2015年第68回カンヌ国際映画祭 5月13日開幕!
2015年度第68回カンヌ国際映画祭が、
5月13日~24日に開催されます。
今年の公式ポスターは生誕100年のイングリット・バーグマン。
コンペ部門の審査委員長は
ジョエル&イーサン・コーエン監督
(監督、脚本家、プロデューサー:アメリカ)
上の審査員は上の写真時計回りに、
シエナ・ミラー (女優:イギリス)
グザヴィエ・ドラン (監督、脚本家、プロデューサー、俳優:カナダ)
ギレルモ・デル・トロ (監督、脚本家、プロデューサー:メキシコ)
ロッシ・デ・パルマ (女優:スペイン)
ジェイク・ギレンホール (俳優:アメリカ)
ロキア・トラオレ (作詞家、作曲家、歌手:マリ)
ソフィー・マルソー (女優、監督:フランス)
コンペ部門出品作品は、
「Dheepan (aka Erran)」(仏)
監督:ジャック・オディアール
「La loi du marché (A Simple Man)」(仏)
監督:ステファーヌ・ブリゼ
「Marguerite et Julien」(仏)
監督:ヴァレリー・ドンゼッリ
「Mon Roi」(仏)
監督:マイウェン
「Valley of Love」(仏)
監督:ギョーム・ニクルー
「Macbeth」(英・米・仏)
監督:ジャスティン・カーゼル
「Il Racconto dei Racconti (The Tale of Tales)」(伊・仏・英)
監督:マッテオ・ガローネ
「Mia Madre」(伊・独・仏)
監督:ナンニ・モレッティ
「Youth」(伊・スイス・英・仏)
監督:パオロ・ソレンティーノ
「The Lobster」(ギリシャ・英・アイルランド・オランダ・仏)
監督:ヨルゴス・ランティモス
「Louder Than Bombs」(ノルウェー・デンマーク・米・仏)
監督:ヨアキム・トリアー
「山河故人(Shan He Gu Ren/Mountains May Depart)」(中・仏・日)
監督:ジャ・ジャンクー
「Saul Fia (Son of Saul)」(ハンガリー)
監督:László Nemes
『黒衣の刺客』“聂隐娘(Nie Yin niang/The Assassin)”(台湾)
監督:ホウ・シャオシェン
『海街diary』Umimachi Diary(Our Little Sister)(日)
監督:是枝裕和
「Carol」(英・米)
監督:トッド・ヘインズ
「Chronic」(米)
監督:マイケル・フランコ
「Sicario」(米)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
「The Sea of Trees」(米)
監督:ガス・ヴァン・サント
フランス映画が5本で多いです。
ヨーロッパ合作映画も多く、
今年は特にヨーロッパに偏ってますね。
アメリカ映画が3本ですが、
マイケル・フランコ監督はメキシコ人、
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はカナダ人です。
(『灼熱の魂』『プリズナーズ』『複製された男』)
アジアからは日本、中国、台湾。
日本からは常連是枝監督の『海街diary』
ジャ・ジャンクー監督「山河故人」は
いつも通りオフィス北野が出資しています。
ホウ・シャオシェン監督『黒衣の刺客』には妻夫木聡が出演。
(スー・チー、チャン・チェン、ニー・ターホン、
ニッキー・シエ、シー・チェン共演)
今年は審査員にアジア圏の人がいないので、
アジア映画は不利なのではないかな...
ガス・ヴァン・サントの「The Sea of Trees」に、
渡辺謙が出演しています。
(マシュー・マコノヒー、ナオミ・ワッツ共演)
日本関係では、
「ある視点」部門に
河瀬直美監督『あん』
黒沢清監督『岸辺の旅』
がエントリー。
実はカンヌ映画祭記事、
今年はもうやめようかと思っていました。
毎年書いていてもあまり反応のない記事だし、
今、リハビリ兼ねて映画を観るのに忙しく、
観た映画の感想記事もロクに書けていなくて...
ベルリンもヴェネチアも前回は書けなかったので、
カンヌももういいかなと思いましたが、
毎年書いているので
一応簡単にやることにしました。
アイルランドのブックメーカー(賭け屋)パディーパワーの
ウェブサイトでは、パルムドールの予想投票があります。
今の所人気なのは、
「The Lobster」
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:ジョン・C・ライリー、レア・セドゥ、
アリアーヌ・ラベド、レイチェル・ワイズ、
コリン・ファレル、ベン・ウィショー
近未来のディストピアで独身者は集められて
45日以内にパートナーを見つけられないと
動物に姿を変えられ森に放たれてしまう...
