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映画時光は11年。皆様へ。『野火』『戦場ぬ止み』←この2本必見!『17才の別れ』『ルンタ』感想

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映画時光は11年。

読者の皆様へお知らせ。


『野火』
浜松シネマイーラでも8月14日まで上映中

『戦場ぬ止み』
浜松シネマイーラでは10月3日(土)~9日(金)上映

『17才の別れ』

『ルンタ』
浜松シネマイーラでも上映













この塚本監督のメッセージを
ぜひ読んで下さい。


↓『野火』予告動画


『野火』

ユーロスペースで鑑賞

監督・製作・脚本・撮影・編集・主演:塚本晋也

原作:大岡昇平

出演:塚本晋也、リリー・フランキー、
中村達也、森優作

今年の新作日本映画暫定マイベスト1更新します。

これまでの暫定ベスト1は『きみはいい子』でしたが、
『野火』に変更。
そして、ベスト2は次に紹介する
『戦場ぬ止み』

『野火』はとてつもない映画だ。
戦場の現実が、
生々しいリアリティーで
描かれています。
塚本監督の海獣シアターが製作の
自主製作のインディー映画です。
私財も注ぎ込んで制作されました。
低予算のため、
物凄い創意と工夫が凝らされています。
1959年の市川崑監督版は
昨年新文芸坐で鑑賞しましたが、
越えていると思います。

塚本監督の映画魂が込められた
渾身の力作!必見!


残酷描写が苦手な方は、
心してご覧ください。
この作品は必ず1本で書きますよ。

野火オフィシャルサイト←クリック







↓『戦場ぬ止み』予告動画


『戦場ぬ止み』
(いくさばぬ とうどうみ)


横浜シネマジャック&ベティで鑑賞

監督:三上智恵
ナレーション:Cocco

『標的の村』の三上監督が、
本土では報道されない
沖縄の「基地問題」の現実を再び追った作品。
辺野古のアメリカ軍基地は、
弾薬搭載エリア、
3000mの2本の滑走路、
巨大な軍港を備えて、
オスプレイが100機も配備される。
普天間基地の代替施設などではない、
広大な「新基地」である。
反対運動をする人々だけでなく、
反対できない人々の姿も描く。

基地建設に抗議する小さな船4隻と、
カヌー20艇を、
防衛局と海上保安庁は、
「機関砲」を装備した大型巡視船を含む
86隻の大船団で制圧。
この大船団が海を埋める光景は、
沖縄戦の開始時の光景をだぶらせた。
戦後も翻弄され続けた
70年のいくさ場をもう終わらせたいと
沖縄戦をなんとか生き抜き、
工事中止を訴えて座り込みをする
足の悪い高齢のおばあを
引き倒してケガをさせる機動隊...
こんな国策って一体どうなっているんだ!?


『戦場ぬ止み』も渾身の力作で必見!
本土の人はひとりでも多く観て欲しい。
今年観たドキュメンタリーで暫定マイベストは
洋画は『ルック・オブ・サイレンス』
日本映画は『みんなの学校』でしたが、
日本映画は『戦場ぬ止み』に更新。
観ていて涙が止まりませんでした。

『戦場ぬ止み』公式サイト←クリック

この作品も必ず1本で書きます。

ナレーションのCocco主演の『KOTOKO』が、
塚本晋也監督の前作です。
おススメです!
KOTOKO 【DVD】/Cocco,塚本晋也




三上監督の前作、
これも本土の人にはぜひ観て戴きたい
『標的の村』の上映会が8月2日に
みなとみらいの
横浜市社会福祉センターホールであります。
DVD化はされていないので、
ぜひこのような各地の上映会でご覧ください。





↓『標的の村』予告動画


『標的の村』公式サイト←クリック

米軍機オスプレイが年間1200回飛来する着陸帯が
家のすぐ側に建設されることに反対し
座り込みをした東村・高江の住民。
現場に行ったこともない7歳の子どもまで被告にされ
「通行妨害」で国に訴えられた。
国が、国の方針に従わない住民に
圧力をかける法と仕組みは一体誰のためのもの?
オスプレイ配備前に市民が普天間基地ゲートを
座り込みで封鎖したのを力ずくで排除する警察は
誰のための組織?






