2013年[2012年度(第85回)]アカデミー賞
作品賞ノミネーション作品の私的ランキング
今ごろナンだ!?な記事ですf^_^;
今日は『アメリカン・ハッスル』の記事を書こうと思っているのですが、
その前に、昨年度のアカデミー賞の作品賞にノミネートされた作品を、
振り返ってみながら個人的なランキングをしてみることにしました。
私は若い頃アンチ・ハリウッド映画だった時期もあり、
アカデミー賞作品賞作品でも観ていないのが結構あります。
90年代後半くらいからは、
人間的に丸くなり!?
間口を広くしてとにかく色々なタイプの映画を、
雑食でたくさん観るようになりました。
ハリウッド映画も多く観るようになりました。
アカデミー賞作品賞にノミネートされた作品も殆ど観るようになりました。
昨年の2013年[2012年度(第85回)]
アカデミー賞作品賞ノミネーション作品は9作品。
全部劇場鑑賞しています。
感想記事を書いていない作品も結構ありますが、
書いたものはリンクはりましたので、見て下さい。
ブログで映画のレビューを書くときは、
自分の好き嫌いの主観だけでで論じないようにしているつもりですが、
今回のランキングは「自分の好みのランキング」です。
作品のバランスとか一般論なども考慮せずに順位付けていますσ(^_^;)
見識大いに疑ってください(^^ゞ
9位 『レ・ミゼラブル』←クリックで記事へ
監督:トム・フーパー
キャスト:
ヒュー・ジャックマン
ラッセル・クロウ
アン・ハサウェイ
アマンダ・サイフリッド
エディ・レッドメイン
ヘレナ・ボナム=カーター
サシャ・バロン・コーエン
ミュージカルが苦手なわけではないのですが、
自分にはこの作品は特にグッとくるものはなかったです。
つまらなかった訳ではないですよ。
「レミゼで泣く」ってコピーありました。
私は泣けなかったなァ。
アン・ハサウェイ(助演女優賞受賞)
と子役の歌は上手でしたね。
イギリス映画なので子どももしっかり!?
殺してしまったりの描写はリアルでした。
トム・フーパー監督の『英国王のスピーチ』
も、そんなに素晴らしい映画とは思えず...
マドンナ監督の『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』
の方が好きです。
レ・ミゼラブル [DVD]/ヒュー・ジャックマン,ラッセル・クロウ,アン・ハサウェイ
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋 [DVD]/
アビー・コーニッシュ,アンドレア・ライズブロー,ジェームズ・ダーシー
↑これは初めてシンプソン夫人側から描かれた、
流石フェミニストのマドンナの本領発揮な作品です。
美術や衣装も素晴らしいです。
全くヒットしませんでしたが、私はぜひおススメしたい作品です。
コーエン兄弟の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
主人公ルーウィン・デイヴィス役のオスカー・アイザックも出ています。
8位『リンカーン』
監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:
ダニエル・デイ=ルイス
サリー・フィールド
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
ジェームズ・スペイダー
ハル・ホルブルック
ジョン・ホークス
ティム・ブレイク・ネルソン
ブルース・マッギル
デヴィッド・ストラザーン
トミー・リー・ジョーンズ
デイン・デハーン
デイン・デハーンとルーカス・ハース
先ずは、冒頭リンカーンが北軍兵士たちと対話する場面で、
デイン・デハーンをしっかりチェックしましたよ。
好きなダニエル・デイ=ルイスの素晴らしい演技、
(3回目のアカデミー賞主演男優賞受賞)
久しぶりにデヴィッド・ストラザーンの見せ場が多くて嬉しかった。
ジョゼフ・ゴードン=レヴィットの不機嫌顔も可愛いなァ、
トミー・リーは美味しいとこもらいましたねェ。
ベテラン俳優、中堅俳優のいぶし銀の演技が見応えありました。
スピルバーグには珍しく芝居を見せる作品でしたね。
リンカーン夫婦の夫婦喧嘩がリアルで、
ちょっと身近に感じてしまいました。
リンカーン [DVD]/
ダニエル・デイ=ルイス,サリー・フィールド,トミー・リー・ジョーンズ
7位『アルゴ』←クリックで記事へ
監督:ベン・アフレック
キャスト:
ベン・アフレック
ブライアン・クランストン
アラン・アーキン
ジョン・グッドマン
クレア・デュヴァル
マイケル・パークス
テイラー・シリング
カイル・チャンドラー
作品賞を取ったこの作品は、
私は良くできた映画だなあ、
