吉永淳『2つ目の窓』第4回サハリン映画祭で主演女優賞受賞
↓『2つ目の窓』Still the Water トレーラー
シネマイーラの会報9月号が届きました。
私の連載コーナーの掲載スペースは
紙面の編集の都合(だと思いたいのですが(^o^;))
だんだん小さくなっていて、
今回は自分でも字が読めないくらいf^_^;
でも、紙媒体に自分の作品が載るという事は、
自分にとって執着のあることなので、
これからも連載を続けさせてもらいたいです。
イーラのお客さんでこのブログをご覧になっている方は、
そもそも殆どいなかったし、
上映作品紹介もやめてしまったので、
今は多分もういないと思いますが、
いつもブログを読んで下さる皆さんにご紹介したくて
大きく(笑)UPしました。
吉永淳さんは、
第4回サハリン映画祭で主演女優賞を受賞しました。
サハリン映画祭は歴史の浅い映画祭なので、
メディアで取り上げられることも殆どありませんが、
昨年はジャ・ジャンクー監督が審査委員長で、
中野量太監督『チチを撮りに』が、
コンペティション部門で最高賞のグランプリを受賞しています。
『2つ目の窓』は、
前にもブログに書きましたが、
スクリーン鑑賞をおススメめしたい作品です。
吉永淳さんは、
尾野真千子さんを発掘した河瀬監督に
認められての出演で演技力もありますから、
今後に期待したい若手女優です。
私は吉永淳さんの出演作品は、
『とんねるらんでぶー』(池田千尋監督2011年)
『あぜ道のダンディ』(石井裕也監督2011年)
しか観ていないです。
↓『あぜ道のダンディ』予告動画
『あぜ道のダンディ』は
私は公開時にシネマイーラで観ました。
メジャー作品ではないですが、
石井裕也監督の作品ですし、
出演者も結構豪華なので、
BSやDVDでご覧になった方も多いのでは?
出演:
光石研
田口トモロヲ
森岡龍
吉永淳
西田尚美
山本ひかる
染谷将太
綾野剛
螢雪次朗
藤原竜也
岩松了
吉永淳さんは光石研の娘、森岡龍くんの妹役でした。
『とんねるらんでぶー』は、
吉永淳さんの初主演の短編映画です。
『東南角部屋二階の女』の池田千尋監督。
吉本興業が協賛している沖縄国際映画祭の
第3回(2011年)に「地域発信型映画」の
1作品として製作されました。
↓『とんねるらんでぶー』予告動画
三ヶ日みかんで有名な
静岡県三ヶ日町(浜松市北区)が舞台。
退屈な田舎町から出て行きたくて、
鬱屈した感情を抱きながら生活している、
歌うことが好きな主人公の女子高生が吉永淳さんです。
共演は美保純、鈴木卓爾、
森田泰行、平畠啓史
藤田憲右(トータルテンボス)
大村朋宏(トータルテンボス)
これ、さすがは!?吉本興業、
ちゃんとこの時製作された6本の短編映画を
収めたDVD出てました。
地域発信型映画~あなたの町から日本中を元気にする!~第3回沖縄国際映画祭出品短編作品集 [DVD]/
陣内智則,ロザーナ,島田洋八
私は「はままつ映画祭」で観ました。
三ケ日にこんな可愛い女子高生いるのかな~
(って不穏な発言)
と、思いましたが、
磐田市出身の池田千尋監督が、
自身の高校生時代の投影もしたであろう
「ここから出て行きたい」田舎の女子高生を、
自然に上手く演じていました。
今回のサハリン映画祭主演女優賞受賞についての、
吉永淳さんのコメント。
「サハリン国際映画祭の関係者の方々に、心から感謝致します。
奄美の海もまた、
世界中の大きなオーシャンに繋がっていると思うと、
わたしの鼓動は、高鳴るばかりです。
正直なところ、
このような賞を頂けるとは夢にも思いませんでした。
今もまだ実感がわきません。
何かのご褒美でこのような賞を頂けるとするならば、
それは、きっとわたしを支えていただいた
周りの方々に贈られるべきもので、
皆様には感謝の気持ちで一杯です。
いつの日か、日本のお土産をもって、
