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チャイルド44/奇跡の人マリーとマルグリット/ローリング/渋谷実監督特集/ロバート・ハインデル展

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『チャイルド44 森に消えた子供たち』
浜松シネマイーラでも上映

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

『奇跡の人 マリーとマルグリット』
浜松シネマイーラでは
8月29日(土)~9月11日(金)上映


『ローリング』

『赤浜ロックンロール』

『バベルの学校』

『みんなの学校』


シネマヴェーラ渋谷
「渋谷実のおかしな世界」


『気違い部落』

『夜ごとの夢』

『奥様に知らすべからず』

『勲章』

『バナナ』


7月8日~14日に観た映画









『マッドマックス 怒りのデス・ロード』
監督:ジョージ・ミラー
出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン
ニコラス・ホルト

ブロガーさんに大人気の本作、
やっと観ました。
私のコトを真面目な映画ばかり観ていると、
誤解されている方もいらっしゃるみたいですが、
そんなことないです。
アクション映画好も好きで、
以前は良く見ていました。
今は他に観たい映画がたくさんあるので、
減らしているだけです。

まあ、この作品については、
マイナス的な事書くと
明らかに分かってない奴にされるでしょうね(苦笑)
まあ、エンタメ性充分すぎのこんな映画
よく作ったなあと思いました。
キャストも好きだし、
面白かったですが、
正直な所、途中で飽きてしまいました...
分かってない奴なので無視して下さいね。(^o^;)






『チャイルド44 森に消えた子供たち』

監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン
ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン
パディ・コンシダイン、ジェイソン・クラーク
ヴァンサン・カッセル

ロッテン・トマトで24%という
低評価を受けてしまった本作ですが、
原作がベストセラーで高評価だからかな。
映画としては頑張っていると思います。
原作ファンには物足りなさはあるでしょう。
大体原作を越えられる映画なんて滅多にありません。
「殺人事件の犯人探し」と
「スパイ探し」が、
すごく上手く融合できなかったのだとは思いますが、
舞台になったソ連の1950年代の
社会の閉塞感や監視社会の怖さは出ていて、
飽きることなく観ていました。
ノオミ・ラパス姐さんはじめ、
脇役が期待通り良かったです。
私は今日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と、
トム・ハーディ2本立てになりました。
マッドマックスのトムは偏差値45くらいに
見えてしまったのですが、
『チャイルド44』のトムは偏差値55くらいに見えました(^_^;)
本来なら偏差値65くらいには見えないといけないのでは!?
(トム・ハーディーは好きなんですけどネ。)

この作品とマッドマックスはできたらまた1本ずつで書きたいです。






『奇跡の人 マリーとマルグリット』

監督:ジャン=ピエール・アメリス
出演:イザベル・カレ、アリアナ・リヴォワール

19世紀末フランスの実話。
教育もしつけも受けず育った聾唖で盲目の少女マリーに
根気強く接して言葉などを教えた
不治の病を患う修道女のマルグリット。
女優2人の素晴らしい演技、
繊細で抑制の効いた演出で、
ベタな感動ものではありません。
ラストシーンにグッときて涙がこぼれました。

この作品も1本で書きたいです。
できれば、まだ1本で書いていない
『イマジン』『ザ・トライブ』と、
3本続けて書けたらいいなあ。




『ローリング』

冨永昌敬監督・脚本。
出演:三浦貴大、川瀬陽太
柳英里紗、松浦祐也
磯部泰宏、橋野純平
森レイ子、井端珠里
杉山彦々、西桐玉樹
深谷由梨香、星野かよ
高川裕也

予想以上にエロも毒も効いた
ブラックコメディーで面白かった。
盗撮事件で退職した元高校教師川瀬陽太の
ダメっぷりがどんどん悪い方向へ転がっていく。
教え子で彼の若い女を奪ってしまう
三浦貴大のくすぶり青年具合も絶妙。
柳英里紗は三浦貴大との濡れ場もあり、
ちゃんと脱いで体を張っています。
ダメンズに引き摺られる女を好演。
水戸が舞台だが全くご当地映画ではなし。(←良い意味)
ダメな人、変な人しか出てこない。
地方都市が舞台で、
『サウダーヂ』みたいに尖ってるのもいいけど、
こういうヘンなブラックコメディーも私は好きだ。
ツィッターへの投稿に反応が多かったです。
出演者の方がたからもあり、
愛されてる作品なんだナと思いました。

近日中に1本の記事をUP予定です。





赤浜ロックンロール Rock’n Roll 感想
大槌町赤浜地区、巨大防潮堤はいらないと言った浜

↑ぜひクリックして読んで下さい!