『海街diary』
監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか、長澤まさみ
夏帆、広瀬すず
加瀬亮、鈴木亮平
池田貴史、坂口健太郎
前田旺志郎、キムラ緑子
樹木希林、リリー・フランキー
風吹ジュン、堤真一、大竹しのぶ
吉田秋生の原作コミックの映画化。
家出したまま亡くなった父が残した、
異母妹すずと暮らすことにする
鎌倉の三姉妹幸、佳乃、千佳。
そして妹になる!?
『海街diary』予告動画↓
「Louder Than Bombs」
監督:ヨアキム・トリアー
出演:イザベル・ユペール、ガブリエル・バーン、
ジェシー・アイゼンバーグ、デイヴィッド・ストラザーン
3年前に亡くなった戦場カメラマンのローラ・フリードの
回顧展のために集まった夫と子ども達家族が、
彼女の秘密を知ることとなり...
「山河故人」
監督:ジャ・ジャンクー
出演:チャオ・タオ、シルヴィア・チャン、チャン・イー
1999年から始まり、2014年、2025年の
未来のオーストラリアまでが舞台。
小学校教師タオと彼女に
思いを寄せる2人の男性のドラマ。
「Il Racconto dei Racconti (The Tale of Tales)」
監督:マッテオ・ガローネ
出演:サルマ・ハエック、ヴァンサン・カッセル、
ジョン・C・ライリー、アルバ・ロルヴァケル
イタリアで17世紀にナポリの軍人で詩人の
ジャンバティスタ・バジーレによって書かれた
民話集『ペンタメローネ』から
3つのお話しが選ばれたファンタジー
「Il Racconto dei Racconti (The Tale of Tales)」トレーラー↓
「Sicario」
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エミリー・ブラント、ジョシュ・ブローリン、
ベニチオ・デル・トロ、ジョン・バーンサル、
ヴィクター・ガーバー、ジェフリー・ドノヴァン、
ラウル・トゥルヒーヨ
FBIの若き女性エージェントのエミリー・ブラントは、
CIAのメキシコの麻薬カルテルのボスを
ターゲットにした秘密作戦に参加する中で、
彼女の倫理観やモラルは極限まで押しやられる。
以上がパディーパワーのオッズで
今ところ人気がある作品です。
トレーラーが公開されている作品がまだ少ないです。
以下の作品はありますので貼っておきますね。
「Youth(La Giovinezza)」
監督:パオロ・ソレンティーノ
出演:マイケル・ケイン、レイチェル・ワイズ、
ハーヴェイ・カイテル、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダ
フレッド(マイケル・ケイン:引退した作曲家兼指揮者)と
ミック(ハーヴェイ・カイテル:映画監督)は、
旧友で、2人は80歳に手が届こうとしている。
アルプスの麓のホテルに春のヴァカンスに来ている。
「Youth(La Giovinezza)」↓トレーラー
「Mia Madre」
監督:ナンニ・モレッティ
マルゲリータ・ブイ、ジョン・タトゥーロ、
ジューリア・ラッツァリーニ、ナンニ・モレッティ
マルゲリータは成功した女性監督だが、
家族の問題をたくさん抱えていた。
「Mia Madre」トレーラー↓
「Valley of Love」
監督:ギョーム・ニクルー
出演:イザベル・ユペール、ジェラール・ドパルデュー
イザベルとジェラールは何年も会っていなかったが、
半年前に自殺した写真家の息子ミカエルから、
招待状をもらったカリフォルニアの死の谷にやってきた。
「Valley of Love」トレーラー↓
なんだかんだ、約半分紹介してしまいました(;^_^A
イザベル・ユペール、レイチェル・ワイズ、
ヴァンサン・カッセル、ジョン・C・ライリー、
など、2作品でメインキャストで出演しています。
毎年書いていますが、
映画祭の受賞は予想が難しいです。
審査員たちがどんな選択をするかなので、
批評家や記者の評価や下馬評が高い作品が
受賞するとは限りません。
時間があったら映画祭の様子のレポートや、
あと半分の作品の紹介をしようと思います。
今、新宿のケイズシネマの
「ラテン!ラテン!ラテン!
Action Inc.が届けたラテン映画10年間の軌跡。」
に通って、
充実のラテン映画三昧!をしていて、
これも記事を書きたいところですが、
欲張ってついでに他の映画も観ているので、
なかなかブログを書く時間がありません(´□`。)
イメージフォーラムで観た、
『イマジン』も良かったです!
アンジェイ・ヤキモフスキ監督。
ポーランド映画人の水準の高さ!
リスボンの視覚障碍者の診療所。
白杖を使わず外出できる「反響定位」の方法を教える
イアン(エドワード・ホッグが熱演)
目が見える者も想像力を試される。
生徒たち、アレキサンドラ・マリア・ララ(ファンなのです)も好演!
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
Life by Anton Corbijn
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