Quantcast
Channel: 映画時光 eigajikou
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

僕が星になるまえに 感想/ベネディクト・カンバーバッチ新作情報「ザ・イミテーション・ゲーム」など

$
0
0

『僕が星になるまえに』
Third Star 2010年製作 イギリス映画
浜松シネマイーラで鑑賞
2014年1月10日(金)まで


↑この顔見るとリブート「スター・トレック」の
スポックはカンバーバッチさんの方が良かったんじゃない?と思える。
カンバーバッチさん出演の
私の『スター・トレック イントゥ・ダークネス』評←クリック


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


↓予告動画はこちら


監督:ハッティ・ダルトン

出演:ベネディクト・カンバーバッチ  ジェームズ
    J・J・フィールド       マイルズ
    トム・バーク         デイビー
    アダム・ロバートソン     ビル

TVシリーズ「SHERLOCK シャーロック」でブレイクし、
「スター・トレック イントゥ・ダークネス」などにも出演する
英俳優ベネディクト・カンバーバッチが、
末期ガンに冒された青年役で映画初主演を果たしたドラマ。
末期ガンのため死が近づく青年ジェームズは、
3人の親友に「世界で一番好きな場所」に連れて行ってほしいと頼む。
親友たちは、体の自由が利かなくなってしまった
ジェームズをカートに乗せて旅立ち、
やがて目的地にたどり着いたジェームズは、人生で最後のある決断を下す。
(映画.COM)

この映画はベネディクト・カンバーバッチの
各種コスチューム物や、シャーロックや、同性愛者や、
カーンや、ジュリアン・アサンジや、竜の声じゃない、
普通な青年の演技が見られます。
といっても末期がんで死期の近い、
人生を思いっきり後悔していたりする29歳という、
なかなかに難儀なキャラクター設定ではあり、
かなり痩せてやつれ感を出していました。←ジェームズくん。

切ない設定のロードムービーです。
昨年のケン・ローチ監督『天使の分け前』の
スコットランドの労働者階級のアウトロー青年(含む女子)たちの
ロードムービーとは違う、
クラスが上の青年たちの道行。
ホワイトカラー階級なんだけど、いろいろ問題を抱えた29歳の青年たち。
希望の職(TVマン)についたのにかつての自分の理想
(ジャーナリスティックな番組作り)とは違う、
下世話な番組担当をしている←ビルくん。
本当は作家志望だけど、
亡くなった有名作家の父の存在感が今でもコンプレックスで、
作家の道に踏み出せず、会社を経営している←マイルズくん。
広告会社を経営し仕事中毒でがむしゃらに働いていたのに、
今は失業中でカンバーバッチの世話にのめり込んでいる←デイビーくん。
まあ高学歴で悩みを抱えた英国男子たちです。
仕事が忙しくて大変な人が多い日本だと、
心情は『天使の分け前』(←クリックで私の記事へ)
の青年たちのそれより分かりやすいかもしれません。
天使の分け前 [DVD]/
ポール・ブラニガン,ジョン・ヘンショー,ガリー・メイトランド


『僕が星になるまえに』はお涙ちょうだいで終わらず、
自分の人生の終わらせ方について、
へヴィーな問題提起をしてきます。

後半は突っ込み入れたくなる展開もあったりしますが、
見て損はない作品だと思います。

青年たちの話ですが、
女性監督ならではの生活感のある細やかな演出も好感を持ちました。
それに、カメラがとても良いです。
美しいイングランドの自然を満喫できます。
また、演技がしっかりした俳優ばかりなので、
(イギリス人俳優は大概しっかりと演技の勉強をし、
舞台経験も多く踏んでいます)
それぞれのキャラクターに説得力があります。
特にカンバーバッチ役作りはしっかりしているけど、
作り込み過ぎない自然な雰囲気の演技が見所だと思います。
カンバーバッチファンは必見でしょう。
私は特に彼のファンではありませんが、
この映画は観ておいて良かったです。

ただこの作品を観ながら、私は個人的に、
「映画に出てくる末期がんの患者は何であんなに元気なの?
そんなに元気に動けるわけないよ...」
と、言われていた今は亡きブロ友さんの言葉がどうしても、
忘れられなかったです。
だから、リアリティーには欠けるなあと感じてしまいましたが、
作品の問題提起については、
充分考えさせられました。
今度1月18日(土)からシネマイーラでも公開になる、
『母の身終い』も観て、
また考えたいと思います。

昨年はイギリス映画の
『17歳のエンディングノート』(←クリックで私の記事へ)
も観ました。
17歳のエンディングノート [DVD]/
ダコタ・ファニング,ジェレミー・アーヴァイン,パディ・コンシダイン





デイビーを演じたトム・バーク(上の写真右端)は、
1月25日(土)からロードショーの
『オンリー・ゴッド』で、
主演ライアン・ゴズリングの兄ビリー役をしています。


マイルズ役J・J・フィールドは↓


『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』で
ハリウッドにも進出している人です。
チョン・ジヒョンがセーラー服で日本刀で暴れた『ラスト・ブラッド』
(小雪共演)にも出ていました。
ラスト・ブラッド スペシャル・エディション [DVD]/
チョン・ジヒョン,小雪,アリソン・ミラー


彼はトム・ヒドルストンと似ているなあと思ったので、
ネットで調べたらやはり「似ている人2人」にありました。




ケリー・ラッセル主演の『オースティン・ランド(原題)』や
ジョー・ジョストン監督
(『遠い空の向こうに』『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』)
今撮影中の新作『Not Safe for Work ノット・セーフ・フォー・ワーク)』
が待機作です。

