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鑑定士と顔のない依頼人 感想 ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、ドナルド・サザーランド

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『鑑定士と顔のない依頼人』
イタリア映画 2013年製作
浜松シネマイーラで鑑賞









↓予告動画


監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ

撮影:ファビオ・ザマリオン
美術:マウリツィオ・サバティーニ
衣装:マウリツィオ・ミレノッティ
編集:マッシモ・クアッリア
音楽:エンニオ・モリコーネ

キャスト:

ジェフリー・ラッシュ   バージル・オドマン

ジム・スタージェス    ロバート

シルビア・ホークス    クレア

ドナルド・サザーランド  ビリー

フィリップ・ジャクソン  フレッド


「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」の
名匠ジュゼッペ・トルナトーレ監督が、
ジェフリー・ラッシュを主演に迎えて描くミステリー。
天才的な審美眼を誇る鑑定士バージル・オドマンは、
資産家の両親が残した絵画や家具を査定してほしいという依頼を受け、
ある屋敷にやってくる。
しかし、依頼人の女性クレアは屋敷内のどこかにある
隠し部屋にこもったまま姿を現さない。
その場所を突き止めたバージルは我慢できずに部屋をのぞき見し、
クレアの美しさに心を奪われる。
さらにバージルは、美術品の中に歴史的発見ともいえる美術品を見つけるが……。
音楽はトルナトーレ作品常連のエンニオ・モリコーネ。
イタリアのアカデミー賞と言われるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で、
作品賞、監督賞、音楽賞をはじめ6部門を受賞。(映画.COMより)

引っ越しが24日に迫っていて忙しいです。
前回3年前に引っ越ししているので前より簡単に済むかという、
目測は誤算でした。
繁忙期で引っ越し業者探すのに一苦労、
料金がすごく高いため、
荷物を一所懸命減らしています。
家具は机、テーブル、椅子、本棚、キッチンカウンター以外を処分。
粗大ごみに出せば料金かかるし、
家具や収納用品、衣料、雑貨など、
リサイクル店に、自分で持ち込みたくさん買い取ってもらいました。
本も専門書はネットの買い取りを利用したり、
ブックオフにも持ち込みかなり処分。
でも、映画関係の本、パンフ、は余り減らせなかったけど、
ポスターとチラシはかなり手放しました。

20代の頃に買っていた現代美術などの作家の作品も、
手放せないなあ。
「画廊が亡くなるのを待っている。」
なんて言われていた作家の作品もあって、
ホントに数年前亡くなったのだけど、
作家本人から買ったし、まだ手放せないのです。
パッと見金目のものがある家に全く見えないのですが、
ハーブ&ドロシー系の!?
ちょこっとコレクションがあるのです。
この『鑑定士と顔のない依頼人』の世界とは全然違うけど。

と、いうわけで、やっと映画の話。
この映画もう公開は殆ど終わっているのかと思っていましたが、
まだ上映中の所や、これから上映される所も結構ありますね。

この映画の見所は、ジェフリー・ラッシュの演技と、
エンニオ・モリコーネの音楽がマッチした美しい映像。
あと、ヒロインのシルビア・ホークスのヌードでしょうか(笑)

ミステリー的には余り期待してみると、
むむむ~かもです~(^▽^;)
伏線は分かりやすいし、
私はラストにもう一捻りあるのかと思ってしまいました...
脇役芸達者で固めすぎで、
余り苦労せずに読めちゃいます。
セリフでのヒントも結構あります。
展開を読みながらでなく、
何も考えず気楽に観た方が良かったなあって...
それ、なかなかできないのですけどf^_^;

ここからはネタバレ的なことも書きますので、
未見の方はご注意を。


バージルが最初クレアのヴィラを訪ねた行った時と、
次に行った時の気配が変わりすぎてるし、
最初の頃クレアが車にはねられたって言い訳してたけど
外に出るのが怖くて十数年も出歩いて無いと言ってる時には、
その言い訳忘れてたのかな。
部品の散らばり方、出て来方が不自然過ぎ。
慎重な彼がなぜ気付かなかったのか??
これ、リピートすると、
設定がおかしな所をさらに探すことになってしまいそう...

ミステリー的には
『題名のない子守唄』の方が楽しめました。
題名のない子守唄 [DVD]/
ピエラ・デッリ・エスポスティ,クラウディア・ジュリーニ,クセニア・ラパポルト


でも、ジェフリー・ラッシュの熟練の演技は素晴らしいです。
オークションのMCも聞きものでした。
私はジム・スタージェスが好きなので、
彼のプレイボーイぶりが見所でしたョ(笑)
パースペクティブを効果的に使った場面設計も、
これは劇場鑑賞向きです。
ただ、主人公目線で感情移入して観るスタイルの方には、
注意が必要な作品になるのかナ。


私の娘の観終えた後の、
それを言ったらお終いな一言。
「おじさんは夢見ちゃダメ。痛い目に遭うぞって、
監督からのメッセージでしょ?」


まあ、でも芸術家やスターなどは、
歳を取ってからでも若くて綺麗な女性と結婚したりするので、
一般人だってもしかして自分だってと、
夢見ちゃいますかね?
それ、キケンです(;´Д`)ノ


娘がシルビア・ホークスがファムケ・ヤンセンに
似てるって言います。
そういえば2人ともオランダ人です。
私は、『ブラックブック』『ネコのミヌ―ス』の
カリス・ファン・ハウテンに似てると思いますが...
彼女もオランダ人です。



ファムケ・ヤンセン



シルビア・ホークス



カリス・ファン・ハウテン


『ブラックブック』これはバーホーベン先生の名作
スマイルBEST ブラックブック [DVD]/カリス・ファン・ハウテン,セバスチャン・コッホ,トム・ホフマン


『ネコのミヌ―ス』
これ、原作がオランダの名作児童文学。
映画も良かったです。
ネコのミヌース [DVD]/
カリス・ファン・ハウテン,テオ・マーセン,サラ・バンニール

ネコのミヌース/
アニー・M.G. シュミット



オランダではシルビア・ホークスは、
既に主演もしています。
『君と歩く世界』『預言者』などの
マティアス・スーナールツと共演の、
1930年代が舞台のギャング映画
『De Bende van Oss』(2011年)


↓ここでもしっかり体を張って濡れ場演じてますョ


2011年の上海国際映画祭で岩井俊二監督と




『かしこい狗は、吠えずに笑う』

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