全部観たい!監督別・ジャンル別名作映画BEST149!
4月23日発売、東京グラフィティ5月号に1P書きました!
4月23日発売の東京グラフィティ5月号
「全部観たい!監督別・ジャンル別名作映画BEST149!」
P27の1ページに私が書きました。
テーマ別にベスト3の映画を紹介する企画です。
日本のドキュメンタリー映画について
テーマを設けて
書いて欲しいというオファーをもらいましたので、
「反骨の日本のドキュメンタリーBEST3」
を書きました。
スキャンして縮小したら字が読みにくくなったので、
記事を紹介させて戴きますね。
イラストレーター
プロフィール:
映画は年間200本以上劇場鑑賞。45年以上の鑑賞歴。
大学でマスコミ論専攻だったため、
ドキュメンタリー映画を積極的に鑑賞。
テーマ名は初め、
「闘う人々から知る、本当の反骨精神とは。」
としましたが、
字数の関係で
「反骨の日本のドキュメンタリーBEST3」
に変えました。
【ベスト1】
『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』
監督:長谷川三郎
出演者:福島菊次郎
製作年:2012年
あらすじ:
戦後66年間現場の最前線でシャッターを切り続けて来た伝説の報道写真家。
彼の生き様と撮った写真が語る戦後日本の真の姿とは。
「真に反骨とはどういうことか。ブレないなんて生易しい。」
「問題自体が法を犯したものであれば、
カメラマンは法を犯してもかまわないわけです。
そういう状況を発表するのは必要なわけです。
ならば我々が映像にかかわる分野を担当している
カメラマンとして、写すべきなんです。」
(福島菊次郎談)
原爆被災者、被爆地ヒロシマ、戦争孤児の島、
母子寮、祝島、安保闘争、学生運動、
三里塚闘争、自衛隊、兵器産業、
ウーマンリブ運動、公害、昭和天皇の戦争責任、原発。
福島氏が、撮影し取り組んできた問題は戦後日本史そのもの。
政治やマスコミが隠そうとすること、
表に出さないものに入り込んで発表してきた。
こんなに強く、優しくしなやかにつつましく、
生きて仕事をし続けている、
福島氏の生き様に圧倒され感動とともに背筋が伸びた。
彼のような真のアナーキストはもういないかもしれない。
今、管理されることへの抵抗力が
極端に落ちている社会状況の中で
福島氏の生き様と作品を観て話を聞くことは、
必ず貴重な体験と糧になることを保証する。
↓『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』予告動画
↓ブログの過去記事です。
『ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳』
真に反骨とはどういうことか。
ブレないなんて生易しい。←クリック
ニッポンの嘘 報道写真家 福島菊次郎90歳 [DVD]/
福島菊次郎
【ベスト2】
『標的の村』
監督:三上智恵
出演者:安次嶺現達他
製作年:2013年
あらすじ:
2012年9月沖縄市民が普天間基地ゲートを
完全封鎖した事実。
国が国策に反対する小学生を含む住民を
訴える前代未聞の裁判とは。
「沖縄基地問題の隠された事実と背景を知る。」
米軍機オスプレイが年間1200回飛来する着陸帯が
家のすぐ側に建設されることに反対し
座り込みをした東村・高江の住民。
現場に行ったこともない7歳の子どもまで被告にされ
「通行妨害」で国に訴えられた。
国が、国の方針に従わない住民に
圧力をかける法と仕組みは一体誰のためのもの?
オスプレイ配備前に市民が普天間基地ゲートを
座り込みで封鎖したのを力ずくで排除する警察は
誰のための組織?