ベンは監督の腕を上げたなあとは思いましたが、
ベン・アフ監督の作品としても特に好きではありません。
前作『ザ・タウン』の方がベンは役者としても良かったです。
作品賞を取ってしまったことでさらに、
アメリカの正義のプロパガンダになっていることが、
どうしても気になってしまう。
その点『アメリカン・ハッスル』は、
同じ時代(1979年)が舞台で、騙し合い映画ですが、
体制におもねっていなくて爽快です。
アルゴ [DVD]/
ベン・アフレック,ブライアン・クランストン,アラン・アーキン
ザ・タウン [DVD]/
ベン・アフレック,ジェレミー・レナー,レベッカ・ホール
6位『ジャンゴ 繋がれざる者』←クリックで記事へ
監督:クエンティン・タランティーノ
キャスト:
ジェイミー・フォックス
レオナルド・ディカプリオ
クリストフ・ヴァルツ
ケリー・ワシントン
サミュエル・L・ジャクソン
自分がマカロニ・ウェスタンに愛がないからか、
この作品はタラの作品の中では普通に面白かった感じ。
タラ映画はデビュー当時からずっと観てきましたが、
この作品はマイ・タラ映画ランキング上位には行きません。
レオが喜々として演じていたのが印象的でした。
クリストフ・ヴァルツ(助演男優賞受賞)が、
格好良かったなァ。
タランティーノ監督が脚本賞受賞。
ジャンゴ 繋がれざる者 [DVD]/
ジェイミー・フォックス,クリストフ・ヴァルツ,レオナルド・ディカプリオ
5位『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
監督:アン・リー
キャスト:
スラージ・シャルマ
イルファーン・カーン
タッブー
レイフ・スポール
ジェラール・ドパルデュー
アン・リー監督が監督賞を受賞。
この作品は映像がキレイでしたね。
前半のインドでのドラマ部分が良かったです。
ただ、またこれ、好きなアン・リー監督の作品としては、
自分的アン・リーランキングの上位には行きません。
ベスト1は『ブロークバック・マウンテン』ですが、
『ウェディング・バンケット』『アイス・ストーム』
『楽園をください』『ウッドストックがやってくる!』...
まだ他にも『ライフ・オブ・パイ』より上位に行く作品ありますので...
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 [DVD]/スラージ・シャルマ,イルファン・カーン,アディル・フセイン
ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション [DVD]/
ヒース・レジャー,ジェイク・ギレンホール,
アン・ハサウェイ,ミシェル・ウィリアムズ
↑これは劇場で3回観てDVDも買いました。
4位『世界にひとつのプレイブック』←クリックで記事へ
監督:デヴィッド・O・ラッセル
キャスト:
ブラッドリー・クーパー
ジェニファー・ローレンス
ロバート・デ・ニーロ
ジャッキー・ウィーヴァー
クリス・タッカー
アヌパム・カー
ジョン・オーティス
シェー・ウィガム
ジュリア・スタイルズ
ポール・ハーマン
ダッシュ・ミホク
ブレア・ビー
ジェニファー・ローレンスが主演女優賞を取りました。
デヴィッド・O・ラッセルも好きな監督です。
監督自身と1人息子は双極性障害を抱えています。
この『世界にひとつのプレイブック』は、
息子さんも出演していて、
息子さんのために作ってあげたかった作品でもあります。
ラッセル監督の作品も他に『ザ・ファイター』
『スリー・キングス』など、
『世界にひとつのプレイブック』より上位に行ってしまいます。
そして今回『アメリカン・ハッスル』は、
ベスト1に躍り出ました。
世界にひとつのプレイブック DVDコレクターズ・エディション(2枚組)/
ブラッドリー・クーパー,ジェニファー・ローレンス,ロバート・デ・ニーロ
3位『ゼロ・ダーク・サーティ』
監督:キャスリン・ビグロー
キャスト:
ジェシカ・チャステイン
ジェイソン・クラーク
ジョエル・エドガートン
ジェニファー・イーリー
マーク・ストロングジョージ
カイル・チャンドラー
エドガー・ラミレス
ハロルド・ペリノー
ファレス・ファレス
ジェームズ・ガンドルフィーニ
アメブロ・ブロガーさんたちにはあまり評価されていなかった
感じですけど、
私はこの作品はキャスリン・ビグロー監督が、
ハリウッドでアクション映画監督として、
ひとり荒野で奮闘してきたその生き様が
ジェシカ・チャステインに投影されていたのもグッときました。
ジェシカの演技は素晴らしかったです。
なんで、『アルゴ』よりこちらを評価するかというと、
アメリカが世界の警察としてやっていることがちゃんと描かれているから。
これ見て、CIAカッコイイ!
