『さらば、愛の言葉よ 3D』
これぞ21世紀のアヴァンギャルド!
邦題の「愛」は余計な
刺激的、挑戦的で新鮮なゴダール新作観た!
日本語版予告動画↓
ソフトなヌードシーンあり(笑)
オフィシャル・トレーラー:フランス語版
無修正ヌードシーンあり(笑)↓
オフィシャル・トレーラー:英語字幕付き
なぜかヌードシーンはなし(苦笑)↓
1月30日に
3回目の抗がん剤治療の点滴をしました。
私は点滴した翌日の夜から副作用が出るので、
『さらば、愛の言葉よ 3D』
初日になんとか行けそうと狙っていました。
家から一番近い横浜ブルク13では
3D上映2000円均一料金で、
割引なしだから、どうせいつ見ても同じですから。
しかし、昼過ぎから副作用が出てきてしまって、
どうしようか悩みました。
明日からは確実に副作用の強い苦しい日々を
送らないといけないので、
娘と一緒に出かけるし、
夜まではなんとかなるだろう。
えいや!と出かけてきました。
私は外出すると元気が出るので、
終わったあと夕食にスペイン料理も食べてきてしまいました
この作品は原題「Adieu au langage 3D」
英題は「Goodbye to Language 3D」
邦題に「愛」を付けたのはなんで??
「さらば、言葉よ」
で、いいのに。変な邦題です。
ゴダール流3D映像詩映画。
観て、聞いて、感じて、考える映画です。
これぞ21世紀の前衛芸術映画でしたよ。
分かりやすい映画ではありませんから、
観たい人が観て、味わって、考える作品。
興味のある人が観ればよい映画です。
引用される書物も簡単なものはないし、
哲学用語も多用されます。
映像は街の風景や
自然の美しい情景
犬の行動
恣意的で刺激的な映像
戦争のニュース映像
男女のヌード(無修正:
さすがに映倫もこれにボカシを入れたら、
笑いものになること恐れたのか?)
モノクロのクラシック映画の映像の引用、
細切れのオリジナルドラマ
などの実に新鮮な3D映像の
コラージュになっています。
83歳のゴダールの
この枯れない瑞々しい感性に感動しました。
ケン・ローチ監督の
『ジミー・野を駆ける伝説』(原題:Jimmy's Hall)
(これも大仰な邦題ですな┐( ̄ヘ ̄)┌)
を、木曜日に観ましたが、
2人とも現代社会におけるファシズムの到来に
警告を発しているのが印象的です。
一番哲学的なのは、
ゴダールのパートナー、
アンヌ=マリー・ミエヴィルの愛犬、
ウェルシュ・シープドッグの
ロクシーの目だったりするのです。
ロクシー・ミエヴィルくんは
2014年カンヌ映画祭のパルムドック賞の審査員特別賞を受賞。
ちなみにパルムドック賞はある視点部門最高賞を受賞した
「White God (Fehér Isten)」の
ハーゲン(役名)を演じた、ボディとルークでした。
スペシャル・メンションとして
ベルトラン・ボネロ監督『Saint Laurent』の
イヴ・サン・ローランの愛犬ムジーク。
下のリンクから受賞した全部のワンコの写真も見れますよ。
パルムドッグ受賞のワンコ!
2014年カンヌ映画祭ある視点賞受賞の「White God」の名演技犬
←クリック
『さらば、愛の言葉よ 3D』で、
ゴダールは2014年カンヌ映画祭で、
当時83歳で25歳のグザヴィエ・ドランと
監督賞を受賞しました。
『さらば、愛の言葉よ』の感想は
できればもう少し詳しく書きたいと考えています。
この1ヶ月に、
・デヴィッド・クローネンバーグ1943年3月15日 (71歳)
・ロマン・ポランスキー1933年8月18日 (81歳)
・ケン・ローチ1936年6月17日 (78歳)
・ジャン=リュック・ゴダール1930年12月3日 (84歳)
と、高齢の名匠の映画を観ましたが、
みんな、全然感性も作品も枯れてない!