米軍普天間基地の辺野古への移設問題で、
昨年の知事選や衆院選4小選挙区で
辺野古移設反対派が勝った意味、
沖縄が負担した歴史を本土の人間が
知らないでは済まされない必見作。
『誰も知らない基地のこと』もお奨め。
↓『標的の村』予告動画
『標的の村』は、
上映会などで見ることができます。
詳しくは↓
『標的の村』公式HP←クリック
『誰も知らない基地のこと』
2010年製作
イタリア映画
監督:エンリコ・パレンティ、トーマス・ファツィ
出演者:ゴア・ヴィダル、ノーム・チョムスキー、
チャルマーズ・ジョンソン
↓『誰も知らない基地のこと』予告動画
誰も知らない基地のこと [DVD]/
ゴア・ヴィダル,ノーム・チョムスキー,
チャルマーズ・ジョンソン
【ベスト3】
『ミツバチの羽音と地球の回転』
監督:鎌仲ひとみ
出演者:山口県上関町祝島の人々
製作年:2010年
あらすじ:
脱原発を国民投票で決め脱石油も目指すスウェーデンと、
上関原発の建設に反対し続けてきた
祝島を舞台に持続可能な社会を考える。
「原発再稼働、建設について思考停止しない。」
上関原発建設反対派の祝島住民は、
原発建設による環境破壊から、
自然と共生しながら千年続いてきた暮らしと文化を守るために、
30年近く活動家も入らない地道な反対運動を続けてきた。
自分たちの生活を守るだけでなく、
未来を見据えての普通の人たちの姿勢を見倣いたい。
脱原発、脱石油のエネルギーシフトを実行に移している
スウェーデンの地域に根差した取り組みは、
日本の20年先を行っている。
参考にできることは多く、日本でも可能な取り組みだ。
チェルノブイリと福島の原発事故後の生活で、
子どもを被爆から守る母親たち追った、
鎌仲監督の公開中の新作『小さき声のカノン 選択する人々』と、
『祝の島』(ほうりのしま)
纐纈あや監督(はなぶさあや『ある精肉店のはなし』)
もおススメ。
↓『ミツバチの羽音と地球の回転』予告動画
ミツバチの羽音と地球の回転 [DVD]/
ドキュメンタリー映画
ぶんぶん通信(4枚組) 映画「ミツバチの羽音と地球の回転」
撮影現場からのレポート [DVD]/
六ヶ所村ラプソディー [DVD]/
ドキュメンタリー映画
↓『小さき声のカノン』予告動画
『小さき声のカノン』公式ウェブサイト←クリック
鎌仲ひとみ監督新作『小さき声のカノン』
横浜シネマ・ジャック&ベティ、
渋谷アップリンク 5月2日(土)~上映
浜松シネマイーラ 7月18日(土)~24日(金)上映
その他の上映情報は上記の公式ウェブサイトを観て下さいね。
『祝(ほうり)の島
原発はいらない!命の海に生きる人々』(2010年)
『ある精肉店のはなし』(2013年)の
纐纈あや監督(はなぶさあや)初監督作品
↓『祝(ほうり)の島』予告動画
祝(ほうり)の島 原発はいらない!命の海に生きる人々 [DVD]/
ドキュメンタリー映画
『東京グラフィティ』に私が書いた記事と、
作品のチラシ画像、動画を紹介しました。
日本のドキュメンタリー映画史上の
傑作ベスト3というわけではなく、
原発再稼働の問題、
沖縄の基地問題など、
今日本が抱える問題を扱っていて、
ぜひお奨めしたいと思う作品の中から
DVDなどで見ることができる3作品を選びました。
ブログはウェブ上で多くの人に
読んでもらえる機会もありますが、
紙媒体に自分の記事が載るのも嬉しいです。
今まではシネマイーラ会報や、
タウン誌やミニコミにしか記事を書いたことがなく、
『東京グラフィティ』のような一般紙に書いたのは
初めてだったので記念になりました。
『東京グラフィティ』は首都圏の本屋や
本屋での取り寄せ、
アマゾン、楽天ブックスなどでも購入できます。
表紙は菊池亜希子さん(『森崎書店の日々』主演など)
菊池さんの「女の人生が見える映画BEST3」は、
『テイク・ディス・ワルツ』(サラ・ポーリー監督)
『乱れる』(成瀬巳喜男監督)
『美しい人』(ロドリゴ・ガルシア監督)
でした。
『テイク・ディス・ワルツ』の私の記事↓
『テイク・ディス・ワルツ』ミシェル・ウィリアムズが素晴らしい!
サラ・ポーリー監督の才能に脱帽!←クリック
今週も病院通いしながらのポンコツな日々ですが、
徐々にペースを上げて映画を観ています。
『インヒアレント・ヴァイス』
『グッド・ライ いちばん優しい嘘』
『恐怖分子』
『女神は二度微笑む』
『君が生きた証』
観ました。
出かけると疲れるので
なかなかブログが書けません(><;)
私のブログの初期の頃からコメントを下さり、
とてもお世話になったブロガーのsakuさんが、
8年以上毎日更新!されていた
「一期一映sakuの映画日記」←クリック
を本日の『セッション』の記事で卒業されることになりました。
私の『セッション』の記事を紹介して下さっていて、
最後まで本当にお世話になりました。
私は毎日更新なんてとても無理。
sakuさんはそれを8年以上続けて来られたのだから、
本当に凄い映画愛です!
sakuさん、たくさんの映画愛がこもった記事を
長い間ありがとうございました!
私のブログはまだ今年の7月でやっと3周年。
まだまだです。
これからも命があって、
体が動く限りは続けていきたいです!
「東京グラフィティ」記事のプロフィールに
ブログのこと書けばよかったなァと今頃気付いた(^o^;)
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Life by Anton Corbijn
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