ビル役のアダム・ロバートソンは本作のプロデューサーも務めました。     

今や超売れっ子のカンバーバッチは待機作が一杯。
これから日本公開される作品は既に私のブログでは紹介済みなので、
予告動画だけ貼っておきます。

『ホビット 竜に奪われた王国』(2月28日声の出演)


アカデミー賞作品賞、主演男優賞:キウェテル・イジョフォー、
ルピタ・ニョンゴ:助演女優賞受賞最有力。
マイケル・ファスベンダー:助演男優賞ノミネート確実。
『それでも夜は明ける』(3月7日)



『8月の家族たち』(4月公開)
(メリル・ストリープが主演女優賞にノミネート
ジュリア·ロバーツが助演女優賞にノミネートが予想されます。)



ウィキリークスのジュリアン・アサンジを演じた
『The Fifth Estate ザ・フィフス・エステート』は、
まだ日本公開が決まっていません。
この作品は利口なリアルアサンジ氏が、
公開前に脚本をリークしたり内容に対する見解を発表したりで、
先制攻撃を打ち、映画はコケてしまいました。
でも、却って観てみたい気持ちが強くなります。
ファンのダニエル・ブリューリュが共演だし。
(ダニエル・ブリューリュは『ラッシュ/プライドと友情』(2月7日公開)で、
アカデミー賞助演男優賞にノミネート予想)
$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版


↓トレーラーはこちら


これ以外に、
売っ子のカンバーバッチさんは
声の出演を含めこれから2016年公開の作品まで、
出演作品が決まっています。
今年もTVシリーズ『シャーロック』あるし。

今年公開のアラン・チューリングの伝記映画が既にポスプロ中。
「The Imitation Game/ザ・イミテーション・ゲーム(原題)」です。
主人公アラン・チューリングを演じます。
(イギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、計算機科学者。)
チューリング氏の劇的な人生は、
ウィキペディアにしっかり書いてあるので、
ここ←クリックでどうぞ。

天才的な仕事をたくさんした人ですが、
同性愛を告発され悲劇的な死を迎えます。
(1952年当時イギリスでは同性愛が違法だったのですΣ(゚д゚;))
う~ん、カンバーバッチさん『裏切りのサーカス』に続きまたもや
同性愛者の役ですナ。
キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、
マーク・ストロングなどが共演です。
カンバーバッチとキーラのセットフォト↓



そして私が好きなジェームズ・グレイ監督(『裏切り者』など)
の近日公開作は、
昨年のカンヌ映画祭コンペに出品された
『エヴァの告白』(2月14日公開)。
(原題はThe Immigrant ジ・イミグラント)
マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー
は、私はホアキン後見人として一昨年から紹介しています。
↓予告動画


そして、ジェームズ・グレイ監督の最新作は、
「インディー・ジョーンズ」のモデルのイギリス人探検家、
パーシー·フォーセット大佐のアクション・冒険・伝記映画です。
カンバーバッチさんは大佐を演じます。共演はロバート・パティンソン
大佐は南米の冒険から何度も生還しますが、
1925年に失われた伝説の都市Z( エル・ドラード - 黄金郷)
の探検からは戻りませんでした。
カンバーバッチさん伝記映画づいてもいるようですね。
映画の題名は、
「The Lost City of Z ザ・ロスト・シティ・オブ・ゼット(原題)」
スピルバーグの「インディー・ジョーンズ5」は製作開始が遅れていて、
いつ公開になるのでしょう。
私としてはジェームズ・グレイ監督のこちらの新作の方が楽しみです。

ロスト・シティZ~探検史上、最大の謎を追え/【著】デイヴィッド・グラン



アマゾンの封印―探検家フォーセット大佐
“インディ・ジョーンズ”真実の物語/エルメス レアル


ムム...久しぶりに更新が2日開いてしまいました。(´д`lll)
この記事は下書きしてあったのですが、
ついついまた新作紹介を追記しているうちに長くなってしまいました。
いつ日本公開されるかも分からない、
あまり先の新作情報には興味のない方も結構いらっしゃるようで、
こんな記事は書かない方がいいのかなァ、
と思ったりもするのですが、
私の感想記事だけなんて面白くないよなァ
と考えてしまうのですョ。
それでこんな新作情報入りの長い記事を書いてしまう訳ですが...
ただ、こんな時間のかかる記事もいつまで書けるか分かりませんので、
やれるうちはやっておこうという次第です。
最近PCは娘優先で、使える時間が限られていたり、
もろもろの事情で、今後も更新が滞る場合がありそうですが、
記事をUPした際は読んで戴けたら嬉しいです。

『僕が星になるまえに』の美しい風景↓





本年度アカデミー賞最有力候補!本当の所
2014年第86回アカデミー賞作品賞ノミネート予想
←クリック

2014年アカデミー賞作品賞ノミネート予想作品の動画・あらすじ紹介
 その1
←クリック

2014年アカデミー賞作品賞ノミネート予想作品の動画・あらすじ紹介
 その2
←クリック


『それでも夜は明ける』最多ノミネート!
ゴールデン・グローブ賞、米・俳優組合賞ノミネーション発表!
←クリック


『かしこい狗は、吠えずに笑う』

$映画中毒日記『新★映画時光』ブログ版
25歳衝撃の才能ビックリマーク
渡部亮平監督応援していますビックリマーク
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さいビックリマーク


松山 シネマルナティック

2014年1月3日(金)~10日(金)


東京 キネカ大森

2014年1月4日(土)~10日(金)

★『箱入り息子の恋』と2本立てビックリマーク



カチンコ読んで下さってありがとうございましたビックリマークランキングに参加してます映画にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへこれをクリックしてもらえたらうれしいです音譜

読者登録してね

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1311

Trending Articles