悪の法則
The Counselor
アメリカ映画 2013年製作
TOHOシネマズ浜松で鑑賞
↓予告動画
監督・製作:リドリー・スコット
製作総指揮・脚本:コーマック・マッカーシー
出演:
マイケル・ファスベンダー カウンセラー
ペネロペ・クルス ローラ
キャメロン・ディアス マルキナ
ハビエル・バルデム ライナー
ブラッド・ピット ウェストリー
ブルーノ・ガンツ(ベルリン・天使の詩)宝石商
ディーン・ノリス(フローズン・グラウンド)バイヤー
ナタリー・ドーマー(ラッシュ/プライドと友情)ブロンドの女
ゴラン・ヴィシュニック(人生はビギナーズ)銀行家
トビー・ケベル(コントロール)トニー
エドガー・ラミレス(ゼロ・ダーク・サーティ)司祭
ロージー・ペレス(ヒューマンネイチュア)ルース
リチャード・カブラル(エンド・オブ・ウォッチ)ルースの息子
ジョン・レグイザモ(キック・アス)シカゴの男(カメオ出演)
「ノーカントリー」「ザ・ロード」の原作者でもあり、
本作で初の映画脚本に挑戦した
ピュリッツアー賞作家コーマック・マッカーシーと
巨匠リドリー・スコット監督の夢のコラボで贈るクライム・サスペンス。
自らの才能を過信するやり手弁護士が、
やがて麻薬取引を巡る危険な罠に呑み込まれていくさまを
豪華キャストの競演で描き出す。
若くてハンサムな敏腕弁護士“カウンセラー”。
美しい恋人ローラとの結婚を決意した彼は、
ふとした出来心から闇のビジネスに手を出してしまう。
派手な暮らしをする実業家のライナーから
裏社会を渡り歩く仲買人ウェストリーを紹介され、
メキシコの麻薬カルテルとの大きな取引に一枚噛むことに。
ウェストリーからは危険な相手だと脅されたものの、
自分は大丈夫とタカを括っていたカウンセラーだったが…。
(allcinemaより)
良い映画脚本を書けるわけではないってこと!?(´д`lll)
でも、豪華キャストは目の保養になります。
ネタバレ記事にはなっていないつもりですが、
白紙で見たい方は後で読みに来て下さいね。
この作品は春からブログで紹介していた手前!?
初日に早速観てきました。
私は海外評が今一つだったし、
ハードル上げずに見ました。
豪華キャストの共演に、
こなれた演出とスタイリッシュな映像、
脇役までしっかり演技派をそろえています。
見て損はない作品かと思いますが、
リドリー・スコットの作品としてはあっさりしているし、
代表作にはならないと言えるでしょう。
アカデミー賞狙いの作品かとの噂もありましたが、
結局、圏外になっています(_ _。)
近年はノーベル文学賞の有力候補の呼び声も高い
コーマック・マッカーシーは、小説以外に、
今までにTVドラマの脚本を1本、
「The Gardener's Son」(1976年)
戯曲を2本書いています。
『すべての美しい馬』
『ノーカントリー』(ハビエル・バルデムの怪演!)
『ザ・ロード』(ヴィゴ・モーテンセン主演)
『Child of God』(ジェームズ・フランコ監督)
と、小説の映画化もされています。
この『悪の法則』も、期待値の上がる作品でしたが、
せっかくの個性的なキャラクターたちの人間像が表面的で、
いま一つ掘り下げと魅力が足らず、
ストーリーも伏線が回収されないわけではないですが、
とっ散らかってしまった印象です。
偉大な作家ですが、
今回の映画の脚本は魅力的な作品とは言い難いです。
リドリー・スコットの演出も、
スタイリッシュな雰囲気を意識し過ぎたのか、
かなりあっさり系で、
ガツンと響いてくるものは残念ながら感じられませんでした。
キャストの演技は悪くはないですが、
こちらもそれぞれ上手くまとめた感じで、
この人たちとしては、難なくこなした仕事じゃないかナ。
作品の評価からハードル上げずに観た、
と言いながら、これでは厳しいと思われますかね...
でも、最近観たハリウッド映画、
『ダイアナ』『グランド・イリュージョン』
『キャリー』『スティーブ・ジョブズ』と並べると、
自分としてはこれが一番満足度高かったかナ。
(この4作はブログ記事書いていません(;´▽`A``)
R15指定で、ちょっとだけエグイ殺人シーンがあります。
これ、最初にフリがあるので、
いつ来るかなあと結構気をもみました(笑)
エロは殆どありません。
始めにペネちゃんの喘ぎ声があるくらいで、
残念ながら!?美女の裸もないです。
でもビジュアル的にはかなり目の保養になりました
音楽もカッコイイです
それではここからは監督やキャストの新作情報などを。
リドリー・スコット監督は、11月30日で76歳になります。
昨年弟のトニー・スコット亡くしてからも精力的な仕事ぶり。
枯れる気配はありません。
『悪の法則』の後
「ザ・バチカン The Vatican」というTV映画を撮ってポスプロ中。
カトリック教会の背後にある謎や対立が描かれたスリラー。
アンナ・フリエル、マシュー・グードなど出演↓
そして只今2014年12月12日アメリカで公開予定の
「Exodus エクソダス」 ( 旧約聖書にある出エジプト記)
を撮影中。
クリスチャン·ベール モーゼ
ジョエル·エドガートン ラムセス2世
アーロン・ポール ヨシュア
ベン·キングスレー
シガニーウィーバー チュウヤ
ジョン·タトゥーロ セティ
このビジュアル↑どこかで見たと思ったら、
リドリー・スコット監督の『ロビン・フッド』の
ラッセル・クロウに似てないですか?
