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江ノ島プリズム 感想/あまちゃん種市先輩の福士蒼汰主演 野村周平 本田翼 未来穂香 吉田羊

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『江ノ島プリズム』
日本映画 2013年製作
TOHOシネマズ浜松で鑑賞

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↓予告動画はこちら


監督:吉田康弘

出演:福士蒼汰   城ヶ崎修太
    野村周平  木島朔
    本田翼   安藤ミチル
    未来穂香  今日子
    吉田羊   松戸先生
    赤間麻里子 木島芳恵
    西田尚美  城ヶ崎仁美

江ノ島を舞台に、10代の少年少女たちの無邪気さや挫折、淡い恋を、タイムトラベルも交えながらみずみずしいタッチで描き出す青春ドラマ。城ヶ崎修太、木島朔、安藤ミチルの3人は幼い頃からの親友だったが、朔が心臓発作で亡くなって以来、修太とミチルも疎遠になっていた。朔の三回忌の日、江ノ電に乗り込んだ修太は、偶然にも2年前の朔の死の前日にタイムスリップしてしまう。修太は困惑しながらも、過去を変えることで朔の命を救おうとするが……。「仮面ライダーフォーゼ」「あまちゃん」などで活躍する福士蒼汰、「梅ちゃん先生」の野村周平、人気ファッションモデルで女優の本田翼、「鈴木先生」の未来穂香ら注目の若手キャストが共演。監督・脚本は、井筒和幸監督のもとで映画製作を学んだ新鋭・吉田康弘。(映画.COMより)


吉田康弘監督の作品は、8月に『旅立ちの島唄~十五の春~』
を観たばかりです。
三好彩花主演「旅立ちの島唄~十五の春~」感想/三好彩花が島の娘、小林薫、大竹しのぶが両親を好演!←クリックで記事へ

この『江ノ島プリズム』も小さい映画ですが、
あまちゃん効果でしょう、
公開館が
全国のTOHOシネマズなどに広がりました。
まずは観ることができて良かったのです。
でも、TOHOシネマズ浜松では1日の上映回数、
1週目2回2週目1回だし、
これ、昼間の早い時間の上映で、
高校生が主人公なのに高校生が学校帰りに観られる時間でもない。
誰に見せるつもりの上映時間かナア...
私もなかなか都合が合わずやっと観ましたが、
観ていたのは平均年齢65歳くらいの人たち数人でした。
鼻をすする音が聞こえ、泣いてる方みえました。

高校生のタイムトラベルものといえば、
『時をかける少女』
映画は、
監督:大林宣彦
時をかける少女 デジタル・リマスター版 [DVD]/
原田知世,高柳良一,尾美としのり

監督:角川春樹
時をかける少女 [DVD]/
中本奈奈,中村俊介,浜谷真理子

監督:細田守
時をかける少女 通常版 [DVD]/
仲里依紗,石田卓也,板倉光隆

監督:谷口正晃
時をかける少女 通常版 [DVD]/
仲 里依紗,中尾明慶


TVドラマも島田淳子、南野陽子、内田有紀、安倍なつみ
それぞれ主演の物がありました。

この『江ノ島プリズム』も初めは
時かけのアニメ版みたいな作品を作りたいという企画から始まったそうです。
でも、そのテイストでオリジナル作品をということに変わったとのこと。
もう「時かけ」はいらないよね。
オリジナルにして正解だったと思います(o^-')b

『バック・トゥー・ザ・ヒューチャー』もそうだけど、
高校生とタイムトラベルは合いますね。
『江ノ島プリズム』はちょっと切ないので、
『バタフライ・エフェクト』を思い出しました。
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]/
アシュトン・カッチャー,エイミー・スマート,エリック・ストルツ

↑こっちはちょっとどころか相当切ない(TωT)けど、好きな作品です。

『江ノ島プリズム』は、
2012年と2010年を行き来します。
まあ私なんかは2年前って、
1年前とも3年前とも区別つかないくらいなんですけど。(´д`lll)
若い人にとっては2年は大きいですよね。
この映画が上手いなあと思ったのは、
今風にしていないところ。
携帯、スマホ、iPodなどを使わず、
一番上の写真で福士くんがしている「チープな時計」や、
「手紙」が重要なアイテムなんです。
2010年に江ノ電の中で、
野村周平演じる木島朔が読んでいた本が、
『旅路』で、藤原てい?池波 正太郎?
装丁が藤原ていの方かなあと思いましたが...
朔の部屋にはこのポスターが。↓
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ジャック・ドゥミの少年期 [DVD]/フィリップ・マロン

この作品、私は大好きなので嬉しかったデス。
私の一番好きな女性監督であるアニエス・ヴァルダ監督の映画。
夫のジャック・ドゥミ監督の、
映画に憧れていた少年時代の再現ドラマや、彼の映画の場面、
そして、死期が近い彼のドキュメンタリー映像を交え、
人間ジャック・ドゥミを描いた素晴らしい作品です。

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荻原朔太郎!から取った名前の
朔を演じるのは野村周平


名前といい、趣味といい、渋すぎザンス(°∀°)b
こんな男子高校生がいたら、
アタックして来いと娘に言います(笑)
うちの娘、サリンジャー、カフカ、芥川龍之介などが好きだし、
佐田啓二がイイとか言ってるし。

タイムプリズナーという、
戦前から時空にとらわれたままになっている少女、
今日子(未来穂香)を観ていて
相米慎二監督の『雪の断章 -情熱-』
の斎藤由貴を思い出しました。
未来穂香、古風な少女を好演しています。
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『雪の断章 -情熱-』は、
大林宣彦監督の『姉妹坂』と同時上映でしたねえ。
懐かしいです。
(紺野美沙子、浅野温子、沢口靖子、富田靖子、
尾美としのり、宮川一朗太)
『江ノ島プリズム』は
なんだかこのような80年代のテイストを
感じる映画でした。
吉田監督は1979年生まれですが、
脚本が1960年生まれの小林弘利。
80年代からジュブナイル小説家としても活動している人なので、
この雰囲気は頷けます。

福士蒼汰は、背も高いし声もいいですね。
憧れの俳優は香川照之で、
幅のある役者になりたいと語っています。
朝ドラの『はね駒』で斎藤由貴の夫を演じた、
渡辺謙路線はどうかな。

松戸先生役の吉田羊が愉快でした。
西田尚美はお母さん役が板についてきてしまって、
ちょっと寂しく思っていますが...

先日観た木下惠介監督の『この天の虹』も、
この作品でデビューした川津祐介が、
高橋貞二と久我美子との仲を取り持とうとする、
ピュアな青年を演じていました。
『江ノ島プリズム』も虹が印象的に使われていたし、
なんだかリンクしました。

『江ノ島プリズム』は、ちょっと切なくて、
昭和の香りもする佳品でした。


(でも、今風ど真ん中にしている高校生にはリアルに見えないかな?)

どうでもいいことですが、
本田翼って杏に似てませんか?
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↑本田翼

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↑杏

福士くん良く服を脱いでいた気が...
シャワーシーンまであって、サービスなんですかね?
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下らないこと書いてしまいしたが、
『江ノ島プリズム』はピュアな青春映画ですョ。
おしまい。



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