一番高齢のゴダール作品が、
一番挑戦的な仕事ですよ。
30代、40代でもう歳だなどと言ってる人は、
ぜひ、この人たちの今の作品を観て、
ガツンと喝を入れてもらって下さい。
私は今49歳で、50歳を迎えられるのかと、
絶望的な気持ちに襲われもしました。
完治を目指して抗がん剤治療中ですが、
こうして映画が観られているなんて、
ホンの2ヶ月前は予想もできませんでした。
生きている限り、
感性も、創造力、創造力も錆びないよう、
鍛錬して行きたいです。
この名匠たちの映画を観て、
その思いに強い刺激を受けました。
1月に観た映画は
・『毛皮のヴィーナス』
・『タチャ 神の手』
・『さよなら歌舞伎町』
・『KANO 1931海の向こうの甲子園』
・『ビッグ・アイズ』
・『ジミー・野を駆ける伝説』
・『さらば、愛の言葉よ 3D』
の7本でした。
11月末に退院して、
12月はまた入院して1回目の抗がん剤治療や通院があり、
『6才のボクが、大人になるまで』
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』
の2本しか観れませんでした。
それでも、2014年は年間劇場鑑賞227本。
10月からは数本しか観ていないです。
それまでにちょっと飛ばし過ぎたかな?
2014年に観た作品のまとめやランキングもしたいのですが、
もう少し先になりそうです。
1月は抗がん剤治療を9日と30日に、
外来で日帰りで点滴しました。
朝から5~6時間かかります。
副作用に苦しむ期間、
血液検査と受診の病院通いもあり、
なかなか思うように
映画を観に行くことはできません。
でも、手術した11月には、
こんなに早く映画を観に行けるようになるとは、
思っていませんでした。
合併症と極度の貧血で
体が急速に衰弱しての緊急入院でした。
手術に耐えられる体力がないからと、
点滴や輸血をしたけどあまり効果がなく、
ガンの進行も心配ということで、
手術に踏み切りましたが、
合併症もあり、出血も多く、
とても大がかりな手術になりました。
全身麻酔が覚めた時、
「ああ、生きて帰ってこれた」と、
ただ、思いました。
1ヶ月に劇場鑑賞10本以下なんて、
昨年秋以前なら考えられなかったです。
でも、もう量修業は終わりにしようと思います。
映画は3歳ころから親と映画館で観てきました。
自分だけで観るようになったのは小学生になってから。
それからずっと映画館に通って観てきました。
この10年くらいは年間200~300本観ました。
でもこれからは映画は厳選して観ます。
映画を観ながらもしていましたが、
美術館やコンサートに行く、
旅行もしたいです。
もっと本も読みたいし、
絵や書道の自分の創作活動もしたい。
映画は自分の趣味のひとつだけど、
費やす時間が一番多くなっていたので、
配分を変えていきます。
抗がん剤の副作用のひとつの倦怠感で、
気分が落ち込んでしまうため、
上手く気晴らしをして精神状態をコントロールしないと、
うつ病になってしまう心配もあります。
今の所、やりやすい私の気晴らしは、
映画の劇場鑑賞です。
横浜ブルク13は京浜東北根岸線桜木町駅の
すぐ側のコレット・マーレという、
ショッピングビルの6階にあります。
同じ階にレストラン街があり、
その中のスペイン料理の店「TapasBlanco」で、
みなとみらいの夜景を見ながら、
夕食を食べてきました。
パエリアはできるまでに時間がかかるため、
生ハム入りクリームコロッケ、
牛肉の串焼きの単品料理も食べましたが、
写真を撮ることはすっかり忘れて食べてしまいました(笑)
これぞ21世紀のアヴァンギャルド!
邦題の「愛」は余計な
刺激的、挑戦的で新鮮なゴダール新作観た!