↓『17才の別れ』予告動画


『17才の別れ』

横浜シネマジャック&ベティで鑑賞

監督・製作:齊木貴郎

県立首里高等女学校の女学生だった
宮城巳知子さんは、
沖縄戦線日本軍負傷兵看護を目的に、
従軍看護要員「瑞泉学徒隊」として、
あたかも現在の「看護専門学校卒業生」
であるかのように仕立て上げられた
61名の女学生の1人として徴兵され従軍した。
宮城巳知子さんが語られる、
死と隣り合わせで、
友人を何人も失った(生き残ったのは28名)
戦場の詳しい様子。
海を埋め尽くす米軍艦隊や、
雨あられのように打ちこまれる爆弾などの
沖縄戦線アーカイブスの映像。
宮城巳知子さんのお話しは、
アーカイブスの映像より鮮烈でした。

この作品は今日31日午後3時~が
ジャック&ベティ最終上映です。




↓『ルンタ』予告動画


昨日は『野火』と、
イメージフォーラムで、
池谷薫監督(『延安の娘』『蟻の兵隊』『先祖になる』)
の新作『ルンタ』も観ました。
チベットの
中国政府による弾圧に
非暴力で抵抗運動をする人々、
焼身自殺で自由を訴えた若者たち、
インドに逃れた元政治犯を支援する
中原一博氏を追った作品です。


ブログを読んでくださる皆様へのお知らせ。

前回の記事はブログ3周年のお知らせでした。
ブログ歴が短いのが
意外というコメント戴きました。
記事の本数は多い方ではないと思いますが、
長い記事が多いからでしょうか。(^^ゞ
ブログは3年ですが、
「映画時光」のイラストコラムは、
自主上映会の通信に2004年から書き始め
現在は浜松シネマイーラの会報に連載していて、
もう11年になります。

ブログは会報連載記事のブログ版として始めました。
イーラのお客さんと交流できたらいいなと思いましたが、
お客さんからのコメントはとても少なく残念でした。
でも、ブロガーさんたちと交流できて良かったです。

私のブログは
紹介した映画に
興味を持って戴けたらいいな。
観てもらえたらいいな。
というのが一番の目的です。
映画を詳しく分析や解説したり
点数評価等はしません。
(自分にはおこがましいと思うので)

競争好きなのと、
少しでも多くの人に読んでもらいたいから
気にかけているのがアクセス数とランキング。
順位なんて気にされない方もみえるでしょうけど、
私は気にしています。(^o^;)
このところは映画ジャンルでは大体40位以内にいますが、
もっと上を狙いたい野望もあります。(笑)
コメントがたくさん付いて
賑わっているブログじゃないので、
そんな順位にいるんだ!?
と思われるでしょうね。(苦笑)

ブログは3周年になり、
これからも試行錯誤して書いて行きます。
本当は観た映画を1本ずつ紹介したいのですが、
全然追いつきません。
なるべくもっと記事を書きたいです。
それから、体調が大分よくなってきたので、
色々とやらなければならないこと、
やりたいことが増えてきました。
またいつ動けなくなるかもしれないという
不安はまだ消えないので、
これからしばらく
時間をかけて整理したいことがあります。
そのため、
皆様のブログは引き続き読ませて戴きますが、
コメントに伺うことが余りできなくなりそうです。
申し訳ございません。m(_ _ )m
でも、コメントを戴けることは
とても嬉しいという調子の良さ。(^^ゞ
お気軽にコメント下さいませ。
これからもどうぞよろしくお願いします。

「シネマ★アジア」通信2007年初秋号の「映画時光」


佐々部清監督
『夕凪の街 桜の国』
田中麗奈、麻生久美子他
8月におススメな映画です。

夕凪の街 桜の国 [DVD]/
田中麗奈,麻生久美子,吉沢悠









ダライ・ラマ法王とネコ(=^・^=)


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