『フレンチアルプスで起きたこと』
浜松シネマイーラでも順次上映
『悪党に粛清を』
『アリスのままで』
浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中
『きみはいい子』
浜松シネマイーラでは7月24日(金)まで上映中
『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』
★7月1日~4日に観た映画
『フレンチアルプスで起きたこと』
リューベン・オストルンド監督
昨年のカンヌ映画祭のある視点部門で
審査員賞受賞していて、
とても楽しみにしていたので、
初日の初回に観に行きました。
勇んでいったなら早く記事にすればいいのに、
まだできないという...
不可抗力(英題:force majeure)から、
夫婦の人間関係が裸にされたときを、
リアルにしかもユーモアもあって面白く描く。
男性、特に日々奮闘している「お父さん」は必見!
自分のアイデンティティを包む色々を
はぎ取られた時にどうしたらいいのか。
こんな家族の光景は国を問わずにある普遍の問題。
男性目線と女性目線で観方も違ってきそう。
私は結婚して24年なのですが、
自分で作った結婚生活の座右の銘は、
「諦め上手」「期待しない」
でございます。(^o^;)
この映画の夫婦はまだまだこれから山あり谷ありですナ。
なんちってエラそうに(^^ゞ
近日中に記事を書きたいです。
『悪党に粛清を』
クリスチャン・レヴリング監督
これも、昨年のカンヌ映画祭で上映されて、
楽しみにしていた作品。
マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、
ジェフリー・ディーン・モーガン、
ミカエル・パーシュブラント、
ジョナサン・プライス、エリック・カントナ
などキャストにも期待してたのです。
でも、ちょっと残念な薄味ウエスタンでした。
真面目系でリアルなんだろうけど、
やっぱりウエスタンにはもっとワクワク感が欲しい。
アクションも大人しい。
エヴァ姐さん暴れない。
カントナサッカーしない。(←当たり前だけど)
でも、私もそうなんだけど、
マッツファンは見ちゃうよネ(^o^;)
『きみはいい子』
呉美保監督のチャレンジングな作品。
観ていて辛い描写もあるけど、
根底に優しい眼差しがある。
呉美保監督『そこのみにて光り輝く』
から、さらに進化しました。
今年の新作日本映画暫定マイベスト1。
また更新です。
新米教師の高良健吾、
虐待された経験があり
孤独の中で自分の子にも虐待してしまう尾野真千子。
認知症気味だけど偏見のない独居女性喜多道枝と
自閉症の少年加部亜門とその母富田靖子との交流。
尾野真千子のママ友池脇千鶴は鉄板の演技です。
高橋和也、黒川芽以、内田慈、松嶋亮太など、
脇の人たちもさり気なくイイ!
高良健吾とアドリブもさせたという
子どもたちがとてもナチュラルです。
『あん』『海街diary』で
桜が象徴的に使われていましたが、
『きみはいい子』でも。
これも早く1本で書かなくては!な作品。
『アリスのままで』感想
アカデミー賞主演女優賞ジュリアン・ムーア
キャリア最高の引き算演技が素晴らしい←クリック
『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』感想
ニルヴァーナのカート・コバーンの
パーソナルな姿に迫る←クリック
というわけで、先週観たのは、
先週書いたまとめ記事で短評した、
『三人吉三』を入れて6本で、
ペースダウンしました。
『三人吉三』と
『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』が、
高額料金だったこともあり、
先週は名画座を我慢しました。
6月は46本で、
自分的にはたくさん観ました。
名画座も観たい作品がたくさんあって、
欲張るとキリがないので、
これからは月に30本以内くらいの
ペースにしようと思っています。
ツィッター、「なう」サボりがちで、
日曜の夜に焦って書いてます。
投稿が12時過ぎてしまい、
月曜のまとめにUPされず、
翌週の月曜に回ってしまっているのものが結構あります。
『フレンチアルプスで起きたこと』の記事を、
もうUPされてる方もいるのに、
私はなうの投稿も丁度12時になってしまい、
まとめでは来週UPされることに(><;)...
ブログも記事が全然追い付いていないけど、
ブログを書くために映画を観ている訳ではないし、
美術展にももっと行こうと思います。
一応絵描きの端くれなので、
自分はグループ展しかしたことないですが、
美術展には良く行っています。
でも、ブログにはあまり書いてなくて、
今年書きだしました。
これからも書いて行こうと思います。
先週行ったのは、
東京ステーションギャラリーの
「鴨居玲展」
没後30年の回顧展です。
鴨居玲(1928年~1985年)の画は特別好みではないですが、
今回の回顧展は展示数も多くてボリュームがあり、
良い機会だと思って行きました。
観ていて胃が痛くなるくらいでした。
画面から凄い力を感じ圧倒されました。
卓抜したデッサン力のある作家で、
デッサン作品も多く展示されていて、
とても勉強になった見応えのある展示でした。
「肖像」
「首を吊った男と生首の自画像」
鴨居玲は晩年自画像を大量に描いています。
自死する前の油絵の遺作「肖像」、
画像では卵のようにのっぺりみえる頭部は、
様々な色が重なっていて美しかったです。
絶筆の襖絵「首を吊った男と生首の自画像」
の展示はなかったですが、
絶筆ほどの壮絶な絶望感は感じませんでした。
他のたくさんあった暗い自画像と比べると、
ほんの少しだけ明るさがあり、
苦しさの中でたどり着いた自分の内面、
現実の苦しむ自分の顔を取った下にある虚無感を
まだ、油絵を描く精神の余裕があった時に
表現したのではないでしょうか。
東京ステーションギャラリーは、
東京駅の創建当時の煉瓦壁に作品が展示され、
独特の雰囲気がありますが、
今回の鴨居玲の作品は、
この展示空間にとても良く合っていました。
鴨居玲
2階からの丸の内北口と
東京ステーションギャラリー入口。
東京ステーションギャラリー入口。
マッツとニャンコฅ*•ω•*ฅ♡