ロシアを訪れてみたいです。
今後も、学ぶことと好奇心とを忘れずに
生きていきたいです。」
吉永淳さんはカンヌ映画祭の記者会見でも、
とてもしっかりした応答をしていました。
『2つ目の窓』は、
命や、人間と自然とのつながりを考えさせられる、
河瀬監督の作家性の出た作品ですから、
好き嫌いも出る作品とは思いますが、
私は今年観た新作日本映画の中では、
気に入った1本で観て良かったと思います。
河瀬監督の新境地の作品で、
今後の作品が楽しみになりました。
今公開中の『TOKYO TRIBE』の
清野菜名さんパンチラやヌードが、
男性の皆さんにとても好評なようですが、
『2つ目の窓』での、
生命力溢れる吉永淳さんのヌードも素敵です。
『とんねるらんでぶー』
池田千尋監督の初長編映画
『東南角部屋二階の女』(2008年)
出演:
西島秀俊
加瀬亮
竹花梓
香川京子
塩見三省
高橋昌也
大谷英子
赤堀雅秋
浜田晃
利重剛
西島秀俊(主演)と加瀬亮が共演。
香川京子さん、今年1月に亡くなった高橋昌也さん、
という大ベテランと、
若手演技派の共演も見所です。
塩見三省さんも重要な役どころ。
インディー映画の小品ですが、
私は好きな作品です。
興味を持たれた方はご覧になってみてください。
↓『東南角部屋二階の女』予告動画
東南角部屋二階の女 (通常版) [DVD]/
西島秀俊,加瀬亮,竹花梓
『東南角部屋二階の女』
カメラは大ベテラン『ドライブイン蒲生』で
監督デビューもしたたむらまさき(田村正毅)さんです。
私は前にもブログに書き、
上の「新・映画時光」にも書きましたが、
『2つ目の窓』の山崎裕さんのカメラワークと
『ドライブイン蒲生』のたむらさんのカメラワークは、
映像の仕事目指す若い人には必見とおススメしたいです。
勿論2作品とも映画ファンのみなさんに観て戴きたい作品です。
池田千尋監督には直接お会いして、
お話を伺ったことがあります。
高校生時代、シネマイーラができる前に、
浜松東映劇場でやっていた自主上映会で、
映画を観ていたそうです。
私もきっと一緒に観ていたと思います。
東京で映画の仕事を続けるために
大変な努力をしてみえました。
池田千尋監督の新作は『ミスターホーム』
池田千尋監督が講師をしている
映画や演劇、俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」の
「映画俳優実践塾」で製作された映画で、
池田千尋監督と4名の若手監督がタッグを組み、
出演はワークショップに参加した俳優が出演。
全五章からなるオムニバス映画。
池田千尋が総監督、プロデュースを担当。
第一章は長友孝和監督、
第二章はハセガワアユム監督、
第三章は工藤渉監督、
第四章は根本宗子監督、
第五章は池田千尋監督。
4月に新宿K's CINEMAで1日だけの限定上映され、
9月20日(土)~26日(金)
モーニング&レイトショー公開
【上映時間】11:00 21:20
↓『ミスターホーム』予告動画
私はあいかわらず体調が良くなくて、
元気も出ないので、
今月はまだ映画を3本しか観てないです。
でも今年の劇場鑑賞本数の累計は210本を越えたので、
これからぼちぼち観ていっても、
250本に届かなかった昨年の鑑賞本数は
越えられるかな?
今日はなんとか映画を観に出かけたいと思っています。
10月4日公開
『フランク』より
『フランク』より
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
25歳衝撃の才能
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
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