ラッセル・クロウは同じく来年公開の旧約聖書もの映画、
ダーレン・アロノフスキー監督『ノア(原題) / Noah』
(アメリカで2014年3月28日公開予定)でノア演じています。
この映画についてはまたの機会に紹介します。
「Exodus エクソダス」のセットです。
そのあとブレード・ランナーの続編も製作されそうです。
『プロメテウス』の続編は作られる予定ですが、
いつになってしまうのでしょうか!?
マイケル・ファスベンダーは、
アルマーニなど高級ブランドを颯爽と着こなして、
格好良かったデス。
涙を流すシーンも、目の中央から美しく流してさすがでしたね。
でも、主人公としては周りが強烈過ぎて?
少し影が薄くなっていました。
でも、ブラッド・ピットとのシーンでは、
色男2人を満喫しましたので、いいんですョ(*゚ー゚)ゞ
マイケル・ファスベンダーは、
映画の中では2枚目ですが、性格は3枚目っぽいです。
今回の撮影風景でも↓演技中の時とそうでない時の差が激しい(笑)
オフではラフな(はっきり言ってだらしない)格好してるし、
撮影中でない時のヘン顔の画像はたくさんあります。
マイケル・ファスベンダーは只今アメリカで公開中、
私のブログでも何度か紹介した、
アカデミー賞作品賞の最有力候補『12 Years a Slave』で、
助演男優賞のノミネートはまず確実。↓
来年公開作品はコメディーの『Frank フランク』
『X-MEN: フューチャー&パスト』
西部劇の『Slow West』
テレンス・マリックのタイトル未定の新作、
そのあとも、今の所、
マリオン・コティヤール共演『マクベス』
『プロメテウス2』
コリン・ファース共演『Genius』
などが予定されています。
『悪の法則』のブラッド・ピットは、出世作、
リドリー・スコット監督『テルマ&ルイーズ』のJ.D.(下の写真左)
みたいな、テンガロンハットを被っていて、
シャレだったのかも↓
ブラッド・ピットも『12 Years a Slave』に出演しています。
キャストやあらすじ紹介はここ←クリック
ブラッド・ピットは来年公開のテレンス・マリック監督の
『Voyage of Time』でナレーター、
『エンド・オブ・ウォッチ』デヴィッド・エアー監督の、
第二次世界大戦もの『Fury』(アメリカで11月14日公開予定)
ローガン・ラーマン、シャイア・ラブーフ、マイケル・ペーニャ
など共演が、撮影中です。
キャメロン・ディアスは『悪の法則』では珍しくダーティーな役。
セクシーというより怖い女性を演じていました。
上のボンネットに上がっているシーンは、
もしかしてこの映画で一番コワイシーンかも(><;)
キャメロンは11月23日から日本公開の
『モンティ・パイソン ある嘘つきの物語 グレアム・チャップマン自伝』
に声の出演しています。
『私の中のあなた』で組んだ
ニック・カサヴェテス監督のコメディー『The Other Woman』が、
2014年4月25日にアメリカで公開予定。
『バッド・ティーチャー』で組んだ
ジェイク・カスダン監督のコメディー『Sex Tape』が、
2014年8月1日にアメリカで公開予定。
ミュージカル『アニー』の映画化作品が、
2014年12月19日にアメリカで公開予定。
ハビエル・バルデムはルックスはハデでしたが、
演技は派手ではなく、軽く演じた感じ。
マイケルの彼女役が現実の妻ペネロペ・クルス。
ハビエルが彼女の事をいい女だろ?って言う所はご愛嬌シーンかな?
ハビエルはショーン・ペンが主役、
『96時間』のピエール・モレル監督
『The Gunman』が撮影中です。
ロバート・レッドフォード主演の
『オール・イズ・ロスト』
(レッドフォードがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされると思います)
J・C・チャンダー監督の『A Most Violent Year』で、
ジェシカ・チャスティンと共演。
ペネロペ・クルスは今年7月にハビエルとの2人目の子ども
女の子を出産しました。でも、3か月後の10月にはもうご覧の姿!
『悪の法則』ロンドンのプレミアで↓
『悪の法則』はペネちゃんの演技力を発揮するような役ではなかったです。
ちょっともったいないかなという感じで。
夫婦共演の話題作りもあったのか?
今日本で公開中の『ある愛へと続く旅』の方が、
彼女の演技力を堪能できるでしょう。
ペドロ・アルモドバル監督のコメディー
『アイム・ソー・エキサイテッド!』
2014年1月25日日本公開に、
カメオ出演しています。(アントニオ・バンデラスもカメオ出演)
『ベルエポック』のフェルナンド・トルエバ監督の新作、
『La reina de España』に出演します。
あ~また長くなりましたσ(^_^;)
公開未定の新作情報ってあまり映画ブロガーさんに
必要とされていないと感じていますが、
私はネット・サーフィンが好きなので、
つい、情報集めをしてしまいます。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。
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