『バベルの学校』

ジュリー・ベルトゥチェリ監督
『やさしい嘘』『パパの木』の劇映画日本公開だが
ドキュメンタリー作品も撮っている。
フランスに来たばかり中学校段階の移民子どもに
フランス語を集中的に教える適応クラス。
24名で20の国籍の子どもたちと
辛抱強く指導する先生の1年を追った力作。




『みんなの学校』

真鍋俊永監督
全ての子どもに居場所のある学校作りを目指す
大阪市立南住吉大空小学校。
特別な支援が必要な子が多いが
特別支援クラスを作らない。
「ひとりひとりが作る学校」を子どもたちがしっかり意識。
先生たちも全力。
こんな学校が増えて行けば
いじめや不登校も減っていくはず。
今年今まで観たドキュメンタリー映画の中でベスト1。

『バベルの学校』『みんなの学校』は、
キネカ大森名画座2本立て。
とても素敵な企画でした!


シネマヴェーラ渋谷
「渋谷実のおかしな世界」で観た映画。



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『気違い部落』

1957年製作
東京近郊山間部にある14世帯の部落。
強欲なこの部落の人々は
周囲から『気違い部落』と呼ばれている。
実はつまらない掟にしばられ、
業突く張りなこの部落民の姿は
日本のどこにでもある
ムラ社会の普遍性を強烈に皮肉っている。
現在でも通ずるテーマ。
森繁久彌の軽妙なナレーションが効いている。
「気違い」なのはこの部落民なのか?
そう決めつける側とどう違うのか。
題名通りインパクトのある
ブラック・コメディー。

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『バナナ』

1960年製作。
華僑で料理好きの父(尾上松緑)と
日本人の母(杉村春子)の大学生の息子竜馬(津川雅彦)。
バナナ仲買人の娘サキ子(岡田茉莉子)は
シャンソン歌手志望でクールな女子大生。
竜馬とサキ子は車欲しさにバナナの輸入業を始めるが...
竜馬が空手、小池朝雄もアクションを見せる、
松竹大船調からは逸脱気味の日活テイスト!?
アクション、グルメ料理も盛り込んでいる。
ゆるさに味があり、
楽しいコメディー。

『勲章』
1954年製作。
元陸軍中将岡部((小沢栄太郎)は
日本が再軍備する時役立ちたいと
郷里山形に帰らず
東京で娘(香川京子)息子(佐田啓二)
と義弟の家に居候している。
再軍備運動のリーダーに担がれるが
悲惨すぎる運命が待っていた。
岡部の末路には呆然としてしまった。
前時代的権威主義、旧態依然の軍国主義に、
痛烈な皮肉を込めている。
今と社会状況似てるのも怖い。


『奥様に知らすべからず』

1937年製作。
『夜ごとの夢』で貧乏なダメンズ夫の斎藤達雄が
今作では恐妻家の裕福な社長。
自分が飼うオウムにもバカにされている。
このオウムの運命にビックリ。
台詞や展開がとても面白くて笑えた。
今観ても洒落たコメディー。


『夜ごとの夢』

1933年製作。
成瀬巳喜男監督のサイレント映画で
渋谷実は助監督。
女給をして息子
(『子宝騒動』の小島照子が男の子を演じ、上手くて可愛い)
を育てるおみつ(栗島すみ子)。
夫(斎藤達雄)が戻って来るも
ダメンズで職探ししても事態は悪化の一途。
昔も今もダメンズは映画のネタに。






『ロバート・ハインデル展』

横浜そごう美術館。

先週のまとめ記事に書いた
鴨居玲と同じく、
卓抜したデッサン力のある画家ですが、
画面からはマイナスイオンが出てる系です。
年代毎に充実した展示でした。


7月8日~14日に観た映画は12本。
観た美術展は1つ。
「なう」の投稿が遅れてしまい、
月曜のまとめでは来週UPされるものもあります。
せめて「なう」とツィッターは、
早く投稿するようにしたいです。(;^_^A






以前紹介したことのある
トム・ハーディとノオミ・ラパス共演の「The Drop」
(2014年製作日本公開未定)
のトムとワンコU^ェ^U。
『チャイルド44』の記事では
またこの作品の紹介もしたいです。


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