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私のローマの休日と『ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口』感想 美術品をもっと見せて欲しい!

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私のローマの休日と
『ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口』感想
美術品をもっとがっつり観たかった。


109シネマズ川崎で3D鑑賞
2013年製作
イタリア映画
原題:THE VATICAN MUSEUMS 3D









↓これに騙されちゃったんだよなのトレーラー



↓日本版予告動画


監督:マルコ・ピアニジャーニ(ヴァチカン美術館館長)

出演:
アントニオ・パオルッチ(ヴァチカン美術館館長)
パオロ・カシラギ

吹替えナレーション:石丸謙二郎

上映時間:66分

前の記事に書いたこと一部使いまわしちゃうけど、
4K3D映像に期待して観に行きましたが、
後でパンフ読んで知ったこと...
なんと日本にはまだ4Kの上映施設がない。(´д`lll)
正確には機器はあるけどファイルが対応してないのだそう。
2Kへのダウンコンバート
(高精細解像度の映像信号を従来解像度の映像信号に変換すること)
なんだって。
でも、信号には4K的な微小信号因子が多数含まれていて、
従来の2K撮影より、解像度は確実に高い。
というパンフの解説ですが、う~ん...
期待した高解像度の映像ではなかったなあ。
3Dであることもなんだかなあでした。
彫刻は立体感が出ていたけど、
壁画の人物が飛び出してみえるのは違和感ありました(・_・;)
確かにイメージ映像は綺麗だったけど。
このイメージ映像が多過ぎでね( ´(ェ)`)
雫がぽちゃーんと水面に落ちて波紋が広がるというね
こんな感じの映像が何回も出て来てくる。↓



それから、パオロ・カシラギが
なぜか古代ローマ彫刻みたいな裸体で、
彫刻彫ったりするの。
画像探したけどなくて。
これがパオロ・カシラギ。もっと体は鍛えてあった↓



顔はこんな感じでした。ちょっと阿部寛に似てない?





体はきっちり鍛えてあるときの
チャニング・テイタム風かな?
こんな感じのチャニング↓



こういう時のチャニングじゃなくてね(><;)↓



イメージ映像に加え、
賢人の言葉なども映像上に字が入ります。
館長の解説を抜かして、
イメージ映像だけで3割くらいあった気がする。(°д°;)
上映時間が66分しかないのにですよ。
だから肝心の美術品自体の映像はこれだけ!?
って感じでした。
もっと、美術品を数多くじっくり観たかったですよ。
壁画や彫刻を
至近距離から見られたのはよかったけど、
壁画の人物が飛び出してみえるのはヘンな感じでした。
やたらドラマティックな音楽がうるさいし。
全体に演出過剰なんです。
フレデリック・ワイズマン監督の
ドキュメンタリー映画とは対極にあるタイプ。
本物の美術展では、
絵画のマチエール(作品表面の肌合い)が見れるのが
とても興味深いのだけど、
この映画はそこまではしっかり見せてくれない。
作品保護の関係でだと思うのですけどね。
この作品にはドキュメンタリー映画としての
作家性など求めてなかったです。
高解像度の映像で美術品をたくさんじっくり
見られることを期待していました。
イメージ映像なんか見たくなかったで~す(。・ε・。)
ヴァチカン美術館には行ったことがあります。
2日行ったけど、見きれなかった。
ちょうどシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」が
修復中で見られなかったのが残念でした。
今回この映画で見て、
やっぱり本物が見たくなりました。
この映画はヴァチカン美術館入門編として、
お金かけてもよい人が見たらいいと思います。
私はレディースデイの3D料金1500円で見たけど、
残念ながら元を取れたと思えませんでした。


これらの有名な作品が見られます。↓



システィーナ礼拝堂の
ミケランジェロの壁画と天井画



天井画の「アダムの創造」↑



壁画「最後の審判」↑



ラファエロの「アテネの学堂」↑



カラヴァッジョ「キリストの埋葬」↑



ゴッホ「忘れられたピエタ」↑



ミケランジェロ「ピエタ」↑



「ベルヴェデーレのトルソ」↑



「ラオコーン群像」↑



2000年に新設された螺旋階段↑



石丸謙二郎のナレーションは合っていると思いました。
余談ですが、
私はつかこうへいのつかへい腹黒日記だったか、
石丸謙二郎が今でいういじられキャラですか?
かなりつかへいの脚色入った描写で
可愛さ余ってもあると思うけど、
相当ひどいいじめられ方をしていて、
そのイメージが脳裏に焼き付いてしまい、
真面目な演技やナレーションしていても
つかへいにいじめられている
石丸さんが頭に浮かんじゃうのです。

つかへい腹黒日記 (角川文庫 (5892))/つか こうへい




そして、もう23年も前の私のローマの休日(笑)


ヴァチカンのサンピエトロ広場で。
ちっこい人物が私



ヴァチカン美術館の入り口で。



映画に出てきた螺旋階段かと思ったけど、
1992年に撮ったものだから他の場所ですね。



スペイン広場



スペイン広場といえばこれ。
思いっきりベタだし、
オードリーに似ても似つかぬ私ですが
やってしまいましたf^_^;


この旅行ではミラノ、ヴェネチア、フィレンツェ、
アッシジ、ローマに行きました。


最近公開された美術館のドキュメンタリー、
『みんなのアムステルダム国立美術館へ』
ウケ・ホーヘンダイク監督



『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』
フレデリック・ワイズマン監督



そして本作『ヴァチカン美術館4K3D 天国への入口』。
私はこれしか観れませんでしたが、
娘は全部観ていて、
『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』
が一番良かったと言っています。
娘は名画座通いをよくしてるのですけど、
最近イメージフォーラムに行って、
『ショア』(Shoah)全編(クロード・ランズマン監督)
や、シュヴァンクマイエル映画祭、
『正しく生きる』の初日舞台挨拶付とか観てるので
ブログにUPするから感想書けば?
と言っているのですが、
全くその気がありません。

映画好きな彼氏ができないかなあ。


『かしこい狗は、吠えずに笑う』


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