『ベニシアさんの四季の庭』
大好評につき12月13日(金)まで
上映が延長されました
日本映画 2013年製作
浜松シネマイーラで鑑賞
↓予告動画はこちら
監督:菅原和彦
出演:ベニシア・スタンリー・スミス
梶山正
梶山悠仁
蜂巣ジュリー
蜂巣浄
蜂巣主慈
チャールズ・ローシェ
NHK番組「猫のしっぽカエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし」で知られる
京都在住のイギリス人女性ベニシア・スタンリー・スミスの
暮らしを捉えたドキュメンタリー。
由緒正しい英国貴族の家系に生まれながらも、
19歳で放浪の旅に出かけ、
大原の山裾にたたずむ古民家での暮らしを選んだベニシア。
日本の春夏秋冬にイギリスの伝統を散りばめた
ベニシア流の「手づくりで丁寧な生活」を追うとともに、
彼女の知られざるエピソードを通し、そのしなやかな心の秘密に迫る。
(映画.COMより)
ベニシア・スタンリー・スミス(Venetia Stanley-Smith、1950年 - )はイギリス出身のハーブ研究家・英会話学校経営者である。夫は山岳写真家の梶山正である。また曽祖父の兄はイギリスの外相・インド副王( インド総督)だった大物政治家のジョージ・カーゾン 侯爵であり、祖父リチャード・ナサニエル・カーゾンはスカーズデール子爵であった。
生家はイギリスの名建築家ロバート・アダムが手がけたケドルストンホール(現在はナショナルトラストが管理)というカーゾン家のマナーハウスであった。海外などで生活を送った後、10歳の時にヒースフィールド寄宿舎制の女子校で学んだ。19歳の時に母国を離れてバックパッカーとしてインドに辿り着き、暫く現地でグルに従事しながら生活をしていたが、1971年に船で日本の九州南部に渡り、東京・岡山の生活を経て、1978年から京都で英会話学校の経営を始める。
1996年に大原に移住、これがきっかけとなり、テレビ・新聞・講演・カレンダーなどメディアが取り上げている。
NHK「わたしのアイデアガーデニングコンテスト」のガーデニング部門で1位に輝いた。
(ウィキペディアより)
この映画は大変好評でシネマイーラでの上映が延長されました。
イーラの館主の榎本さんが、
「ベニシア人気すごいよ。いつもと違うタイプのお客さんがたくさん来てるよ。」
と、言われていました。(正直ちょっと気後れしましたf^_^;)
私は、
NHK番組「猫のしっぽカエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし」を
見たことがなかったし、
ベニシアさんのことも、何かで読んだことがあったかな...
くらいの印象しかなくて、
予告やチラシを見て、
ターシャ・チューダーさんみたいな感じかなあ?
と思っていました。
ターシャの庭/ターシャ テューダー
生きていることを楽しんで (ターシャ・テューダーの言葉 (特別編))/ターシャ テューダー
暖炉の火のそばで―ターシャ・テューダー手作りの世界/トーバ マーティン
ターシャ・テューダー(Tasha Tudor、1915年8月28日 - 2008年6月18日)はアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家(ガーデナー)・人形作家である。
彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。(ウィキペディアより)
ターシャ・テューダーさんも2回の離婚を経て、
57歳の時に田舎暮らしを始めた訳で、
若い頃から老成してた訳じゃないです。
でも、なんかベニシアさんも、
京都・大原でターシャ・テューダーさんみたいな
暮らしをしてる人なのかなあと勝手に思っていたし、
この映画もハイソ系なカルチャーセンターでお勉強される奥様方御用達、
あるいはナチュラル・エコな暮らしを志向する女性向けな映画で、
持ち家も庭もなく、
ガチャガチャ落ち着きなく生きていてる自分にはf^_^;
関係なさそうな映画かなあと思っていました。
(食や環境問題に関心はあります)
シネマイーラで上映の映画は、
原則何でも勉強のために観る事にしているので、
この映画も観た訳です。
そしたらこれが予想と全然違い、
癒し系のほんわかしたドキュメンタリーなんかじゃありませんでしたΣ(゚д゚;)
ベニシアさんの波乱万丈な人生に驚きだし( ̄□ ̄;)!!