アメリカは正しいのだ!と思う人はいないでしょ。
後年もっと評価される作品だと思います。
ゼロ・ダーク・サーティ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]/
ジェシカ・チャステイン,ジェイソン・クラーク,ジョエル・エドガートン
2位『愛、アムール』←クリックで記事へ
監督:ミヒャエル・ハネケ
キャスト:
ジャン=ルイ・トランティニャン
エマニュエル・リヴァ
イザベル・ユペール
この映画はハネケ監督が、
神経逆撫で系!?でなく、
重いテーマを直球勝負で重厚に描き、
カンヌ映画祭ではパルムドール、
アカデミー賞では外国語映画賞受賞。
作品賞、監督賞、
エマニュエル・リヴァが主演女優賞にノミネートされました。
この作品は好き嫌いの問題でなく、
映画の持つパワーで上位に来ました。
2人の大ベテランの静かな演技や、
映像だけで語る、
観た人には重い宿題を突き付けられてしまう映画です。
愛、アムール [DVD]/
ジャン=ルイ・トランティニャン,エマニュエル・リヴァ,イザベル・ユペール
1位『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
監督:ベン・ザイトリン
キャスト:
クヮヴェンジャネ・ウォレス
ドワイト・ヘンリー
リービ・イースタリー
ローウェル・ランデス
パメラ・ハーパー
ジーナ・モンタナ
アンバー・ヘンリー
ジョンシェル・アレキサンダー
ニコラス・クラーク
ヘンリー・D・コールマン
カリアナ・ブラウワー
フィリップ・ローレンス
ハナ・ホルビー
ジミー・リー・ムーア
マリリン・バーバリン
ビッグ・シェフ・アルフレッド・ドーセット
ジョーヴァン・ハサウェイ
ケンドラ・ハリス
トップに画像一杯ですから(笑)
インディー映画好きの私には、
作り手の情熱が伝わってきて、
ツボにハマる作品です。
作品賞、監督賞、脚色賞と
クヮヴェンジャネ・ウォレスちゃんが主演女優賞にノミネートされました。
彼女の存在感、眼差しが忘れられません。
ハッシュパピー バスタブ島の少女 [DVD]/クヮヴェンジャネ・ウォレス,ドゥワイト・ヘンリー
昨年のアカデミー賞のノミネーションの中から、
私が主要各賞を選ぶと...
作品賞:『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
監督賞:デヴィッド・O・ラッセル 『世界にひとつのプレイブック』
主演女優賞:クヮヴェンジャネ・ウォレス『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
主演男優賞:ホアキン・フェニックス『ザ・マスター』
え~!?私情じゃないですよ~(笑)
助演女優賞:エイミー・アダムス『ザ・マスター』
ヘレン・ハント『セッションズ』を3月にやっと観れるので変わるかも。
助演男優賞:ロバート・デ・ニーロ『世界にひとつのプレイブック』
脚本賞:『ゼロ・ダーク・サーティ』マーク・ボール
脚色賞:『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
ルーシー・アリバー、ベン・ザイトリン
昨日の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の記事は
いつものようにダラダラ書かず短くし、
ウケも狙って書いたつもりだったのですが、
なんだか読んで下さった皆さんには、
つまらない記事になってしまったのかなァと、
ちょっと反省しています。
『かしこい狗は、吠えずに笑う』
25歳衝撃の才能
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
★新潟 シネウィンド
2014年3月8日(土)~
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