『喜劇とんかつ一代』
1963年製作 日本映画
東宝(東京映画)
新文芸坐で鑑賞
監督:川島雄三
脚色:柳沢類寿
原作:八住利雄
製作:佐藤一郎 、 椎野英之
撮影:岡崎宏三
美術:小野友滋
音楽:松井八郎
録音:長岡憲治
照明:榊原庸介
スチル:大谷晟
出演:
五井久作 森繁久彌
五井柿江 淡島千景
田巻伝次 加東大介
田巻おくめ 木暮実千代
田巻伸一 フランキー堺
遠山復二 三木のり平
遠山琴江 池内淳子
秀山仙太郎 山茶花究
秀山とり子 団令子
衣笠大陸 益田喜頓
第二大陸おらん 都家かつ江
第二大陸初子 横山道代
芸者・りんご 二代目水谷八重子
マリウス 岡田眞澄
第八大陸千代子 原地東
支配人・友成 村田正雄
副コック長・椎野 中原成男
裕ちゃん 立原博
キヨちゃん 旭瑠璃
シゲちゃん 勝間典子
林園長 林寿郎
のれん会会長・須賀 若宮忠三郎
のれん会・編集長・野村 守田比呂也
下谷の芸者 芝木優子
下谷の芸者 浜田詔子
下谷の芸者 藤本芳子
下谷の芸者 岩倉高子
下谷の芸者 鶴島美奈
下谷の芸者 村上美重
下谷の芸者 小野松枝
下谷の芸者 紅美恵子
下谷の芸者 野間一江
死んでしまいたい~
ヾ(@^(∞)^@)ノ
上記は森繁久弥が歌う主題歌の一節。
これほどのとんかつ好きではないですが、
映画は想像以上に面白くて、
いや~涙を流して笑ってしまいました(≧▽≦)
フランス料理の名門店青竜軒で、
コック長(加東大介)に腕を見込まれていながら、
やめて、とんかつ屋とんQのおやじをしている森繁久彌。
コック長の息子がフランキー堺で彼が秘書として付いている
社長が益田喜頓(その妻が都家かつ江、娘が横山道代:現横山通乃)
フランキー堺の彼女が団令子でその父が山茶花究、
フランキー堺の義理の姉が池内淳子で、
その夫がおかしなクロレラ研究者の三木のり平、
おしぼりと割りばしの研究をしに来日しているフランス人青年が岡田眞澄、
人気芸者のりんごちゃんが二代目水谷八重子、
って書いてるとキリがないのですが超豪華。
この人間関係が、連れ子だったり、義理の~だったり、
かなり複雑なのにそれをまたギャグにしていて面白いし、
見ていて混乱しないんです。
こんなにハチャメチャで面白い
スラップスティック・コメディ映画って、
日本映画には珍しいのでは?
とんかつ愛にあふれているし、
役者さんたちも芸達者!
東映映画マニアの皆さんはどうご覧になっているのかしら。
川島監督の感覚は未来的で、
今観ても古くなくてモダンです。
お恥ずかしいですが、
川島雄三作品は『幕末太陽傳』しか観ていませんでした。
幕末太陽傳 デジタル修復版 DVD プレミアム・エディション/
フランキー堺,南田洋子,左幸子
今回の新文芸坐の特集上映は本当は全部行きたいくらいでしたが、
『喜劇とんかつ一代』『イチかバチか』しか行けなかったので、
すごく後悔しています。
国立フィルムセンターで2007年に特集上映がありましたが
またやってくれないかなァ。
新文芸坐で気に入っているのは、
お客さんのウケが良いこと。
今回も声を出して笑っている人が多かったです。
私は面白いとすぐ笑うのだけど、
シネコンだとし~んとしていて、
あ、まずかったと、思うことがよくあります。
それ、気にしないでイイのは助かります。
浜松に「幸楽」というとんかつ屋さんがあります。
私がたまたま行った時、
「今日は栃木県から朝一番の電車で来ました」
という、おじ様方のグループがいて、
う~ん、そこまでして食べにくる価値があるんだ、と驚きましたが、
かなり有名みたいですね。
確かにとてもおいしかったですが、
お値段も良いので(私としては?)一度しか行けなかったです。
この曲とっても面白いので、聴いてみてください。
↓このアルバムのラストの曲が「とんかつの唄」で、
細野晴臣と鈴木慶一が歌っています。
1959/ソギー・チェリオス(鈴木惣一朗&直枝政広)
『とんかつ大将』も観たかったなあ。
川島雄三監督の『イチかバチか』も観ましtが、
これ、なんと私の実家の蒲郡でかなりロケされていました。
(生まれる前なのですが)
こちらはまた、書きます。
え~カンヌ映画祭のレポートもまだやりますよ(笑)
私の超お気に入り監督に仲間入りのグザヴィエ・ドラン監督も
登場しましたからね~
ブレナイ(←どこが?)映画中毒の大竹でした(^_^)v
監督までイケメン好きだって言われそう!?
いえいえ、そんなことはないですよォ
でも、川島雄三監督もステキ(´∀`)
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
読んで下さってありがとうございましたランキングに参加してます←これをクリックしてもらえたらうれしいです