ベニシアさん夫婦の劇的、赤裸々な歴史は、
これ、ミドルエイジクライシスに悩む男性にも大変参考になる内容でしたよ!
ベニシアさんはイングランドの貴族の家系の出自ながら、
貴族社会の閉鎖性、保守性になじめず、
10代の時はフォーク歌手もしていましたが、
19歳の時にインドで8か月過ごしたのち、
香港経由で船で日本へ来ました。
日本人男性と結婚後、英会話学校を始め、
40歳の時離婚し、3人の子どもを育て、
42歳で山岳写真家・カレー店経営者の梶山正氏と結婚し、
1993年に悠仁君を出産。
96年に大原の古民家に移住して夫婦でリフォーム。
99年に娘のジュリーさんが未婚で浄くんを出産。
出産後、ジュリーさんが統合失調症を発症。
その後梶山氏がフランス人女性を好きになり家を出ました。
フランスに帰った女性を追って、
渡仏するつもりだった彼ですが、
考え直して家に戻りました。
所が彼はロッククライミング中の事故で
生死をさまよう大怪我を負う...
そして奇跡的に助かりました。
献身的に看病したベニシアさんの姿に心を打たれ、
家族の大切さが身に沁みた梶山氏...
ってな内容が、映像や本人たちの口から語られます∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
この内容には驚きました。
勿論ベニシアさんの現在の日常の丁寧な暮らしぶりも
四季を追って描かれていますが、
私はこのベニシアさんの波乱万丈な人生を追った部分だけでも、
充分に観て良かったと思いました。
1本のドキュメンタリー映画として作られた意味があります。
見応えのある作品です。
女性に支持されている映画ですが、
家族ドキュメンタリーとして男性もご覧になると良いと思いますよ。
で、ベニシアさんはお母さんが
イングランドの由緒ある貴族の出身。
ベニシアさんはただの元ヒッピーじゃありません。
半端じゃないお嬢様です。
子どもの頃、お母さんの実家、
ダービシャー州のケドルストン・ホールと呼ばれているお城に
良く滞在していたそう。
このお城をベニシアさんが案内するシーンもありました。
このケドルストン・ホールは現在はナショナルトラストが管理しています。
キーラ・ナイトレイ主演の『ある公爵夫人の生涯』は、
ケドルストン・ホールで撮影されています。
ある公爵夫人の生涯 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]/
キーラ・ナイトレイ,レイフ・ファインズ,
シャーロット・ランプリング,ドミニク・クーパー
(↑今も世界中の人々に愛される英国の王妃ダイアナ。
そんな彼女の直系の祖先で、
ダイアナ妃を思わせる華やかで
キャンダラスな生涯を送った女性が
200年前の英国にも実在した。)
ベニシアさんは小さい頃このベットの上で飛び跳ねたり、
かくれんぼでベッドの下に隠れて遊んだそうです(・・;)
この映画、私が観る映画じゃないでしょ的に考えていましたが、
観応えのある作品でえり好みせず観て良かったデス。
『ダイアナ』より面白かったナ。
コレで私も素敵な奥さんに!...なれないですけどネσ(^_^;)
シネマイーラでは好評につき
上映期間を12月13日(金)まで延長しました。
ぜひご覧ください
ベニシアさんがよく言われること
「人生いつ終わるか分からない、
だから自分がやりたいと思ったことをやらないと。
私死ぬ時後悔したくないから。」
あ~!私も一緒だナって思います。
いや、ベニシアさんは仕事も自分の生活も精一杯頑張っている人。
私の様な凡人とは全然違いますヮ(^^ゞ
渡部亮平監督応援しています
ぜひ、お近くの映画館にリクエストして下さい
★仙台桜井薬局セントラルホール11月23日(土)~29日(金)公開
19:20~20:55
お得なホームページ特別割引券(プリントアウト特典)の
サービスをしてみえるので、
利用されてはいかがでしょうか。
★フォルツア総曲輪(富山)
12月21日(土)~27日(金)
★東京 下高井戸シネマ
12月23日(月)~28日(土)レイトショー上映
21:10~22:48
一般1300円 / 大学・専門1100円
高校生・シニア・火曜日みなさま1000円
会員900円
★松山 シネマルナティック
2014年1月3日(金)~10日(金)
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