ』の映画化。
主人公はナチス・ドイツの魔手を逃れ、
強制居住区から外界に飛び出した
8歳のユダヤ人少年スルリック。
ポーランド人孤児ユレクという偽名を語り、
飢えや孤独に耐えながら
3年の月日を生き抜いた実話に基づいている。
走れ、走って逃げろ (岩波少年文庫)/
ウーリー・オルレブ
『子供たちの涙 日本人の父を探し求めて』
↓『子供たちの涙 日本人の父を探し求めて』予告動画
日本・オランダ合作映画
監督:砂田有紀
出演:ニッピ・ノヤ
メアリ・デーナ
内山馨
トゥルース・メイヤー
ロン・メイヤー
第二次世界大戦中のインドネシアで、
軍人・軍属の日本人男性と
インドネシア系オランダ人女性の間に生まれた
混血の子たち。
終戦後、父が日本に引き揚げ、
母の国オランダへ渡った彼らは
「敵国の子」と蔑まれた。
自分は何者なのか、望まれて生まれてきたのか……。
その答えを知るためにも、
日本にいる父にひと目会いたい想いが募った。
一人の日本人元兵士が協力を名乗り出た。
彼の元に寄せられた父親探しの依頼状は、
百通を越えた。
実際には、その何倍もの涙の物語があったことだろう。
時は残酷にも流れ、戦後七十年、
かつての子供たちもすっかり年老いた。
その大半は、父が日本人であること以上は
何も知らされないまま……。
日本人すらも知らなかった、
終わらない戦後を追った渾身のドキュメンタリー。
(公式HPより)
『ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット』
↓『ひとりひとりの戦場 最後の零戦パイロット』
監督:楠山忠之
原田要さん。
今年の8月に99歳になる最後の零戦パイロット。
長野中学(現長野高校)を中退して、
海軍航空隊のパイロットとなる。
彼の空の闘いは中国本土の南京爆撃から
ハワイ、セイロン島、ミッドウェイ、
そしてガタルカナルへと広がっていった。
戦闘機乗りがみた"南京虐殺事件"の真相。
成功の影で隠蔽されてきた真珠湾攻撃の悲劇
「ニイハウ島事件」の解明。
運命の海戦から空の消耗戦へと
次第に傾いていく日本の戦運。
戦時下の日本軍人の生き様と
零戦神話を支えてきたパイロットの技量。
そして戦後70年を経ても続いている
生き残った者の悲しみが
原田さんを始めとした日米双方の元軍人、
日系ハワイ移民二世、学芸員たちのことばで
私たちに語られていく。
制作・監督は前作『陸軍登戸研究所』で
証言とアーカイブ映像で裏打ちされた
新しいドキュメ ンタリー映画を生みだし、
昨年度藤本賞・奨励賞を受賞した楠山忠之。
(公式HPより)
『陸軍登戸研究所』が14日(金)まで
ユーロスペースで上映されているので先に観ます。
↓『陸軍登戸研究所』
『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』
↓『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』
監督・撮影・編集:畠山容平
写真家・畠山直哉。
石灰石鉱山や炭鉱、
密集したビルの隙間を流れる川や
都市の地下空間を写した写真など、
自然と人間の関係を緻密に構成した作品で知られている。
2001年にはヴェネツィア・ビエンナーレ
日本代表の1人にも選ばれた世界的に活躍する写真家だ。
そんな畠山は、東日本大震災で
岩手県・陸前高田市の実家が流され、母を亡くした。
それからというもの頻繁に故郷に戻り、
変貌する風景を撮影し続けている。
本作は畠山のこれまでの仕事に加え、
写真家がどう震災と向き合って来たか?
その2年間を総括的に追ったドキュメンタリーである。
(公式HPより)
今回紹介した中で、
一番楽しみにしているのは
『あの日のように抱きしめて』ですが、
できれば全作品公開中に観れたらいいなあと
思っています。
今回「その2」で
8月後半公開新作映画で見たい作品
の15本を全部紹介しようと
考えていましたが、
記事が長くなるし、
時間もなくて、すみません、
あともう1回、8月下旬公開の「その3」をUPします。
明日UP予定です。
観た映画のまとめ記事や、
1本ずつの感想記事も書きたいのですが...
今週はツィッター、なうの投稿もできていないです...(^_^;)
8月公開鑑賞予定新作映画その1←クリック
戦後70年企画上映など
8月に鑑賞予定の名画座プログラムや特集上映
新文芸坐、黒木和雄監督特集など←クリック
ベネディクト・カンバーバッチとネコ(=^‥^=)