日本語版予告動画↓
ソフトなヌードシーンあり(笑)
オフィシャル・トレーラー:フランス語版
無修正ヌードシーンあり(笑)↓
オフィシャル・トレーラー:英語字幕付き
なぜかヌードシーンはなし(苦笑)↓
1月30日に
3回目の抗がん剤治療の点滴をしました。
私は点滴した翌日の夜から副作用が出るので、
『さらば、愛の言葉よ 3D』
初日になんとか行けそうと狙っていました。
家から一番近い横浜ブルク13では
3D上映2000円均一料金で、
割引なしだから、どうせいつ見ても同じですから。
しかし、昼過ぎから副作用が出てきてしまって、
どうしようか悩みました。
明日からは確実に副作用の強い苦しい日々を
送らないといけないので、
娘と一緒に出かけるし、
夜まではなんとかなるだろう。
えいや!と出かけてきました。
私は外出すると元気が出るので、
終わったあと夕食にスペイン料理も食べてきてしまいました
この作品は原題「Adieu au langage 3D」
英題は「Goodbye to Language 3D」
邦題に「愛」を付けたのはなんで??
「さらば、言葉よ」
で、いいのに。変な邦題です。
ゴダール流3D映像詩映画。
観て、聞いて、感じて、考える映画です。
これぞ21世紀の前衛芸術映画でしたよ。
分かりやすい映画ではありませんから、
観たい人が観て、味わって、考える作品。
興味のある人が観ればよい映画です。
引用される書物も簡単なものはないし、
哲学用語も多用されます。
映像は街の風景や
自然の美しい情景
犬の行動
恣意的で刺激的な映像
戦争のニュース映像
男女のヌード(無修正:
さすがに映倫もこれにボカシを入れたら、
笑いものになること恐れたのか?)
モノクロのクラシック映画の映像の引用、
細切れのオリジナルドラマ
などの実に新鮮な3D映像の
コラージュになっています。
83歳のゴダールの
この枯れない瑞々しい感性に感動しました。
ケン・ローチ監督の
『ジミー・野を駆ける伝説』(原題:Jimmy's Hall)
(これも大仰な邦題ですな┐( ̄ヘ ̄)┌)
を、木曜日に観ましたが、
2人とも現代社会におけるファシズムの到来に
警告を発しているのが印象的です。
一番哲学的なのは、
ゴダールのパートナー、
アンヌ=マリー・ミエヴィルの愛犬、
ウェルシュ・シープドッグの
ロクシーの目だったりするのです。
ロクシー・ミエヴィルくんは
2014年カンヌ映画祭のパルムドック賞の審査員特別賞を受賞。
ちなみにパルムドック賞はある視点部門最高賞を受賞した
「White God (Fehér Isten)」の
ハーゲン(役名)を演じた、ボディとルークでした。
スペシャル・メンションとして
ベルトラン・ボネロ監督『Saint Laurent』の
イヴ・サン・ローランの愛犬ムジーク。
下のリンクから受賞した全部のワンコの写真も見れますよ。
パルムドッグ受賞のワンコ!
2014年カンヌ映画祭ある視点賞受賞の「White God」の名演技犬
←クリック
『さらば、愛の言葉よ 3D』で、
ゴダールは2014年カンヌ映画祭で、
当時83歳で25歳のグザヴィエ・ドランと
監督賞を受賞しました。
『さらば、愛の言葉よ』の感想は
できればもう少し詳しく書きたいと考えています。
この1ヶ月に、
・デヴィッド・クローネンバーグ1943年3月15日 (71歳)
・ロマン・ポランスキー1933年8月18日 (81歳)
・ケン・ローチ1936年6月17日 (78歳)
・ジャン=リュック・ゴダール1930年12月3日 (84歳)
と、高齢の名匠の映画を観ましたが、
みんな、全然感性も作品も枯れてない!
一番高齢のゴダール作品が、
一番挑戦的な仕事ですよ。
30代、40代でもう歳だなどと言ってる人は、
ぜひ、この人たちの今の作品を観て、
ガツンと喝を入れてもらって下さい。
私は今49歳で、50歳を迎えられるのかと、
絶望的な気持ちに襲われもしました。
完治を目指して抗がん剤治療中ですが、
こうして映画が観られているなんて、
ホンの2ヶ月前は予想もできませんでした。
生きている限り、
感性も、創造力、創造力も錆びないよう、
鍛錬して行きたいです。
この名匠たちの映画を観て、
その思いに強い刺激を受けました。
1月に観た映画は
・『毛皮のヴィーナス』
・『タチャ 神の手』
・『さよなら歌舞伎町』
・『KANO 1931海の向こうの甲子園』
・『ビッグ・アイズ』
・『ジミー・野を駆ける伝説』
・『さらば、愛の言葉よ 3D』
の7本でした。
11月末に退院して、
12月はまた入院して1回目の抗がん剤治療や通院があり、
『6才のボクが、大人になるまで』
『マップ・トゥ・ザ・スターズ』
の2本しか観れませんでした。
それでも、2014年は年間劇場鑑賞227本。
10月からは数本しか観ていないです。
それまでにちょっと飛ばし過ぎたかな?
2014年に観た作品のまとめやランキングもしたいのですが、
もう少し先になりそうです。
1月は抗がん剤治療を9日と30日に、
外来で日帰りで点滴しました。
朝から5~6時間かかります。
副作用に苦しむ期間、
血液検査と受診の病院通いもあり、
なかなか思うように
映画を観に行くことはできません。
でも、手術した11月には、
こんなに早く映画を観に行けるようになるとは、
思っていませんでした。
合併症と極度の貧血で
体が急速に衰弱しての緊急入院でした。
手術に耐えられる体力がないからと、
点滴や輸血をしたけどあまり効果がなく、
ガンの進行も心配ということで、
手術に踏み切りましたが、
合併症もあり、出血も多く、
とても大がかりな手術になりました。
全身麻酔が覚めた時、
「ああ、生きて帰ってこれた」と、
ただ、思いました。
1ヶ月に劇場鑑賞10本以下なんて、
昨年秋以前なら考えられなかったです。
でも、もう量修業は終わりにしようと思います。
映画は3歳ころから親と映画館で観てきました。
自分だけで観るようになったのは小学生になってから。
それからずっと映画館に通って観てきました。
この10年くらいは年間200~300本観ました。
でもこれからは映画は厳選して観ます。
映画を観ながらもしていましたが、
美術館やコンサートに行く、
旅行もしたいです。
もっと本も読みたいし、
絵や書道の自分の創作活動もしたい。
映画は自分の趣味のひとつだけど、
費やす時間が一番多くなっていたので、
配分を変えていきます。
抗がん剤の副作用のひとつの倦怠感で、
気分が落ち込んでしまうため、
上手く気晴らしをして精神状態をコントロールしないと、
うつ病になってしまう心配もあります。
今の所、やりやすい私の気晴らしは、
映画の劇場鑑賞です。
横浜ブルク13は京浜東北根岸線桜木町駅の
すぐ側のコレット・マーレという、
ショッピングビルの6階にあります。
同じ階にレストラン街があり、
その中のスペイン料理の店「TapasBlanco」で、
みなとみらいの夜景を見ながら、
夕食を食べてきました。
パエリアはできるまでに時間がかかるため、
生ハム入りクリームコロッケ、
牛肉の串焼きの単品料理も食べましたが、
写真を撮ることはすっかり忘れて食べてしまいました(笑)
海鮮パエリア。今まで食べたパエリアは、
スペインで食べた大鍋で作られたものが一番美味しかったけど、
このパエリアも美味しかったです。
スペインで食べた大鍋で作られたものが一番美味しかったけど、
このパエリアも美味しかったです。
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
25歳衝撃の才能
渡部亮平監督応援しています
TSUTAYA限定でレンタルしてます
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